2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社が期初に掲示した今中間期(累計)予想に対して、売上・利益ともに「上振れ」。市場予想との比較は資料に記載なし(–)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高:+18.1%、営業利益:△38.4%)。非臨床CROが売上を牽引した一方、費用構造や一時的会計影響で営業利益は大幅に低下。
- 注目すべき変化(前年同期比):売上高は14,766百万円(+18.1%、中間期として過去最高)に拡大したが、営業利益は49百万円(△38.4%)と利益が大幅に縮小。特に「NHP(非ヒト霊長類)輸入に係る未実現利益の会計処理変更に伴う一時的減益(約670百万円)」、新社屋研究棟の減価償却増(約424百万円)、Satsuma関連費用増(約113百万円)が主因。
- 今後の見通し:通期予想(売上33,272百万円、営業利益3,550百万円、親会社株主帰属当期純利益3,550百万円)は修正無し。売上の進捗率は約44%で順調だが、営業利益の進捗は極めて低く(約1.4%)、下期での巻き返しが前提。会社はNHPの会計処理変更で下期以降の利益変動を抑制すると説明。
- 投資家への示唆:売上成長(特に海外受注・受注残増加)が確認される一方、設備投資に伴う減価償却やTR事業(Satsuma等)への先行投資が利益を圧迫。通期業績は達成可能だが、利益回復は下期の実需(受注→売上化)と一時要因の影響解消に依存。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社新日本科学(証券コード 2395)
- 主要事業分野:CRO(非臨床試験、臨床試験受託)、TR(トランスレーショナル研究/経鼻製剤等の開発・投資)、メディポリス事業(発電・ホスピタリティ)、米国不動産事業
- 代表者名:代表取締役会長兼社長 永田 良一
- URL:https://snbl.com
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月7日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結(2025年4月1日~2025年9月30日)
- 決算補足説明資料・決算説明会:有(アナリスト・機関投資家向け)
- セグメント:
- CRO事業:非臨床(NHP等実験動物、バイオアナリシス等)・臨床(新日本科学PPDによる国際共同治験支援)
- トランスレーショナル リサーチ(TR)事業:経鼻プラットフォーム(SMART)、Satsuma等の製剤化・事業化、投資・Gemseki、SGG事業など
- メディポリス事業:地熱・温泉発電、ホテル等ホスピタリティ、陽子線治療センター関連
- 米国不動産事業:米国所有の産業用ビル賃貸
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):41,632,400株(2026年3月期中間期)
- 期中平均株式数(中間期):41,631,836株
- 時価総額:–(資料なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月7日
- 配当支払開始予定日(中間配当):2025年11月28日
- 決算説明会:2025年11月7日(実施予定、資料はTDnetおよび会社サイトに掲載)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想=期初計画、注:中間時点で会社は「期初予想を上回った」と表明)
- 売上高:実績14,766百万円(期初計画比:上振れ)/通期予想33,272百万円に対する進捗率 約44.4%(通常ペース)
- 営業利益:実績49百万円(期初計画比:上振れ。だが期初想定と比較しての詳細数値は資料に明記なし)/通期予想3,550百万円に対する進捗率 約1.4%(低い)
- 純利益(親会社株主帰属中間純利益):1,061百万円/通期予想3,550百万円に対する進捗率 約29.9%
- サプライズの要因(上振れ/下振れ主因)
- 売上上振れ要因:CRO事業(非臨床)での受注増、特に欧米顧客からの受注拡大。受注残は過去最高水準(36,486百万円)。
- 営業利益下振れ要因(中間で減益となった主因):
- NHP輸入に係る未実現利益の計算方法に起因する会計上の一時的減益 ≒670百万円
- 新社屋研究棟・最新鋭検査機器による減価償却費増(前中間期比約424百万円)
- Satsuma社(経鼻片頭痛薬関連)の事業化準備費用増(前中間期比約113百万円)
- 通期への影響:会社は通期業績予想を修正していない。売上は順調(中間で約44%進捗)だが、営業利益は中間でほとんど計上できていないため、通期達成は下期の利益改善(会計方法変更の効果、売上からの利益化)が前提。
