2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期業績予想は「修正あり」との注記あり(詳細は別途開示)。四半期累計(第3四半期累計)の実績は会社の通期予想に対して売上進捗約75.6%、営業利益進捗約87.9%、経常利益進捗約88.9%、親会社株主に帰属する当期純利益進捗約99.5%で推移。市場(アナリスト)予想との比較は資料に記載なし(–)。
- 業績の方向性:売上高は前年同期比で減収(△22.7%)、営業利益は大幅減益(△52.4%)だが、為替差益や固定資産売却益の計上により親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比で増加(+21.5%)。
- 注目すべき変化:国内コマーシャル・遊技場向機器の販売が、新紙幣発行の反動等で大幅に減少(国内コマーシャル売上△50.3%、遊技場向△54.8%)。一方、主力のグローバルゲーミングは北米向けが堅調でセグメント利益は前年同期比増(+7.3%)。
- 今後の見通し:第3四半期累計で純利益は通期予想ほぼ達成済(進捗99.5%)だが、これは第2四半期の固定資産売却益(特別利益)や為替差益の寄与が大きく、営業利益・売上の回復は第4四半期の実需次第であり通期達成の確度はこれら非継続要因を考慮する必要あり。
- 投資家への示唆:純利益ベースでは通期目標に近いが、営業利益・売上の基調は弱含み。特別利益や為替の影響を除いたベース(本業の稼ぐ力)の回復が確認できるかどうかがポイント。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 日本金銭機械株式会社(JCM)
- 主要事業分野: 紙幣識別ユニット等を中心としたゲーミング機器向けユニット、コマーシャル(紙幣還流ユニット等)、遊技場向機器等の開発・製造・販売
- 代表者名: 代表取締役社長 上東 洋次郎
- URL: https://www.jcm-hq.co.jp
- 報告概要:
- 提出日: 2026年2月6日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第3四半期連結累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算説明会: 無(補足資料は有、同社ホームページに掲載)
- セグメント:
- グローバルゲーミング: 北米等のカジノホテル向け等、紙幣識別機ユニットが中心
- 海外コマーシャル: 主に欧州・アジア向けのコマーシャル市場向け製品(紙幣還流ユニット等)
- 国内コマーシャル: 国内向け紙幣関連機器等
- 遊技場向機器: パチンコ・パチスロ等遊技場向けユニット・周辺機器
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数: 29,672,651株(自己株式含む)
- 期末自己株式数: 2,546,030株(2026年3月期3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計): 27,094,104株
- 今後の予定:
- 決算発表(通期修正等の別途開示あり): 2026年3月期通期業績予想の修正公表あり(2026年2月6日付で別途開示)
- IRイベント: 決算説明会は実施無し(補足資料はHP掲載)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(通期会社予想に対する進捗率 = 第3四半期累計実績 / 通期会社予想)
- 売上高: 実績23,430百万円 ÷ 会社通期予想31,000百万円 = 75.6%(進捗率)
- 営業利益: 実績2,285百万円 ÷ 会社通期予想2,600百万円 = 87.9%
- 経常利益: 実績3,111百万円 ÷ 会社通期予想3,500百万円 = 88.9%
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 実績4,976百万円 ÷ 会社通期予想5,000百万円 = 99.5%
- 市場予想(アナリスト)は資料に記載なし(–)。
- サプライズの要因:
- 正の要因: 第2四半期に計上した固定資産売却益(約3,277百万円)や円安進行に伴う為替差益(572.6百万円)が純利益を押し上げた。
- 負の要因: 欧州を中心とする海外コマーシャルや国内需要の反動で売上が減少し、販売費及び一般管理費はほぼ横ばいの中で売上減少による採算悪化で営業利益は大幅減。
- 通期への影響:
- 見かけ上は純利益が通期目標に近いが、特別利益や為替差益は非継続の可能性が高く、通期の営業利益・売上を達成するには第4四半期での実需回復が必要。会社は通期予想の修正を行っており、詳細は同社の「通期連結業績予想の修正」にて確認が必要。
