企業の一言説明
NEXYZ.Groupは、LED照明や空調などの業務機器の初期費用ゼロ提供を主軸とするエンベデッド・ファイナンス事業を中心に、デジタルメディア、エンターテイメント、定額制エステを多角的に展開する成長志向の企業です。
総合判定
高成長だが財務基盤強化が課題の割高銘柄
投資判断のための3つのキーポイント
- エンベデッド・ファイナンス事業が成長を牽引:初期投資ゼロのサービスモデルが金融機関との連携を通じて拡大し、収益成長に大きく貢献しています。
- 高水準な収益性と効率性:高いROEと安定した利益率を維持し、株主資本を効率的に活用して収益を上げています。
- 財務健全性の改善が急務:自己資本比率が低く、PBRが業界平均を大きく上回るため、財務基盤の強化とバリュエーションの適正化が今後の課題です。
企業スコア早見表
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 成長性 | S | 非常に優良 |
| 収益性 | S | 非常に優良 |
| 財務健全性 | C | やや不安 |
| バリュエーション | D | 懸念 |
※スコア凡例: S=優良, A=良好, B=普通, C=やや不安, D=懸念
注目指標サマリー
| 指標 | 値 | 業界平均比 |
|---|---|---|
| 株価 | 739.0円 | – |
| PER | 10.12倍 | 業界平均14.1倍 (割安) |
| PBR | 2.45倍 | 業界平均1.0倍 (割高) |
| 配当利回り | 2.71% | – |
| ROE | 18.62% | – |
1. 企業概要
NEXYZ.Groupは、LED照明や空調などの業務用設備を初期費用ゼロで提供する「Nexyz.Zero Series」を主軸とするエンベデッド・ファイナンス事業を展開。著名人活用広告の「ACCEL JAPAN」などメディア・プロモーション事業、定額制セルフエステ「BODY ARCHI」などの多角的な事業を通じ収益を上げています。特に、中小企業向け機器導入支援サービスは、技術的独自性と金融スキームを組み合わせた参入障壁の高いビジネスモデルを構築しています。
2. 業界ポジション
同社は、LED照明や空調設備などのレンタル・リース市場において、初期費用ゼロという独自のビジネスモデルで差別化を図っています。特に金融機関との連携による顧客基盤の拡大は強みであり、従来の設備リース業態とは一線を画すポジションを確立しています。一方で、多角化事業における各分野での競争は激しく、特定の領域で圧倒的な市場シェアを持つわけではありません。
3. 経営戦略
中期経営計画では、金融機関パートナー網のさらなる拡大と、エンベデッド・ファイナンス事業での商材拡充(空調・工業設備等)を通じた成長を最優先しています。SBIグループへの「ACCEL JAPAN」導入実績を足掛かりに、同グループ内での水平展開を推進する戦略も積極的に展開。2026年9月29日には配当の権利確定日が予定されており、株主還元への意識も示唆されます。
【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 6/9 | A: 良好 |
| 収益性 | 2/3 | 純利益・ROA・ROEが良好 |
| 財務健全性 | 2/3 | D/Eレシオ健全・株式希薄化なし |
| 効率性 | 2/3 | 四半期売上成長率がプラス |
解説: NEXYZ.GroupのF-Scoreは6点と良好な水準です。収益性においては、純利益とROAがプラスであり、直近12か月のROEも高水準である点が評価されます。財務健全性では、D/Eレシオが1.0未満で株式希薄化もない点が良好です。効率性では、四半期ベースでの売上成長がプラスである点を評価されていますが、流動比率や営業利益率は改善の余地があります。
【収益性】
- 営業利益率: 過去12か月の営業利益率は5.07%であり、一般的な目安である10%には届かないものの、着実に改善傾向にあります。
- ROE: 過去12か月のROEは18.62%と、株主資本を効率的に活用して高い収益性をあげている優良な水準です。
- ROA: 過去12か月のROAは5.77%と、総資産に対する利益も一般的な目安とされる5%を上回る良好な水準です。
【財務健全性】
- 自己資本比率: 連結自己資本比率は17.8%と、一般的に健全とされる30%を大きく下回っており、財務基盤の脆弱性が懸念されます。
- 流動比率: 直近四半期の流動比率は1.49倍(149%)と、短期的な支払い能力の目安である200%には及ばず、改善が望まれます。
【キャッシュフロー】
| 決算期 | フリーCF | 営業CF | 投資CF | 財務CF | 現金等残高 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023.09 | 30億4,500万円 | 27億4,700万円 | 2億9,800万円 | -8億9,600万円 | 49億8,200万円 |
| 2024.09 | 11億5,200万円 | 10億2,800万円 | 1億2,400万円 | -2億8,500万円 | 58億4,900万円 |
| 2025.09 | 20億2,200万円 | 17億4,000万円 | 2億8,200万円 | 3億7,300万円 | 84億4,700万円 |
