2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(2025年通期の事前開示は資料内に明示なし)および市場予想との比較情報は開示資料に記載がないため比較不可(–)。結果は概ね想定範囲内と判断されるが、売上・営業利益は前年実績を下回る一方、当期純利益は小幅増。
- 業績の方向性:増収増益ではなく「減収減益(営業面)」だが、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比+1.1%(増益)。
- 注目すべき変化:
- 調剤システム事業の売上・営業利益が前年から減少(売上19,236百万円、前期比△7.1%/営業利益3,967百万円、△24.5%)した一方、医科システム事業は電子処方箋の反動後の回復等で増収増益(売上2,879百万円、前期比+12.3%)。
- 減損損失は前年の大幅減(前期1,440百万円→当期407百万円)により当期純利益は前期並みを確保。ただし第4四半期で非上場株式の減損が発生(投資有価証券評価損273百万円等)。
- 今後の見通し:2026年12月期は会社予想で減収減益(売上22,762百万円、前期比△3.8%/営業利益3,316百万円、△9.8%/当期純利益2,193百万円、△10.6%)。通期予想は保守的と読み取れるが、受注状況・医療DX関連の導入ペースに左右されるため達成可能性は「受注動向確認が必要」。
- 投資家への示唆:高い自己資本比率(73.9%)・ROE(12.0%)等の財務基盤は強いが、営業CFの減少とフリーCFがマイナス寄り、配当性向が110%超と高水準である点は注視が必要。セグメント別の需要サイクル(電子処方箋集中需要の反動、Windows10リプレイス等)を確認することが重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社イーエムシステムズ(コード 4820)
- 主要事業分野:調剤システム、医科システム、介護/福祉システム、その他(薬局経営支援、キャッシュレス、統計情報サービス、人材派遣等)の開発・販売・保守
- 代表者名:代表取締役社長執行役員 國光 宏昌
- 問合せ先:上席執行役員 経営戦略本部長 小林 大悟(TEL 06-6397-1888)
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月13日(決算短信作成日)
- 対象会計期間:2025年12月期(連結:2025年1月1日〜2025年12月31日)
- 決算説明会:機関投資家・アナリスト向けに実施(補足資料あり)
- セグメント:
- 調剤システム事業:薬局向けシステムの開発・販売・保守
- 医科システム事業:クリニック向けシステムの開発・販売・保守
- 介護/福祉システム事業:介護/福祉事業者向けシステムの開発・販売・保守
- その他の事業:薬局経営、キャッシュレス、統計分析、人材派遣等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):70,514,800株(2025年12月期)
- 期末自己株式数:1,293,794株(2025年12月期)
- 期中平均株式数:69,191,973株(2025年)
- 時価総額:–(資料未記載)
- 今後の予定:
- 定時株主総会予定日:2026年3月27日
- 配当支払開始予定日:2026年3月30日
- 有価証券報告書提出予定日:2026年3月26日
- IR/説明会:決算説明会あり(機関投資家・アナリスト向け)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績:
- 会社予想との比較:2025年通期の事前公表数値は本資料に明示なしのため達成率は算出不可(–)。
- 市場予想との比較:資料に市場コンセンサスは記載なし(–)。
- 実績(2025年通期 vs 2024年通期):
- 売上高:23,658百万円(前期24,837百万円、前期比△4.7%、差額△1,179百万円)
- 営業利益:3,676百万円(前期4,464百万円、前期比△17.6%、差額△788百万円)
- 純利益(親会社株主帰属):2,452百万円(前期2,425百万円、前期比+1.1%、差額+27百万円)
- サプライズの要因:
- 売上・営業利益下振れ:前年の電子処方箋集中需要の反動、調剤システム事業の減少。一方で医科システム事業やWindows10サポート終了に伴うハードリプレイスが追い風。
- 純利益が増加した主因:前期に計上した大幅な減損(医科/介護事業)が当期は反動で縮小。ただし当期末に非上場株式の減損や投資有価証券評価損(273百万円)が発生。
- 通期への影響:
- 2026年会社予想は減収減益(売上22,762百万円、営業利益3,316百万円、当期純利益2,193百万円)。主要リスクは医療DX関連投資のタイミング、電子処方箋需要の戻り、ハードリプレイスの継続性。
財務指標
- 要旨(連結、単位:百万円)
- 売上高:23,658(前期24,837、前期比△4.7%、差額△1,179)
- 営業利益:3,676(前期4,464、前期比△17.6%)
- 経常利益:4,313(前期5,184、前期比△16.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:2,452(前期2,425、前期比+1.1%)
- 1株当たり当期純利益(EPS):35.44円(前期34.54円、+0.90円)
- 収益性指標:
- 営業利益率:15.6%(3,676/23,658)(前期約18.0%)。業種平均との比較は業種別に差があるが、前年より低下。
- ROE(自己資本当期純利益率):12.0%(参考:自己資本20,334百万円に対する当期純利益)→ 12.0%(良好、目安10%以上で優良)
- ROA(総資産当期純利益率):約8.9%(2,452/27,506)→ 良好(目安5%以上)
- 進捗率分析(四半期進捗は四半期資料参照。ここは通期実績ベース)
- 通期見通し(2026年)に対する当期実績進捗:該当年次比較のため算出不可(2026予想は別年)
- キャッシュフロー(連結)
- 営業CF:+2,008百万円(前期5,756百万円、前年同期比大幅減)
