2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(監査法人による期中レビューの完了)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社発表の第3四半期(累計)実績は会社の通期予想と矛盾する大幅な乖離はなく、同社は1月30日付で通期業績予想を修正済(修正有)。四半期開示について監査法人の期中レビューが完了し、開示内容に変更はなし。市場予想との比較は資料に記載なし(–)。
- 業績の方向性:増収減益ではなく「減収(売上高△9.2%)・営業利益ほぼ横ばい(0.0%)」、経常利益は△3.0%、親会社株主に帰属する四半期純利益は△2.7%。
- 注目すべき変化:発電・販売セグメントのセグメント利益が前年同期から大きく改善(約+7,730百万円)がある一方で、送配電セグメントの利益が大幅減(約△11,114百万円)となるなど、セグメント構成で差分が生じている点。小売販売収入の減少や卸販売収入の減少(容量確保契約減等)で売上高が減少。
- 今後の見通し:通期予想(売上高770,000百万円、営業利益68,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益52,000百万円)に対する進捗は売上高で約72.9%、営業利益で約95.4%、純利益で約92.7%。特に営業利益進捗が高く、通期達成の可能性は高いが、燃料費や発電稼働(原子力・水力)の変動、為替等の外部要因の影響には注意。
- 投資家への示唆:(助言ではなく注目点)高い営業利益進捗と通期予想修正の背景(燃料費低下や退職給付の数理差異影響)が重要。自己資本比率は27.2%(前期26.0%)と改善しているが、電力会社としては自己資本比率がやや低め(目安:40%で安定)。キャッシュ(現預金)が前期末比で減少している点も確認する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:四国電力株式会社(コード番号 9507、東証プライム)
- 主要事業分野:電気事業(発電・販売、送配電)、情報通信事業、エネルギー事業、建設・エンジニアリング事業、その他(製造・商事・不動産等)
- 代表者名:取締役社長 社長執行役員 宮本 喜弘
- 問合せ先:経理部 連結決算チームリーダー 眞鍋 司(TEL 087-821-5061)
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月9日(監査法人による期中レビュー完了報告日)
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)/四半期連結財務諸表は日本基準(連結)
- 決算補足説明資料:作成あり(1月30日掲載)。決算説明会:無
- セグメント:
- 電気事業(発電・販売事業、送配電事業):主力。発電・販売は小売・卸販売、送配電は送配電サービス。
- 情報通信事業:通信等
- エネルギー事業:燃料・エネルギー関連サービス等
- 建設・エンジニアリング事業:建設・設備工事等
- その他:製造、商事、不動産、研究開発等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):207,528,202株(2026年3月期3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):205,679,558株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 次回決算発表:通期決算(2026年3月期)予定日:2026年3月31日(決算期末。正式発表日は別途)
- 株主総会、IRイベント:–(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較は「進捗率」で示す)
- 売上高:第3四半期累計 561,030百万円。通期予想770,000百万円に対する進捗率 561,030/770,000 = 72.9%。
- 営業利益:第3四半期累計 65,336百万円。通期予想68,500百万円に対する進捗率 65,336/68,500 = 95.4%。
- 親会社株主に帰属する当期純利益:第3四半期累計 48,228百万円。通期予想52,000百万円に対する進捗率 48,228/52,000 = 92.7%。
- サプライズの要因:
- 売上高減:小売販売収入が燃料費調整額の減少等、卸販売収入は容量確保契約金額の減少等により減少(売上高△9.2%)。
- 費用減少で営業利益はほぼ横ばい:人件費は退職給付に係る数理差異償却の縮小により減少、需給関連費(燃料費・購入電力料)が低下したため営業費用が大幅に減少(営業費用△10.3%)。
- セグメント差分:発電・販売セグメントの利益改善が寄与する一方、送配電セグメントの利益が大きく減少。
- 通期への影響:
