2024年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の期中公表の「2024年3月期に対する事前の通期予想」は決算短信に明示されておらず、アナリスト市場予想との比較情報も記載がないため、会社予想・市場予想とのサプライズ判定は–(該当データなし)。
- 業績の方向性:減収・大幅減益(売上高2,639,951千円、前期比▲7.9%/営業損失348,134千円。前期は営業利益219,675千円)。
- 注目すべき変化:ランサムウェアによるデータセンター被害でサービス停止が発生。これに伴う固定資産除却損129,831千円、システム障害対応費用132,106千円、商品評価損14,853千円など計276,791千円の特別損失計上が業績に大きく寄与(当期純損失:親会社株主帰属668,526千円)。
- 今後の見通し:2025年3月期予想は売上高3,240百万円(+22.7%)、営業利益107百万円と黒字回復を見込む。ランサムウェア影響の剥落と事業回復を前提にしているが、達成可能性はクラウド運用コスト低減、顧客回復状況および大型案件の受注履行に依存。
- 投資家への示唆:一次的な特別損失が大きく業績を押し下げた点を確認。事業基盤(特にクラウドASP売上)は依然ストック性があるが、セキュリティ対策費用やクラウド運用コスト増が収益性に影響するため、来期のコスト低減・顧客回復と借入金負担増への注視が重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社エムケイシステム(証券コード 3910)
- 主要事業分野:人事・労務向け業務支援ソフト(社労夢シリーズ等)のクラウドASP提供、企業向けカスタマイズ受託開発および中小向けクラウドサービス(GooooN)等
- 代表者名:代表取締役社長 三宅 登
- 問合せ先:取締役管理統括 吉田 昌基(TEL 06-7222-3394)
- 報告概要:
- 提出日:2024年5月7日(決算短信日付)
- 対象会計期間:2024年3月期(連結、2023年4月1日〜2024年3月31日、通期)
- セグメント:
- 社労夢事業:社会保険・労務・給与等支援ソフトのASP/クラウドサービス(主力製品:社労夢、マイナボックス、eNEN 等)
- CuBe事業:大手向けカスタム受託開発(人事総務向け)および中小向けクラウド「GooooN」
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末):5,428,000株(期中平均 5,427,494株)
- 自己株式数(期末):506株
- 時価総額:–(決算短信に記載なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会:2024年6月27日
- 配当支払開始予定日:2024年6月28日
- 有価証券報告書提出予定日:2024年6月27日
- 決算説明資料の作成/決算説明会の有無:記載なし(–)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- サプライズの要因:
- 主因はランサムウェア被害によるサービス停止に伴う売上減(請求停止対象が発生)と、システム復旧に伴う固定資産除却・復旧費用・セキュリティ強化費用。合計で特別損失276,791千円を計上。
- また、新クラウド基盤の運用コストが想定より増加し、売上原価が上振れ。
- CuBe事業は受注増や保守積上げで増収増益(黒字化)しているが、社労夢事業の影響が全体を押し下げた。
- 通期への影響:
- 2025年3月期は売上・利益ともに回復予想(売上 3,240,000千円、営業利益107,000千円)。ただし、回復度合いは顧客の請求復帰、クラウド運用コストの抑制、受注案件の進捗に依存。借入金増加による利息負担も影響。
財務指標
- 損益(主要数値、連結、千円・前年比)
- 売上高:2,639,951(▲7.9%、前期2,867,469)
- 売上総利益:858,201(▲36.4%、前期1,349,465)
- 販管費:1,206,335(前期1,129,789)
- 営業利益(損失):△348,134(前期+219,675)
- 経常利益(損失):△345,871(前期+227,650)
- 親会社株主に帰属する当期純利益(損失):△668,526(前期+145,580)
- 1株当たり当期純損失(EPS):△123.17円(前期+26.82円)
- 主要収益性指標
- 売上高営業利益率:△13.2%(営業損失348,134 / 売上高2,639,951) ※業種平均との比較は明示なし(目安:高いほど良好)
- 売上総利益率:約32.5%(858,201 / 2,639,951)←前期約47.1%から低下
- ROE(連結):△57.4%(短信記載) ← 目安:8%以上が良好のため大幅悪化
- ROA(概算):約△13.5%(経常損失345,871 / 総資産2,558,060) ← 目安:5%以上が良好
- 財政状態(連結、千円)
- 総資産:2,558,060(前期2,559,945、ほぼ横ばい)
- 純資産:816,143(前期1,527,201、▲46.6%)
- 自己資本比率:31.6%(前期59.4%、目安:40%以上で安定 → 低下)
- 自己資本(株主資本):807,706千円(前期1,519,653千円)
- 発行済株式数・1株あたり数値
- 発行済株式数:5,428,000株
- 1株当たり純資産:148.82円(前期279.99円)
- 進捗率分析(該当なし)
- 本決算は通期決算のため四半期進捗率は該当せず(四半期決算向けの進捗分析適用外)。
- キャッシュフロー(連結、千円)
- 営業CF:△316,739(前期+617,250 → 資金使用)
- 投資CF:△353,437(無形固定資産取得支出が主、前年△557,416)
- 財務CF:+772,620(長期借入900,000の増加が主)
- フリーCF(営業CF−投資CF):△670,176千円(資金流出)
- 現金同等物期末残高:711,780千円(前期609,336千円、増加)
- 営業CF/当期純利益比率:営業CF(△316,739)/親会社株主に帰属する当期純損失(△668,526)=約0.47(目安1.0未満 → 健全性低下)
- 財務安全性:
- 流動負債:1,010,170千円(前期831,733、増加)
- 固定負債:731,747千円(前期201,010、増加)
