2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期業績予想を上方修正(売上高1,640,000→1,740,000百万円、営業利益220,000→280,000百万円、親会社帰属当期利益177,000→220,000百万円)。中間実績自体は会社計画との比較は記載なしだが、市場想定に対しては「上振れ」と解釈できる(会社が見直し理由として増需要と操業度改善を挙げる)。
- 業績の方向性:増収増益(中間:売上収益902,778百万円、前年同期比+2.2%、営業利益165,136百万円、同+4.4%)。
- 注目すべき変化:事業構成では「コンポーネント(特にコンデンサ・インダクタ)」が拡大(コンポーネント売上565,648百円、同+9.1%)、一方「デバイス・モジュール」は減少(329,765百円、同△8.0%)と分化。用途別ではコンピュータ向けが大きく増加(+20.1%)。
- 今後の見通し:通期予想は上方修正。第3四半期以降の為替前提を1米ドル140円→145円に変更(円安方向へ想定修正)。中間期の進捗率は売上約51.9%、営業利益約59.0%、親会社帰属利益約60.2%と比較的順調。
- 投資家への示唆:AIサーバー需要やスマートフォン・モビリティの回復が牽引。為替前提の緩和(145円)と自己株取得の実行(中間で76,956百万円)を踏まえ、業績の上振れ余地と株主還元意識の高さが確認される。ただし高周波モジュールやエナジー分野の弱さ、為替感応度、供給・価格環境の変動リスクは注視。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社村田製作所
- 主要事業分野:電子部品・関連製品の開発・製造・販売(主製品例:積層セラミックコンデンサ、インダクタ、EMI除去フィルタ、高周波モジュール、リチウムイオン電池、センサ等)
- 代表者名:代表取締役社長 中島 規巨
- 上場取引所・コード:東証、6981
- URL:https://corporate.murata.com
- 報告概要
- 提出日:2025年10月31日(決算補足説明資料作成・決算説明会あり)
- 対象会計期間:2025年4月1日~2025年9月30日(第2四半期・中間期、IFRS・連結)
- 半期報告書提出予定日:2025年11月12日
- 配当支払開始予定日:2025年11月28日
- セグメント(主な3区分)
- コンポーネント:コンデンサ、インダクタ、EMI除去フィルタ等
- デバイス・モジュール:高周波モジュール、表面波フィルタ、二次電池、センサ等
- その他:機器製作、ヘルスケア機器、ソリューション等
- 発行済株式
- 期末発行済株式数(自己株式含む):1,963,001,843株
- 期末自己株式数:134,710,589株(前年:100,640,793株)
- 中間期平均株式数:1,843,825,318株(前年中間:1,876,258,713株)
- 時価総額:–(開示なし)
- 今後の予定
- 半期報告書提出:2025年11月12日
- 決算補足説明資料:2025年10月31日掲載(会社発表)
- 株主総会・IRイベント:–(本資料内に詳細記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社修正後の通期予想との比較は後述)
- 売上高(中間):902,778百万円(前年同期比+2.2%) — 会社は通期を上方修正。
- 営業利益(中間):165,136百万円(同+4.4%)
- 親会社に帰属する中間利益:132,379百万円(同+1.6%)
- 会社予想との達成率(※通期修正後ベース):売上進捗率51.9%、営業利益進捗率59.0%、親会社帰属利益進捗率60.2%(通期予想:売上1,740,000、営業利益280,000、親会社帰属利益220,000百万円)
- サプライズの要因
- 上振れ要因:AIサーバー/周辺機器向けの搭載数増加、スマホ/モビリティの回復、操業度向上、コストダウン、為替想定の見直し(第3Q以降1USD=145円想定)
- マイナス寄与:高周波モジュールや樹脂多層基板のスマホ向け減少、製品価格下落、固定費増
- 通期への影響
- 会社は通期業績を上方修正(売上+100,000百円、営業利益+60,000百円、親会社帰属利益+43,000百円)。現状の進捗(営業利益・純利益の進捗が約60%)から見て会社予想達成は「現時点では可能」としている(ただし為替・市場需給・価格動向等の不確実性あり)。