財務指標
- 財務諸表要点(中間期末:2025年9月30日、単位は百万円換算)
- 売上高(中間):14,766百万円(前年中間期 12,508百万円、+18.1%)
- 営業利益(中間):49百万円(前年中間期 80百万円、△38.4%)、営業利益率 0.33%(前年中間期 約0.64%)※連結ベース
- 経常利益(中間):1,628百万円(△11.0%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:1,061百万円(△20.3%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):25.48円(前年中間期 31.97円)
- 総資産:90,979百万円(前期末 92,416百万円、△1.6%)
- 純資産:38,226百万円(前期末 40,086百万円、△4.6%)
- 自己資本比率:41.6%(安定水準。目安:40%以上で安定)
- 収益性指標(参考)
- ROE:2025年3月期実績 13.3%(会社提示)。当中間期を年率換算した参考値:約6.6%(注:単純年率換算;参考値)
- ROA(参考、年率換算):約2.3%(同上、目安:5%以上で良好 → 現状は低め)
- 営業利益率(連結):0.33%(CRO事業単独では15.6%、事業構造差で連結利益率は低下)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間実績)
- 売上高進捗率:14,766 / 33,272 = 約44.4%(ほぼ均等進捗)
- 営業利益進捗率:49 / 3,550 = 約1.4%(非常に遅い進捗)
- 純利益進捗率:1,061 / 3,550 = 約29.9%
- キャッシュフロー(中間累計)
- 営業CF:+1,819百万円(前年中間期 232百万円→大幅改善)
- 投資CF:△4,146百万円(主に有形固定資産取得 3,234百万円)
- 財務CF:+2,287百万円(長期借入入金等、前年は大きな借入収入も計上)
- フリーCF(営業CF − 投資CF):約 △2,327百万円(投資先行)
- 現金同等物残高:11,397百万円(期首 11,844百万円、△446百万円)
- 営業CF / 純利益比率:営業CF 1,819 / 税引前中間純利益 1,324 ≈ 1.37(目安 1.0以上で健全)
- 四半期推移(QoQ):四半期別詳細は資料に記載あるが、中間(累計)比較で非臨床受注・受注残が拡大。季節性の特段の記載はなし。
- 財務安全性:
- 自己資本比率:41.6%(安定水準、目安 40%以上)
- 短期借入金:14,230百万円(前期末 11,778百万円、増加)
- 長期借入金:23,425百万円(前期末 22,271百万円、増加)
- 効率性:
- 総資産回転等の詳細数値は –(資料に直接の指標記載なし)。CRO事業は高利益率(臨床子会社は高い営業利益率を維持)だが、TR等の先行投資が連結効率を低下。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:固定資産売却益 2.56百万円
- 特別損失:固定資産除却損 295.7百万円、減損損失 10.8百万円(合計約306.5百万円)
- 一時的要因の影響:
- NHP輸入の未実現利益計算方式の会計上の影響(670百万円の減益影響)は会計処理の見直しにより今期下半期以降は連結PLへの影響が解消される見込み(個体単位での処理に変更)。
- 減価償却増は継続的影響(新設備の償却、償却期間短めで定率法適用)。
- 継続性の判断:NHP会計処理変更は一過性の調整だが、設備償却やSatsuma関連費用は中期的に継続する可能性あり。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(第2四半期末):20.00円(支払予定日 2025/11/28)
- 期末配当(予想):30.00円
- 年間配当予想:50.00円(前期と同額、修正無し)
- 配当利回り:–(株価情報なし)
- 配当性向:通期予想ベースで約30〜40%の方針目標(会社は2028Visionで配当性向30〜40%目標を掲げる)。通期予想(当期純利益3,550百万円、配当合計 ≒約2,082百円(50円×41.63M株))より算出される配当性向は概算で約58%(注:簡易計算のため参考値。会社の公表方針との差は利益分配 / 数字精査要)
- 特別配当:なし
設備投資・研究開発
- 設備投資(中間実績):3,085百万円(通期計画 10,775百万円)
- 主な投資:新社屋研究棟(検査機器導入)、NHP繁殖施設の増築、非臨床関連設備、その他有形固定資産取得
- 減価償却費(中間実績):1,503百万円(前年中間期 1,079百万円、増加)
