2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社が「業績予想を修正(有)」と開示。第3四半期累計実績は売上・利益ともに会社予想(通期)に対する進捗が良好で、営業利益・親会社株主に帰属する四半期純利益は通期予想を既に上回る(上振れ)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高369,515百万円、前年同期比+7.2%、営業利益9,703百万円→前年は営業損失)。
  • 注目すべき変化:有形固定資産の減価償却方法を定率法から定額法に変更(第1四半期から適用)。これにより第3四半期累計で減価償却費が12,407百万円減少、営業利益等が10,719百万円押し上げられている(通期換算の影響は減価償却費16,546百万円減少/営業利益等14,858百万円押上げの見込み)。
  • 今後の見通し:通期業績予想を修正(有)― 売上高4,800億円(+7.0%)、営業利益60億円、経常利益110億円、当期純利益100億円。第3四半期実績の進捗は売上高進捗約77%、営業利益進捗161%、純利益進捗148%で、通期予想は既に大部分達成済み。ただし、第3四半期からSiCパワーデバイス事業で品質保証関連費用が増加しており、第4四半期に影響を与える見込み(同社は一時的要因と説明)。為替想定(第4四半期)は1米ドル=153円。
  • 投資家への示唆:売上は幅広い市場で回復基調(自動車・民生・サーバー等)が寄与。構造改革の効果と円安で売上・利益改善が進む一方、SiCの品質保証費用など一時的コストに留意。減価償却方法変更による会計上の利益向上効果を実物の収益力と区別して見る必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:ローム株式会社
    • 主要事業分野:半導体(LSI、半導体素子)、モジュール、抵抗器等の電子部品製造・販売
    • 代表者名:代表取締役社長 社長執行役員 東 克己
    • URL: https://www.rohm.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日:2026年2月4日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日〜2025年12月31日、連結、 日本基準)
    • 決算説明資料作成の有無:有(説明会:有、アナリスト・機関投資家向け)
  • セグメント:
    • LSI:自動車・産業・民生・コンピュータ向け等のLSI製品
    • 半導体素子:SiCパワーデバイス、Siパワーデバイス、汎用デバイス、LED、半導体レーザー等
    • モジュール:プリントヘッド、光学モジュール等
    • その他:抵抗器等(抵抗器事業等)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株含む):403,760,000株
    • 期中平均株式数(四半期累計):386,014,386株
    • 期末自己株式数:17,724,926株
    • 時価総額:–(記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:本決算(通期)発表等のスケジュールは別途IR参照(今回の短信にて通期予想修正あり)
    • 株主総会 / IRイベント:–(本資料に記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社公表の通期予想に対する第3四半期累計の達成率)
    • 売上高:369,515百万円/通期予想480,000百万円 → 進捗率 約77.0%
    • 営業利益:9,703百万円/通期予想6,000百万円 → 進捗率 約161.7%(通期予想を既に上回る)
    • 純利益(親会社株主帰属):14,822百万円/通期予想10,000百万円 → 進捗率 約148.2%
  • サプライズの要因:
    • プラス要因:民生機器(アミューズメント向け)や自動車向け(高付加価値商品、SiCの量産立ち上がり含む)、サーバー/ストレージ向け需要の堅調、円安の追い風、前期実施の構造改革による固定費削減。
    • マイナス要因:第3四半期よりSiCパワーデバイス事業で品質保証関連費用が増加(当期の利益を押下げ)。会計方針変更(減価償却方法の変更)は会計上の利益押上げ要因(実物CF改善とは別)。
  • 通期への影響:
    • 通期予想は修正あり(同記載)。第3四半期実績は通期目標を上回っているものの、SiC品質関連費用などの一時コストが第4四半期に影響するため会社は見直しを行っている。為替前提はQ4で1ドル=153円。

