2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期予想の修正はなし。親会社株主に帰属する四半期純利益は673百万円(前年同期比+788.0%)と大幅増加(上振れ)したが、これは関係会社株式売却益(約920百万円)の計上による一時益が主因。営業面では調整後営業損失および営業損失に転じており、実質的な事業収益力は低下。
- 業績の方向性:売上高は増収(売上高5,044百万円、前年同期比+7.9%)だが、営業ベースは減益(営業損失84百万円、前年同期は営業利益146百万円)→ 増収減益(営業ベース)。
- 注目すべき変化:フィンテック事業の連結範囲からの除外(子会社 株式会社フィノバレー の株式譲渡:2025年7月1日)により、フィンテック売上・資産が大幅に圧縮。さらに関係会社株式売却益約919.9百万円が純利益を大幅に押し上げた点が最重要。
- 今後の見通し:会社は通期予想(売上7,200百万円、親会社株主に帰属する当期純利益800百万円等)を据え置き。売上の進捗は良好(通期に対する進捗約70%)だが、営業利益(調整後営業利益含む)は未達状態のため、通期達成は事業の採算回復次第で不確定要素あり。ただし一時益を除くと純利益ベースの進捗は我慢できる水準。
- 投資家への示唆:今回の純利益増は非継続的要因(持分株式売却)によるため、投資判断では「営業利益・調整後営業利益の回復」「APPBOX等プラットフォーム投資の収益化」「ビジネスプロデュース事業の利益率回復」を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社アイリッジ(IRIDGE, Inc.)
- 主要事業分野:アプリビジネス事業(スマートフォンアプリ企画・開発・運用、SaaS「FANSHIP」「APPBOX」等)、ビジネスプロデュース事業(DX支援・新規事業開発支援)、フィンテック事業(デジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」)
- 代表者名:代表取締役社長 小田 健太郎
- 問合せ責任者:取締役CFO 森田 亮平(TEL 03-6441-2325)
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月10日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算補足説明資料:作成有(決算説明会は開催無し)
- セグメント(報告セグメント):
- アプリビジネス事業:アプリ開発・運用、SaaS提供
- ビジネスプロデュース事業:事業戦略立案からサービス開発・グロース支援
- フィンテック事業:地域通貨のデジタル化プラットフォーム(注:2025/7/1に子会社売却、連結範囲から除外)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):7,829,354株(第3Q)
- 期末自己株式数:170株
- 期中平均株式数(四半期累計):7,814,947株
- 時価総額:–(開示資料に株価情報無しのため省略)
- 今後の予定:
- 決算説明会:無(補足資料はTDnetと当社サイトに掲載)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社公表の通期予想は修正無し)
- 売上高:実績5,044百万円(前年同期比+7.9%)。通期予想7,200百万円に対する進捗率:70.1%(良好)
- 調整後営業利益:実績△35百万円(前年同期は+177百万円)。通期予想300百万円に対する進捗率:-11.8%(未達・改善必要)
- 営業利益:実績△84百万円(前年同期は+147百万円)。通期予想270百万円に対する進捗率:-31.1%(未達)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:実績673百万円(前年同期75.8百万円)。通期予想800百万円に対する進捗率:84.2%(ただし一時益依存)
- サプライズの要因:
- 主因:関係会社株式売却益 919,919千円(約920百万円)の計上により純利益が大幅上振れ。
- 一方、本業(営業利益)は、アプリ事業での開発体制強化・APPBOX投資による償却・原価増、ビジネスプロデュースでの利益率低下(広告比率増)や体制強化による販管費増などで悪化。
- フィンテック部門は子会社売却により連結から除外され、売上・利益が大幅に圧縮。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。純利益は売却益によって早期達成見込みだが、営業利益(本業)の回復が課題。通期業績の信頼性は、本業の採算改善が確認できるかに依存。
財務指標(主要数値)
(単位:百万円、%は前年同期比)
- 損益(第3四半期累計:2025/4/1~2025/12/31)
- 売上高:5,044 百万円(+7.9%)
- 売上総利益:1,480 百万円(前年1,526)
- 販管費:1,564 百万円(前年1,379)
- 営業利益:△84 百万円(前年+147)
- 調整後営業利益:△35 百万円(前年+177)
- 経常損失:△63 百万円(前年+141)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:673 百万円(+788.0%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):86.17 円(前年10.07円)
- 収益性指標(注:第3Q累計ベース、特別損益含む)
- 営業利益率:△84 / 5,044 = △1.67%(業種平均との比較は業種別で判断)
- 調整後営業利益率:△35 / 5,044 = △0.70%
- ROE(簡易計算):673 / 3,048 = 22.1%(高水準だが一時益の影響が大きい)
- ROA(簡易計算):673 / 5,526 = 12.2%(同上、一時要因の影響)
- バランスシート(2025/12/31)
- 総資産:5,526 百万円(前期末比 △434 百万円)
