2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:連結中間(2025/4/1–2025/9/30)実績は会社予想(通期)との比較で進捗率が高く、特に営業利益・当期純利益が想定を上回る形の着地(上振れ)。市場コンセンサスは提供情報に無し(–)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高+8.6%、営業利益は前年中間期の791百万円→9,652百万円に大幅改善)。
  • 注目すべき変化:土木・建築ともに繰越工事の採算改善で粗利率改善。投資開発は売上減だが損失幅縮小。石狩バイオエナジーの発電事故後の影響・ヘッジ会計停止により為替評価益等が営業外で発生(業績にボラティリティ)。
  • 今後の見通し:通期業績予想(修正済)に対する進捗率は高く、現時点では通期予想の達成可能性は高い一方、石狩子会社の為替要因は連結業績に影響を与える可能性あり(会社予想には為替評価益は織り込んでいない)。
  • 投資家への示唆:中間での収益改善は主に本業の採算改善によるが、為替評価益や子会社事情が業績変動要因となっているため、今後の為替動向・石狩バイオエナジーの完全復旧状況(商業運転再開予定:2026年4月)を注視する必要あり。

基本情報

  • 企業名:株式会社奥村組(証券コード 1833)
  • 主要事業分野:土木工事、建築工事、投資開発(不動産販売・賃貸、再生可能エネルギー等)
  • 代表者名:代表取締役社長 奥村 太加典
  • 問合せ先:管理本部 経理部長 奥田 俊輔(TEL 06-6621-1101)
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月13日(決算短信公表日)
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期:2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 決算説明会:有(アナリスト・機関投資家向け、2025年11月14日開催予定)
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月13日
    • 配当支払開始日:2025年12月11日
  • セグメント(報告区分):
    • 土木事業:道路・河川等の土木工事
    • 建築事業:建築工事(国内大型工事の受注動向あり)
    • 投資開発事業:不動産販売・賃貸、再生可能エネルギー等
    • その他:建設資機材等の製造販売等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通):38,665,226株
    • 期末自己株式数:2,794,441株
    • 期中平均株式数(中間):35,877,973株
    • 時価総額:–(株価情報なしのため省略)
  • 今後の予定:
    • 決算説明会:2025年11月14日(アナリスト・機関投資家向け)
    • 株主総会:–(資料に記載なし)
    • その他IRイベント:決算補足資料をTDnetおよび同社HPに掲載(公表済)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(連結・中間:単位は百万円)
    • 売上高:実績151,301(前年同期比+8.6%)/通期会社予想302,500 → 達成率 50.0%
    • 営業利益:実績9,652(前年同期は791)/通期会社予想13,000 → 達成率 74.3%
    • 経常利益:実績12,971(前年同期は△3,101)/通期会社予想15,200 → 達成率 85.4%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:実績9,950(前年同期は△324)/通期会社予想12,300 → 達成率 80.9%
  • サプライズの要因:
    • 主因:建設事業(特に土木・建築)で前期からの繰越工事の追加工事獲得や原価低減により売上総利益率が改善したこと。
    • 加えて中間期に連結子会社(石狩バイオエナジー)の為替予約の決済益・評価益(営業外収益)が発生し、経常利益改善に寄与。ただし会社は通期予想にこれら為替評価益を織り込んでいないと明記。
  • 通期への影響:
    • 中間の進捗率は売上50%、営業利益74%、当期純利益81%と高水準。現状では通期予想達成の可能性は高いが、石狩子会社の為替影響や発電所の稼働状況(2026年4月商業運転再開予定、ただし一部再停止の予定あり)が不確定要素。会社は5月に業績予想・配当を修正済み。

財務指標(要点)

