2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側は通期業績予想を修正せず(通期予想据え置き)。第3四半期累計の売上・営業利益は会社の通期予想に対して進捗良好(売上は上振れ基調、営業利益は概ね予想に近い進捗)。市場予想との比較は記載なし(―)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+21.1%、営業利益+39.6%、経常利益+20.6%:対前年同期)。
- 注目すべき変化:表面処理・鋳造・環境が大幅増収・増益。一方で特機事業はEV関連需要の弱含みで売上減・営業赤字転落(特機:売上-24.7%、営業損失918百万円)。
- 今後の見通し:為替の円安進行で通期売上は上振れ見込みだが、消耗品販売減や連結子会社ののれん償却増で営業利益・経常利益は前回予想下回る見込み。親会社株主に帰属する当期純利益は政策保有株の売却益見込みにより据え置き(通期3,000百万円)。
- 投資家への示唆:事業構成の二極化(表面処理・鋳造・環境で堅調、特機・搬送で弱含み)と為替影響(売上上振れとのれん償却等による利益変動)が今回決算の鍵。自己資本比率は高水準だが、ROE等収益性指標はYTDベースで低い点に留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:新東工業株式会社(証券コード 6339)
- 主要事業分野:表面処理事業、鋳造事業、環境事業、搬送事業、特機事業(機械装置・表面処理設備・集塵機・コンベヤ等の製造販売および関連サービス)
- 代表者名:代表取締役社長執行役員 永井
- 連絡先:執行役員 総務・法務部長 河口 佳徳 TEL 052-582-9211
- URL:http://www.sinto.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月6日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- セグメント(報告セグメント):
- 表面処理事業:表面処理装置・消耗品・大型機械装置販売等
- 鋳造事業:鋳造設備・造型設備の製作・現地工事等
- 環境事業:集塵機等の環境装置・保守、周辺機器等
- 搬送事業:リフト・コンベヤ等の搬送機器
- 特機事業:二次電池向けロールプレス等の特殊機器および部品/検査装置等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):54,580,928株
- 期末自己株式数:2,064,287株
- 期中平均株式数(四半期累計):52,487,959株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料(第3四半期)発表済(2026/2/6)
- IRイベント・決算説明会の有無:決算補足説明資料作成の有無・決算説明会開催の有無の記載欄ありだが明記なし(–)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期のみ公表。以下は第3四半期累計実績と通期予想に対する進捗率)
- 売上高:第3Q累計 128,400百万円。通期予想180,000百万円に対する進捗率 71.3%(やや早い進捗)。
- 営業利益:第3Q累計 2,303百万円。通期予想2,500百万円に対する進捗率 92.1%(高進捗)。
- 親会社株主に帰属する当期純利益:第3Q累計 678百万円。通期予想3,000百万円に対する進捗率 22.6%(低進捗、期末に特別益計上を見込むため)。
- サプライズの要因:
- 売上上振れ要因:円安の進行が売上増を後押し。表面処理・鋳造・環境で大型案件や機械装置販売が寄与。
- 利益面の差異要因:欧州の消耗品販売減や、連結子会社ののれん償却費が為替影響で増加し、営業利益・経常利益の上振れは限定的。また期末に政策保有株売却益を見込んでおり、これが純利益の据え置き根拠。
- 通期への影響:
- 売上は前回予想を上回る見込み(為替要因)。
- 営業利益・経常利益は前回予想を下回る見込み(消耗品販売減・のれん償却増)。
- 当期純利益は政策保有株売却益を見込むことで据え置き。通期予想達成には期末の特別利益(株式売却益)実現が重要。
財務指標(第3四半期末:2025年12月31日)
- 貸借対照表要点(百万円)
- 総資産:243,106(前期末236,764、+6,341)
- 流動資産合計:116,794(前期末119,723、減少)
- 固定資産合計:126,311(前期末117,040、増加)
