2025年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:市場コンセンサスや直近会社予想との比較データが開示資料内にないため、会社予想との差異は「–」。ただし業績面は概ね想定範囲内で、税務関連の一時的な影響により当期純利益が大幅に減少(下振れ要因)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高・営業利益は増収増益だが、親会社株主に帰属する当期純利益は特別要因で減少)。
- 注目すべき変化(前年同期比):売上高は3.3%増の3,427百万円、営業利益は6.0%増の1,121百万円に拡大。一方で繰延税金資産の取り崩し等の影響で当期純利益は30.1%減の488百万円に低下。
- 今後の見通し:2026年12月期は売上3,500百万円(+2.1%)、営業利益1,170百万円(+4.3%)、当期純利益819百万円(+67.7%)を予想。収益ベースは小幅増を見込む一方、当期純利益は税務処理の正常化(繰延税金資産取り崩しの反動)を前提とした大幅回復が想定されている。
- 投資家への示唆:① 営業力(主力タイトル「駅メモ!」)は堅調で高い営業利益率を維持している点はポジティブ。② 当期純利益の低下は税効果会計上の一時項目(繰延税金資産取り崩し)によるもので、実質的な営業収益力は維持。③ キャッシュは時間預金の積増しや自己株買いで大幅減少しており、株主還元(配当増額・自己株取得・消却)を加速している点に注意。
基本情報
- 企業名:株式会社モバイルファクトリー
- コード:3912 / 上場取引所:東証
- 主要事業分野:モバイルゲーム事業(位置情報連動型ゲーム等)、コンテンツ事業(着信メロディ等)、その他(Suishow等)
- 代表者名:代表取締役 宮嶌 裕二
- 問合せ先:常務執行役員 佐藤 舞子(TEL 050-1743-6211)
- 報告概要:
- 提出日:2026年1月29日(決算短信)
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年12月31日(連結 年次)
- 決算説明資料作成:有(説明会開催:機関投資家・証券アナリスト向け)
- セグメント:
- モバイルゲーム事業:主に位置情報連動型ゲーム「駅メモ!」等の運営・課金
- コンテンツ事業:着信メロディ等の配信(通信キャリア経由の自社/ OEM)
- その他:Suishow事業等(ブロックチェーン事業は既に撤退)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):8,925,495株
- 期末自己株式数:1,788,457株
- 期中平均株式数:7,219,612株
- 時価総額:–(資料に株価情報なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会:2026年3月27日
- 配当支払開始予定日:2026年3月30日
- 有価証券報告書提出予定日:2026年3月13日
- 重要な後発事象:自己株式取得(上限666,000株、取得期間 2026/2/1–3/31)および自己株式の消却(1,000,000株を2026/3/31消却予定)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較は直前予想の提示が資料内にないため「–」で記載)
- 売上高:3,427百万円(前年+3.3%)→ 会社予想比:–(達成率:–)
- 営業利益:1,121百万円(前年+6.0%)→ 会社予想比:–(達成率:–)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:488百万円(前年△30.1%)→ 会社予想比:–(達成率:–)
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:主力の位置情報連動型ゲームでイベントや移動系商材が好調、広告投資で新規インストール増、収益機会の多様化により売上・営業利益は増加。
- 下振れ要因:連結ベースで子会社投資に係る将来減算一時差異のスケジューリング見直しにより、繰延税金資産304,097千円(+防衛特別法人税影響8,938千円)を取り崩し、法人税等調整額に計上。これが当期純利益を大きく押し下げた。
- 通期への影響:
- 2026年の会社予想は営業面で小幅成長予想(売上+2.1%、営業利益+4.3%)。当期純利益の大幅回復予想(+67.7%)は税務上の一時要因の反動を織り込んでいるため、税効果が想定どおり回復するかが鍵。数値自体は達成見込みだが、税務処理や子会社の将来減算一時差異の見通しに不確定性あり。
財務指標
- 財務ハイライト(2025年12月期・連結)
- 売上高:3,427百万円(+3.3%/前年3,318百万円)
- 営業利益:1,121百万円(+6.0%/前年1,058百万円)
- 経常利益:1,146百万円(+8.4%/前年1,057百万円)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:488百万円(△30.1%/前年699百万円)
- EBITDA:1,122百万円(+5.8%)
- 1株当たり当期純利益(EPS):67.66円(前年92.20円)
- 収益性指標(目安)
- ROE(会社公表値):15.1%(目安:8%以上で良好 → 良好)
- ROA(計算値):約12.3%(488 / 3,979 ≒ 12.3%、目安:5%以上で良好 → 良好)
- 営業利益率:32.7%(業種平均との比較は業種に依存だが高水準)
- 進捗率分析(通期決算のため参考値)
- 2026年計画に対する2025年実績の進捗率(概算):
- 売上高:3,427 / 3,500 = 約98.0%
- 営業利益:1,121 / 1,170 = 約95.9%
- 当期純利益:488 / 819 = 約59.6%(※当期純利益は税効果の特殊要因あり)
- キャッシュフロー(連結、百万円)
- 営業CF:864(前期658 → 増加)