  • 連結主要数値(中間累計:2025/4/1–9/30、単位:百万円)
    • 売上高:151,301(+8.6%、前年139,339)
    • 売上総利益:20,156(前年11,548)
    • 営業利益:9,652(前年791)
    • 経常利益:12,971(前年△3,101)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:9,950(前年△324)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):277.35円(前年△8.80円)
  • 収益性指標
    • 売上高営業利益率:6.38%(9,652/151,301)
    • 売上高経常利益率:8.57%(12,971/151,301)
    • 売上総利益率:13.32%(20,156/151,301)
    • ROE(目安比較のため親会社株主資本ベース):約6.9%(9,950 / 株主資本合計143,355)→ 8%以上が良好の目安に対しやや低め
    • ROA:約2.6%(9,950 / 総資産386,686)→ 5%以上が良好の目安に対し低い
  • 進捗率分析(通期会社予想に対する中間進捗)
    • 売上高進捗率:50.0%(151,301/302,500)→ 通常は1Q・2Qで50%前後で季節性によるが妥当
    • 営業利益進捗率:74.3%(9,652/13,000)→ 高進捗
    • 当期純利益進捗率:80.9%(9,950/12,300)→ 高進捗
    • 過去同期間との比較:前年は中間で赤字→今期は黒字化し改善幅大
  • キャッシュフロー(中間累計:単位 百万円)
    • 営業CF:+18,548(前年中間は△16,182)→ 大幅改善(主に税引前利益計上、売上債権減少等)
    • 投資CF:△1,280(前年中間△1,366)→ 有形無形固定資産取得等
    • 財務CF:△21,306(前年中間+2,195)→ 短期借入金の大幅返済等
    • フリーCF(営業CF−投資CF):+17,268(良好)
    • 営業CF/親会社帰属当期純利益比率:約1.86(18,548/9,950)→ 1.0以上で健全の目安を満たす
    • 現金及び現金同等物残高:23,655百万円(前期末比△3,784)
  • 貸借対照表(中間末:2025/9/30、単位 百万円)
    • 総資産:386,686(前期末393,466→△6,780)
    • 負債合計:205,981(前期末221,010→△15,029)
    • 短期借入金:8,801(前期末43,801→大幅減)
    • 長期借入金:25,005(前期末5,006→増加)
    • ノンリコース借入金:19,279
    • 純資産:180,704(前期末172,455→+8,248)
    • 自己資本比率:48.0%(安定水準、目安40%以上で安定)
    • 流動比率(概算):約162.9%(流動資産226,564/流動負債139,035)→ 良好
  • 効率性:
    • 総資産回転率や売上高営業利益率は業種平均との比較が必要だが、営業利益率約6.4%は建設業として妥当〜やや良好の水準(業種差あり)。
  • セグメント別(中間・前年比較、単位百万円)
    • 土木事業:売上高52,491(+16.5%)、セグメント利益5,461(前年は△756の損失→黒字転換)。受注工事高は34,745(△65.1%)と受注は減少。
    • 建築事業:売上高93,648(+7.0%)、セグメント利益4,125(+71.8%)、受注工事高61,443(+92.3%)と好調。
    • 投資開発事業:売上高3,150(△33.8%)、セグメント損失△149(前年△1,070→赤字縮小)。
    • その他:売上高2,010(△0.7%)、営業利益90(△53.1%)。
  • 財務の解説:
    • 本業の採算改善(粗利率向上)と売上債権改善で営業CFが大幅改善。短期借入金の大幅返済と長期借入増で借入構成が変化。自己資本比率48.0%で財務は安定。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:投資有価証券売却益 1,778百万円(中間期)
  • 特別損失:固定資産除却損等 44百万円
  • 一時的要因:連結子会社(石狩バイオエナジー)の為替予約評価益・決済益(営業外収益:為替予約決済益1,199、為替予約評価益1,315)が計上され、経常利益を押し上げているが、同社は発電施設事故の影響でヘッジ会計を中止している点は継続的な要因になり得る(変動要因)。
  • 継続性の判断:為替評価益は市場・ヘッジ状況に依存するため継続性は不確実。会社は通期業績予想にこれらを織り込んでいない。

配当

  • 中間配当(実績):110円(2026年3月期中間、前年中間は113円)
  • 期末配当(予想):130円(会社予想)
  • 年間配当予想:240円(前年比+24円、前年実績216円)
  • 配当性向(会社予想ベース):約70.0%(年間配当240円/予想EPS342.90円)→ 高配当性向
  • 特別配当:なし
  • 株主還元方針:配当予想の修正あり(増配)。自社株買いは中間で自己株式取得あり(中間自己株式取得支出1,602百万円)。

設備投資・研究開発

  • 設備投資(投資活動の主な項目):有形及び無形固定資産の取得による支出 4,259百万円(中間累計)
  • 減価償却費:1,532百万円(中間累計)

受注・在庫状況(該当情報)

  • 受注状況:
    • 土木部門の受注工事高:34,745百万円(△65.1%)
    • 建築部門の受注工事高:61,443百万円(+92.3%)→ 建築で大型受注あり
  • 在庫(棚卸資産等):仕掛品1,218百万円、材料貯蔵品604百万円(2025/9/30時点)

セグメント別情報(補足)

  • 土木:受注減だが繰越工事の採算改善で黒字化
  • 建築:受注大幅増で今後の収益基盤が強化
  • 投資開発:売上減・損失縮小。石狩の復旧・稼働が今後の重要要素
  • 地域別:国内/海外の内訳は記載なし(–)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画・KPI:資料内に中期計画の具体的KPI進捗は明記なし(–)
  • 備考:当中間期の採算改善は中期目標達成にとって前向きな動きと見えるが、投資開発(再エネ)リスクと為替要因が不確実要素。

競合状況や市場動向

  • 建設業界環境:公共・民間の建設投資は堅調だが、資機材価格や労務費上昇のリスクあり。競合他社との比較データは資料に無し(–)。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2025/4/1–2026/3/31)連結予想:売上高302,500、営業利益13,000、経常利益15,200、親会社株主に帰属する当期純利益12,300、EPS342.90円(いずれも修正済)
    • 会社は中間の状況を踏まえ業績予想・配当予想を修正済(5月公表→今回の補足で再提示)
    • 連結業績予想には石狩バイオエナジーの為替予約評価損益は織り込んでいない(為替変動が業績に与える影響を注記)
  • 予想の信頼性:中間進捗は良好だが、子会社の事象(発電所事故、ノンリコース借入の財務制限条項抵触→追加融資で対応)および為替変動が業績変動要因のため注意が必要。
  • リスク要因:為替相場、資機材・労務費の上昇、石狩バイオエナジーの復旧遅延や財務制約、受注環境の変化等。

重要な注記

  • 会計方針の変更等:当該中間期における連結範囲の重要な変更、会計方針変更、見積り変更等はなし。
  • ヘッジ会計:石狩バイオエナジーの事故によりヘッジ会計の適用を中止(2025年3月期第2四半期以降)。これにより為替評価益・損が報告に反映されやすくなっている。
  • 財務制限条項:石狩バイオエナジーのノンリコース借入金で財務制限条項への抵触が確認されたが、同社に対する追加融資で支援しており、期限の利益喪失に関する権利行使は受けていない。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 1833
企業名 奥村組
URL http://www.okumuragumi.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – 建設業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.7)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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