- 負債合計:111,479(前期末109,638、+1,840)
- 純資産合計:131,626(前期末127,125、+4,501)
- 自己資本(参考):124,102百万円
- 自己資本比率:51.0%(安定水準。参考目安:40%以上で安定)
- 損益計算書要点(第3Q累計:2025/4-12、単位:百万円)
- 売上高:128,400(前年同期106,049、+22,351、+21.1%)
- 売上原価:91,983(前年76,347、増加)
- 売上総利益:36,417(前年29,701、+22.6%)
- 販管費:34,113(前年28,051、増加)
- 営業利益:2,303(前年1,650、+653、+39.6%)
- 経常利益:1,674(前年1,388、+20.6%)
- 四半期純利益(全体):1,005(前年260)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:678(前年△5 → 損失から黒字化)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):12.93円(前年同期0.10円)
- 収益性指標(注:YTDベース、参考)
- 営業利益率:1.79%(2,303/128,400)(業種平均との比較は業種により変動するが、製造業の標準と比べてやや低め)
- ROE(簡易計算):678 / 124,102 = 約0.55%(非常に低い。目安:8%以上が良好)
- ROA(簡易計算):678 / 243,106 = 約0.28%(低い。目安:5%以上が良好)
- 注:上記ROE/ROAは第3Q累計の利益を自己資本/総資産(期末)で割った簡易値。年度通算ベースでの評価や一時項目の影響に注意。
- 進捗率分析(通期予想に対する第3Q累計進捗)
- 売上高進捗率:71.3%(128,400 / 180,000)→ 通常ペースよりやや早い進捗
- 営業利益進捗率:92.1%(2,303 / 2,500)→ 高進捗
- 純利益進捗率:22.6%(678 / 3,000)→ 低進捗(期末に特別益見込みのため)
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は開示なし(当該期間のCFは未作成との注記)
- 現金及び預金:35,928百万円(前期末40,533、減少)
- 短期借入金:7,480百万円(前期末10,287、減少)
- 長期借入金:41,102百万円(前期末38,841、増加)
- フリーCF等の具体額は未開示(四半期CF未作成)
- 減価償却費:5,116百万円(前年同期間3,704百万円、増加)
- のれん償却額:1,584百万円(前年944百万円、増加)
- 四半期推移(QoQの詳細は未記載)
- 季節性等の一般的な記載なし。ただし大型案件の進捗がセグメント業績に影響。
- 財務安全性
- 自己資本比率:51.0%(安定水準)
- 流動資産/流動負債(流動比率):116,794 / 51,867 ≒ 225%(健全)
- 負債比率(負債合計/純資産合計):111,479 / 131,626 ≒ 84.7%(参考)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:
- 投資有価証券売却益 431百万円(第3Q累計で計上)
- 固定資産売却益 220百万円 等(合計651百万円の特別利益)
- 特別損失:
- 投資有価証券評価損 41百万円 等(合計53百万円の特別損失)
- 一時的要因の影響:
- 特別利益(投資有価証券売却益等)が当期純利益を押し上げる想定(通期予想では政策保有株の売却益を見込む)。
- のれんの償却増(企業結合関連の影響)や為替差損拡大が経常費用を圧迫。
- 継続性の判断:
- 投資有価証券売却益は非継続的要因。通期で純利益を達成するには期末の売却実現が前提。
配当
- 配当実績・予想(円)
- 第1四半期末:22.00(2025年3月期)
- 第2四半期末(中間配当):22.00(2026年3月期実施済)
- 期末(予想):22.00(2026年3月期予想)
- 年間配当予想:44.00(変更なし)
- 配当利回り:–(株価情報非掲載のため算出不可)
- 配当性向:–(通期予想に対する配当性向は資料に明記なし)
- 株主還元方針:特別配当の記載なし。自社株式の期末保有はあるが自社株買いの明記はなし。
設備投資・研究開発
- 設備投資:資料に通期または累計の設備投資額の明記なし(–)
- 減価償却費:5,116百万円(第3Q累計、前年同期間3,704百万円)