財務指標

  • 損益(第3四半期累計:単位 百万円)
    • 売上高:369,515(前年同期344,642、+7.2%、金額差+24,873)
    • 売上総利益:85,398(前年74,711)
    • 販管費:75,695(前年85,792)
    • 営業利益:9,703(前年 △11,080 → 増収増益転換)
    • 経常利益:15,058(前年316、△99.5%改善)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:14,822(前年210、△99.5%改善)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):38.40円(前年同期0.55円)
  • 収益性指標(目安併記)
    • 営業利益率:9,703 / 369,515 = 約2.63%(業種平均との比較は業種依存。参考目安:高いほど良い)
    • ROE(期末自己資本925,512百万円を用いて):14,822 / 925,512 = 約1.6%(目安:8%以上で良好 → 現状低い)
    • ROA(総資産1,449,943百万円を用いて):14,822 / 1,449,943 = 約1.02%(目安:5%以上で良好 → 現状低い)
  • 主要財政項目(貸借対照表、単位:百万円)
    • 総資産:1,449,943(前期末1,440,765、+91,777百万円)
    • 純資産:926,162(前期末889,655、+36,507百万円)
    • 自己資本比率:63.8%(前期末61.7%)(安定水準:40%以上)
    • 流動資産:628,299、流動負債:187,927 → 流動比率 ≒ 334%(流動性は高い)
  • キャッシュフロー(第3四半期累計、単位:百万円)
    • 営業CF:71,324(前年68,485、増加)/営業CFは純利益に対して十分にプラス(健全)
    • 投資CF:+982(前年 △88,803、主に有価証券の売却・償還等が寄与)
    • 財務CF:△20,434(前年+39,398、配当支払等による支出)
    • フリーCF(営業CF−投資CF):約70,342(ポジティブ)
    • 現金及び現金同等物残高:300,932(前期末234,966、+65,965)
    • 営業CF/税引前利益比率:71,324 / 22,445 ≒ 3.18(目安1.0以上で健全 → 良好)
  • 四半期推移(QoQ):四半期別の詳細は記載なし(累計ベースでの比較)。季節性・QoQはセグメントや市場により変動あり。
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率63.8%(安定水準)
    • 負債合計523,780百万円、純資産926,162百万円 → 負債比率は相対的に低め(安定)
  • 効率性:
    • 総資産回転等の詳細は記載なし。営業利益率は低め(約2.6%)で、付加価値向上が重要。
  • セグメント別(第3四半期累計、単位:百万円・前年同期比)
    • LSI:売上169,360(+8.6%)、セグメント利益19,937(+400.1%)
    • 半導体素子:売上155,837(+8.1%)、セグメント損失△16,488(前年△20,493→損失幅縮小)
    • モジュール:売上24,915(△2.9%)、セグメント利益3,011(+11.1%)
    • その他(抵抗器等):売上19,401(+2.3%)、セグメント利益3,332(+76.2%)
  • 財務の解説:売上増と構造改革による固定費削減が営業黒字化を牽引。減価償却方法変更により会計上の利益が押上げられており、実質の営業収益力と会計上効果を分けて判断する必要あり。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益(第3四半期累計):16,778百万円(投資有価証券売却益1,966、補助金収入9,485、違約金収入4,819等)
  • 特別損失:9,391百万円(固定資産圧縮損8,768等)
  • 純特別損益はプラス寄与。補助金等および投資有価証券売却が特別利益に寄与しているが、固定資産圧縮損等も発生。
  • 一時的要因:SiC事業の品質保証関連費用の増加は一時的要因と位置付けられているが、第4四半期への影響は留意が必要。
  • 継続性判断:補助金や投資有価証券売却は非継続的要因の可能性高く、業績評価は特別損益除去後の業績も合わせて見るべき。

配当

  • 中間配当:25円(実績)
  • 期末配当(予想):25円
  • 年間配当予想:50円(変更なし、直近公表予想から修正無し)
  • 配当利回り:–(株価情報の記載なし)
  • 配当性向:–(通期予想純利益100億円に対する配当性向算出は可能だが株価未提示のため省略)
  • 株主還元方針:自社株買い等の特記事項なし(自己株式保有あり)

設備投資・研究開発

  • 設備投資(第3四半期累計):有形固定資産取得による支出100,239百万円(前年105,077百万円)と記載(CF表)。大規模投資を継続している。
  • 減価償却費(第3四半期累計):41,562百万円(前年61,524百万円。減少は減価償却方法変更や構成の影響)
  • 研究開発費:明確な金額記載なし(–)

受注・在庫状況(該当情報がある場合)

  • 受注状況:–(具体的受注高/受注残の記載なし)
  • 在庫状況:棚卸資産は39,467百万円(前期43,083百万円)。棚卸資産増減はCF項目で15,751百万円の増加(売上債権の増減等と合わせて営業CF影響あり)。在庫回転日の記載なし。

セグメント別情報(補足)

  • 地域別売上(第3四半期累計、外部顧客売上/単位:百万円)
    • 国内:110,331
    • アジア:212,596
    • アメリカ:20,870
    • ヨーロッパ:25,716
  • セグメント戦略:SiC事業の収益化推進、生産拠点再編、事業ポートフォリオ適正化、価格転嫁交渉などを実施。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:「MOVING FORWARD to 2028」(〜2028年度)を策定。構造改革やSiC事業の収益化等を掲げ、設備投資を行いつつ固定費抑制を図る方針。
  • KPI達成状況:具体KPIの数値比較は記載なし(–)。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:自動車向け(xEV等)やデータセンター需要(サーバー・ストレージ)が堅調。地政学リスクやメモリ需給逼迫等の外部リスクを指摘。
  • 競合比較:同業他社との詳細比較は本資料に記載なし(–)。

今後の見通し

  • 業績予想(通期・2026年3月期、会社修正後)
    • 売上高:480,000百万円(+7.0%)
    • 営業利益:6,000百万円
    • 経常利益:11,000百万円
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:10,000百万円
    • 前提条件:第4四半期の為替レートは1米ドル=153円を前提
  • 予想の信頼性:第3四半期実績が通期予想を上回っている項目がある一方、SiC品質関連の一時的費用がQ4に影響する点で変動要因あり。過去の予想達成傾向は本資料での言及なし(–)。
  • リスク要因:為替変動、原材料価格、地政学リスク、SiCの品質関連費用の増減、メモリ需給の影響等。

重要な注記

  • 会計方針:有形固定資産の減価償却方法を第1四半期より定率法から定額法へ変更(会計上の見積りの変更と区別困難)。第3四半期累計で減価償却費12,407百万円減、営業利益等は10,719百万円増加。通期では減価償却費16,546百万円減の見込み(営業利益等14,858百万円増)。
  • 税務処理:四半期の税金費用は通期見積実効税率に基づき計算。
  • その他:第3四半期におけるSiC品質保証費用は一時的要因と説明(来期以降は改善見込み)。

(注)資料に記載の数値はすべて百万円単位で記載されているものをそのまま使用。数値に不明点がある場合は“–”としています。投資判断に係る助言は行っていません。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6963
企業名 ローム
URL http://www.rohm.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.4)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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