- 負債合計:1,741,917千円(前期1,032,743、+68.7%) → 長期借入れ900,000千円調達が主因
- 流動比率・負債比率の詳細数値計算は開示表より個別算出可(流動資産1,437,107・流動負債1,010,170)
- 効率性:総資産回転率や売上高営業利益率は低下(売上高減少+損失計上で悪化)。
- セグメント別ハイライト(後節参照)
特別損益・一時的要因
- 特別損失の内訳(当期連結、千円):
- 固定資産除却損:129,831
- システム障害対応費用:132,106
- 商品評価損:14,853
- 合計特別損失:276,791
- 発生理由:2023年6月のランサムウェア被害によるデータセンター不正アクセス→サービス停止→一部請求停止、サーバ撤去、クラウド基盤再構築、外部調査費用等。
- 一時的要因の影響:特別損失を除いても売上原価の増加(クラウド運用コスト増)や請求停止分で収益性は悪化しており、一部は一時的であるがクラウド運用コスト・セキュリティ強化費用は継続的に影響する可能性あり。
- 継続性判断:固定資産除却や過年度資産評価損は一度限りの傾向。ただし、セキュリティ対策や運用形態変更に伴う追加コストは一定期間継続する可能性あり。
配当
- 配当実績と予想(1株あたり)
- 2023年3月期(実績):年間8.00円(第2四半期8.00円、期末0? 表示では中間8.00/期末0→合計8.00と記載)→配当性向29.8%(連結)
- 2024年3月期(実績):年間4.00円(第2四半期4.00円/期末0? 合計4.00)→配当性向 3.2%(連結、短信記載)※配当は減配
- 2025年3月期(予想):年間4.00円(中間4.00/期末4.00の合計と短信に表記。注:短信の配列表記がやや不明確のため、合計は4.00円)
- 配当利回り:–(株価情報がないため算出不可)
- 特別配当:該当なし(記載なし)
- 株主還元方針:自社株買い等の記載なし(–)
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資活動支出)
- 無形固定資産取得による支出:325,123千円(当期、主にソフトウェア・クラウド基盤関連)
- 有形固定資産取得による支出:34,090千円
- 合計有形・無形増加額(セグメント合計)361,107千円(短信記載)
- 減価償却費:361,958千円(当期)
- 主な投資内容:クラウド基盤再構築、ソフトウェア開発投資など(短信本文より)
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 在庫状況:
- 棚卸資産(商品・仕掛品等):商品7,912千円(前期29,154千円)、仕掛品91,442千円(前期29,966千円)等。仕掛品が増加している点に留意。
セグメント別情報
- 社労夢事業(主要)
- 売上高:2,040,238千円(前期比▲12.2%)
- 売上総利益:652,329千円(前期比▲44.9%)
- 営業利益(損失):△379,095千円(前期は+221,105千円)
- 主な要因:ランサムウェア被害による請求停止・売上減とクラウド基盤再構築に伴う運用コスト増で大幅悪化。クラウドASP売上は1,914,208千円(▲13.3%)、ASPストック収益は1,822,551千円(▲10.1%)。
- CuBe事業
- 売上高:617,779千円(前期比+10.1%)
- 売上総利益:207,711千円(前期比+24.4%)
- 営業利益:8,731千円(前期は営業損失19,588千円 → 黒字化)。のれん償却39,065千円を含む。
- 主な要因:大手向け保守売上の積上げや大型受注獲得、GooooNの機能強化・販路開拓等。先行コストはあるが収益改善。
- セグメント構成比(売上):社労夢77.0%、CuBe23.0%(当期)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:短信では「安定的成長モデルの構築」を中長期ビジョンに掲げ、社労夢のストック収益拡大とCuBeのマーケット拡大を通じた事業拡大・収益性向上を目指すと明示。
- 進捗状況:当期はセキュリティ事故の影響で短期的に目標達成が遅延。ただし、CuBeは改善傾向であり、クラウドへの移行は中長期的に整合。
競合状況や市場動向
- 市場動向:生成AIやIoT連動ロボティクス等の技術進展と人手不足により、人事労務関連のIT投資需要は増加傾向。ただし景気不透明感から投資先送りの動きもあり。
- 競合状況:社労夢事業では新規参入や価格競争の激化が予想される(短信記載)。
今後の見通し
- 業績予想(連結・会社予想、2025年3月期)
- 売上高:3,240,000千円(+22.7%)
- 売上総利益:1,483,000千円
- 営業利益:107,000千円(黒字回復見込み)
- 経常利益:109,000千円
- 親会社株主に帰属する当期純利益:73,000千円
- 1株当たり当期純利益(予想):13.45円
- 予想の前提条件:為替・原油等の具体数値前提は短信に記載なし(–)。
- 予想の信頼性:過去の予想達成傾向の記載なし。今回の予想はランサムウェア影響の剥落と顧客回復、及び運用コスト低減が前提のため実現性は上記要因次第。
- リスク要因:
- セキュリティインシデントの再発
- クラウド運用コストの高止まり
- 借入金増加に伴う利息負担増
- 競合による価格競争や新規参入
- マクロ不確実性(エネルギー価格、金融市場等)
重要な注記
- 会計方針の変更:会計基準等の変更・重要な会計方針変更の記載なし(該当なし)。
- 決算短信は公認会計士または監査法人の監査対象外と明記あり。
- 重要な後発事象:該当事項なし。
(注)記載の数値は全て連結ベース。短信に明示のない項目や市場コンセンサス等は“–”と記載しています。財務の良し悪しについては、目安(例:自己資本比率40%以上が安定等)を併記していますが、本資料は投資助言を目的とするものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3910 |
| 企業名 | エムケイシステム |
| URL | http://www.mks.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.7)」によって自動生成されました。
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