解説: 営業キャッシュフローは堅調に推移し、2025年9月期には17億4,000万円を計上しています。フリーキャッシュフローも安定してプラスを維持しており、本業で創出される資金が投資に必要な資金を賄えている健全な状況です。
【利益の質】
- 営業CF/純利益比率は、過去12か月期で1.89倍(営業CF 17億4,000万円 / 純利益 9億2,200万円)です。この比率は1.0以上と高く、本業で稼ぐキャッシュが純利益を大きく上回っているため、利益の質は非常に健全であると評価できます。
【四半期進捗】
2026年9月期第1四半期の業績は、通期予想に対し売上高19.4%、営業利益16.2%、純利益7.8%の進捗率です。純利益の進捗が低いですが、決算短信によれば親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比で微減(△1.0%)であり、通期計画に対する進捗はやや遅れ気味ですが、営業利益は好調を維持しています。後発事象として投資有価証券売却益2,015百万円が計上されており、これが今後の利益に影響を与える可能性もあります。
【バリュエーション】
PERは10.12倍で業界平均14.1倍と比較して割安感があります。しかし、PBRは2.45倍と業界平均1.0倍を大きく上回っており、純資産価値からは割高と評価されます。これは、同社の成長性に対する市場の期待がPBRに反映されている可能性があります。
【テクニカルシグナル】
| 指標 | 状態 | 数値 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| MACD | 中立 | MACD値: -5.77 / シグナルライン: -6.92 | 短期トレンド方向を示す |
| RSI | 中立 | 46.9% | 70以上=過熱、30以下=売られすぎ |
| 5日線乖離率 | – | -0.57% | 直近のモメンタム |
| 25日線乖離率 | – | -1.27% | 短期トレンドからの乖離 |
| 75日線乖離率 | – | -4.96% | 中期トレンドからの乖離 |
| 200日線乖離率 | – | -17.64% | 長期トレンドからの乖離 |
解説: MACDもRSIも中立的な状態を示しており、株価は現状、明確なトレンドがありません。
【テクニカル】
現在の株価739.0円は、52週高値1,171円からは大きく下落した水準(レンジ内位置15.0%)にあり、安値圏で推移しています。全ての移動平均線を下回っており、特に200日移動平均線からの乖離率が-17.51%と大きいため、長期的な下降トレンドにあると見られます。
【市場比較】
| 期間 | 当銘柄 | 日経平均 | 差 |
|---|---|---|---|
| 1ヶ月 | -3.65% | -3.94% | +0.29%pt |
| 3ヶ月 | -9.77% | +6.14% | -15.91%pt |
| 6ヶ月 | -33.72% | +18.62% | -52.34%pt |
| 1年 | -8.20% | +40.50% | -48.70%pt |
総括: 直近1ヶ月では日経平均をわずかに上回ったものの、3ヶ月、6ヶ月、1年といった中長期的な期間では日経平均を下回るパフォーマンスとなっており、市場の平均的な成長に追随できていない状況です。
【注意事項】
⚠️ 信用倍率215.69倍と高水準。将来の売り圧力に注意が必要です。
【定量リスク】
- 年間ボラティリティ: 38.29%と高く、仮に100万円投資した場合、年間で±38.29万円程度の変動が想定されるため、価格変動リスクは大きいと言えます。
- シャープレシオ: 0.23と低く、リスクに見合うリターンが十分に得られていない状況です。
- 最大ドローダウン: -54.60%であり、過去にはこの程度の大きな下落があったことを示唆しています。
【事業リスク】
- 金融機関チャネルへの過度な依存: エンベデッド・ファイナンス事業の紹介売上比率が57.8%と高く、提携金融機関の方針変更や関係悪化が業績に影響を及ぼす可能性があります。
- 特定商材の供給懸念: LED関連商品の供給逼迫による納期遅延が発生しており、主力商材の販売に影響を及ぼす可能性があります。
- 多角化事業における競争と先行投資: メディア事業の季節性や先行投資による一時的な業績低下、また定額制エステ事業などでの競争激化が収益を圧迫する可能性があります。
7. 市場センチメント
- 信用取引状況: 信用買残が776,500株に対し信用売残が3,600株と、信用倍率は215.69倍と非常に高く、将来的に買い残の整理に伴う売り圧力が強まる可能性があります。
- 主要株主構成:
- 近藤太香巳: 24.4%
- 近藤太香巳事務所: 9.47%
- 自社従業員持株会: 7.91%
8. 株主還元
- 配当利回り: 会社予想で2.71%です。
- 配当性向: 会社予想ベースで28.19%と、利益に対して無理のない健全な水準です。
- 自社株買いの状況: データなし。
- 配当持続可能性: 配当性向が30-50%の範囲内であるため、現在の利益水準であれば配当の持続可能性は高いと考えられます。
SWOT分析
強み
- 初期費用ゼロモデルと金融機関連携による独自のビジネスモデルで、エンベデッド・ファイナンス事業は高い成長性と参入障壁を持つ。
- 高いROEと安定した営業キャッシュフローにより、効率的な資本活用と本業での資金創出力が優れている。
弱み
- 自己資本比率が低く、短期流動性も課題があり、財務基盤の脆弱性が懸念される。
