2025年12月期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: グローバル臨床開発(TMS-007/ORION)と国内での次相開発(TMS-008 Ph2a等)を着実に進めることに重点を置いている。CORXELによる大型資金調達等によりグローバル開発の追い風がある旨を強調。
- 業績ハイライト: 2025年12月期(変則10ヵ月)では費用計上が期初見込みを下回り、営業費用は696百万円(前期907百万円、△23.2%)(良い/費用減少)。一方、当期純損失は△716百万円(前期△660百万円、△8.5%悪化)(悪い)。
- 戦略の方向性: SMTP化合物群を軸に社内開発とアカデミア・外部連携でパイプライン拡充。日本では販売権を保有し、海外はパートナー(主にCORXEL)と協調してグローバル展開を目指す。
- 注目材料:
- TMS-007(JX10): グローバルPh2/3(ORION)進行中。Part1(Ph2)日本コホート投与開始・組入進行中、Part1の組入完了を2026年中に想定。
- CORXELの大型資金調達($287M、2026/1/22発表、当社の外生要因):TMS-007/JX09の開発加速要因。
- TMS-008: 国内Ph1完了(安全性確認)、Ph2a設計・提出・投与を2026年H2に予定。
- JX09: CORXELによるPh1実施中、2026年Ph1データリードアウトを想定。
- 一言評価: 臨床進捗(特にTMS-007のグローバル化)という材料は顕著だが、事業は研究開発フェーズで損失継続・資金調達依存の色が強い。
基本情報
- 企業概要: 株式会社ティムス(証券コード:4891)、医薬品の研究開発(SMTP化合物群を基盤とした低分子医薬の開発)
- 代表者名: 代表取締役社長 若林 拓朗
- 説明者: 発表者(役職):–(資料に個別の発表者名・役職の明示なし。代表者情報は若林社長)
- セグメント: 事業はセグメント別開示は無し。事業はパイプライン別(研究開発中心)
- 主なパイプライン/事業領域:TMS-007(急性期脳梗塞、国内開発・販売権)、TMS-008(急性腎障害、当社グローバル開発権)、JX09(治療抵抗性高血圧、日本での開発・販売権、CORXELが海外開発)、TMS-010(脊髄損傷、北海道大学導入シーズ)
業績サマリー
- 主要指標(単位:百万円、前年同期は2025年2月期=旧決算期)
- 営業収益: -(前期:-)(–%)(該当期は営業収益なし)(中立)
- 営業費用: 696(前期907、△23.2%)(良い:費用減少)
- 研究開発費: 456(前期621、△26.4%)(良い:支出低位)
- その他販売管理費: 240(前期286、△16.3%)(良い)
- 営業損失: △696(前期△907、改善△210 ≒改善23.2%)(良い)
- 営業外収益: 0(前期342、△100.0%)(悪い:前期はCORXEL株配当等の特別収入があったため差異)
- 経常損失: △711(前期△633、悪化△78 ≒悪化12.3%)(悪い)
- 特別損失: 3(前期26、△86.0%)(良い)
- 当期純損失: △716(前期△660、悪化△56 ≒悪化8.5%)(悪い)
- 1株当たり利益(EPS): –(未記載)
- 予想との比較:
- 会社期初見込み(費用想定)は研究開発費550~800、その他販売管理費260~350(合計810~1,150百万円)。実績の費用は期初レンジを下回る水準で推移(費用コントロールが効いたことを示唆)。達成率:研究開発費・SG&Aともに期初上限より低位(良い)が、通期相当換算での比較等は変則決算のため単純比較困難。
- サプライズの有無:特段の良/悪いサプライズ記載なし。ただし前期に計上されたCORXEL株配当が今回は無く、その消失が営業外収益の差となっている。
- 進捗状況:
- 通期予想に対する進捗率: –(通期想定が変則かつ資料に通期達成率明示なし)
- 過去同時期との進捗率比較: 営業費用・R&Dは前年同期比で低下(上記%)
- セグメント別状況:
- 売上・収益のセグメント別内訳は未開示(主に研究開発投資段階で売上計上なし)
- 事業別の活動状況(収益貢献度は未計上):
- TMS-007(JX10):グローバルPh2/3(ORION)進行中。被験者組入:公表時点59例(2025/12/8)→さらに進捗。Part1組入完了を2026年中に見込む(当社想定)。
- TMS-008:2025年6月にPh1治験総括報告、Ph1完了。2026年H2にPh2a申請・投与予定。
- JX09:CORXELによるオーストラリアPh1実施中、2026年Ph1データリードアウト見込み。
- その他(TMS-010、Rシリーズ等):非臨床で改善観察、探索的に進行。
