2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(修正後通期)との照合では「ほぼ予想通り」だが、第3四半期の進捗が良く通期見通しの達成可能性は高い。第3四半期累計の営業利益・純利益は会社が示す通期計画に対して進捗率が高い(後述)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+1.4%、営業利益+33.7%、親会社株主に帰属する四半期純利益+29.5%:前年同四半期比)。
- 注目すべき変化:投資有価証券の評価差額金が大幅に増加(その他包括利益+910,612千円)し自己資本が増加。営業面では固定費削減等により営業利益率が改善(営業利益率:16.6% ← 前年同四半期12.6%)。
- 今後の見通し:会社は通期業績予想を修正(売上高4,900百万円、営業利益750百万円、当期純利益640百万円)。第3四半期までの進捗(売上高進捗率約73.9%、営業利益約80.1%、純利益約83.9%)を踏まえ達成可能性は高いと考えられるが、受注高は前年同四半期比で6.6%減と下振れが続いており、中長期での着実な受注回復が必要。
- 投資家への示唆:収益性は改善しており短期的な業績達成は見込みやすい。ただし受注動向の弱さ(来期売上の先行指標)と、投資有価証券評価益に伴う純資産・税金影響(繰延税金負債の増加)を勘案し、業績の持続性と資産評価の変動リスクを確認する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:技研ホールディングス株式会社(証券コード 1443)
- 主要事業分野:土木関連(法面保護等)、建築関連(医療施設向け放射線防護・電磁波シールド等)、型枠貸与関連(コンクリート二次製品・型枠賃貸)、不動産賃貸・海外事業等
- 代表者名:代表取締役社長 佐々木 ベジ
- URL:http://www.giken-hd.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月16日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- セグメント:
- 土木関連事業:法面保護工事等(受注・売上は横ばい〜微減)
- 建築関連事業:医療施設向けの放射線防護等(受注・売上減)
- 型枠貸与関連事業:消波根固ブロック製造用型枠賃貸、二次製品販売(売上増)
- その他:不動産賃貸、海外事業等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):16,237,977株(2026年3Q)
- 期末自己株式数:3,879株
- 期中平均株式数(四半期累計):16,234,351株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表(第3四半期は2026/2/16提出)/通期決算・株主総会・IRイベント等の具体日程:–(本資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較/達成率は通期予想に対する第3四半期累計の進捗)
- 売上高:第3四半期累計3,621百万円。通期予想4,900百万円に対する進捗率 73.9%(達成ペースは高い)
- 営業利益:第3四半期累計601百万円。通期予想750百万円に対する進捗率 80.1%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:第3四半期累計537百万円(536.8百万円)。通期予想640百万円に対する進捗率 83.9%
- サプライズの要因:
- 営業面:固定費削減などによる営業利益率の改善(セグメント別でも複数セグメントで利益増)
- 非営業面:受取配当金などの営業外収益が増加(受取配当金222,270千円)し経常利益を押上げ
- その他包括利益:投資有価証券の評価差額金が大幅増(+910,612千円)し純資産を押上げ(ただし評価差は変動要因)
- 通期への影響:
- 第3四半期の進捗と固定費抑制の継続を踏まえ、会社は業績予想を修正(今回資料内で修正を行った旨)。第3四半期の高い進捗率から通期予想達成の可能性は高いが、受注高の低下(前年同四半期比6.6%減)は下期の売上・利益を左右するため注視が必要。
財務指標(要点)
- 損益(第3四半期累計:単位百万円)
- 売上高:3,621 百万円(前年同四半期比 +1.4% / +51 百万円)
- 売上原価:2,564 百万円
- 売上総利益:1,057 百万円
- 販管費:455 百万円
- 営業利益:602 百万円(601.7 百万円)前年同四半期比 +33.7%(+151.5 百万円)
- 経常利益:800 百万円(前年同四半期比 +31.5%)
- 四半期純利益(親会社株主):537 百万円(前年同四半期比 +29.5%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):33.06円(前年同四半期 25.54円)
- 収益性指標
- 営業利益率(第3Q累計):約16.6%(601/3,621)。参考:前年同四半期 約12.6% → 改善
- ROE(単純計算・第3Q累計ベース):四半期純利益536.8 / 純資産12,346 = 4.35%(9か月分)。通期予想ベース(640/12,346)= 約5.18%(目安:ROE 8%以上で良好)
- ROA(第3Q累計ベース):536.8 / 総資産17,532 = 3.06%(目安:ROA 5%以上で良好)
- 進捗率分析(通期予想比)
- 売上高進捗率:73.9%(通常ペースとして高い。通期達成の可能性を示唆)
- 営業利益進捗率:80.1%(良好)
- 純利益進捗率:83.9%(良好)
- 貸借対照表(主要項目:単位百万円)
- 総資産:17,532 百万円(前期末 16,164 百万円、+1,368)
- 純資産:12,347 百万円(前期末 10,916 百万円、+1,430)
- 自己資本比率:70.4%(前期 67.5%。目安:40%以上で安定 → 70.4%は高水準・安定)
- 現預金:1,439 百万円(前期末 1,649 百万円、減少)
