企業の一言説明

ファインズは、動画制作・動画配信プラットフォーム、DXコンサルティング、予約システムなどを展開するグロース市場上場の情報通信・サービス企業です。フロー型ビジネスからストック型ビジネスへの転換を加速し、M&Aによる事業拡大とAI技術活用による効率化を進めています。

投資判断のための3つのキーポイント

  • 高水準の財務健全性: 自己資本比率約80%、流動比率4.71倍と極めて高く、Piotroski F-Scoreも7/9点(S評価)と財務品質は優良で盤石な経営基盤を持っています。
  • ストック型ビジネスへの転換とM&Aによる成長戦略: フロー型ビジネスから継続課金型のストック型ビジネスへの転換を加速しており、AIを活用したサービス開発とM&A(人材紹介領域への進出)により、持続的成長を目指す明確な戦略を打ち出しています。
  • 利益率改善とバリュエーションの割安感: 直近四半期決算では売上微減ながらも営業利益が前年同期比約50%増と大幅な利益率改善を果たしています。また、PERが業界平均と比較して大幅に割安な水準にあり、企業成長が実現すれば株価の上昇余地が大きい可能性があります。

主要なリスク・注意点

  • 売上成長の鈍化と今後の不確実性: 過去の売上高は減少傾向にあり、直近四半期も売上は微減です。通期業績予想に対する進捗率も売上高・利益ともに40%台と低く、後半での挽回が求められます。M&Aを含めた新規事業の早期収益化とストック型ビジネスへの転換が計画通りに進むかが今後の焦点です。
  • M&A関連リスク: 積極的なM&A(複数の子会社化と7億円の借入)は成長加速の機会となる一方で、PMI(M&A後の統合)の失敗、想定通りのシナジー効果の創出、借入による財務状況の変化などのリスクを内包しています。
  • 株価のボラティリティと下落トレンド: 小型グロース株であり、年間ボラティリティは42.25%と高く、最大ドローダウンは-55.24%を記録しています。52週高値から大きく下落しており、短・中期移動平均線を下回るなど、テクニカル的には下落トレンドを示唆しています。

企業スコア早見表

項目 スコア 判定
成長性 D 売上微減傾向
収益性 A 利益率改善
財務健全性 S 極めて優良
バリュエーション S 大幅に割安

注目指標サマリー

指標 業界平均比
株価 641.0円
PER 10.59倍 業界平均66.2倍 (大幅に割安) ※ソースにより値が異なる(各種指標: 10.59倍、バリュエーション: 10.2倍)
PBR 1.27倍 業界平均3.5倍 (大幅に割安)
配当利回り 0.00%
ROE 11.15%

1. 企業概要

ファインズ (東証グロース 5125) は、2009年設立(法人設立は2019年)の東京都港区に本社を置く情報・通信業の企業です。主な事業内容は、企業向けの動画制作・動画配信プラットフォームの提供、企業のデジタル変革 (DX) を支援するコンサルティング、およびオンライン予約システムなどの開発・提供です。特に、動画セグメントでは「Videoクラウド」サービスを柱とし、SaaS型のストック収益モデルへの転換を加速しています。

2. 業界ポジション

ファインズは、中小企業向けにDX支援や動画マーケティング、予約システムなどを提供する分野で事業を展開しています。情報・通信業界は競争が激しいですが、同社は特に中小企業のデジタル化ニーズに応えることで市場を確立しようとしています。業界平均PERが66.2倍、PBRが3.5倍であるのに対し、ファインズのPERは10.59倍、PBRは1.27倍と、業界平均と比較して大幅に割安なバリュエーションで取引されており、市場からは将来の成長性に対して控えめな評価を受けている可能性があります。

3. 経営戦略

ファインズは、フロー型ビジネスからストック型ビジネスへの転換を加速し、持続的な成長基盤の構築を目指しています。そのための主要戦略は以下の通りです。

  • ストック型ビジネスへの転換: 新サービスとしてSNS運用サービス、AIO(AIOナビ)、F-Learning、SFAクラウド、QuickBillなどのストック型商材を強化し、継続的な収益源を確立します。
  • M&Aによる事業領域拡大: 人材紹介領域への進出を目的として、株式会社オルプラおよび株式会社Nexilの子会社化を実行しました。これにより、既存事業とのシナジーを通じて新たな成長機会を創出する計画です。
  • AI技術の積極的活用: AI導入による営業支援、提案書自動作成、顧客サポートBot、広告審査AIエージェントなどの社内活用を進め、将来的にはこれらを顧客向けサービスとして展開することで、効率化とサービス品質向上を図ります。
  • CxO人材の招聘: 外部のCxO人材を招聘することで、経営・採用体制を強化し、次なる成長フェーズへの移行を accelerated させます。

