2025年12月期 決算短信[日本基準](連結)
エグゼクティブサマリー
- 要点(3-5点)
- 増収増益(過去最高):2025年12月期の連結売上高は11,857百万円(前期比+10.2%)、営業利益1,271百万円(同+25.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益885百万円(同+22.6%)。全て過去最高を更新。
- 成長ドライバーは環境関連事業:オープンクリーンシステム「KOACH」が半導体分野で大きく伸長(環境関連売上1,939百万円、同+82.3%)。マスク関連は量的には拡大は限定的だが医療向け・自衛隊向けが底堅い(マスク関連売上9,564百万円、同+2.7%)。
- キャッシュ面の注意点:営業CFは136百万円(前期666百万円)に大幅減少。売上増に伴う売掛金・棚卸資産の増加が主因。営業CF/当期純利益比率は約0.15で、健全性目安(1.0以上)を下回る。
- 配当:期末に特別配当15円を含め、2025年の年間配当は1株当たり50円(配当性向27.8%)。来期(2026年)は普通配当35円の見込み(特別配当は予定なし)。
- 投資家への示唆:売上・利益は堅調で成長分野(KOACH)が明確に寄与。ただし営業CFの低下とインタレストカバレッジの悪化(2.2倍)には留意。来期は売上増を見込む一方でコスト上昇で減益予想のため、利益率維持の取り組み状況とCF改善が重要。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:興研株式会社(KOKEN Co., Ltd.)
- 主要事業分野:マスク関連事業(産業用・医療用・防護マスク等の製造販売)、環境関連事業(オープンクリーンシステムKOACH等の製造販売)
- 代表者名:代表取締役社長 村川 勉
- 報告概要
- 提出日:2026年2月10日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年12月31日(通期、連結)
- セグメント
- マスク関連事業:防じん・防毒・医療用マスク、防護マスク等の製造販売(大口顧客に防衛省等)
- 環境関連事業:オープンクリーンシステム「KOACH」等の製造販売(半導体市場向けが中心)
- 発行済株式等
- 期末発行済株式数(自己株式含む):5,104,003株
- 期中平均株式数:4,923,082株
- 時価総額:–(決算短信内に直接の時価総額記載なし。市場終値により算出可能)
- 今後の予定
- 定時株主総会開催予定日:2026年3月26日
- 配当支払開始予定日:2026年3月27日
- 有価証券報告書提出予定日:2026年3月25日
- 決算補足説明資料/決算説明会:今回は作成・開催なし
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績
- 会社予想との比較(2025年業績に対する期初予想等):–(本資料内に同年度の期初/修正予想の明示がないため比較不可)
- 市場予想との比較:–(資料内に市場コンセンサスは記載なし)
- サプライズの要因(業績上振れの主因)
- 環境関連事業(KOACH)の販売台数増加に伴う大幅な売上伸長が主因。加えてマスク関連の公共・防衛向けが底堅く推移。
- グループでの原価率低減(製造技術改善等)によりコスト上昇圧力を一部吸収。
- 通期への影響
- 2026年会社見通しは売上122億円(+2.9%)、営業利益1,220百万円(△4.1%)、当期純利益830百万円(△6.2%)。売上は拡大見込みだが、原材料・物流等コスト上昇で減益予想。予想修正の有無:今回発表では通期(2026年)予想を提示しているが、変更はなし(当年度実績は既に確定)。
財務指標
- 財務諸表の要点(主要項目は百万円)
- 売上高:11,857(+10.2%)
- 売上原価:6,474
- 営業利益:1,271(+25.9%)
- 経常利益:1,220(+21.7%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:885(+22.6%)
- 総資産:22,443(前期20,866)
- 純資産:13,797(前期13,035)
- 現金及び現金同等物(期末):2,684(前期2,531)
- 営業CF:136(前期666)
- 投資CF:△379(前期△98) 主に有形固定資産取得368
- 財務CF:370(前期△1,053) 長期借入金の増減等
- 収益性(金額・前年同期比)
- 売上高:11,857百万円(+10.2%、+1,094百万円)
- 営業利益:1,271百万円(+25.9%、+262百万円) 営業利益率:10.7%(前年9.4%)
- 経常利益:1,220百万円(+21.7%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:885百万円(+22.6%)
- 1株当たり当期純利益(EPS):179.82円(前期146.05円、+33.77円)
- 収益性指標
- ROE:6.6%(会社開示、目安 8%以上で良好 → やや物足りない水準)
- ROA(総資産経常利益率として表示):5.6%(会社開示、目安 5%以上で良好)
- 営業利益率:10.7%(業種平均は業種により異なるが改善)
- 進捗率分析(四半期決算の場合)
- 当該は通期実績の確定発表のため通期進捗は該当外(四半期の進捗率は–)
- キャッシュフロー
- 営業CF:136百万円(前年666)— 売上債権の増加(944百万円増)や棚卸資産増(366百万円増)が主因
- 投資CF:△379百万円(有形固定資産取得支出368百万円)
- 財務CF:370百万円(長期借入金の収入等)
- フリーCF(営業−投資):約△243百万円(136−379)
- 営業CF/純利益比率:約0.15(目安1.0以上→低い)
- 現金同等物残高:2,684百万円(前期2,531百万円、増加)
- 四半期推移(QoQ)
