企業の一言説明

タメニーは、結婚相談所運営、カジュアルウェディング、地方創生/QOL事業を展開する、国内ブライダル・婚活市場における主要プレイヤーの一つです。

投資判断のための3つのキーポイント

  • 事業構造改革と新経営体制: AIフュージョンキャピタルグループおよびIBJとの連携強化によるマーケティング・経営DX・収益構造改革に注力し、事業の立て直しを図っています。
  • 継続企業の前提に関する不確実性: 直近の決算で純資産がマイナスに転落し、会社側からも「継続企業の前提に関する重要な不確実性」が示されており、財務基盤の弱さが最大の懸念点です。
  • 収益性の低さと事業ごとのバラつき: 売上高は微増傾向にあるものの、全体として営業利益は赤字または低水準で推移しており、特に主力である婚活事業の収益性に課題が見られます。

企業スコア早見表

項目 スコア 判定
成長性 C 横ばい
収益性 D 懸念
財務健全性 D 重大懸念
バリュエーション D 評価困難

注目指標サマリー

指標 業界平均比
株価 102.0円
PER 業界平均25.7倍
PBR 業界平均2.5倍
配当利回り 0.00%
ROE -122.48%

1. 企業概要

タメニー株式会社は、結婚相談所の運営を中核とする婚活事業、手軽な料金で結婚式を提供するカジュアルウェディング事業(スマ婚など)、地方自治体と連携した婚活支援やQOL向上支援を行う地方創生/QOL事業の三本柱で展開しています。事業者間の相互紹介ネットワークや高い成婚率が強みで、オンラインサービスや周辺サービスにも注力しています。

2. 業界ポジション

国内の少子化・晩婚化を背景に、婚活市場は拡大傾向にありますが、競合も激しい成熟市場です。タメニーは事業者間相互紹介やカジュアルウェディングというニッチセグメントで独自のポジションを築いていますが、大手競合と比較すると規模で劣ります。現在のPER、PBRは赤字や純資産マイナスのため算出不能・無意味な状態であり、業界平均PER 25.7倍、PBR 2.5倍と比較すること自体が困難です。

3. 経営戦略

2026年2月1日付で新経営体制へ移行し、AIフュージョンキャピタルグループおよびIBJとの連携強化を軸に、マーケティング強化、経営DX推進、収益構造改革を加速させる方針です。各事業では、婚活事業でのプラットフォームオプション活用と運営効率化、カジュアルウェディングでのサービス料導入・料金改定・原価低減、地方創生/QOL事業での受託拡大と新規事業(不動産仲介FC)開始を目指しています。直近では、純資産のマイナスを解消するための資本金減少および剰余金振替による欠損填補を予定しています。

【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score

項目 スコア 判定
総合スコア 3/9 B: 普通(複数の改善点あり)
収益性 1/3 純利益がゼロ以下、ROAがゼロ以下、営業CFがプラス
財務健全性 1/3 流動比率が低い、D/Eレシオが高い、株式希薄化なし
効率性 1/3 営業利益率が低い、ROEが低い、四半期売上成長率がプラス

F-Score詳細解説:

タメニーのF-Scoreは3点であり、財務状況は「普通」と判定されますが、詳細を見ると改善すべき点が多いことがわかります。

  • 収益性では、直近12か月の純利益とROAがマイナスであり、収益力に課題があります。ただし、営業キャッシュフローはプラスを維持しており、本業での現金創出力はかろうじて存在します。
  • 財務健全性では、流動比率が1.02倍と低く、現状の負債返済能力に懸念があります(健全性の目安1.5倍以上)。また、Total Debt/Equity(D/Eレシオ)が2,707.33%と極めて高水準であり、自己資本の薄さと高水準の借入金による財務構造の脆弱性を示しています。株式の希薄化は直近では見られませんが、第三者割当増資などの資金調達が行われると希薄化リスクが発生します。
  • 効率性では、営業利益率が2.78%と低く、ROEも-122.48%と大幅なマイナスであり、資産や株主資本を効率的に活用して利益を上げられていない状況です。しかし、四半期売上成長率が4.40%とプラスであり、売上は伸びている点は評価できます。

