企業の一言説明
M&Aキャピタルパートナーズは中小企業向けM&A仲介サービスを展開する独立系のリーディングカンパニーです。
総合判定
成長性と安定性を両立するM&A仲介の独立系大手
投資判断のための3つのキーポイント
- 事業承継ニーズとM&A市場の拡大を背景に、コンサルタント増員による着実なオーガニック成長とM&A・提携によるインオーガニック成長を両面で追求する成長戦略。
- 営業利益率約37.7%、自己資本比率76.7%と極めて高い収益性と堅固な財務基盤を誇り、株主還元(配当性向30.0%)も安定的に継続。
- M&A市況や大型案件の成約状況に業績が左右されやすく、競争激化や優秀な人材の確保・定着がリスク要因。直近四半期は減収減益だが、通期計画達成に向けた進捗を注視する必要がある。
企業スコア早見表
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 成長性 | A | 堅調な成長期待 |
| 収益性 | S | 極めて高い水準 |
| 財務健全性 | S | 極めて堅固 |
| バリュエーション | B | 適正水準 |
※スコア凡例: S=優良, A=良好, B=普通, C=やや不安, D=懸念
注目指標サマリー
| 指標 | 値 | 業界平均比 |
|---|---|---|
| 株価 | 3,255.0円 | – |
| PER | 14.29倍 | 業界平均17.0倍 |
| PBR | 2.39倍 | 業界平均1.8倍 |
| 配当利回り | 2.10% | – |
| ROE | 12.26% | – |
1. 企業概要
M&Aキャピタルパートナーズは、中小企業における事業売却・買収や事業承継に特化したM&A仲介サービスを提供する独立系企業です。直接提案型のビジネスモデルと株価レーマン方式など低手数料による高採算案件の獲得に強みを持ち、M&Aアドバイザリー、仲介、データベース提供などを手掛けています。
2. 業界ポジション
M&A仲介市場において、M&Aキャピタルパートナーズは独立系として高いブランド力と実績を誇る主要プレイヤーの一角を占めています。中小企業や事業承継に特化することで独自のニッチ市場を確立し、競合ひしめく中で差別化を図っています。レコフ買収により、事業領域を拡大しています。
3. 経営戦略
同社は、①M&Aコンサルタントの積極的な採用・育成によるオーガニック成長、②現預金を活用したM&A・提携によるインオーガニック成長でEPSおよびROEの向上を目指しています。また、直接提案型ビジネスモデルと低手数料制度で大型・高採算案件を継続創出する戦略です。2026年9月29日に配当落ち日が予定されています。
【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 7/9 | S: 財務優良(収益性・健全性・効率性すべて良好) |
| 収益性 | 2/3 | 純利益とROAは良好 |
| 財務健全性 | 3/3 | 極めて堅固な財務状態 |
| 効率性 | 2/3 | 高ROE/営業利益率だが、四半期成長率に課題 |
収益性スコア: 2/3点。純利益がプラスであり、総資産利益率(ROA)もプラスで良好な水準です。ただし、営業キャッシュフローに関するデータが一部不足したため、スコアリング上の考慮が限定的でした。
財務健全性スコア: 3/3点。流動比率は基準値を大きく上回り、有利子負債も少ないため負債比率も非常に低く、極めて健全な財務状態です。また、株式の希薄化も発生していません。
効率性スコア: 2/3点。高い営業利益率と自己資本利益率(ROE)を維持しているものの、直近の四半期売上高成長率がマイナスであった点が影響しています。
【収益性】
過去12か月の実績では、営業利益率は37.69%、ROE(自己資本利益率)は11.13%、ROA(総資産利益率)は7.87%と、いずれもベンチマークを大幅に上回り、極めて高い稼ぐ力を持っています。ROE 10%以上、ROA 5%以上が一般的な目安とされる中で、同社の収益性は非常に優れていると言えます。
【財務健全性】
自己資本比率(実績)は76.7%、流動比率(直近四半期)は7.07倍と、極めて高水準を維持しており、財務基盤は非常に強固です。これは突然の環境変化や大規模な投資にも耐えうる、盤石な財務体質を示しています。
【キャッシュフロー】
| 決算期 | フリーCF | 営業CF | 投資CF | 財務CF | 現金等残高 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連2023.09 | 34億1,800万円 | 47億4,100万円 | -13億2,300万円 | 1億6,800万円 | 352億5,500万円 |
| 連2024.09 | 11億6,400万円 | 38億4,400万円 | -26億8,000万円 | -12億7,000万円 | 351億4,600万円 |
| I2025.09 | -165億7,100万円 | 95億3,100万円 | -261億200万円 | -23億3,100万円 | 162億4,300万円 |
過去12か月の営業キャッシュフローは95億3,100万円と潤沢です。しかし、フリーキャッシュフローは-165億7,100万円と大幅なマイナスですが、これは主に投資キャッシュフロー-261億200万円によるもので、成長戦略における積極的なM&A投資などが背景にあると考えられます。