- 投資CF:△1,622(前期△29 → 大幅な支出。主な要因は定期預金の純増1,600百万円)
- 財務CF:△813(前期△313 → 主な要因は自己株式取得391、配当支払422)
- フリーCF:営業CF – 投資CF = 864 – 1,622 = △758百万円(マイナス)
- 現金及び現金同等物残高:1,540百万円(前期3,111百万円 → △1,571減少)
- 営業CF/純利益比率:約1.77(864/488 ≒ 1.77、目安1.0以上で健全 → 健全)
- 財務安全性
- 自己資本比率:77.5%(安定水準:40%以上 → 安定)
- 流動比率等:個別数値は詳細開示なしだが流動資産3,794 / 流動負債896 ≒ 4.24倍(流動性は良好)
- 効率性
- 総資産回転率:売上高/総資産 = 3,427 / 3,979 ≒ 0.86回/年
- セグメント別(主要)
- モバイルゲーム事業:売上3,173百万円(+4.7%)、セグメント利益939百万円(+4.2%)
- コンテンツ事業:売上254百万円(△11.1%)、セグメント利益188百万円(△12.5%)
- その他:セグメント損失 △6百万円(改善。前年は△58.7百万円に含まれるブロックチェーン事業の損失が大きかった)
- 財務の解説:
- 営業利益率は高く、主力事業の収益性が高い。減価償却費が小さいためEBITDAと営業利益差は小さい。現金は時間預金化や株主還元(自己株買い、配当)で期末残高が大きく減少。
特別損益・一時的要因
- 繰延税金資産の取り崩し:304,097千円(将来減算一時差異の回収見込み低下に伴う取り崩し)+防衛特別法人税影響8,938千円を取り崩し、法人税等調整額として計上(合計約313,035千円)。これが当期純利益大幅減の主要因。
- その他特別損益:前期は投資有価証券評価損(30,843千円)等があったが、本期は特別損失小幅(1,899千円)。
- 一時的要因の影響:取り崩しを除くと営業ベースの利益は増加しており、実質的な営業力は維持。繰延税金資産の取り崩しは非継続的要因の可能性が高い(ただし将来の税務見通し次第)。
配当
- 2025年12月期(実績):年間44円(中間0円、第2四半期 20円・期末 24円)/配当金総額 314百万円
- 配当性向(連結):65.0%(高め。会社は総還元性向60%目標)
- 純資産配当率(配当率):10.0%(資料記載)
- 2026年12月期(予想):年間51円(中間25円、期末26円)
- 株主還元方針:総還元性向60%を目標、配当性向40%以上またはDOE7%以上のいずれか高い水準を基準とし、差分を自己株取得で実施する方針(累進配当を前提)。
- 自己株式取得:期中・期末にかけて実行済。2026年2–3月に再度上限666,000株の取得計画、さらに1,000,000株の消却予定(2026/3/31)。
設備投資・研究開発
- 設備投資(固定資産取得等):当期の有形・無形の取得は限定的(減価償却費 0.5百万円と小額)。投資活動では定期預金の純増(1,600百万円)が主。
セグメント別情報(要点)
- モバイルゲーム事業:売上3,173百万円(+4.7%)、利益939百万円(+4.2%)。イベント施策、移動系商材の好調、アクセサリーガチャ等で収益機会を拡大。広告投資で新規インストール増。
- コンテンツ事業:売上254百万円(△11.1%)、利益188百万円(△12.5%)。課金会員数は緩やかに減少。
- その他(Suishow):セグメント損失は6.2百万円(改善)。前年はブロックチェーン事業撤退による大幅損失を含む。
中長期計画との整合性
- KPI達成状況:主力タイトルのユーザー基盤強化、広告投資による新規インストール増加を短期KPIとして進行中。税効果の扱いは中期的に注視が必要。
競合状況や市場動向
- 市場動向:スマホ関連法改正(「スマホ新法」)を追い風とし、アプリストアの決済/販売導線多様化が手数料軽減やユーザー還元の拡大につながる可能性を指摘。AIツール導入による開発効率化も検討中。
今後の見通し
- 業績予想(2026年12月期、連結)
- 売上高:3,500百万円(+2.1%)
- EBITDA:1,170百万円(+4.3%)
- 営業利益:1,170百万円(+4.3%)
- 経常利益:1,180百万円(+3.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:819百万円(+67.7%)
- EPS予想:126.56円
- 予想の信頼性:営業面の増益は過去実績と整合。大幅な当期純利益回復は税務上の一時要因(繰延税金資産取り崩しの反動)に依存するため、税効果と子会社関連の見通しが重要。
- リスク要因:
- 税務(繰延税金資産の回収可能性の再評価)
- 主力ゲームの稼働状況/ユーザー定着(アクティブ数、課金動向)
- 広告投資の効果(投資対効果)
- 自己株式取得・消却の実行状況と株数変動
- 規制・プラットフォームの手数料等の外部環境変化
重要な注記
- 会計方針の変更:2025年度より「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等を適用(連結財務諸表への影響はないと記載)。
- 連結範囲の変更:子会社 株式会社ビットファクトリーは2025年11月25日付で清算結了のため連結範囲除外。
- 会計上の見積りの変更:繰延税金資産の回収可能性に関する見積りを変更(結果として304,097千円+8,938千円を取り崩し)。
(注)当資料は提供された決算短信に基づく要約・整理です。投資判断につながる助言は行いません。不明箇所は「–」としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3912 |
| 企業名 | モバイルファクトリー |
| URL | http://www.mobilefactory.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.4)」によって自動生成されました。
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