2026年3月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:概ね会社予想どおり(通期予想の修正は無し)。第3四半期累計は前年同期を下回るが、特段の想定外の赤字や大幅修正は回避。
- 業績の方向性:減収減益(売上高371,778百万円:前年同期比▲3.8%、営業利益40,927百万円:前年同期比▲19.3%)。
- 注目すべき変化:営業利益・経常利益は約20%の大幅減。地域別では日本・米州・アジアで売上が減少、ヨーロッパは増収(+2.1%)。投資有価証券売却益が特別利益を押し上げる一方、減損などの特別損失も発生。
- 今後の見通し:通期予想(売上489,500百万円、営業利益48,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益46,500百万円)は据え置き。第3四半期累計の進捗は売上約75.9%、営業利益約84.4%、純利益約89.4%で、営業利益・純利益は年度予想に対して進捗が高く、達成可能性は高いと見られる(注:外部要因や為替等のリスクあり)。
- 投資家への示唆:業績はやや弱含みだが通期予想は維持。自己株式の取得・大規模消却(2026/2取締役会決議)や配当(年間70円、期末に記念配当4円含む)による株主還元強化が顕著。収益基盤の押し上げ(販売施策・海外展開)とキャッシュ・資本効率改善策が今後の注目点。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ヤクルト本社(証券コード:2267)
- 主要事業分野:乳製品乳酸菌飲料(Yakult等)の製造・販売を中核とする飲料・食品事業および化粧品、プロ野球興行等のその他事業。国内宅配・店頭、海外(米州、アジア・オセアニア、ヨーロッパ)で展開。
- 代表者名:代表取締役社長 成田 裕
- 問合せ先:執行役員 大後 忠(TEL 03-6625-8960)
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月10日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日、連結)
- 決算説明資料作成:有。決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)。
- セグメント:
- 飲料および食品製造販売事業(日本)
- 飲料および食品製造販売事業(米州)
- 飲料および食品製造販売事業(アジア・オセアニア)
- 飲料および食品製造販売事業(ヨーロッパ)
- その他事業(化粧品、プロ野球興行等)
- 発行済株式:
- 期末(自己株式含む)発行済株式数:331,985,236株(2026年3月期3Q)
- 期末自己株式数:38,736,648株(同)
- 期中平均株式数(四半期累計):293,719,434株
- 時価総額:–(本資料に記載無し)
- 今後の予定:
- 決算説明会資料は当社HPに掲載予定(2026/2/10説明会実施)。
- 取締役会にて自己株式取得(上限7,500,000株、総額上限150億円、取得期間2026/2/12~2026/6/18)及び自己株式の消却(現在保有分23,700,000株+取得分全てを消却)を決議(発表済)。
- 株主総会等の具体日程:–(本資料に記載無し)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較は会社が通期目標を公表しているため、達成率は累計対通期予想で算出)
- 売上高:371,778百万円(通期予想489,500百万円に対する進捗率 75.9%)
- 営業利益:40,927百万円(通期予想48,500百万円に対する進捗率 84.4%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:41,574百万円(通期予想46,500百万円に対する進捗率 89.4%)
- サプライズの要因:
- マイナスサプライズ要因:国内での競合激化や物価上昇の影響により国内・一部海外で売上が前年を下回る。営業費用は比較的コントロールされたが売上減が利益を圧迫。
- プラス要因:投資有価証券売却益(7,717百万円)が特別利益を押し上げ、税引後利益を下支え。欧州や一部海外での好調な販売も寄与。
- 通期への影響:会社は通期予想を据え置き。第3四半期累計の進捗率から見ると営業利益・純利益は通期予想達成の可能性が高いが、売上はやや弱め。為替や競合環境、原材料・物流コスト等の外部要因が依然リスク。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 連結売上高(第3四半期累計):371,778百万円(前年同期比▲3.8%)