- 研究開発費:全社費用として研究開発費がある旨の言及あり(セグメント配分されない全社費用に含む)が金額は非開示(–)
受注・在庫状況
- 受注状況(第3Q累計)
- 受注高(連結):115,643百万円(前年同四半期比 +3.6% / +4,011百万円)
- 受注残高:53,640百万円(前年同四半期比 -18.9% / -12,535百万円)
- セグメント別受注の特徴:
- 表面処理:受注高70,409百万円(+21.7%)、受注残高10,550百万円(-5.6%)
- 鋳造:受注高25,104百万円(-25.0%)、受注残高28,509百万円(-29.9%)
- 環境:受注高10,104百万円(+7.5%)、受注残高7,990百万円(+9.7%)
- 搬送:受注高4,774百万円(-20.8%)、受注残高2,275百万円(-24.2%)
- 特機:受注高5,084百万円(+7.2%)、受注残高4,314百万円(+6.9%)
- 在庫(棚卸資産):製品8,887、仕掛7,554、原材料9,143(単位:百万円)。前年同期比較で概ね横ばい〜微減。
セグメント別情報(第3Q累計:2025/4-12、単位:百万円)
- 表面処理事業:売上高71,051(+28.1%)、セグメント利益1,194(前年は10の損失 → 大幅改善)
- 要因:海外(Elastikos子会社の寄与)、国内大型機械装置販売の増加
- 鋳造事業:売上高37,258(+29.7%)、セグメント利益1,045(+210.0%)
- 要因:大型プラント案件の進捗、造型設備増
- 環境事業:売上高9,241(+12.5%)、セグメント利益1,058(+14.8%)
- 要因:大型集塵機や汎用集塵機の堅調、部品・メンテが貢献
- 搬送事業:売上高6,394(-15.7%)、セグメント利益625(-31.9%)
- 要因:物流向け需要は堅調だが、自動車向け・中国向け工作機械の低迷が影響
- 特機事業:売上高5,090(-24.7%)、セグメント損失918(前年は187の利益)
- 要因:EV市場失速による二次電池向け製品の販売減、物量減で原価率悪化
中長期計画との整合性
- 企業結合関連:Elastikos(仏)株式取得(2024/4/4)に伴う暫定処理の確定を前連結会計年度末に反映。のれんの見直しで金額が22,757→13,168百万円に減少し、前期比較数値の調整が行われている。
- 中期経営計画との整合性:資料上の中期計画進捗に関する明確な記述はなし(–)。
競合状況や市場動向
- マクロ要因:地政学リスクや米国の関税政策、中国景気の減速等により不確実性が高い。AI・データセンター関連や脱炭素・半導体等の設備投資は追い風。
- 競合上の留意点:自動車産業のEV化・スマート化で業界構造が変化、エレクトロニクス系の参入で競争激化。特機事業はEV市場の動向に敏感。
今後の見通し
- 通期予想(会社公表、2026年3月期)
- 売上高:180,000百万円(前期比+19.8%)
- 営業利益:2,500百万円(前期比+16.8%)
- 経常利益:2,100百万円(前期比+34.9%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:3,000百万円(前期比+8.8%)
- 1株当たり当期純利益(通期予想):57.16円
- 会社見通しの前提:為替(円安)や各事業の受注進捗、期末の政策保有株売却益の実現等。
- 予想の信頼性:営業利益・経常利益は下振れ見込みだが、純利益は特別益想定で据え置き。期末の一時益実現が成否の鍵。
- リスク要因:為替変動、原材料・輸送費の高止まり、米中摩擦や関税政策、EV市場の回復遅延など。
重要な注記
- 会計方針・修正:Elastikos買収に係る暫定処理の確定により、前期の比較数値に重要な見直しが反映されている(のれん減少等)。前第3四半期決算数値は暫定処理確定後の金額で表示。
- その他:四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていない旨の注記あり。
(注記)
- 表中の金額は資料の単位(百万円)に準拠。
- 不明項目は「–」で表記。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6339 |
| 企業名 | 新東工業 |
| URL | http://www.sinto.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.4)」によって自動生成されました。
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