【利益の質】
営業キャッシュフローを純利益で割った比率は1.88倍(95億3,100万円 ÷ 50億7,000万円)と1.0倍を大きく上回っており、利益の質の健全性に関して非常に良好な状態です。これは、会計上の利益が実質的な現金収入を伴っていることを示唆しています。
【四半期進捗】
2026年9月期第1四半期の売上高進捗率は通期予想の21.8%、営業利益進捗率は21.5%でした。前年同期比では減収減益となりましたが、通期予想に対する進捗は概ね計画通りであり、今後の巻き返しが期待されます。
【バリュエーション】
同社のPER(株価収益率)は14.29倍であり、業界平均の17.0倍と比較するとやや割安な水準にあります。一方で、PBR(株価純資産倍率)は2.39倍であり、業界平均の1.8倍と比較すると割高です。PERは「株価が利益の何年分か」を示し、PBRは「株価が純資産の何倍か」を示します。高いROEと成長期待を考慮すると、PBRが業界平均より高めでも許容範囲内と考えられ、全体としては適正なバリュエーション水準と言えるでしょう。
【テクニカルシグナル】
| 指標 | 状態 | 数値 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| MACD | 中立 | MACD値:-75.6 / シグナルライン:-95.16 | 短期トレンド方向を示す |
| RSI | 中立 | 54.6% | 70以上=過熱、30以下=売られすぎ |
| 5日線乖離率 | – | +2.58% | 直近のモメンタム |
| 25日線乖離率 | – | +1.14% | 短期トレンドからの乖離 |
| 75日線乖離率 | – | -2.81% | 中期トレンドからの乖離 |
| 200日線乖離率 | – | +1.92% | 長期トレンドからの乖離 |
MACDとRSIはいずれも中立的なシグナルを発しており、明確なトレンドは確認できません。株価は5日移動平均線と25日移動平均線を上回っていますが、75日移動平均線を下回っており、短期的なモメンタムは回復傾向にあるものの、中期的な上値は重い可能性があります。
【テクニカル】
現在の株価3,255円は、52週高値3,780円に対して65.0%の位置にあり、52週レンジの中間に位置しています。短期の5日移動平均線(3,173.00円)と25日移動平均線(3,218.36円)を上回っているため、直近は上昇基調にあります。しかし、75日移動平均線(3,348.99円)を下回っているため、中期的な下降トレンドへの転換リスクも意識される状況です。
【市場比較】
日経平均との相対パフォーマンス
| 期間 | 当銘柄 | 日経平均 | 差 |
|---|---|---|---|
| 1ヶ月 | -6.20% | +6.79% | -12.98%pt |
| 3ヶ月 | -4.41% | +8.63% | -13.04%pt |
| 6ヶ月 | +3.33% | +25.32% | -21.98%pt |
| 1年 | +11.17% | +48.96% | -37.80%pt |
同社の株価は、全ての期間において日経平均を大きく下回るパフォーマンスとなっており、市場全体の上昇トレンドに乗り切れていない状況です。
6. リスク評価
📌 信用倍率が6.76倍と高水準です。これは将来的な売り圧力となる可能性があり、株価の重しとなることに注意が必要です。
【定量リスク】
過去5年間の月次データに基づく年間ボラティリティは37.30%と高く、価格変動の大きい銘柄と言えます。仮に100万円投資した場合、年間で±37万3,000円程度の変動が想定されます。シャープレシオは-0.31とマイナスであり、価格変動リスクに見合ったリターンが得られていなかったことを示唆しています。過去最大のドローダウン(最大下落率)は-52.27%であり、将来もこれと同程度の、またはそれ以上の下落が起こり得る可能性を認識しておく必要があります。
【事業リスク】
- 市況依存性: M&A市場の動向、特に大型案件の成約状況は収益に大きく影響するため、マクロ経済や金融環境の変化に左右されるリスクがあります。
- 競争激化: 金融機関の参入や手数料構造の圧力など、M&A仲介業界での競争激化が収益性を圧迫する可能性があります。
- 人材確保・定着: 高度な専門性を持つM&Aコンサルタントの採用と育成、そしてその定着が、持続的な成長を維持するための重要な課題です。
7. 市場センチメント
信用買残が158,300株、信用売残が23,400株であることから、信用倍率は6.76倍と高水準にあります。これは将来の株価上昇を期待する買い方が多いことを示唆する一方で、将来的に買い方が利益確定売りや損失確定売りを出すことで、株価の重しとなる可能性がある点に注意が必要です。
主要株主構成(上位3社):
- 中村悟: 42.74%
- 十亀洋三: 6.61%
- 日本マスタートラスト信託銀行(信託口): 6.52%
8. 株主還元
配当利回りは(会社予想で)2.10%、一株配当(会社予想)は68.34円です。配当性向は(予想で)約30.0%であり、利益に対する配当の割合は健全な水準にあります。同社は2026年9月期も増配を予想しており、継続的かつ安定的な株主還元姿勢が明確に示されています。配当性向も適正範囲であるため、現時点での減配リスクは低いと判断されます。