- 営業利益・純利益は進捗が高く、通期予想達成の見込みは現時点では高い。ただし燃料価格、発電設備の稼働状況(原子力・水力)、需給の変動、為替などの外部要因依存度あり。
- 同社は1月30日に業績予想を修正済(資料参照)。今回の四半期開示はレビュー完了で変更なし。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 資産合計:1,715,879百万円(前期末1,687,484百万円、+28,395百万円)
- 負債合計:1,246,752百万円(前期末1,246,640百万円、ほぼ横ばい)
- 純資産合計:469,127百万円(前期末440,843百万円、+28,284百万円)
- 自己資本比率:27.2%(前期26.0%)※目安:40%以上で安定
- 現金及び預金:95,241百万円(前期末130,192百万円、△34,951百万円)
- 収益性(第3四半期累計:2025/4~2025/12)
- 売上高:561,030百万円(前年同期617,990百万円、△9.2%:△56,960百万円)
- 営業利益:65,336百万円(前年同期65,335百万円、+0.0%:+1百万円)
- 経常利益:65,344百万円(前年同期67,395百万円、△3.0%:△2,051百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:48,228百万円(前年同期49,555百万円、△2.7%:△1,327百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):234.48円(前年同期240.94円、△2.7%)
- 収益性指標
- ROE(簡便計算:四半期累計純利益 / 期末純資産)≈ 48,228 / 469,127 = 10.28%(目安:10%以上で優良。注:累計利益を期末資本で単純比較した値)
- ROA(簡便計算:四半期累計純利益 / 総資産)≈ 48,228 / 1,715,879 = 2.81%(目安:5%以上で良好)
- 営業利益率:65,336 / 561,030 = 11.6%(業種平均との比較は–)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:72.9%(通常ペースか:電力は下期に季節性あり。売上が下期に寄る場合あり)
- 営業利益進捗率:95.4%(高進捗)
- 純利益進捗率:92.7%(高進捗)
- 過去同期間との比較:前年は売上高進捗の実績が異なるため単純比較は注意
- キャッシュフロー
- 注記:第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(資料に明記)。したがって営業CF・投資CF・財務CFの詳細は開示なし(–)。
- 現金同等物残高の推移:現金及び預金は前期末130,192百万円→95,241百万円(減少△34,951百万円)
- 減価償却費:47,397百万円(前年同期46,067百万円)
- 四半期推移(QoQ)
- 四半期ごとの詳細QoQは資料に記載なし(四半期累計のみ)。ただし販売電力量や発電電力量は前年同期比で動きあり。季節性:電力需要は四季で変動するため下期・冬季の需要に注意。
- 財務安全性
- 自己資本比率:27.2%(前期26.0%)。目安40%未満で改善余地あり(ファイナンス依存度はやや高い)。
- 社債・長期借入金:社債 406,997百万円、長期借入金 464,300百万円(合計で大きな金額)。
- 流動負債 205,781百万円、流動資産 318,990百万円 → 流動比率概算 ≈ 155%(短期支払能力は確保)
- 効率性・セグメント別
- セグメント別売上(外部顧客への売上高、単位:百万円)
- 発電・販売事業:431,237
- 送配電事業:59,642
- 情報通信事業:30,391
- エネルギー事業:16,420
- 建設・エンジニアリング事業:14,986
- その他:8,352
- 合計(外部顧客):561,030
- セグメント利益(同:百万円)
- 発電・販売事業:37,824(前年期30,094→改善)
- 送配電事業:9,580(前年期20,694→大幅減)
- 情報通信事業:8,802(前年期8,180→小幅増)
- エネルギー事業:3,939
- 建設・エンジニアリング事業:2,528
- 合計(報告セグメント):62,675、その他 3,030、調整△362 → 経常利益65,344
- 財務の解説(要点)
- 売上減の主因は小売の補助金調整や卸販売減少。費用面では燃料費低下、人件費の会計要因で営業費用が減り営業利益は維持。
- 固定資産(事業用資産)や建設仮勘定の増加から投資は継続。現金は減少しているため投資資金や債務返済の動向に留意。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:該当記載なし(資料上は特別利益目立たず、–)。
- 特別損失:該当記載なし(渇水準備金引当は前年に83百万円計上、当期は無し)。