【収益性】営業利益率、ROE、ROA

  • 営業利益率: 過去12か月で2.78%、2025年3月期予想で-0.95%と極めて低く、本業での収益力が不安定です。2024年3月期は1.38%とわずかながら黒字でしたが、その後再び悪化しています。
  • ROE(Return on Equity): 過去12か月で-122.48%と大幅なマイナスです。純資産がマイナスとなっているため、株主資本を食い潰している状態であり、ベンチマークである10%を大きく下回っています。
  • ROA(Return on Assets): 過去12か月で-1.82%と赤字です。企業が所有する総資産からどれだけの利益を生み出しているかを示す指標で、ベンチマークである5%を大きく下回っており、事業全体の効率性が低いことを示しています。

【財務健全性】自己資本比率、流動比率

  • 自己資本比率: 実績で3.1%と極めて低水準です。これは総資産に占める自己資本の割合が非常に小さいことを意味し、金融機関からの借入金など他社資本への依存度が高い財務体質であることを示唆します。健全性の目安とされる40%をはるかに下回っており、財務的な安定性に深刻な懸念があります。
  • 流動比率: 直近四半期で1.02倍です。流動負債を流動資産でどれだけカバーできるかを示す指標で、一般的に200%(2倍)以上が安全圏とされます。1倍をわずかに超える水準であり、短期的な支払い能力に不安があります。

【キャッシュフロー】営業CF、FCFの状況

  • 営業キャッシュフロー(営業CF): 過去12か月で6,900万円のプラスを確保しています。本業で現金を稼ぐ力はかろうじて維持されています。2024年3月単では5億5,800万円、2025年3月単では2億6,900万円と比較的安定しており、直近のデータではプラスに転じています。
  • フリーキャッシュフロー(FCF): 過去12か月で5,712万円のプラスです。これは営業CFから設備投資などに使われる投資CFを差し引いたもので、企業が自由に使える現金を示します。プラスであることは、少なくとも現金の流出が続いていないことを意味しますが、財務基盤の弱さを考慮すると、この水準では十分な投資や負債返済に充てるには不十分と言えます。

【利益の質】営業CF/純利益比率

  • 過去12か月の純利益は-2億3,700万円と赤字ですが、営業CFは6,900万円のプラスです。赤字であるにもかかわらず営業CFがプラスであるため、利益の質は「普通」と評価されます。これは、減価償却費などの非現金費用が計上されているためと考えられますが、継続的な赤字は許容できません。

【四半期進捗】通期予想に対する進捗率、直近3四半期の売上高・営業利益の推移

  • 2026年3月期第3四半期累計の決算短信によると、売上高は4,438百万円で通期予想6,000百万円に対し74.0%の進捗です。
  • 営業利益は△39百万円で、通期予想60百万円に対し-65.0%と大きく未達で推移しています。これは通期で黒字転換の予想であるにもかかわらず、第3四半期時点で既に赤字が拡大していることを意味します。
  • 純損失も△68百万円で通期予想△254百万円に対し26.8%の進捗であり、今後の損失拡大が懸念されます。
  • セグメント売上高では、婚活事業が前年同期比8.4%減、カジュアルウェディングが6.8%増、地方創生/QOLが38.1%増と、事業間でばらつきが見られます。婚活事業の不振が全体の足を引っ張っています。

【バリュエーション】PER/PBR

  • PER(株価収益率): 会社予想EPSがマイナスであるため、PERは(算出不能)です。これは企業が利益を生み出せていない状態であることを意味し、株価が利益の何年分かという指標では評価できません。業界平均PERが25.7倍であることを考慮すると、利益が出ていない現状では割高と判断せざるを得ません。
  • PBR(株価純資産倍率): 実績BPSがマイナスであるため、PBRも(算出不能)です。これは株価が純資産の何倍かという指標であり、純資産がマイナスの場合、企業が債務超過の状態にあることを示します。解散価値を下回るどころか、純資産自体が存在しないため、業界平均PBRの2.5倍と比較することは現状ではできません。