直近の2026年6月期第2四半期決算では、売上高は前年同期比△1.1%と微減ながらも、営業利益は同+49.5%と大幅な増益を達成しており、利益率の改善が進んでいます。これは、M&AやAI技術活用による効率化戦略の初期成果と言えます。なお、オルプラとNexilの子会社化による業績貢献は第2四半期時点では未反映であり、今後の業績への影響が注目されます。

【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score

Piotroski F-Scoreは、企業の財務状況を9つの観点から評価し、0点から9点までのスコアで財務の健全性を示します。7点以上が優良とされます。

項目 スコア 判定
総合スコア 7/9 S: 財務優良(収益性・健全性・効率性すべて良好)
収益性 3/3 良好(純利益、営業キャッシュフロー、ROAが全てポジティブ)
財務健全性 2/3 良好(流動比率が健全、株式希薄化なし)
効率性 2/3 良好(営業利益率・ROEが高水準だが、四半期売上成長率がマイナス)

Piotroski F-Score解説: ファインズの総合スコアは7点であり、財務品質は優良(S)と評価されます。収益性に関しては、純利益、営業キャッシュフロー、ROA(総資産利益率)の全てがプラスであり、事業活動から健全に利益を生み出していることを示しています。財務健全性では、流動比率が4.71倍と高く短期的な支払い能力に優れ、株式の希薄化もありません。効率性については、営業利益率が10.75%、ROEが12.42%といずれも高水準を維持していますが、唯一、四半期売上成長率が-3.70%とマイナスであることが改善点として挙げられます。

【収益性】

  • 営業利益率(過去12か月): 10.75%
    • 良い収益率を維持しており、情報・通信業として競争力のある水準です。直近の2026年6月期第2四半期決算では営業利益率が12.8%に改善しています。
  • ROE(実績、過去12か月): 11.15% (ベンチマーク 10%: 良好)
    • 株主資本を効率的に活用して利益を生み出していることを示し、投資家にとって魅力的な水準です。
  • ROA(過去12か月): 8.86% (ベンチマーク 5%: 優良)
    • 総資産に対する利益の創出能力が高く、資産を効率的に利用していることがわかります。

【財務健全性】

  • 自己資本比率(実績): 79.5%
    • 企業の財務基盤の安定性を示す指標で、非常に高い水準であり、有利子負債が少なく、返済不要な自己資本で事業を賄っている、極めて強固な財務体質です。
  • 流動比率(直近四半期): 4.71倍 (471%)
    • 短期的な支払い能力を示す指標で、200%以上が望ましいとされる中で、非常に高い水準を保持しており、短期的な資金繰りに全く問題がないことを示唆しています。

【キャッシュフロー】

  • 営業キャッシュフロー(過去12か月): 2億8,900万円
    • 本業で安定してキャッシュを生み出しており、売上高と比較しても健全な水準です。
  • フリーキャッシュフロー(過去12か月): 2億5,650万円
    • 企業の事業活動で生み出されたキャッシュから、設備投資などに必要な資金を差し引いた残りを示します。黒字であり、事業は自己資金で成長投資を行える能力があることを示しています。

【利益の質】

  • 営業CF/純利益比率(過去12か月): 1.07倍 (評価: A – 良好)
    • 営業キャッシュフローが純利益を上回っており、「利益の質」は非常に良好です。純利益が会計上の操作によって水増しされている可能性が低く、実際にキャッシュとして利益が伴っていることを示しています。

【四半期進捗】

2026年6月期 第2四半期決算は以下の通りです。

  • 通期予想に対する進捗率:
    • 売上高: 1,286百万円 / 2,866百万円 = 44.9%
    • 営業利益: 165百万円 / 401百万円 = 41.2%
    • 中間純利益: 115百万円 / 282百万円 = 40.8%
    • 売上・利益ともに、中間期としては通期予想に対して40%台の進捗率であり、一般的には後半に比重が置かれた計画か、やや保守的な見通し、あるいは下方修正リスクも考慮に入れる必要があります。特にM&Aによる子会社化の数値が第2四半期に未反映であることを考慮すると、見込み通りの業績達成には今後の新規事業の収益貢献が不可欠となります。
  • 直近3四半期の売上高・営業利益の推移(データより推定):
    • データ上は過去12ヶ月、および昨年度(2024/6期)から売上高・営業利益ともに減少傾向にありますが、直近2026年6月期第2四半期では売上高は微減ながら営業利益は大幅増益となっており、利益率改善の兆しが見られます。