- 投資有価証券:7,452 百万円(前期末 5,911 百万円、増加)
- 長期借入金:2,484 百万円(前期末 2,767 百万円、減少)
- 繰延税金負債:499 百万円(前期末 90 百万円、増加)
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。ただし貸借対照表から
- 手元現金は減少(▲約210百万円)
- 投資有価証券は増加(+約1,540百万円)。理由は評価差額の増加および特定投資株式追加購入(300百万円)等
- フリーCF等の詳細数値は記載なし(四半期CFは未作成)
- 財務安全性
- 自己資本比率70.4%(安定水準:40%以上。70%は高水準)
- 負債合計:5,186 百万円(前期末 5,249 百万円、わずかに減少)
- 流動比率:流動資産3,839 / 流動負債2,085 = 約184%(良好)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:投資有価証券売却益 26,894 千円(当第3四半期累計)
- 特別損失:該当なし(当第3四半期累計)
- 一時的要因の影響:評価差額金(その他包括利益)+910,612千円が純資産を大きく押し上げているが、評価差額は市場変動により変動するため継続性は不確実。
- 継続性の判断:受取配当金や有価証券評価益は安定性に限界があるため、これらを除いた実質的な営業利益の改善(固定費削減等)が持続するかを確認する必要あり。
配当
- 配当実績と予想(単位:円)
- 中間配当(実績):0.00円(2026.3期中間)
- 期末配当(予想):1.10円(通期予想)
- 年間配当予想:1.10円
- 配当利回り:–(株価未記載のため算出不可)
- 配当性向:–(通期実績・最終確定数値待ちのため算出不可)
- 特別配当の有無:特別配当なし
- 株主還元方針:自己株式取得等の記載はない(ただし期中に特定投資株式の追加購入を実施)
設備投資・研究開発
- 設備投資:明確な当期設備投資金額の記載なし(注記:特定投資株式購入300百万円は金融投資)
- 減価償却費:当第3四半期累計 減価償却費 81,759 千円(前年同期間 110,791 千円)
受注・在庫状況(該当部分)
- 受注状況:
- 当第3四半期累計 受注高:3,943 百万円(前年同四半期 4,221 百万円、前年同四半期比 -6.6%)
- 前期繰越受注高:2,385 百万円(前第3Q:2,139 百万円)
- 次期繰越高:2,707 百万円(前第3Q:2,790 百万円)
- コメント:受注高は減少傾向で、次期繰越高も若干減少
- 在庫状況:
- 棚卸資産:516 百万円(前期末 517 百万円、ほぼ横ばい)
- 在庫回転日数等の詳細は記載なし
セグメント別情報
- 売上高(当第3四半期累計、百万円)・前年同四半期比(資料記載の記述)
- 土木関連事業:売上 698 百万円(前年同四半期比 -1.1%)、営業利益127 百万円(+113.1%)
- 建築関連事業:売上 1,822 百万円(前年同四半期比 -7.1%)、営業利益328 百万円(+36.1%)
- 型枠貸与関連事業:売上 1,046 百万円(前年同四半期比 +23.5%)、営業利益337 百万円(-4.4%)
- その他:売上 56 百万円(前年同四半期比 -1.3%)、営業利益5 百万円(-32.1%)
- セグメント解説:
- 建築関連は受注・売上で弱含みだが、コストコントロールにより利益率改善
- 型枠貸与は売上大幅増(災害備え等で需要)、ただし営業利益はやや減少
- 土木は利益が大幅改善(主にコスト効率化等)
- 地域別売上:記載なし(国内中心と推定)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:本資料に明確な中期数値目標の記載なし → 進捗の判定は通期予想の達成状況(進捗良好)を参照
- KPI達成状況:受注高の回復が中長期的課題
競合状況や市場動向
- 市場動向:建設業界は慢性的な技術労働者不足・建設資材高騰・受注競争の激化という厳しい環境。公共投資は一定の支えがあるものの、民間投資回復の不確実性あり。
今後の見通し
- 業績予想(2026年3月期通期、会社予想)
- 売上高:4,900 百万円(前期比 -0.1%)
- 営業利益:750 百万円(前期比 +20.2%)
- 経常利益:940 百万円(前期比 +22.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:640 百万円(前期比 +30.1%)
- 1株当たり当期純利益(予想):39.42円
- 予想の信頼性:第3四半期までの進捗が良く会社は業績予想を修正しており、短期的には達成可能性が高いと見られる。一方、受注高は減少しているため下期での受注回復が不可欠。
- 前提条件・リスク要因:
- 建設資材価格・人件費動向、受注競争の激化
- 投資有価証券の評価損益の変動(資産評価の変動による純資産・税金影響)
- 為替・国際情勢(特に海外事業がある場合)等
重要な注記
- 会計方針の変更なし、四半期連結財務諸表に特有の会計処理の適用なし
- 重要な後発事象:2026年2月10日、保有する上場有価証券(1銘柄)を追加購入(180,000株、約300百万円)。損益への重要な影響はないが、現金預金が300百万円減少し投資有価証券が増加。
- その他:四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)
(注)本文は公開された決算短信の数値・記載に基づく要約・整理です。投資判断を行う際は追加情報(株価、業界データ、直近のIR説明資料等)も参照してください。本資料は投資助言を目的としたものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 1443 |
| 企業名 | 技研ホールディングス |
| URL | http://www.giken-hd.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.4)」によって自動生成されました。
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