- 研究開発費(中間実績):1,283百万円(対売上比で約8.7%:1,283/14,766)※高めの投資姿勢
- 主なR&Dテーマ:経鼻投与基盤技術(SMART)、パーキンソン病用点鼻剤(TR-012001、TRN501)、経鼻ワクチン、MPS関連の技術開発等
受注・在庫状況
- 受注状況(非臨床事業中心)
- 受注高(当中間期):15,787百万円(前中間期比 +3.1%)
- 海外受注高(当中間期):6,459百万円(前中間期比 +16.3%)、欧米顧客からの増加(欧米顧客受注高は前中間期比 +62.1%)
- 受注残高:36,486百万円(前期末比 +2,092百万円、過去最高)
- Book-to-Bill:資料に明記なし(ただし受注残・受注高は増加)
- 在庫状況:棚卸資産 12,735百万円(前期末 12,618百万円、微増)。在庫回転日数等の詳細は記載なし。
セグメント別情報
- CRO事業
- 売上高(中間):14,147百万円(前中間期比 +16.2%)
- 営業利益(中間):2,206百万円(前中間期比 △2.6%)
- 売上高営業利益率:15.6%(前中間期 18.6%)
- コメント:非臨床(NHP供給体制・バイオアナリシスの設備導入・プリファード契約獲得)が寄与。臨床(新日本科学PPD)は売上・持分法利益が減少(為替影響や新規開始試験の遅れ)。
- TR事業
- 売上高(中間):28百万円(前中間期 17百万円)
- 営業損失(中間):△2,081百万円(主にSatsuma関係費用等)
- コメント:Satsumaの製品化費用が損益を圧迫、将来の商業化期待と短期的費用のトレードオフ。
- メディポリス事業
- 売上高(中間):390百万円(前中間期 225百万円、+73.0%)
- 営業利益(中間):14百万円(前中間期 営業損失221百万円→黒字化)
- コメント:温泉発電の稼働開始等で売電収入増。
- 米国不動産事業
- 売上高(中間):88百万円、営業損失48百万円(減価償却等で赤字)
- 地域別:海外受注比率上昇(海外受注高 6,459百万円、受注全体に占める海外比率 40.9%)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2028Vision):売上500億円、経常利益200億円、売上高経常利益率40%、配当性向30~40%を目標(長期目標)。
- KPI達成状況:現状は売上は成長基調だが経常利益率・ROICの向上は設備投資とTR事業先行投資の影響で短期的に抑制。会社はROE/ROICともに10%以上を目標としているが、直近期の数値は目標達成には距離あり。
競合状況や市場動向
- 市場動向:創薬モダリティ多様化に伴いCRO需要が拡大(核酸医薬、次世代抗体、遺伝子/細胞治療等)。NHP供給が限られる中、自社繁殖体制は競争優位となる可能性。
- 競合比較:同社は国内で大手の非臨床CROであり、NHP供給体制やバイオアナリシスの設備投資で差別化を図る。一方、成長分野への投資が採算悪化要因にもなっている。
今後の見通し
- 業績予想:通期予想(変更無し)売上33,272百万円(+2.6%)、営業利益3,550百万円(+18.9%)、経常利益5,927百万円(△8.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益3,550百万円(△27.9%)。会社は想定為替レート 1USD=145円を前提にしている。
- 予想の信頼性:中間は売上進捗良好だが営業益の未達成進捗を踏まえると、下期での利益回復(主に会計処理変更の影響解消、および売上からの利益化)が必要。過去の予想達成傾向は資料に一部基礎数値(ROE等)提示あり。
- リスク要因:
- 為替変動(想定レートは145円/USD)
- NHP供給・輸入関連の運用・会計処理リスク(ただし会計処理変更で改善見込み)
- TR事業(Satsuma等)の商業化進展とその費用負担
- 設備投資が想定以上に利益圧迫を続ける可能性
重要な注記
- 会計方針:主要な会計方針の変更は無し。ただしNHPに関する未実現利益の計算方法を下半期から個体ごとに変更予定(会計処理運用の変更)。
- その他:中間決算短信は公認会計士等のレビュー対象外。業績予想の前提・リスクは添付資料参照。
(注記)
- 不明項目は“–”で示しています(例:市場予想、時価総額等)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2395 |
| 企業名 | 新日本科学 |
| URL | http://www.snbl.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.4)」によって自動生成されました。
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