【バリュエーション】

  • PER(株価収益率):
    • ファインズのPER (会社予想) は10.59倍(または10.2倍)です。「株価が利益の何年分か」を示す指標で、業界平均PERの66.2倍と比較すると、著しく低い水準にあり、大幅に割安と判断できます。これは、市場が過去の業績の鈍化や今後の成長性に対してまだ懐疑的である可能性を示唆しています。
  • PBR(株価純資産倍率):
    • ファインズのPBRは1.27倍です。「株価が純資産の何倍か」を示す指標で、業界平均PBRの3.5倍と比較すると、こちらも大幅に割安な水準です。PBR1倍以上であるため、企業の解散価値を上回っていますが、業界平均と比較して低いことは、企業の持つ資産価値に対して株価が割安に評価されていることを示唆しています。
  • 目標株価(業種平均PER基準): 3,884円
  • 目標株価(業種平均PBR基準): 1,858円
    • これらはあくまで業界平均との比較に基づいた機械的な算出値であり、今後の成長性が織り込まれていないため、絶対的な目標値ではありませんが、理論的な上値余地を示しています。

【テクニカルシグナル】

指標 状態 数値 解釈
MACD 中立 MACD値: -16.33 / シグナルライン: -19.27 MACDがシグナルラインを上回っているが、どちらの線もマイナス圏にあり、明確なトレンド転換は示唆されていない
RSI 中立 40.7% 30%以下は売られすぎ、70%以上は買われすぎとされる中で、中立的な水準です
5日線乖離率 -0.99% 直近の株価が5日移動平均線をわずかに下回っており、短期モメンタムはやや弱い
25日線乖離率 -2.38% 短期トレンドから下方向に乖離しており、短期的な下落圧力を示唆
75日線乖離率 -10.93% 中期トレンドから大きく下方に乖離しており、中期的な下降トレンドが継続している可能性
200日線乖離率 -1.19% 長期トレンドからわずかに下方に乖離しており、長期的な方向性としてはやや弱含み

【テクニカル】

  • 52週高値・安値との位置:
    • 現在の株価641.0円は、52週高値1,319円に対して大きく下落し、52週安値452円に近い位置(22.1%)にあります。これは、過去1年間で株価が大幅に下落し、現在は安値圏で推移していることを示しています。
  • 移動平均線との関係:
    • 現在株価641.00円は、5日移動平均線(647.40円)25日移動平均線(657.88円)75日移動平均線(719.53円)200日移動平均線(648.18円)の全てを下回っています。これは、短期から長期にかけて明確な下降トレンドにあることを示唆しており、株価は弱いモメンタムで推移しています。

【市場比較】

  • 日経平均・TOPIXとの相対パフォーマンス:
    • 過去1ヶ月間では、日経平均およびTOPIXに対して8.97%ポイント5.99%ポイントそれぞれ上回っていますが、これは市場全体の調整局面における相対的な強さかもしれません。
    • しかし、過去3ヶ月、6ヶ月、1年間では、特に中長期で日経平均やTOPIXのパフォーマンスを下回っており、市場全体の上昇トレンドに追随できていない状況が続いています。1年間では日経平均に8.64%ポイント、TOPIXに0.66%ポイント下回っています。

【注意事項】

⚠️ 信用倍率0.00倍 (信用買残150,900株、信用売残0株)により、将来の売り圧力が集中する可能性に注意が必要です。

【定量リスク】

  • ベータ値(5年マンスリー): 0.10
    • 市場全体の動きに対する株価の感応度を示す指標で、非常に低い値です。市場が1%変動しても、ファインズの株価はわずか0.1%しか変動しない計算になり、市場連動性が極めて低い(または個別要因が強い)ことを示します。一般的にはディフェンシブな特性を持つ銘柄に低いベータ値が見られますが、グロース市場においてはこの値は特殊性を示す可能性があります。
  • 年間ボラティリティ: 42.25%
    • 株価の変動の激しさを示す指標で、非常に高いボラティリティです。これは、株価が短期間で大きく変動する可能性が高いことを意味します。仮に100万円投資した場合、年間で±42.25万円程度の変動が想定され、投資には高いリスクを伴います。
  • 最大ドローダウン: -55.24%
    • 過去のある時点から最も下落した割合を示す指標で、高い下落リスクを示唆しています。この程度の下落は今後も起こりうる可能性があり、投資においては資金管理やリスク許容度を十分に考慮する必要があります。
  • シャープレシオ: -0.02
    • リスクに見合うリターンが得られているかを示す指標で、数値がマイナスの場合は、リスクに見合ったリターンが得られていないことを意味します。過去のリターンがリスクに見合わない結果であったことを示しており、投資魅力度を低下させる要因となります。