【テクニカルシグナル】

指標 状態 数値 解釈
MACD 中立 MACD値:-3.8 / シグナル値:-3.85 短期トレンドに明確な方向性は見られない
RSI 中立 38.3% 買われすぎでも売られすぎでもない中立圏
5日線乖離率 -1.35% 株価は5日移動平均線をわずかに下回っており、短期的には弱含み
25日線乖離率 -6.70% 短期トレンドからの乖離が大きく、下落基調
75日線乖離率 -11.66% 中期トレンドからの乖離が大きく、下落基調
200日線乖離率 -16.28% 長期トレンドからの乖離が大きく、下落基調

【テクニカル】52週高値・安値との位置、移動平均線との関係

  • 現在株価102.0円は、52週高値192.0円から大きく下落し、52週安値98.0円に近い水準(レンジ内位置は4.3%)にあります。
  • 株価は5日移動平均線(103.40円)、25日移動平均線(109.32円)、75日移動平均線(115.47円)、200日移動平均線(121.83円)の全てを下回っており、強い下降トレンドを示しています。短期・中期・長期的に売り圧力が強い状況です。

【市場比較】日経平均・TOPIXとの相対パフォーマンス

  • タメニーの株価は、日経平均株価およびTOPIXに対して大幅に劣後しています。
    • 過去1ヶ月では、日経平均より5.66%ポイント、TOPIXより7.26%ポイント下回っています。
    • 過去3ヶ月では、日経平均より20.69%ポイント、TOPIXより21.12%ポイント下回っています。
    • 過去1年では、日経平均より68.00%ポイント、TOPIXより68.00%ポイント(概算値)下回っており、市場全体の好調な地合いの中で、大幅なアンダーパフォームが続いています。

【注意事項】

⚠️ 純資産がマイナスで、かつ「継続企業の前提に関する重要な不確実性」が適時開示されています。投資判断には極めて高い注意が必要です。また、信用買残が2,623,900株と浮動株(1,062万株)に対して多く、将来的な売り圧力となる可能性をはらんでいます。

【定量リスク】ベータ値、ボラティリティ、最大ドローダウン

  • ベータ値: -0.39という珍しいマイナス値であり、市場全体の動きとは逆方向に動く傾向、あるいは連動性が低いことを示唆しています。ただし、これは財務基盤が不安定な企業の特殊な値動きを表している可能性もあります。
  • 年間ボラティリティ: 41.78%と非常に高い水準です。これは年間で株価が大きく変動するリスクが高いことを意味します。仮に100万円投資した場合、年間で±41.78万円程度の変動が想定される計算になります。
  • シャープレシオ: 0.22と低い数値であり、リスクを取った割には十分なリターンが得られていないことを示します。
  • 最大ドローダウン: -43.37%です。これは過去に投資した際に発生した最大の下落率を示し、この程度の下落は今後も起こりうる可能性があります。

【事業リスク】

  • 財務状況の悪化と継続企業の前提: 純資産が-62百万円と債務超過に陥っており、会社側が「継続企業の前提に関する重要な不確実性」を表明している点が最大のリスクです。これは事業継続能力への疑義が生じていることを意味します。
  • 市場環境の変化と競争激化: 少子化対策や晩婚化の流れは婚活市場の需要を一定程度支える一方で、オンラインマッチングサービスの台頭や競合との差別化が継続的な課題です。検索エンジンや広告環境の変化による集客低下もリスク要因として挙げられています。
  • 主要事業の収益性改善の遅れ: 特に婚活事業の売上減少が見られ、主力事業での収益改善が計画通りに進まない場合、全体業績の回復は困難となります。カジュアルウェディング事業においても、マクロ要因(景気、消費マインド)による需要変動リスクが挙げられています。

7. 市場センチメント

  • 信用取引状況: 信用買残が2,623,900株に対し、信用売残が0株であり、信用倍率は0.00倍です。信用売残がゼロのためこのような表記となっていますが、実際には非常に信用買いが偏っている状況です。これは、将来的にこれらの買い残が解消される際に大きな売り圧力となる可能性があります。
  • 主要株主構成: 上位株主にはAIフュージョンキャピタルグループ(16.00%)、IBJ(14.40%)といった事業連携を図る企業や、佐藤茂氏(10.09%)などの個人、TMSホールディングス(5.61%)が名を連ねています。これら上位株主の存在は、新経営体制における事業連携や経営再建へのコミットメントを示唆する一方で、経営における少数株主の意見が通りにくい可能性や、特定の株主動向が株価に影響を与える可能性も考えられます。

