2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:親会社株主に帰属する中間純利益は7,377百万円(前年同期比△70.4%)と大幅下振れ。主因は連結子会社(米国)の固定資産に係る減損損失(約191億円、機能商品セグメント中心、連結で減損計19,255百万円)。営業利益・経常利益は概ね想定範囲内(営業益447億円、経常益457億円)。
  • 業績の方向性:増収増益ではなく「減収減益(営業利益ベースは減益、売上高は減収)」。売上高499,139百万円(△5.4%)、営業利益44,742百万円(△5.6%)、経常利益45,741百万円(+1.4%)だが特別損失で純利益が大幅減少。
  • 注目すべき変化:機能商品セグメントで19,094百万円の減損計上。エンジニアリング事業は好調で売上・営業利益が増加(売上858億円、営業利益185億円)。クロル・アルカリ、石油化学は販売数量・価格差で減収。
  • 今後の見通し:通期業績予想を下方修正(売上高1,020,000百万円、営業利益103,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益38,000百万円)。通期見通しの前提(国産ナフサ64,000円/KL、為替145円/US$)。中間で大きな一時損失を計上したため、通期純利益進捗は低水準だが会社は下期での挽回を織り込み予想は維持(ただし下方修正あり)。
  • 投資家への示唆:今回のキーファクターは「一時的な減損の影響」と「素材市況・為替・ナフサ価格の動向」。営業キャッシュフローは堅調(564億円)で財務体質は良好(自己資本比率62.3%)。配当方針は維持(中間配50円、通期100円予想、配当予想に修正なし)。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:東ソー株式会社(Tosoh Corporation)
    • 主要事業分野:石油化学、クロル・アルカリ、機能商品(高機能材料等)、エンジニアリング(水処理等)、その他(運送・倉庫、検査・分析等)
    • 代表者名:代表取締役社長 桒田 守
    • 上場コード:4042、上場取引所:東(東証)
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月4日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結(2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 決算補足説明資料の有無:有(機関投資家・アナリスト向け説明会あり)
  • セグメント:
    • 石油化学事業:エチレン、プロピレン、樹脂等
    • クロル・アルカリ事業:苛性ソーダ、塩ビ、MDI等
    • 機能商品事業:エチレンアミン、計測・診断製品、高機能材料(スパッタリングターゲット等)
    • エンジニアリング事業:水処理エンジニアリング、建設等
    • その他:運送・倉庫、検査・分析、情報処理等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式):325,080,956株(自己株式含む)
    • 期末自己株式数:9,264,234株(当中間期末)
    • 期中平均株式数(中間期):317,914,707株
    • 時価総額:–(本資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月13日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月3日
    • 決算説明会:実施(機関投資家・アナリスト向け、資料は同社HP掲載)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較は「通期予想修正」が公表されているため通期ベースで記載。マーケットコンセンサスは–)
    • 売上高(中間):499,139百万円。通期予想1,020,000百万円に対する進捗率48.9%(通常ペースは上期比で判断、やや順調)。
    • 営業利益(中間):44,742百万円。通期予想103,000百万円に対する進捗率43.4%(進捗はやや遅め)。
    • 純利益(親会社株主帰属、中間):7,377百万円。通期予想38,000百万円に対する進捗率19.4%(大幅に遅れ、一時的要因が主因)。
  • サプライズの要因:
    • 主因は連結子会社(米国、トーソー・SMD, Inc.)の固定資産に係る減損損失(約191億円)および機能商品セグメントでの減損(セグメント内で19,094百万円計上)。これにより中間純利益が大幅悪化。
    • 営業面ではナフサ価格下落・為替円高に伴う販売価格低下、南陽事業所の定期修繕による生産量差などが売上減要因。だが原燃料価格低下により交易条件は改善した品目もあり、経常利益は前期比微増。
  • 通期への影響:
    • 会社は2025年5月公表予想から通期業績を修正(売上▲30,000百万円、営業利益▲5,000百万円、当期純利益▲24,000百万円)。中間で大きな減損を計上したため通期純利益の達成には下期の利益回復が必要。会社は下期での挽回を前提としているが、達成可能性は市況(ナフサ、為替)や需要動向次第。