- 四半期別の詳細は別資料参照。通期は前年から増収・増益基調。
- 財務安全性
- 自己資本比率:61.5%(安定水準、前期62.5%)
- 有利子負債:短期借入金が増加(短期借入金1,900百万円、前期805百万円)、長期借入金は2,422百万円(前期2,686)
- インタレスト・カバレッジ・レシオ:2.2倍(前期13.7倍)→ 利払いカバー力が低下(留意点)
- 流動比率:–(具体値未記載だが流動資産11,529、流動負債5,204→流動比率約222%)
- 効率性
- 総資産回転率:売上高/総資産 ≒ 11,857/22,443 ≒ 0.53回/年(業種特性による)
- セグメント別
- マスク関連事業:売上9,564百万円(+2.7%)、セグメント利益4,177百円(セグメント利益率高い)
- 環境関連事業:売上1,939百万円(+82.3%)、セグメント利益946百万円(大幅伸長)
- その他事業:売上353百万円(△8.0%)
- 財務の解説
- 売上・利益とも増加し財務基盤は良好(自己資本比率61.5%)。ただし売上債権および棚卸資産増加により営業CFが落ち込んでおり、短期借入増加や利払い負担増で利払いカバーが低下している点は注意が必要。
特別損益・一時的要因
- 特別損失:固定資産除売却損 75千円(小額)
- 特別利益:該当特定項目なし(大きな一時利益は計上されていない)
- 一時的要因の影響:当期業績は事業本来の成長(KOACH等)とコスト改善による実質的な改善と判断可能。特別損益の影響は小さい。
- 継続性の判断:環境関連の受注・販売は継続性が期待されるが、マスク医療向けは需要変動リスクあり。
配当
- 配当実績と予想
- 2024年(実績):年間35円(中間0、期末35)
- 2025年(実績):年間50円(期末に普通35円+特別15円)
- 2026年(予想):年間35円(期末普通35円、特別配当なし)
- 配当利回り:–(株価による。利回り算出は市場価格必要)
- 配当性向(連結):2025年 27.8%(会社開示)
- 株主還元方針:安定的配当の維持・向上を基本方針。今回の増配は特別配当を含む。
設備投資・研究開発
- 設備投資(有形固定資産取得)
- 取得金額(投資活動による支出):約368百万円(当期)
- 減価償却費:416百万円(当期)
- 研究開発
- R&D費用:–(決算短信内に明確な数値記載なし)
- 主なテーマ:–(KOACH等製品開発・改良が想定されるが明記なし)
受注・在庫状況(該当業種情報)
- 受注状況:資料上の受注高・受注残高の明示はなし。会社は「物件情報や相談案件が着実に積み上がっている」とコメント(環境関連)。
- 在庫状況:
- 棚卸資産の増加:約366百万円増(前年→当期)— 売上増に伴う原材料・仕掛品の増
- 在庫回転日数:–(記載なし)
セグメント別情報
- マスク関連事業
- 売上:9,564百万円(+2.7%)
- 構成・動向:産業向けは横ばい〜微増、公共事業・防護(自衛隊)向けが堅調、医療用はコロナ後需要は縮小も前期比で高水準を維持
- 環境関連事業
- 売上:1,939百万円(+82.3%)
- 動向:半導体市場中心に大型機(フロアーコーチ)・中小型とも販売台数増。代理店・ショールーム拡充が奏功
- その他
- 売上:353百万円(△8.0%)
- 地域別:本邦(国内)売上が連結の90%超のため地域別詳細は省略
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の開示:本短信では中期計画の詳細は言及なし。環境関連の成長は中期の成長シナリオと整合すると判断可能。
- KPI達成状況:ROE6.6%、営業利益率10.7%など、収益性は改善しているもののROE目標(例:8%以上)が未達である旨の指摘は可能。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社データは本短信に記載なし。半導体向けクリーンシステム分野での競争優位性は「世界最高水準の清浄度(ISOクラス1)」を訴求している点が差別化要素。
- 市場動向:半導体需要拡大が環境事業の追い風。マスク市場は感染症動向・公共投資・防衛費の影響を受けやすい。
今後の見通し
- 業績予想(2026年12月期:会社予想、単位:百万円)
- 売上高:12,200(+2.9%)
- 営業利益:1,220(△4.1%)
- 経常利益:1,150(△5.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:830(△6.2%)
- 会社の前提:KOACHの販売拡大(半導体市場)を前提に売上増を見込むが、依然として原材料・物流等のコストアップを織り込んで利益は減少見込み。
- 予想の信頼性:過去の実績は増収増益だが、営業CFの低下や利払い負担の増加があり、コスト変動や受注の確度によっては変動するリスクあり。
- リスク要因:原材料・物流コスト上昇、為替変動、半導体投資の景気循環、医療用マスク需要の変動、国防関連需給の変化
重要な注記
- 会計方針:法人税等に関する会計基準改正(2022年改正会計基準)を期首から適用。これによる連結財務諸表への影響は軽微。
- 決算短信は会計監査の対象外である旨の記載あり。
- 重要な後発事象:該当なし。
(注)
- 不明・未記載の項目には「–」と表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7963 |
| 企業名 | 興研 |
| URL | http://www.koken-ltd.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – その他製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.4)」によって自動生成されました。
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