財務指標(要点)
- 損益(第3四半期累計、千円単位は四捨五入)
- 売上高: 23,430,453千円(前年同期 30,329,944千円、△22.7%)
- 営業利益: 2,285,748千円(前年同期 4,802,683千円、△52.4%)
- 営業利益率: 9.75%(前年同期 15.84% → 大幅低下)
- 経常利益: 3,111,373千円(前年同期 4,936,170千円、△37.0%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 4,976,787千円(前年同期 4,096,122千円、+21.5%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 183.69円(前年同期 151.36円)
- 財政状態(第3四半期末)
- 総資産: 50,240,018千円(前期末 49,385,032千円)
- 純資産: 35,131,057千円(前期末 32,031,025千円)
- 自己資本比率: 69.9%(前期末 64.9%)(安定水準)
- 1株当たり純資産(BPS): 1,295.08円
- 収益性指標(簡易算定)
- ROE(簡易): 親会社株主純利益 ÷ 純資産 = 4,976 / 35,131 = 約14.2%(良好:目安8%以上)
- ROA(簡易): 親会社株主純利益 ÷ 総資産 = 4,976 / 50,240 = 約9.9%(良好:目安5%以上)
- 営業利益率: 9.75%(業種平均との比較は業種別に異なるが、前年同期間から低下)
- 進捗率分析(第3四半期累計)
- 売上高進捗率: 75.6%
- 営業利益進捗率: 87.9%
- 純利益進捗率: 99.5%
- 過去同期間との比較: 売上・営業利益とも前年同期から大幅ダウン。純利益は特別損益で上振れ。
- キャッシュフロー(第3四半期累計)
- 営業CF: 4,253,193千円(前年同期 4,996,953千円、減少)
- 投資CF: 2,478,960千円(前年同期 △191,843千円、収入に転換) 主因:有形固定資産売却収入5,112,294千円、投資有価証券取得支出2,088,961千円等
- 財務CF: △2,778,427千円(前年同期 △2,427,448千円) 主因:長期借入金返済・配当支払等
- フリーCF(営業CF − 投資CFの定義による): 4,253,193 − 2,478,960 = 1,774,233千円(約1,774百万円)
- 営業CF/純利益比率: 4,253 / 4,977 = 0.85(目安1.0以上が望ましいが未達)
- 現金同等物残高: 21,614,713千円(前期末 17,457,475千円、増加)
- 四半期推移(QoQ): 四半期ごとの詳細数値は資料に四半期別の内訳なし(四半期累計のみ)。季節性の影響として第2四半期に固定資産売却益が発生。
- 財務安全性:
- 流動比率(概算): 流動資産42,721 / 流動負債6,485 = 約659%(非常に高い流動性)
- 有利子負債(概算): 1年内返済予定の長期借入金1,200,000千円 + 長期借入金2,250,000千円 + 社債6,000,000千円 ⇒ 債務合計の一部であり、自己資本比率高く負債比率は低水準
- 効率性: 総資産回転率や売上高営業利益率は前年同期より悪化(売上減・利益率低下)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:
- 固定資産売却益: 3,277,057千円(第2四半期に計上)
- その他(関係会社株式売却益等): 9,066千円 等
- 特別損失:
- 固定資産除却損: 20,708千円
- 投資有価証券売却損等: 250千円
- 一時的要因の影響:
- 第3四半期累計の純利益押上げは固定資産売却益が主因で、継続的な営業収益力によるものではない。為替差益も大きく寄与(572.6百万円の営業外収益)。
- 継続性の判断: 固定資産売却益は一時的。為替の影響は変動要因で継続性は不確定。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期(実績): 中間配当 14円、期末 36円、年間合計 50円(期末に26円+記念10円の内訳あり)
- 2026年3月期(第3四半期時点): 中間配当 20円(支払予定/実績)
- 2026年3月期(予想): 中間 20円、期末 40円、年間合計 60円(直近の配当予想から修正無し)
- 配当性向(予想ベース):