業績の背景分析
- 業績概要: 研究開発フェーズの企業で、臨床開発(特にTMS-007のグローバル化)に注力。支出は主にパイプライン開発費(TMS-007、TMS-008等)とパイプライン拡充探索費。
- 増減要因:
- 費用減少(増収ではなく): 期初見込みより研究開発費・販売管理費が低位で推移したこと、10ヵ月の変則決算の影響で前年同期比で費用が減少(良い)。
- 特別/営業外収益減少: 前年にCORXEL株式の配当金収入があり、これが当期には無かったため営業外収益が大幅減(悪い)。
- 純損失増加: 営業外収益の取り崩しにより経常→当期損失は若干悪化。
- 競争環境:
- 急性期脳梗塞市場では既存はt-PA(唯一の承認薬)。t-PAの制約(投与時間等)により新薬の市場機会は大きい。競合として他社の血栓溶解・神経保護候補等が開発中(資料に複数社例示)。TMS-007はPh2aで有意差(mRS 0-1)を示した点が差別化要因。
- リスク要因:
- 臨床開発リスク(治験での無効・安全性問題)
- 規制審査の不確実性
- 資金調達・キャッシュラン(現金及び同等物:2,781百万円、前期比△141百万円。研究継続には追加資金調達の必要性が想定される)
- パートナー依存(CORXELへの海外開発依存、同社の資金・方針に左右)
- 為替/市場動向(海外展開に伴う)
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 主要パイプラインの臨床開発推進(TMS-007:グローバルPh2/3 ORION、TMS-008:Ph2a開始予定、JX09:CORXELでPh1)。
- 社内と外部(アカデミア、グローバルファーマ)両輪でパイプラインを拡充し、適切な段階でライセンス/提携を行う。
- 日本市場では自社での製品化・販売を基本に、海外はマイルストーン・ロイヤリティで収益化。
- 進行中の施策:
- ORION(Ph2/3)Part1の日本コホート投与準備・実施。
- TMS-008のPh2a設計、PMDA対面助言等の準備。
- 北海道大学由来のレゾルビン類縁体(R-001等)や脊髄損傷シーズ(TMS-010)導入・評価の継続。
- セグメント別施策:
- TMS-007(脳梗塞):CORXEL主導のORIONに参加、国内は当社が開発・販売権を保有。Steering committeeに国際的専門家を配置(個人名非公表)。
- TMS-008(急性腎障害):当社主導でPh2a開始へ、適応拡大の可能性を模索。
- JX09(rHTN):CORXELによる海外開発と日本での権利保有により、海外データを活用して日本導入を目指す。
- 新たな取り組み:
- 北海道大学から導入した安定化レゾルビン類縁体の探索開発開始(2025年11月導入)。
- 新規経口sEH阻害剤(R-002)等の創出・評価を進める。
- 組織外部に向けた発信(公式ブログ開始)、機関投資家のカバレッジ開始(Pathology Associates)。
将来予測と見通し
- 業績予想:
- 次期(2026年12月期)費用見込み(当社):営業費用 900~1,300百万円、研究開発費 600~900百万円、その他販売管理費 300~400百万円(想定:研究投資増加の可能性)(中立)。
- 需要前提等(為替・市場前提)は資料で明記なし(→ –)。
- 経営陣の自信度:臨床進捗の具体的スケジュール提示により一定の自信は示しているが、臨床/資金面の不確実性も明確。
- 予想修正:
- 通期予想の修正有無:資料では「期初の費用見込みレンジを下回った」と報告(当初810~1,150百万円→実績低位)。通期予想そのものの上方修正/下方修正の明示はなし。
- 修正理由・主要ドライバー:前期の特別収益(CORXEL配当)の有無、及び10ヵ月変則決算の影響。
- 中長期計画とKPI進捗:
- 中期経営計画のKPI・目標値は資料に明文化なし(–)。パイプラインのマイルストーン(ORION完了:FY29.H2見込み等)をKPI代替として提示。
- 売上高・利益目標:未提示(–)。
- 予想の信頼性:
- 変則決算の年であり、過去の実績(特に一時収入)に揺れがあるため単年度の数値は変動しやすい点に留意。
- マクロ経済の影響:
- 為替・金利等の明示はなし。ただしグローバル開発・提携・大型資金調達を伴うため為替や海外資金環境は影響要因。
配当と株主還元
- 配当方針: 明確な配当方針の提示は無し(–)。
- 配当実績:
- 中間配当:–、期末配当:–、年間配当:–(資料に配当記載なし)
- 特別配当: なし(資料上の言及なし)
- その他株主還元: 資金調達(株式発行)実施あり(2025年12月期:株式発行収入649百万円を計上)。自社株買い、株式分割等の言及はなし。
製品やサービス
- 製品(候補):
