2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表の通期予想は修正(有)だが、第2四半期(中間期)実績は売上高・営業利益・当期純利益ともに会社予想を上回る進捗。特に営業利益は通期予想(5,000百万円)に対して中間期で7,653百万円と既に上振れ。
- 業績の方向性:増収増益(売上高244,228百万円:前年同期比+5.3%、営業利益7,653百万円:前年同期は営業損失▲974百万円)。
- 注目すべき変化:減価償却方法を定率法から定額法に変更(当中間期の減価償却費は7,668百万円減少、営業利益は6,247百万円増加)。これが利益改善に寄与。
- 今後の見通し:下期は市場環境の悪化見込み(民生は下期減速、金価格高騰などコスト上振れ懸念)が示される一方、上期の堅調さにより通期売上高は期初想定を上回る見込み。通期予想は修正済み(表は通期売上高460,000百万円、営業利益5,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益9,000百万円)。
- 投資家への示唆:会計方針変更(減価償却)の影響を踏まえつつ、上期で通期目標の売上進捗は良好(売上高進捗53.1%)であるが、原材料(特に金)高騰など下期のコストリスクに注意が必要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:ローム株式会社
- 主要事業分野:半導体(LSI、半導体素子)、モジュール、抵抗器等の電子部品製造・販売
- 代表者:代表取締役社長 社長執行役員 東 克己
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月6日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期:2025年4月1日~2025年9月30日、連結・日本基準)
- 決算説明会資料:有(アナリスト・機関投資家向け、11月7日開示予定)
- セグメント(報告セグメント):
- LSI:自動車、産業、民生、コンピュータ&ストレージ向けLSI等
- 半導体素子:SiC/Siパワーデバイス、半導体レーザー、汎用デバイス等
- モジュール:プリントヘッド、オプティカルモジュール等
- その他:抵抗器等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):403,760,000株
- 期中平均株式数(中間期):386,005,519株
- 自己株式数(期末):17,724,694株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月7日
- 配当支払開始予定日:2025年12月5日
- 決算説明会:有(11月7日、資料開示)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期ベース。達成率は通期予想に対する中間期実績の比率):
- 売上高:244,228百万円 → 通期予想460,000百万円に対する進捗率 53.1%(進捗良好)
- 営業利益:7,653百万円 → 通期予想5,000百万円に対する進捗率 153.1%(通期予想を既に超過)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:10,318百万円 → 通期予想9,000百万円に対する進捗率 114.6%(通期予想を既に超過)
- サプライズの要因:
- 売上:民生機器(アミューズメント向け等)や一部市場での回復により増収。
- 利益:売上増に加え、前期の構造改革による固定費削減効果、および減価償却方法変更による減価償却費の大幅減少が寄与。
- 一時的要因として補助金収入(特別利益7,832百万円)や固定資産圧縮損(特別損失7,639百万円)が計上されるが、相殺され実質的影響は限定的。
- 通期への影響:
- 減価償却方法の変更(定額法へ)により、2026年3月期通期では減価償却費が15,834百万円減少し、営業利益・経常利益は各々約14,182百万円押し上げられる見込み(会社開示)。
- 一方で金価格の歴史的高騰など原材料コスト上昇リスクがあり、下期の利益率悪化懸念が示されている。通期予想は修正済みだが、下期動向次第で更なる調整可能性あり。
財務指標
- 財務諸表要点(単位:百万円)
- 資産合計:1,439,161(前期末 1,440,765)
- 純資産:904,422(前期末 889,655)
- 自己資本比率:62.8%(前期末 61.7%、安定水準)
- 主要業績(中間・連結、前年比)
- 売上高:244,228百万円(+5.3% / +12,206百万円)
- 営業利益:7,653百万円(前年同期は▲974百万円 → 増加) 営業利益率:3.1%(前年同期は約▲0.4%)
- 経常利益:13,422百万円(前年同期は▲129百万円)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:10,318百万円(+398.9%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):26.73円(前年同期 5.36円)
- 収益性指標(中間実績を年換算して試算)
- 年換算ROE(概算):約2.3%(中間純利益10,318百万円×2=20,636百万円を自己資本903,797百万円で年換算 → 目安:8%以上が良好)
- 年換算ROA(概算):約1.4%(年換算純利益20,636百万円/総資産1,439,161百万円 → 目安:5%以上が良好)
- 注記:上記ROE/ROAは中間実績の年換算による概算値。会計方針変更や季節性等を考慮する必要あり。
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:53.1%(通常の中間進捗として高め)
- 営業利益進捗率:153.1%(通期計画を上回る)
- 純利益進捗率:114.6%(通期計画を上回る)
- キャッシュフロー(中間期)
- 営業CF:+47,190百万円(前年同期+54,098百万円、増加は継続しているが前年より減少)
- 投資CF:+21,137百万円(前年同期▲66,448百万円。主に有価証券売却・償還による収入95,094百万円、固定資産取得支出81,624百万円)
- 財務CF:▲10,360百万円(前年同期+89,415百万円。配当金支払9,649百万円等)
- フリーCF(営業CF−投資CF):約+68,327百万円(中間期としては余裕あり)