- 会社の通期EPS予想 184.54円に対し年間配当60円 → 配当性向 約32.5%(60 / 184.54)
- 配当利回り: 株価情報が資料にないため算出不可(–)
- 株主還元方針: 自社株式処分(譲渡制限付株式の処分)等実施。特別配当の予定は無し。
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資活動ハイライト):
- 有形固定資産取得による支出: 711,799千円(第3四半期累計)
- 減価償却費: 462,944千円(第3四半期累計)
- 研究開発:
- R&D明細・金額は損益計算書上の販管費等に含まれ、明示的なR&D費用は資料に記載無し(–)
受注・在庫状況
- 在庫(棚卸資産):
- 商品及び製品:8,283,677千円、仕掛品:768,297千円、原材料等:4,611,703千円 → 合計棚卸資産約13,663,677千円(前年同期比で3,398百万円減少)
- 在庫回転日数等の記載は無し(–)
- 受注状況: 記載無し(–)
セグメント別情報
- グローバルゲーミング:
- 売上高: 15,794,483千円(前年同四半期比 △3.7%)
- セグメント利益: 3,859,458千円(前年同四半期比 +7.3%)
- 備考: 北米向けが堅調で収益性の高い製品販売比率向上
- 海外コマーシャル:
- 売上高: 3,270,623千円(前年同四半期比 △29.0%)
- セグメント損失: △437,626千円(前年は△411,446千円)
- 備考: 欧州市場の減速で在庫調整が続く。アジア開拓は進むが寄与は限定的
- 国内コマーシャル:
- 売上高: 1,648,403千円(前年同四半期比 △50.3%)
- セグメント利益: 4,341千円(前年同期比 △99.6%)
- 備考: 前期の新紙幣更新特需の反動
- 遊技場向機器:
- 売上高: 2,716,942千円(前年同四半期比 △54.8%)
- セグメント損失: △26,225千円(前年は1,536,173千円の利益)
- 備考: 収益性の高い製品販売減少と更新特需反動で大幅悪化
中長期計画との整合性
- 中期経営計画やKPIに関する記載: 本資料内に明確な中期計画目標やKPI進捗の記載無し(–)
- コメント: グローバルゲーミングが屋台骨であり、中期的には欧州回復・アジア展開の進展が鍵。
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- グローバルゲーミング(特に北米)は堅調な需要継続。
- 欧州の景気減速で海外コマーシャル向けの調整が発生。
- 国内は前期の新紙幣更新特需の反動で需要停滞。
- 競合比較: 同業他社比較データは資料に記載無し(–)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期会社予想(修正あり): 売上高31,000百万円(△18.0%)、営業利益2,600百万円(△47.1%)、経常利益3,500百万円(△25.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益5,000百万円(+31.2%)、1株当たり当期純利益184.54円
- 修正理由等の詳細は別途開示資料を参照のこと
- 予想の信頼性:
- 第3四半期累計で純利益はほぼ通期目標を満たしているが、これには一時的な特別利益の寄与があるため、本業ベース(営業利益・売上)の回復が確認できるかが重要。
- リスク要因:
- 為替変動、欧州景気の影響、主要顧客の在庫調整、特別利益の非継続性、原材料・物流等のコスト変動
重要な注記
- 会計方針: 期中の会計方針変更無し。四半期連結財務諸表に対する監査(レビュー)は無し。
- 発行済株式等の注記: 第3四半期累計期間中に譲渡制限付株式報酬等の自己株式処分を実施(自己株式減少等)。
- その他: 連結業績予想は2025年5月9日に公表したものを修正(別途「通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」あり)。
(不明または資料未記載の項目は "–" と記載しています。なお、本資料は提供情報に基づく要約であり、投資判断や助言を行うものではありません。)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6418 |
| 企業名 | 日本金銭機械 |
| URL | http://www.jcm-hq.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.4)」によって自動生成されました。
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