SWOT分析
強み
- 独立系M&A仲介のパイオニアとしてのブランド力と高い成約実績を保有。
- 高い営業利益率と堅固な財務基盤に裏打ちされた高収益体質。
弱み
- M&A市場の景気動向や大型案件の有無に業績が左右されやすい。
- 直近四半期において売上高および営業利益が前年同期比で一時的に減速。
機会
- 日本の中小企業における事業承継ニーズの継続的な高まり。
- 現預金活用によるM&Aや他企業との提携を通じた事業領域拡大の可能性。
脅威
- M&A仲介市場への新規参入や金融機関の参入による競争の激化。
- 優秀なM&Aコンサルタントの人材確保と定着における難易度。
この銘柄が向いている投資家
- M&A市場の長期的な成長性に期待し、高収益企業への投資を検討している方。
- 財務健全性が高く、安定的な株主還元を重視する長期投資家。
この銘柄を検討する際の注意点
- M&A市場の動向、特に大型案件の成約件数と手数料収入の推移に常に注目し、業績への影響を評価すること。
- 直近四半期の減収減益から通期予想への回復過程における、四半期ごとの業績進捗を慎重に確認すること。
今後ウォッチすべき指標
- 営業利益率: 40%以上への回復。M&A仲介事業の高い収益性が維持されているかを確認する。
- コンサルタント数と一人当たり生産性: M&Aコンサルタント数の安定的な増加と、コンサルタント一人当たり成約件数または売上高の推移。効率的な成長を測る指標。
- 契約負債の残高: 18億円以上への増加。将来の売上につながる案件の積み上がりを示唆するため、先行指標として重要。
10. 企業スコア
成長性: A (堅調な成長期待)
2026年9月期の売上高は前年同期比20.2%の成長を予想しており、コンサルタント数や成約件数も増加傾向にあり、中長期的な成長期待は高いと評価されます。
収益性: S (極めて高い水準)
ROE12.26%(実績)は良好な水準であり、過去12か月の営業利益率も37.69%と非常に高く、同社が優れた収益性を有していることを示しています。
財務健全性: S (極めて堅固)
自己資本比率76.7%、流動比率7.07倍、Piotroski F-Score7/9点と、全ての指標において非常に高い水準を維持しており、財務基盤は極めて堅固と判断されます。
株価バリュエーション: B (適正水準)
PER14.29倍は業界平均17.0倍と比較して割安ですが、PBR2.39倍は業界平均1.8倍より割高です。高い収益性やブランド力を考慮すると、全体として適正なバリュエーション水準にあると評価できます。
企業情報
| 銘柄コード | 6080 |
| 企業名 | M&Aキャピタルパートナーズ |
| URL | http://www.ma-cp.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)
将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。
現在の指標
| 株価 | 3,255円 |
| EPS(1株利益) | 227.78円 |
| 年間配当 | 2.10円 |
シナリオ別5年後予測
各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。
| シナリオ | 成長率 | 将来PER | 5年後株価 | 期待CAGR |
|---|---|---|---|---|
| 楽観 | 6.1% | 16.4倍 | 5,033円 | 9.2% |
| 標準 | 4.7% | 14.3倍 | 4,094円 | 4.8% |
| 悲観 | 2.8% | 12.1倍 | 3,179円 | -0.4% |
目標年率別の理論株価(標準シナリオ)
標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。
現在株価: 3,255円
| 目標年率 | 理論株価 | 判定 |
|---|---|---|
| 15% | 2,041円 | △ 59%割高 |
| 10% | 2,549円 | △ 28%割高 |
| 5% | 3,217円 | △ 1%割高 |
【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い
競合他社
| 企業名 | コード | 現在値(円) | 時価総額(億円) | PER(倍) | PBR(倍) | ROE(%) | 配当利回り(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日本M&Aセンターホールディングス | 2127 | 663 | 2,235 | 18.96 | 4.40 | 25.0 | 4.37 |
| ストライク | 6196 | 1,449 | 834 | 14.54 | 4.40 | 26.7 | 4.14 |
| 山田コンサルティンググループ | 4792 | 1,651 | 328 | 11.94 | 1.71 | 15.2 | 4.66 |
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.35)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。