- 売上原価:152,584百万円
- 売上総利益:219,193百万円
- 販管費:178,266百万円
- 営業利益:40,927百万円(前年同期比▲19.3%)
- 経常利益:55,656百万円(前年同期比▲19.0%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:41,574百万円(前年同期比▲4.6%)
- 総資産:881,296百万円(前期末864,317百万円)
- 純資産:626,263百万円(前期末629,515百万円)
- 自己資本比率:65.7%(前期末66.4% → 65.7%)(安定水準:高い)
- 収益性(金額・前年同期比)
- 売上高:371,778百万円(▲3.8%)
- 営業利益:40,927百万円(▲19.3%)、営業利益率=11.0%(40,927/371,778)(参考:業種平均を踏まえるとまずまず)
- 経常利益:55,656百万円(▲19.0%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:41,574百万円(▲4.6%)
- 1株当たり当期純利益(累計EPS):141.54円(前年143.80円)
- 収益性指標(目安との比較)
- ROE(概算)=当期純利益41,574 ÷ 自己資本579,312 ≒ 7.18%(目安:8%以上が良好→やや未達)
- ROA=41,574 ÷ 881,296 ≒ 4.72%(目安:5%以上で良好→やや未達)
- 営業利益率=11.0%(業種によるが飲料メーカーとしては安定的な水準)
- 進捗率分析(通期予想に対する)
- 売上高進捗率:75.9%(371,778/489,500)
- 営業利益進捗率:84.4%(40,927/48,500)
- 純利益進捗率:89.4%(41,574/46,500)
- コメント:営業利益・純利益の進捗が高く、利益面では通期達成に近い進捗。ただし売上はやや遅れ。
- キャッシュフロー(注記)
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は本資料に作成無し。減価償却費(第3四半期累計):21,311百万円(前年22,266百万円)。
- 貸借対照表上の現金及び預金は269,057→232,906百万円(減少:▲36,151百万円)。短期借入金は62,583→42,582百万円(減少)。一方長期借入金は24,170→51,245百万円(増加)。(資金調達構成の変化に注意)
- 四半期推移(QoQの詳細は非開示):
- 記載無し(四半期ごとの推移表は本資料非掲載)。季節性については特段の注記なし。
- 財務安全性:
- 自己資本比率65.7%(安定水準)
- 負債合計:255,033百万円(前期234,802百万円、増加)
- 流動比率(概算):流動資産343,187 ÷ 流動負債149,047 ≒ 230.3%(良好)
- 効率性:総資産回転率等の詳細は直接記載無し(計算可能だが季節性・在庫影響を考慮のこと)
- セグメント別(第3四半期累計)売上高・セグメント利益(主要項目):
- 日本:売上169,300百円(セグメント合計176,283百円 含内部売上)、セグメント利益23,641百円(前年比売上▲4.8%)
- 米州:売上66,670百円(▲5.8%)、セグメント利益17,911百円
- アジア・オセアニア:売上103,573百円(▲1.1%)、セグメント利益11,160百円
- ヨーロッパ:売上9,284百円(+2.1%)、セグメント利益434百円
- その他事業:売上22,950百円(計24,823百円)、セグメント利益3,013百円
特別損益・一時的要因
- 特別利益:投資有価証券売却益7,717百万円(当期)ほか固定資産売却益243百万円。
- 特別損失:減損損失803百万円、固定資産除却損272百万円等で合計1,102百万円。
- 一時的要因の影響:投資有価証券売却益が特別利益を押し上げ、経常・税引後利益の下支えに寄与。一方減損は限定的。実質的な営業のトレンド把握では特別損益を調整して見る必要あり。継続性は低いと判断(投資有価証券売却益は今後継続するとは限らない)。
配当
- 配当実績と予想(2026年3月期)
- 中間配当:33.00円(支払済)
- 期末配当(予想):37.00円(内訳:普通配当33.00円+記念配当4.00円)