8. 株主還元

  • 配当利回り: 会社予想および実績ともに0.00%であり、配当は行っていません。
  • 配当性向: 0.00%です。
  • 自社株買いの状況: 現時点での自社株買いの予定や実績に関するデータはありません。

財務状況が極めて厳しい中で、株主還元よりも事業の立て直しと財務基盤の強化を優先している状況です。

SWOT分析

強み

  • AIフュージョンキャピタルグループやIBJとの連携による新経営体制での事業構造改革推進力。
  • 婚活事業、カジュアルウェディング、地方創生/QOL事業という多様な収益源と相乗効果の可能性。

弱み

  • 純資産がマイナスであり、「継続企業の前提に重要な不確実性」を抱える極めて脆弱な財務基盤。
  • 恒常的な赤字経営と低い収益性、特に主力婚活事業の売上減少。

機会

  • 少子化対策や国内における婚活支援ニーズの高まりによる市場成長ポテンシャル。
  • 新経営体制によるマーケティング・DX強化、効率改善を通じた収益構造転換の可能性。

脅威

  • 激しい市場競争と、検索エンジンや広告環境の変化による集客コスト増加・集客力低下。
  • 景気変動や消費マインドの低迷が、ウェディング需要や婚活サービス利用に与える影響。

この銘柄が向いている投資家

  • 高リスクかつ短期的なリターンを求める投機的投資家: 財務リスクが非常に高いため、長期保有には不向きです。
  • 再生途上にある企業への投資に理解がある投資家: 新経営陣による事業構造改革が成功した場合のアップサイドを期待する投資家。

この銘柄を検討する際の注意点

  • 継続企業の前提に関する「重要な不確実性」: 投資に際しては、このリスクが現実化した場合に元本を大きく損なう可能性があることを十分に理解する必要があります。
  • 純資産の動向と資金調達: 欠損填補計画の進捗と、今後の財務状況改善に向けた新たな資金調達の有無を注視する必要があります。増資が行われた場合、株式の希薄化リスクがあります。

今後ウォッチすべき指標

  • 純資産の黒字化: これが最優先課題であり、資本増強や利益蓄積による財務改善の進捗状況を注視すべきです。特に資本政策が発表されているため、その効果が表れるかを確認する必要があります。
  • 営業利益の安定的な黒字化: 各事業セグメント、特に婚活事業における収益改善策が奏功し、恒常的に営業利益が確保できるか。目標値としては、営業利益率5%以上を目指せるかが重要です。

成長性: C (横ばい)

根拠: 直近の四半期売上成長率は4.40%とプラスですが、全体的な売上高の伸びは緩やかで、5-10%の範囲に留まります。セグメント売上高にはばらつきがあり、特に主力である婚活事業が減収傾向にあるため、持続的な高成長は見込みにくい状況です。

収益性: D (懸念)

根拠: ROEは-122.48%、ROAは-1.82%と大幅なマイナスであり、営業利益率も2.78%と低水準です。純利益が継続的に赤字であるため、ベンチマーク(ROE 10%以上、営業利益率 10%以上)を大きく下回ります。

財務健全性: D (重大懸念)

根拠: 自己資本比率は3.1%と極めて低く、純資産はマイナス(債務超過)の状態です。流動比率も1.02倍と短期的な支払い能力に不安があり、Piotroski F-Scoreの財務健全性スコアも1/3と低評価です。会社自身も「継続企業の前提に関する重要な不確実性」に言及しており、非常に脆弱な財務基盤です。

バリュエーション: D (評価困難)

根拠: PERおよびPBRともに、会計上の利益や純資産がマイナスであるため算出不能です。この状態では一般的なバリュエーション指標で企業価値を評価することが困難であり、市場平均との比較もできません。実質的にバリュエーション評価はできない状態であり、投資リスクが高いことを示します。


企業情報

銘柄コード 6181
企業名 タメニー
URL https://tameny.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

競合他社

企業名 コード 現在値(円) 時価総額(億円) PER(倍) PBR(倍) ROE(%) 配当利回り(%)
IBJ 6071 696 292 12.42 2.58 23.0 1.86

関連情報

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.32)」によって自動生成されました。

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By ジニー

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