財務指標

  • 主要財務諸表(要点、単位:百万円)
    • 損益(中間累計):売上高 499,139(△5.4%)、売上総利益 124,239、営業利益 44,742(△5.6%)、経常利益 45,741(+1.4%)、親会社株主に帰属する中間純利益 7,377(△70.4%)
    • 貸借対照表(期末 2025/9/30):総資産 1,300,033、純資産 889,225、自己資本(注)810,321
    • キャッシュフロー(中間累計):営業CF 56,984、投資CF △35,219、財務CF △26,967、フリーCF +21,765(=218億円)
  • 収益性(中間期間、前年同期比は必ず%表記)
    • 売上高:499,139百万円(△5.4%:前年中間527,623百万円、差▲28,485百万円)
    • 営業利益:44,742百万円(△5.6%:前年中間47,387百万円、差▲2,645百万円)
    • 経常利益:45,741百万円(+1.4%:前年中間45,106百万円、差+635百万円)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:7,377百万円(△70.4%:前年中間24,941百万円、差▲17,564百万円)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):23.21円(前年中間78.32円、△55.11円)
  • 収益性指標(中間期ベース、目安コメント付)
    • ROE(注:中間純利益/自己資本(期末)で簡易計算):約0.9%(低位、目安:8%以上で良好)
    • ROA(注:中間純利益/総資産(期末)で簡易計算):約0.57%(低位、目安:5%以上で良好)
    • 営業利益率:44,742 / 499,139 = 約9.0%(業種により判断。参考として化学セクターでは差がある)
  • 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
    • 売上高進捗率:48.9%(499,139 / 1,020,000)
    • 営業利益進捗率:43.4%(44,742 / 103,000)
    • 純利益進捗率:19.4%(7,377 / 38,000)— 一時損失の影響で大幅に低い
    • 過去同期間との比較:売上・営業益は前年同期間より減少傾向、経常は僅差で増加だが純利益は大幅減
  • キャッシュフロー
    • 営業CF:56,984百万円(前年同期49,056百万円、増加79億円。売上債権・税金支払減少等で増加)
    • 投資CF:△35,219百万円(前年同期△47,102百万円、設備投資減少で支出減)
    • 財務CF:△26,967百万円(前年同期△15,613百万円、短期借入金の返済や自己株取得等で支出増)
    • フリーCF:+21,765百万円(前年同期は△1,? → 大幅改善)
    • 現金同等物残高:133,103百万円(期首138,849百万円、△5,746百万円)
    • 営業CF/純利益比率:営業CF 56,984 / 親会社株主帰属純利益7,377 ≒ 7.7(目安1.0以上で健全)— 一時損失で純利益が低下しているため比率は高い
  • 四半期推移(QoQ等):詳細四半期別は本資料に四半期比較表なし。季節性として上期・下期で事業別に偏りあり(通期想定の上期比進捗は記載あり)。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:62.3%(安定水準:目安 40%以上で安定)
    • 有利子負債(期末):短期借入120,175百万円、長期借入52,135百万円、合計約172,310百万円
    • 流動比率:流動資産731,011 / 流動負債314,439 ≒ 232%(健全)
  • 効率性:総資産回転率や細かな効率指標の記載なし(–)
  • セグメント別(中間、外部顧客売上高・営業利益)
    • 石油化学:売上高89,655百万円(△15.5%)、営業利益4,145百万円(△43.0% → 41億円)
    • クロル・アルカリ:売上高166,088百万円(△10.3%)、営業損失△315百万円(前年は黒字)
    • 機能商品:売上高135,107百万円(△1.0%)、営業利益20,688百万円(△3.9% → 207億円)
    • エンジニアリング:売上高85,843百万円(+11.5%)、営業利益18,473百万円(+46.9% → 185億円)
    • その他:売上高22,443百万円(△1.6%)、営業利益1,751百万円(+18.0% → 18億円)
  • 財務の解説:総資産は流動資産・固定資産の減少で前期末比△273億円。純資産は配当・自己株取得等により△132億円。営業CFは堅調、設備投資は前年より抑制。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:投資有価証券売却益等で2,415百万円等(中間期)
  • 特別損失:減損損失 19,255百万円(主に機能商品セグメントの19,094百万円)、固定資産除却損等 合計20,140百万円の特別損失
  • 一時的要因の影響:中間純利益の大幅悪化は減損計上が主要因で、営業ベースの業績とは明確に区別される一時的要因(継続性は限定的と見られるが、今後の事業環境次第で追加処理の可能性は留保)
  • 実質業績評価:営業利益・経常利益は市況要因と生産調整の影響を受けつつも一定の回復・改善項目あり(エンジニアリング堅調、交易条件改善項目あり)。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 中間配当(2026年3月期中間):50円(支払予定2025/12/03)
    • 期末配当(予想):50円
    • 年間配当予想:100円(直近公表の配当予想に修正なし)
  • 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
  • 配当性向(会社予想ベース):予想EPS 119.53円に対する配当100円 → 配当性向約83.7%(高水準、注:EPSは会社予想ベース)
  • 株主還元方針:自己株式取得実施(当中間期で2,794,000株取得、自己株式増加)。特別配当はなし。