- 流動資産:4,271 百万円
- 現金・預金:2,327 百万円(前期末 2,739→△411)
- 売掛金:997 百万円(前期末 1,504→△507)
- 有価証券:500 百万円(新規計上)
- 負債合計:2,457 百万円(前期末比 △931 百万円)
- 主な減少要因:預り金の減少(689→14.8 百万円)等
- 純資産合計:3,069 百万円(前期末比 +497 百万円)
- 自己資本比率:55.2%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 流動比率(流動資産/流動負債):4,271 / 1,665 ≒ 256.6%(良好)
- 有利子負債(短期+長期借入金):1,250 百万円(短期 500、長期 750)→負債依存度は中程度
- キャッシュフロー:
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。ただし現金・預金は前期末比で約△412百万円減少。
- 減価償却費:293,815 千円(約294 百万円、前年234,442 千円)
- フリーCF等の詳細:作成されていないため記載なし(–)
- 四半期(QoQ)推移:四半期単体の明細は本文に無し(四半期連結累計での比較のみ)。季節性情報:–(特記なし)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:
- 関係会社株式売却益:919,919 千円(約919.9 百万円)→ 当期純利益押上げの主要因(非継続性が高い)
- 特別損失(合計60,877 千円)
- 減損損失:4,013 千円
- 固定資産除却損:48,508 千円
- 自己新株予約権消却損:8,354 千円
- 一時的要因の影響:
- 純利益は一時益で膨らんでおり、本業(営業損益)を評価する際は特別損益を除くべき。
- 継続性の判断:関係会社株式売却益は基本的に非反復的であり、今後の継続性は低いと判断される。
配当
- 配当実績・予想:
- 中間配当:0.00 円(2026年3月期も0.00の予定)
- 期末配当(予想):0.00 円
- 年間配当予想:0.00 円(直近公表予想の修正なし)
- 配当利回り:–(株価不明のため算出不可)
- 配当性向:0%(配当がゼロのため)
- 株主還元方針:特別配当・自社株買いの開示なし
設備投資・研究開発
- 減価償却費:293,815 千円(約294 百万円、前年234,442 千円)→ 設備・無形資産の償却負担増
- 設備投資額:明細記載なし(–)
- 研究開発費(R&D):個別の金額開示なし。ただしAPPBOX等プラットフォームへの投資を継続中(文面で言及)。
セグメント別情報
- 概要(当第3四半期累計)
- アプリビジネス事業:売上 3,740 百万円(+22.6%)、セグメント利益 624 百万円(+13.5%)、セグメント利益率 ≒16.7%。開発体制強化・APPBOX投資による売上拡大だが原価償却・人件費増で影響あり。
- ビジネスプロデュース事業:売上 1,218 百万円(△1.5%)、セグメント利益 35 百万円(△64.5%)、利益率 ≒2.9%。広告等低利案件比率増と組織強化による販管費増が主因。
- フィンテック事業:売上 92 百万円(△76.6%)、セグメント損失 28 百万円(前年は利益44百万円)。注:2025/7/1に株式会社フィノバレーを譲渡し連結範囲から除外したため、売上・利益は2025/4/1~6/30の実績のみを含む(連結における縮小が主因)。
- セグメント別資産影響:フィンテック事業の資産は連結範囲除外により1,357,991 千円減少。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:2024年5月策定、2027年3月期を最終年度とする3カ年計画。「Tech & Innovation Partner」への成長を目標とし、5つの成長戦略を掲げる。
- KPI進捗:売上は増加傾向。ただし営業収益性(調整後営業利益含む)は低下しており、計画達成にはプラットフォーム投資の収益化と事業構成の改善が必要。
競合状況や市場動向
- 同業比較・市場動向:決算短信内に詳細比較は無し。留意点として、アプリSaaS領域とDX支援は競争が激しく、プラットフォームのスケール・継続収益化が競争優位の鍵。
今後の見通し
- 業績予想(通期、修正無し)
- 売上高:7,200 百万円(通期予想)
- 調整後営業利益:300 百万円
- 営業利益:270 百万円
- 経常利益:260 百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益:800 百万円(EPS 102.61円)
- 予想の信頼性:会社は据え置き。現時点で売上進捗は良好だが、営業利益の回復が確認できるかが予想達成のポイント。過去の予想達成傾向は資料に記載なし(–)。
- リスク要因:
- プラットフォーム投資が想定より収益化に時間を要するリスク
- 人件費・ソフトウェア償却等のコスト上振れ
- フィンテック領域の事業再編・外部環境変化
- 為替・マクロ環境(該当の前提が明示されていれば参照のこと)
重要な注記
- 連結範囲の変更:2025年7月1日付で連結子会社 株式会社フィノバレー の全株式を譲渡、連結範囲から除外(フィンテック事業に影響)。
- 会計方針の変更:無し
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。
- 参考:調整後営業利益は「営業利益+株式報酬費用+M&Aにより生じた無形資産の償却費用+その他一時費用」と定義。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3917 |
| 企業名 | アイリッジ |
| URL | http://iridge.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.7)」によって自動生成されました。
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