- 一時的要因の影響:主要な差分は退職給付の数理差異の償却や燃料費低下等の会計・市場要因であり、これらは将来も変動する可能性あり(継続性は要注視)。
- 継続性の判断:退職給付の会計処理や燃料価格変動は今後も業績に影響し得る(継続的に変動する可能性あり)。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:年間40.00円(中間20.00円、期末20.00円)
- 2026年3月期(当期):中間配当(第2四半期末)25.00円を支払済、期末予想25.00円、年間予想50.00円(直近公表の配当予想から修正なし)
- 配当利回り:–(株価情報の記載なし)
- 配当性向:通期予想ベースの配当性向は資料に明記なし(計算可能だが株価等前提が必要 → –)
- 株主還元方針:特別配当・自社株買いに関する記載なし(直近の方針は通常の期中配当継続)。
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 建設仮勘定(期末):60,417百万円(前期末32,557百万円、増加) → 工事・投資が進行中であることを示唆
- 減価償却費:47,397百万円(第3四半期累計)
- 設備投資額(当期実績の合計)は明示されていない(–)
- 研究開発:
- R&D費用:資料に明記なし(–)
- 主な研究開発テーマ:記載なし(–)
受注・在庫状況
- 受注状況:該当記載なし(–)
- 在庫状況:
- 棚卸資産:50,693百万円(前期346,400? 注意:貸借対照表の流動資産内の棚卸資産参照。前年同期値との比較は表参照)
- 在庫回転日数等:記載なし(–)
セグメント別情報
- セグメント別状況(主要数値は上記「財務の解説」参照)
- 発電・販売:売上高431,237百万円、セグメント利益37,824百万円(前年より改善)
- 送配電:売上高59,642百万円、セグメント利益9,580百万円(前年より減少)
- 情報通信・その他:小幅増減
- 前年同期比較:発電・販売で改善、送配電で悪化が大きい点が特徴
- セグメント戦略:資料には個別戦略の詳細記載なし(詳細は補足資料参照)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料上の中期計画進捗の具体的評価は記載なし(–)。投資は継続的に行われている(建設仮勘定増加より推察)。
- KPI達成状況:明示的KPIの進捗は開示なし(–)。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との比較データは資料に非掲載(–)。
- 市場動向:燃料費の低下が収益に寄与、原子力稼働率の上昇(伊方3号機の稼働増)が自社発電量を押し上げている一方、水力発電量は出水率低下で減少。需給関連の市場要因に敏感。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(修正有):売上高770,000百万円(△9.6%)、営業利益68,500百万円(△23.1%)、経常利益68,000百万円(△25.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益52,000百万円(△23.9%)、1株当たり当期純利益253.00円
- 予想修正の有無:有(同社「業績予想の修正に関するお知らせ」参照)
- 会社予想の前提条件:詳細は修正発表参照(為替・燃料価格等の前提は補足資料で確認が必要)
- 予想の信頼性:第3四半期時点で営業利益・純利益の進捗が高いが、下期の発電稼働・燃料価格・需給等に左右されるため外的変数の影響を注視する必要あり。
- リスク要因:為替変動、燃料価格、発電所の稼働状況(特に原子力・水力)、需給バランス、規制・政策変更、自然災害等。
重要な注記
- 会計方針:会計方針の変更、会計上の見積りの変更、修正再表示はいずれも「無」と明記。
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理:税金費用は見積実効税率に基づく簡便法を適用。
- キャッシュ・フロー計算書:当第3四半期累計の四半期連結キャッシュフロー計算書は作成していない(注記あり)。
- 監査:有限責任監査法人トーマツによる期中レビュー完了。レビューにおいて重要な点は認められなかった旨の結論あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9507 |
| 企業名 | 四国電力 |
| URL | http://www.yonden.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電力・ガス – 電気・ガス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.4)」によって自動生成されました。
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