設備投資・研究開発

  • 設備投資:
    • 当中間期の固定資産取得による支出:36,540百万円(投資CF項目)
    • 減価償却費:23,771百万円(中間期)
    • トピックス:スパッタリングターゲット等の生産能力増強、分離精製剤・HDI関連、バイオマス発電所新設等の予定(2025-2027の複数プロジェクト記載)
  • 研究開発:
    • 研究開発費(中間):約11,200百万円(112億円)。対売上比は概算で約2.2%(目安)。

受注・在庫状況(該当情報)

  • 受注状況:具体的受注高・受注残高の数値記載なし(–)
  • 在庫状況:
    • 棚卸資産(商品・製品等合計):期末 152,699百万円(前年期末154,190百万円、やや減少)
    • 在庫回転日数の記載なし(–)

セグメント別情報

  • 各セグメントの概要と寄与(中間実績)
    • 石油化学:売上減・利益減。ナフサ安や需要減、修繕影響で出荷減。営業利益は41億円(前年から減少)。
    • クロル・アルカリ:売上減。苛性ソーダ等は輸出価格上昇も生産量減で売上減、MDI等は市況下落で価格低下。営業損失3億円。
    • 機能商品:売上ほぼ横ばいだが在庫評価差や固定費で営業利益はやや減少(207億円)。減損の大半はこのセグメントで計上。
    • エンジニアリング:受注済案件の進捗や保有型サービスが好調で増収増益(売上858億円、営業利益185億円)。
    • 地域別:海外出荷の増減(北米、欧州、中国等)や為替影響が言及されているが詳細数値はセグメント表参照。
  • セグメント戦略:各セグメントで生産能力増強投資を予定(スパッタリングターゲット、MDI関連、分離精製剤等)。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:セグメント・事業ポートフォリオ別の進捗表が提示されており、先端事業(高機能材料・水処理等)へのシフトや能力増強が継続。中間期は基礎素材で減少、先端事業では一部増加。
  • KPI達成状況:明確なKPI進捗(数値目標に対する達成率)の開示は限定的だが、先端分野やエンジニアリングの成長は中期計画と整合。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:世界経済は底堅いが米国関税政策や中国の成長減速がリスク。ナフサ価格・為替(円高)や海外市況の影響が業績に直結。
  • 競合比較:同業他社との相対比較データは本資料に記載なし(–)。ただし交易条件改善や製品別市況の違いでセグメント差が顕著。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年3月期):売上高1,020,000百万円(△4.1% YoY)、営業利益103,000百万円(+4.1% YoY)、経常利益103,000百万円(ほぼ横ばい)、親会社株主に帰属する当期純利益38,000百万円(△34.5% YoY)、1株当たり当期純利益119.53円
    • 直近公表予想からの修正:2025年5月発表予想比で売上▲30,000、営業益▲5,000、経常▲3,000、当期純▲24,000(修正有)
    • 会社の前提:国産ナフサ価格64,000円/KL、為替145円/US$
  • 予想の信頼性:中間で一時的な減損を計上したため通期純利益達成は下期の業績回復と市況動向次第。過去の予想達成傾向は資料に限定的な記載(–)。
  • リスク要因:為替変動、ナフサ・原燃料価格、市況変動、海外関税政策、追加的な減損リスク、主要プラントの稼働・修繕状況。

重要な注記

  • 会計方針:当中間期における会計方針の変更はなし。中間連結財務諸表作成に特有の会計処理の適用あり(税金費用の計算等)。
  • 監査等:第2四半期決算短信は公認会計士又は監査法人のレビューの対象外。
  • その他重要事項:自己株式取得(2025/8/5決議に基づき2,794,000株取得)により自己株式が増加。

(注)記載数値は同社公表の決算短信より抜粋・集計。市場コンセンサスや株価ベースの指標は資料に含まれていないため「–」と表記。投資助言は行っていません。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4042
企業名 東ソー
URL http://www.tosoh.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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