- 現金及び現金同等物期末残高:297,135百万円(期首234,966百万円、+62,169百万円)
- 営業CF/純利益比率:営業CF47,190/親会社帰属中間純利益10,318 ≒ 4.6(1.0以上で健全)
- 四半期推移(QoQ等)
- 四半期ごとの詳細は四半期明細参照(当資料は累計中間の開示)。季節性として下期に売上が低調になる見通しを会社が提示。
- 財務安全性
- 自己資本比率:62.8%(安定水準、目安:40%以上で安定)
- 有利子負債:長短借入金等合計の動きは資料参照(借入実行残高70,000百万円等)。実効的なネットデットは現金が多いため実質的な負担は限定的。
特別損益・一時的要因
- 主な特別利益:
- 有価証券売却益、固定資産売却益等:合計8,314百万円(内訳に補助金収入7,832百万円含む)
- 主な特別損失:
- 固定資産圧縮損 7,639百万円等:合計8,126百万円
- 一時的要因の影響:
- 補助金収入と固定資産圧縮損は互いに相殺的で、税引前利益への純増減は限定的。
- 継続性の判断:
- 補助金は一時的要因であり、同様の寄与は継続不可が想定される。減価償却方法の変更は継続的影響を与える(通期での減価償却費低減効果あり)。
配当
- 配当実績・予想:
- 中間配当(期中):25.00円(支払予定日2025/12/05)
- 期末予想:25.00円
- 年間配当予想(会社予想):50.00円(前期実績50.00円)
- 直近公表の配当予想から修正:有(会社開示)
- 配当性向・利回り:
- 通期予想EPS(1株当たり当期純利益):23.31円(会社値)
- 配当性向(概算):50.00 / 23.31 ≒ 214%(注:通期EPSが示す数値に対する単純計算。高水準であり、利益水準に応じて変動する可能性あり)
- 配当利回り(株価基準):–(株価情報は資料に記載なし)
- 株主還元方針:
- 自社株買い等の開示:–(資料に記載なし)
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資活動による支出):有形固定資産の取得による支出81,624百万円(当中間期)
- 前中間期:83,039百万円
- 減価償却費:27,148百万円(当中間期、前年同期40,319百万円→減少。会計方針変更による影響)
- 研究開発費:–(資料に明示的数字なし)
- 備考:車載向け需要対応のため成長事業向けの大規模設備投資を継続しており、減価償却方法の見直しを実施。
受注・在庫状況
- 在庫(棚卸資産)
- 商品及び製品:38,097百万円(前年同期43,083百万円、減少)
- 仕掛品:90,368百万円(前年同期88,500百万円、増加)
- 原材料及び貯蔵品:71,566百万円(前年同期71,874百万円、ほぼ横ばい)
- 在庫の質・動向:製品・仕掛品在庫の圧縮は前期に一定の成果。原材料在庫の適正化を継続。
セグメント別情報
(当中間連結会計期間:2025/4/1〜2025/9/30、単位:百万円)
- LSI
- 売上高:114,218(前年同期比 +9.6%)
- セグメント利益:12,955(前年同期比 +134.2%)
- 備考:自動車(ボディ、xEV向け高付加価値品)や民生(アミューズメント)で増収
- 半導体素子
- 売上高:99,980(前年同期比 +2.8%)
- セグメント損失:▲9,809(前年は▲10,417 → 損失幅縮小)
- 備考:SiCパワーデバイスはxEV向け堅調だが一部顧客要因で減収。Siパワー等は民生向けで回復傾向。
- モジュール
- 売上高:17,137(前年同期比 ▲3.4%)
- セグメント利益:2,430(前年同期比 +13.1%)
- 備考:プリントヘッドは事務機向け増、スマホ用センサは減少
- その他
- 売上高:12,891(前年同期比 +0.8%)
- セグメント利益:2,057(前年同期比 +34.6%)
- 備考:高信頼抵抗器は順調、一方汎用抵抗は減少
- セグメント戦略:車載シフトに伴う設備投資と固定資産の稼働前提に会計処理見直し(減価償却方法変更)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:明確な表中項目はなし(資料では市場の中長期需要(省エネ、脱炭素、工場自動化)へ期待を示す)。
競合状況や市場動向
- 市場トレンド:自動車(SiC等)や産業機器の回復/投資、民生(アミューズメント等)の伸長、コンピュータ&ストレージは一部堅調。ただし全体として下期は低調見込み。
今後の見通し
- 業績予想(2026年3月期 通期・会社予想)
- 売上高:460,000百万円(前期比 +2.6%)
- 営業利益:5,000百万円(前期は▲400億円→黒字化想定)
- 経常利益:11,000百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益:9,000百万円
- 会社前提:下期為替レート想定 1米ドル=140円
- 減価償却方法変更の通期影響:減価償却費▲15,834百万円、営業利益・経常利益は増加見込み(各約14,182百万円増)
- 予想の信頼性:通期は上期実績が堅調で売上進捗良好。だが原材料価格(特に金)高騰と下期市場の減速がリスク。
- 主なリスク要因:為替変動、金等原材料価格上昇、顧客需要の地域別・市場別の変動、地政学リスク、サプライチェーン変動
重要な注記
- 会計方針の変更:有形固定資産の減価償却方法を従来の定率法から定額法に変更(当中間期より適用)。当該変更は「会計上の見積りの変更と区別が困難な会計方針の変更」として扱われ、当中間期の減価償却費は7,668百万円減少、営業利益等は約6,247百万円増。
- その他:
- 中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理適用:有(詳細は添付資料参照)
- 本決算短信は公認会計士のレビュー対象外
- 当資料に基づく将来見通しは会社の前提に基づくものであり、実際の業績は変動する可能性あり(会社注記)
(注)資料にない項目は“–”と記載しました。投資助言は行いません。数字は資料の記載に基づく。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6963 |
| 企業名 | ローム |
| URL | http://www.rohm.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.4)」によって自動生成されました。
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