【事業リスク】

  • M&A統合と新事業の不確実性: 積極的なM&A(オルプラ、Nexilの子会社化)により人材紹介事業に進出しましたが、M&A後のPMI(統合プロセス)が計画通りに進まず、想定したシナジー効果が得られないリスクがあります。また、新規事業が既存事業との相乗効果を含め、期待通りに早期収益化できるかは不確実です。
  • 売上成長の鈍化と競争激化: 過去の売上高は減少傾向にあり、直近四半期も売上は微減です。中小企業向けDX・採用支援分野は競争が激化しており、市場のニーズ変化への対応遅れや競合他社との差別化が困難になることで、成長がさらに鈍化するリスクがあります。
  • 人材確保と定着リスク: 創業者の平均年齢が28.8歳と若く、事業の成長には優秀な営業人員やエンジニアなどの専門人材の確保・定着が不可欠です。採用市場の競争激化や従業員の離職率上昇は、事業拡大の足かせとなる可能性があります。

7. 市場センチメント

  • 信用取引状況:
    • 信用買残は150,900株と多めであり、信用売残が0株であるため、信用倍率は計算上0.00倍となっています。これは、将来的にこれらの信用買いが決済される際に、大きな売り圧力となる可能性があることを示しており、株価の上値を抑える要因となる懸念があります。特に、売残が皆無であるため、踏み上げによる上昇も期待しにくい状況です。
  • 主要株主構成:
    • 筆頭株主である三輪幸将氏が45.95%の株式を保有しており、創業者が強い経営権を握るオーナー企業型の特徴があります。上位株主には光通信KK投資事業有限責任組合やUHPartners2投資事業有限責任組合などの投資ファンドも名を連ねていますが、機関投資家の保有割合は3.15%と低く、個人投資家の影響が大きい市場センチメントです。自社(自己株口)も4.15%を保有しています。

8. 株主還元

  • 配当利回り: 0.00%
    • 現在、配当は実施していません(無配)。今後の成長投資を優先し、企業価値向上を目指す段階と見られます。
  • 配当性向: 0.00%
    • 配当を実施していないため、配当性向も0%です。
  • 自社株買いの状況:
    • 2026年6月期第2四半期決算短信には、34,785千円の自己株式取得が記載されており、株主還元策の一つとして実施されています。

SWOT分析

強み

  • 強固な財務体質: 自己資本比率が高く流動比率も非常に優れるなど、財務基盤が盤石であり、Piotroski F-Scoreも優良。
  • 成長戦略の具体性: ストック型ビジネスへの転換、M&Aによる事業領域拡大、AI技術活用など、明確な成長戦略を実行中。

弱み

  • 売上成長の鈍化: 過去数期の売上高は減少傾向にあり、直近四半期も微減と、トップラインの成長力に不安が残る。
  • M&A統合リスクと新事業の未確実性: 積極的なM&Aに対し、PMIの不確実性や新事業の早期収益化への懸念がある。

機会

  • DX市場の拡大: 中小企業のDX推進ニーズは高く、動画活用や業務効率化、人材確保など広範な市場需要を捉えるチャンス。
  • AI導入による競争優位性: AI技術の社内活用・顧客向けサービス化により、業務効率化と新たな価値提供で競争優位を確立する機会。

脅威

  • 競争環境の激化: 中小企業向けDX・採用支援市場には多数の競合が存在し、価格競争やサービス優位性の維持が困難。
  • マクロ経済環境の影響: 景気変動や中小企業の投資意欲の減退は、ファインズのサービス導入にネガティブな影響を与える可能性。

この銘柄が向いている投資家

  • 長期的な成長可能性を重視する投資家: ストック型ビジネスへの転換やM&A、AI活用による将来的な企業成長とバリュエーションの是正に期待できるため。
  • 高いリスク許容度を持つ投資家: 小型グロース株特有の高いボラティリティや下落リスク、無配当を許容できる投資家。
  • 企業のデジタル変革支援事業に共感する投資家: 中小企業のDX推進という社会課題解決に貢献する事業内容に魅力を感じる投資家。