- 年間配当予想:70.00円(前年比+6円)
- 配当性向(予想):年間配当70.00 ÷ 予想EPS158.57 ≒ 44.2%(目安:配当性向は比較的高めで株主還元重視)
- 特別配当:期末に記念配当4円を予定。
- 株主還元方針:自己株式取得(150億円上限)および大規模消却(23,700,000株+取得分)を決議。資本効率・株主還元を強化する姿勢。
設備投資・研究開発
- 設備投資額:四半期累計の具体的投資額は記載無し。固定資産は前期末486,425→538,108百万円に増加(増加分は設備投資や投資その他の資産増)。
- 減価償却費:21,311百万円(第3四半期累計)。
- 研究開発:R&D費の明細は四半期短信に明記無し(事業説明では乳酸菌のエビデンス普及やR&Dセンター・研究所の活動に触れるのみ)。
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注状況:該当記載無し(製造・流通型ビジネスのため受注高の開示は無し)。
- 在庫状況:棚卸資産(商品及び製品+仕掛品+原材料等):商品9,162百万円、仕掛品2,793百万円、原材料等22,663百万円(合計は流動資産内に計上)。前年同期と大きな変動無し。
セグメント別情報(要点)
- 日本:売上176,283百円(▲4.8%)、セグメント利益23,641百円。宅配・店頭での販売強化や新商品・キャンペーン実施も競合・物価の影響で前年割れ。
- 米州:売上66,670百円(▲5.8%)、セグメント利益17,911百円。国別では米国・ブラジルは好調、メキシコは販路拡大で回復傾向。
- アジア・オセアニア:売上103,573百円(▲1.1%)、セグメント利益11,160百円。中国は一部商品好調、広州工場統合等で生産最適化。ベトナム等は堅調。
- ヨーロッパ:売上9,284百円(+2.1%)、セグメント利益434百円。広告・販促強化と事業運営効率化で増収。
- 調整額(全社費用):▲9,733百万円(セグメント利益の調整に含む)。
- 地域別の販売本数(参考):海外の一日当たり平均販売本数は約2,696万本(最新値)、海外事業所基準で約2,900万本(過去12か月基準)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2025-2030):「Yakult Group Global Vision 2030」に基づくヘルスケアカンパニー化を掲げ、海外拡大・R&D強化を継続。第3四半期の取組(中国での工場統合、商品投入、販促等)は中期計画の施策と整合。
- KPI達成状況:具体KPIの数値開示は四半期短信に限定的。売上・利益は中期計画の初期段階でやや足踏み感。
競合状況や市場動向
- 競合状況:国内では競合商品の台頭、物価上昇が販売に影響。海外は国・地域により競争環境や成長性が異なる。
- 市場動向:国内は緩やかな回復基調だが下振れリスクあり。海外では一部地域(米国、ブラジル、ベトナム等)が好調。
今後の見通し
- 業績予想:通期予想は据え置き(公表時点での条件による)。次期予想は未開示。
- 会社予想の前提条件:為替等の前提は添付資料(4ページ)参照。四半期短信本文では「為替影響等に注意」との記載あり。
- 予想の信頼性:第3四半期累計で利益の進捗が高く、通期見通しの達成可能性は高いが、売上の進捗はやや遅く外部要因の影響を受けやすい。
- リスク要因:為替変動、原材料・物流費の上昇、国内外の競争激化、景気下振れ等。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用あり、詳細は添付資料参照)。
- 株式関連:2026/2/10取締役会決議で自己株式取得(上限7,500,000株、150億円)および自己株式消却(保有分23,700,000株+取得分全数)を実施予定。取得は市場買付け、消却予定日あり(現保有分:2026/2/27、取得分:2026/6/30)。
- その他:第3四半期決算短信は監査法人のレビュー無し。
(注記)
- 不明な項目は「–」と表示しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2267 |
| 企業名 | ヤクルト本社 |
| URL | http://www.yakult.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.4)」によって自動生成されました。
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