- TMS-007(JX10): SMTPベースの低分子、血栓溶解作用+虚血再灌流障害抑制作用(プラスミノーゲン活性化+sEH阻害)。Ph2aで90日後mRS 0-1に統計的有意差(調整オッズ比3.34、P<0.05)を確認。
- TMS-008: 抗炎症・抗酸化作用、急性腎障害(AKI)を適応にPh1完了、Ph2a予定。非臨床で虚血再灌流モデルに効果。
- JX09: 経口アルドステロン合成酵素阻害剤(ASI)、治療抵抗性高血圧を対象、CORXELが海外開発。
- TMS-010, R-001, R-002など: 脊髄損傷やレゾルビン類縁体、新規sEH阻害剤など探索中。
- サービス/提供エリア: 主に医薬品開発(研究→非臨床→臨床)で、製品化は日本では自社、海外はパートナーを通じるモデル。
- 協業・提携:
- CORXEL:TMS-007・JX09の海外権利関係で協業(CORXEL主導でORION等を実施)。
- 北海道大学:脊髄損傷シーズの導入(TMS-010)、他大学(徳島大、秋田大等)と共同研究。
- Pathology Associatesによるカバレッジ開始(投資助言の開始)。
- 成長ドライバー:
- TMS-007のORION成功(Ph3までの進展・承認可能性)
- TMS-008のPh2aでの効果確認(急性腎障害には未充足領域)
- JX09のアルドステロン合成酵素阻害薬としての市場浸透(rHTN領域)
Q&Aハイライト
- Q&A実施の記載は資料上に明示なし → 重要なやり取りは資料に記載なし(未回答事項は“–”)。
経営陣のトーン分析
- 自信度: 臨床データやグローバル試験参加、CORXELの大型調達等を挙げることで「強気~中立」の姿勢(臨床進捗を前面に出す一方で資金・試験リスクへの言及は限定的)。
- 表現の変化: 前回説明会との直接比較情報は資料内に無いため(–)。
- 重視している話題: TMS-007のORION進捗、TMS-008のPh2a準備、JX09の外部動向(競合のPhase3成功例)を重視。
- 回避している話題: 詳細な資金繰り(中長期ランウェイ)や具体的な売上見通し・EPSなどの定量目標は定めず深掘りを避けている印象。
投資判断のポイント(情報整理のための材料整理)
- ポジティブ要因:
- TMS-007:Ph2aでmRS 0-1のGold-Standard Endpointで統計的有意差(調整オッズ比3.34、P<0.05)を確認。
- ORION(グローバルPh2/3):大規模(合計予定740例)、国際共同で開発加速の期待。
- CORXELの大型資金調達($287M)により関連開発(TMS-007/JX09)への追い風。
- TMS-008:Ph1完了、安全性確認済み、Ph2aに向けたポジティブな非臨床データ。
- ネガティブ要因:
- 収益未計上の研究開発フェーズで損失継続(当期純損失△716百万円)。
- キャッシュ残高は約2,781百万円(期末、百万円単位)と開発の進展に対して限定的な面があるため追加資金調達の必要性が高い。
- 海外開発でのパートナー依存(CORXELの動向に左右)。
- 臨床開発の不確実性(試験失敗・安全性問題・規制対応)。
- 不確実性:
- ORIONの各国での被験者組入速度、臨床結果の再現性
- CORXEL等パートナーの資金・戦略変更
- 規制面(承認審査、薬価査定等)
- 注目すべきカタリスト:
- ORION Part1(Ph2)組入完了(目標:2026年中、当社想定)
- TMS-008 Ph2aの治験計画届提出および最初の投与(予定:2026年H2)
- JX09のPh1データリードアウト(CORXEL実施、2026年想定)
- CORXEL関連のマイルストーン・学会発表・資金調達動向
- 新規導入シーズ(レゾルビン類縁体等)の開発進捗・共同研究成果
重要な注記
- 会計方針: 決算期変更(期初より2月末→12月末へ変更)。当年度は10ヵ月の変則決算である点に留意。
- リスク要因: 資金調達リスク、臨床試験リスク、パートナー依存、規制リスク等が開示されている。
- その他: 前期に計上したCORXEL株配当等の一時的収益が当期には無く、比較時は特別項目の有無に注意する必要あり。
注記・留意事項
- 不明な項目は“–”で表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4891 |
| 企業名 | ティムス |
| URL | https://www.tms-japan.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.4)」によって自動生成されました。
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