この銘柄を検討する際の注意点

  • 業績の上方修正とM&A効果の確認: 通期予想に対する進捗率が低いため、M&Aによるシナジー効果やストック型ビジネスの成長が実際に業績にどれだけ貢献し、上方修正につながるかを注視する必要があります。
  • 借入金と財務健全性のバランス: 7億円の借入金は、現在の高い自己資本比率を考慮すると財務健全性を大きく損なうものではありませんが、今後のM&A戦略によっては負債が増加する可能性があり、バランスシートの動向を継続して確認することが重要です。

今後ウォッチすべき指標

  • ストック売上高とストック顧客数の成長: ストック型ビジネスへの転換の成否を測る上で最も重要な指標です。継続的な成長目標(例: 四半期ストック売上高 前年同期比+20%以上)に対して実績がどう推移するか。
  • 新規M&A先からの収益貢献度とPMIの進捗: 新規子会社の売上高・利益への貢献状況、および組織統合(PMI)がスムーズに進んでいるかどうかの開示。
  • 営業利益率の推移: 売上高の伸び以上に利益率が改善傾向にあるか、AI導入などの効率化施策の効果が持続しているか。

10. 企業スコア

以下、4つの観点でのファインズのスコアと評価根拠を説明します。

  • 成長性: D (売上微減傾向)
    • 評価基準: S(15%以上) / A(10-15%) / B(5-10%) / C(0-5%) / D(マイナス)
    • 根拠: 過去数年間の売上高は2023年をピークに減少傾向にあり、直近12ヶ月および四半期売上高成長率も-3.70%とマイナスを記録しています。Piotroski F-Scoreの効率性スコアで四半期売上成長率がマイナスである点が指摘されており、現状では成長性が鈍化していると判断されます。ただし、M&Aによる事業拡大やストック型ビジネスへの転換により、将来的な成長回復の可能性はあります。
  • 収益性: A (利益率改善)
    • 評価基準: S(ROE15%以上かつ営業利益率15%以上) / A(ROE10-15%または営業利益率10-15%) / B(ROE8-10%または営業利益率5-10%) / C(ROE5-8%または営業利益率3-5%) / D(ROE5%未満かつ営業利益率3%未満)
    • 根拠: ROE(実績、過去12か月)は11.15%、営業利益率(過去12か月)は10.75%であり、いずれも10%を超えています。特に直近の2026年6月期第2四半期では、売上高は微減ながら営業利益が前年同期比で49.5%増と、利益率が12.8%に大きく改善しており、高い収益性を確保していることから「A」と評価します。
  • 財務健全性: S (極めて優良)
    • 評価基準: S(自己資本比率60%以上・流動比率200%以上・F-Score7点以上) / A(自己資本比率40-60%・流動比率150%以上・F-Score5-6点) / B(自己資本比率30-40%・F-Score3-4点) / C(自己資本比率20-30%・F-Score1-2点) / D(自己資本比率20%未満・F-Score0点)
    • 根拠: 自己資本比率は79.5%、流動比率は4.71倍 (471%)と非常に高く、Piotroski F-Scoreも7/9点(S評価)を獲得しており、極めて強固な財務体質であることが示されます。新規の借入はありましたが、これらの数値は依然として非常に健全な水準を維持しています。
  • バリュエーション: S (大幅に割安)
    • 評価基準: S(PER/PBR業界平均の70%以下) / A(80-90%) / B(90-110%) / C(110-130%) / D(130%以上)
    • 根拠: ファインズのPERは10.59倍に対し業界平均は66.2倍、PBRは1.27倍に対し業界平均は3.5倍です。PERは約16%(10.59/66.2100)、PBRは約36%(1.27/3.5100)と、いずれも業界平均の70%を大きく下回る水準であり、現状の株価は相対的に「大幅に割安」と評価されます。これは市場が同社の成長性や収益性を十分に織り込んでいない可能性を示唆しています。

企業情報

銘柄コード 5125
企業名 ファインズ
URL https://e-tenki.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 641円
EPS(1株利益) 60.54円
年間配当 0.00円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 0.0% 12.2倍 737円 2.8%
標準 0.0% 10.6倍 641円 0.0%
悲観 1.0% 9.0倍 573円 -2.2%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 641円

目標年率 理論株価 判定
15% 319円 △ 101%割高
10% 398円 △ 61%割高
5% 502円 △ 28%割高

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

競合他社

企業名 コード 現在値(円) 時価総額(億円) PER(倍) PBR(倍) ROE(%) 配当利回り(%)
メンバーズ 2130 1,048 140 14.65 2.26 16.5 3.14
Orchestra Holdings 6533 1,014 101 10.59 1.47 14.7 1.28
Enjin 7370 790 57 20.57 1.21 6.0 5.06

関連情報

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.33)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。

By ジニー

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