- 信用倍率が極めて高く、将来的な需給悪化による株価下落リスクを抱えている。
機会
- 金融機関パートナー網のさらなる拡大や商材拡充により、エンベデッド・ファイナンス事業の成長余地は大きい。
- SBIグループとの連携強化や「ACCEL JAPAN」の導入拡大など、有力パートナーとのアライアンスによる事業展開が期待できる。
脅威
- 主要事業における金融機関チャネルへの高い依存度が、提携環境の変化によってリスクとなりうる。
- 原材料や部材の供給逼迫、為替変動、競争激化など、外部環境の変化が業績に影響を与える可能性がある。
この銘柄が向いている投資家
- 成長性を重視する投資家: エンベデッド・ファイナンス事業の拡大と今後期待される企業成長に期待する投資家。
- 高収益性・高効率性を評価する投資家: 高いROEやROAで効率的に利益を上げている企業特性を重視する投資家。
この銘柄を検討する際の注意点
- 財務健全性の低さ: 自己資本比率や流動比率が低い点が短期・長期的な財務安定性に影響を及ぼす可能性があり、今後の推移を注視する必要があります。
- 高PBRと信用買い残: 業界平均を大きく上回るPBRや高水準の信用買い残は、株価の割高感や将来の売り圧力を示唆しており、株価変動リスクを考慮した投資判断が求められます。
今後ウォッチすべき指標
- 自己資本比率: 最低でも30%以上への回復を目指す具体的な計画とその進捗。
- 流動比率: 短期的な財務安定性を示す重要な指標として、150%以上への改善状況。
- 信用倍率: 将来の売り圧力を示す指標として、50倍以下への改善。
- エンベデッド・ファイナンス事業の金融機関パートナー数とその売上への寄与度: 事業成長の主要ドライバーとして、パートナー数や紹介売上比率の継続的な成長。
10. 企業スコア
- 成長性: S
- 2026年9月期の売上高予想が前年実績比で16.06%増と高い伸びを示しており、非常に優良と評価できます。
- 収益性: S
- ROEが18.62%と15%以上を大幅に超える優良な水準であり、非常に優良と評価できます。
- 財務健全性: C
- 自己資本比率が17.8%と20%未満であり、流動比率も1.49倍と比較的低い一方で、F-Scoreが6点(A分類)と評価されているため、やや不安な水準と判断されます。
- バリュエーション: D
- PERは業界平均より割安感があるものの、PBRが業界平均の2倍以上と著しく割高な水準であり、懸念されると判断されます。
企業情報
| 銘柄コード | 4346 |
| 企業名 | NEXYZ.Group |
| URL | https://www.nexyzgroup.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 金融(除く銀行) – その他金融業 |
バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)
将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。
現在の指標
| 株価 | 739円 |
| EPS(1株利益) | 73.03円 |
| 年間配当 | 2.71円 |
シナリオ別5年後予測
各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。
| シナリオ | 成長率 | 将来PER | 5年後株価 | 期待CAGR |
|---|---|---|---|---|
| 楽観 | 8.0% | 11.6倍 | 1,251円 | 11.4% |
| 標準 | 6.2% | 10.1倍 | 997円 | 6.5% |
| 悲観 | 3.7% | 8.6倍 | 754円 | 0.8% |
目標年率別の理論株価(標準シナリオ)
標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。
現在株価: 739円
| 目標年率 | 理論株価 | 判定 |
|---|---|---|
| 15% | 504円 | △ 47%割高 |
| 10% | 629円 | △ 17%割高 |
| 5% | 794円 | ○ 7%割安 |
【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い
競合他社
| 企業名 | コード | 現在値(円) | 時価総額(億円) | PER(倍) | PBR(倍) | ROE(%) | 配当利回り(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| オリックス | 8591 | 4,731 | 53,181 | 11.81 | 1.14 | 11.0 | 3.35 |
| エフティグループ | 2763 | 1,207 | 366 | 7.62 | 1.07 | 16.0 | 4.14 |
| 九州リースサービス | 8596 | 1,410 | 365 | 9.50 | 0.71 | 9.0 | 4.11 |
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.35)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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