- 直近での配当予想修正はなし(年間60円予想、中間30円実施)。
財務指標
- 損益(中間・累計)
- 売上収益:902,778百万円(前年同期883,481百万円、+2.2%、増額19,297百万円)
- 営業利益:165,136百万円(前年同期158,172百万円、+4.4%)
- 税引前中間利益:174,782百万円(前年同期164,029百万円、+6.6%)
- 親会社の所有者に帰属する中間利益:132,379百万円(前年同期130,320百万円、+1.6%)
- 基本的1株当たり中間利益(EPS):71.77円(前年同期69.45円、+3.3%)
- 収益性指標(計算)
- 営業利益率:18.3%(165,136/902,778) — 業種で高水準(業界平均は企業により差異あり)。
- ROE(中間純利益/平均親会社所有者持分)=132,379 / ((2,580,805 + 2,597,122)/2) = 約5.11%(目安:8%以上が良好 → やや低め)
- ROA(中間純利益/平均総資産)=132,379 / ((3,028,194 + 3,040,347)/2) = 約4.36%(目安:5%以上が良好 → やや低め)
- 進捗率分析(通期修正予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗率:902,778 / 1,740,000 = 51.9%(正常~期中偏重。上方修正後は概ね均等超)
- 営業利益進捗率:165,136 / 280,000 = 59.0%(良好)
- 親会社帰属利益進捗率:132,379 / 220,000 = 60.2%(良好)
- キャッシュフロー(中間)
- 営業CF:167,733百万円(前年同期216,016百円→前年同期比△48,283百円の減少)
- 投資CF:△65,480百万円(前年同期△97,235百円→設備投資は減少、主に有形固定資産取得88,317百円)
- 財務CF:△138,553百万円(主に自己株式取得76,956百円、配当55,871百円)
- フリーCF(営業CF−投資CF):102,253百万円(プラス)
- 営業CF/純利益比率:167,733 / 132,341 = 1.27(目安1.0以上で健全)
- 現金及び現金同等物残高:582,394百万円(前期末625,148百円→△42,754百円)
- 貸借対照表要点(中間期末)
- 総資産:3,040,347百万円(前期末3,028,194百円、+2.4%)
- 親会社所有者帰属持分:2,597,122百万円(前期末2,580,805百円、+0.6%)
- 自己資本比率(親会社所有者帰属持分比率):85.4%(安定水準、目安40%以上で良好)
- 流動資産合計:1,496,271百円、流動負債合計:271,201百円 → 流動比率 ≒ 552%(非常に高い流動性)
- 有利子負債は小幅(社債・借入金合計は小額)、総負債は444,157百万円(負債比率低い)
- 効率性
- 設備投資(中間):75,414百万円(前年中間84,658百円、△10.9%)
- 減価償却費:84,580百万円(前年85,222百円)
- 研究開発費:77,995百万円(前年73,565百円、+6.0%)
- 四半期推移(当第2四半期単体→前年同期比較)
- 第2四半期売上:486,624百万円(前年461,774百円、+5.4%)
- 第2四半期営業利益:103,515百万円(前年91,797百円、+12.8%)
- 第2四半期親会社帰属四半期利益:82,665百万円(前年63,955百円、+29.3%)
- セグメント別(中間)
- コンポーネント:565,648百円(+9.1%)— コンデンサ454,902百円(+9.0%)、インダクタ等110,746百円(+9.6%)
- デバイス・モジュール:329,765百円(△8.0%)— 高周波・通信202,681百円(△10.2%)、エナジー・パワー74,896百円(△10.5%)
- 営業利益率(セグメント):コンポーネント27.5%、デバイス・モジュール3.1%
- 財務安全性
- 自己資本比率85.4%(安定水準)
- 有利子負債は少なく、流動比率高く流動性良好
特別損益・一時的要因
- 特別利益/特別損失:該当記載なし(重要な一時項目の記載なし)
- その他包括利益:為替換算差額などで当期はその他の包括利益合計16,273百万円(前年同期は△36,595百万円)→為替評価や有価証券評価差額の影響で中間包括利益が大幅増(中間包括利益148,614百万円)
- 継続性判断:為替差は継続的に変動するため一時性とは言い切れないが、為替の変動性に注意が必要
配当
- 配当実績・予想
- 中間配当(実績):30.00円(支払予定日2025/11/28)
- 期末配当(予想):30.00円
- 年間配当予想:60.00円(直近公表からの修正無し)
- 配当利回り:–(株価情報が未提示のため算出不可)
- 配当性向:–(通期予想に対する配当性向は会社未記載。参考:通期親会社帰属利益予想220,000百円、発行済平均株数等で算出可だがここは–)
- 自社株買い:中間期に自己株式取得支出76,956百万円(自己株式増加に反映)。株主還元強化の姿勢を示唆。
設備投資・研究開発
- 設備投資(中間):75,414百万円(前年中間84,658百円、△10.9%)。主に生産能力増強・生産棟建設。
- 減価償却費:84,580百万円(前年85,222百円)
- 研究開発費:77,995百万円(前年73,565百円、+6.0%)── 主なテーマの個別記載はなし(R&D全体の増額)
受注・在庫状況
- 受注高(中間期末ベース):受注高302,850百万円(前期末287,495百円、+5.3%)、受注残高増加(+15,355百円)
- 棚卸資産(中間期末):488,608百万円(前期末482,833百円、僅増)
- 在庫回転等の詳細(回転日数等):記載なし(–)
セグメント別詳細
- コンポーネントが売上・利益の主力。サーバーや代理店向けコンデンサが牽引。
- デバイス・モジュールは高周波・通信やエナジー・パワー寄与低下があり、セグメント利益率は低め。
- 用途別:コンピュータ用途(サーバー含む)で大幅増(+20.1%)、モビリティも堅調(+3.1%)、通信用途は減少(△5.1%)。
- 地域別:海外売上が約92.8%(中国圏48.0%、北米16.4%、アジアその他19.9%、欧州減少)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画に関する記載は本資料内に限定的。通期修正は成長分野(AIサーバー等)を見込んだもので、中期KPIの進捗は資料上の限定情報からは判断困難(–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:AIサーバー投資継続、スマホ・モビリティ回復、但し高周波モジュール等はスマホ・PC向けで弱含み。為替変動と原材料価格はリスク。
- 競合比較:同業他社との相対比較データは本資料に記載なし(–)。
今後の見通し
- 業績予想(通期・修正後、2025/4/1~2026/3/31)
- 売上収益:1,740,000百万円(前回1,640,000)
- 営業利益:280,000百万円(前回220,000)
- 税引前当期利益:290,000百万円(前回230,000)
- 親会社の所有者に帰属する当期利益:220,000百万円(前回177,000)
- 設備投資:260,000百万円(前回270,000)
- 研究開発費:153,000百万円(前回151,000)
- 予想の前提:第3四半期以降の為替を1USD=145円に変更(前回140円)。需要前提はAIサーバー等の搭載増加とスマホ/モビリティの回復。
- 予想の信頼性:会社は現時点の情報で算定と注記。過去の予想達成傾向は本資料では限定的(–)。
- リスク要因:為替変動、原材料価格・供給、製品価格下落、顧客需要の変化、技術革新競争、規制・地政学リスク等(会社が列挙)。
重要な注記
- 会計方針の変更や見積り変更:特記事項なし(会計方針の変更・見積りの変更無し)。
- 第2四半期決算短信は公認会計士等のレビュー対象外。
- 将来予想は不確実性を伴う旨の開示あり。
(注)本まとめは開示資料に基づく事実整理です。投資判断に関する助言・勧誘は行いません。数値は百万円単位の会社発表値を使用。記載のない項目は「–」としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6981 |
| 企業名 | 村田製作所 |
| URL | https://corporate.murata.com/ja-jp |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.5)」によって自動生成されました。
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