- 投資CF:△2,222百万円(前期+194百万円、主に子会社株式取得995百万円、本社改装・サーバー等935百万円)
- 財務CF:△3,840百万円(前期△3,567百万円、主に配当金支払2,971百万円、借入金返済835百万円)
- フリーCF(営業CF − 投資CF):約△214百万円(営業CF2,008 − 投資CF2,222)→ マイナス
- 営業CF/当期純利益比率:2,008 / 2,452 ≒ 0.82(目安1.0以上が健全、現状は1未満)
- 現金及び現金同等物期末残高:7,847百万円(前期11,884百万円、△4,036百万円)
- 財政状態(連結、2025/12/31)
- 総資産:27,506百万円(前期31,669、△4,163百万円)
- 純資産:20,432百万円(前期20,619、△187百万円)
- 自己資本比率:73.9%(前期64.8%)(安定水準、目安40%以上)
- 流動資産12,948 / 流動負債5,769 → 流動比率 ≒ 224%(健全)
- 負債合計:7,074百万円(低め。長短借入金残高も小さい)
- 効率性:
- 総資産回転率(売上/総資産):23,658 / 27,506 ≒ 0.86回
- 売上高営業利益率(上記):約15.6%(前年より低下)
- 四半期推移(QoQ等):第2四半期累計/通期予想の数値は決算短信P.2にあり、通期見通し(2026)は通期で減収減益予想
- セグメント別(2025年)
- 調剤システム:売上19,218百万円(前期比△7.1%)、営業利益3,967百万円(△24.5%)
- 医科システム:売上2,879百万円(+12.3%)、営業利益32百万円(前年は営業損失)
- 介護/福祉システム:売上566百万円(△0.6%)、営業損失378百万円(損失幅改善)
- その他:売上1,119百万円(△4.7%)、営業利益28百万円(△52.1%)
- 財務の解説:自己資本比率・ROEは良好で財務基盤は強い。一方で営業CFの減少・フリーCFがマイナスで、投資(子会社取得等)と配当支払がキャッシュを圧迫。現金残高は減少したものの依然流動性は確保。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:固定資産売却益等はほぼ無し(当期0百万円)。
- 特別損失:投資有価証券評価損273百万円、減損損失407百万円(うち第4四半期で非上場株式の減損を計上)。
- 一時的要因の影響:前期に比べ減損額は縮小したため当期純利益が前期比で増加。ただし当期にも投資有価証券評価損等が発生し、実態利益は一時要因の影響あり。
- 継続性の判断:減損や有価証券評価損は事業環境や資産評価に依存するため継続性は限定的だが、今後も個別資産の状況確認が必要。
配当
- 配当実績(連結):2025年12月期は年間配当39.00円(中間17.00円、期末22.00円)
- 配当金総額:2,699百万円
- 配当性向(連結):110.1%(高水準、100%超は継続性観点で注視)
- 純資産配当率:13.2%
- 2026年12月期(予想):年間配当32.00円(中間14.00円、期末18.00円)、配当性向目安101.0%(資料記載)
- 特別配当:なし(当期は特別配当の記載なし)
- 株主還元方針:以前に自己株式取得を実行した履歴あり(前期)。今期は自己株式取得なし。株主還元の方針は継続だが配当性向は高め。
設備投資・研究開発
- 設備投資(有形/無形固定資産の取得):当期合計 約1,151百万円(内訳:有形935百万円、無形446百万円等/資料の合計差異は注記参照)
- 主な投資内容:本社改装、サーバー入替、投資不動産取得等
- 減価償却費:連結で1,086百万円(前期1,355百万円)
- 研究開発費:18百万円(前期13百万円、増加。対売上比は小さい)
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注状況:受注高・受注残高の明示記載なし(–)
- 在庫状況:
- 棚卸資産:456百万円(前期889百万円、減少433百万円)
- 在庫回転日数等の記載なし(–)
セグメント別情報(補足)
- 各セグメントの特徴と動向:
- 調剤システム:オンライン資格確認拡大やWindows10サポート終了に伴うハードリプレイスは継続。ただし電子処方箋の前年の集中需要の反動で減収。
- 医科システム:電子処方箋普及やリプレイス需要を取り込み増収増益に転換。
- 介護/福祉:MAPs for NURSING CARE へのリプレイスを前倒しで実施した影響で一時的にライセンス・保守収入が減少。ただし将来的なストック収益基盤の強化を目指す。
- その他:チョキ株式会社の業績は伸長するも、外部開発等の一巡で減収。
- 地域別売上:国内比率が高く(国内売上が90%以上)、海外影響は限定的。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:FY2025〜FY2027 を掲げ、医療DX・MAPsシリーズやクラウド基盤、AI活用による付加価値向上を戦略の中心に設定。
- KPI進捗:セグメントごとのリプレイス進捗や導入件数は当初想定を上回る部分がある一方で、電子処方箋の需要サイクルの影響で売上は変動している。中期計画の進捗は「製品導入数の増加」「収益基盤のストック化」を確認する必要あり。
競合状況や市場動向
- 市場動向:医療DX(オンライン資格確認、電子処方箋、介護DX等)の社会実装が進展中。診療報酬・介護報酬改定がDX加算等を含み、システム投資が継続する可能性。
- 競合比較:同業他社との直接比較データは資料にないため記載省略(–)。
今後の見通し
- 会社の業績予想(2026年12月期、連結・単位:百万円):
- 売上高22,762(前期比△3.8%)
- 営業利益3,316(前期比△9.8%)
- 経常利益3,939(前期比△8.7%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益2,193(前期比△10.6%)
- 予想の前提条件:医療DX関連の導入進捗、オンライン資格確認・電子処方箋の普及ペース等(資料P.4参照)。為替・原油等の外部指標の影響は限定的(事業は国内中心)。
- 予想の信頼性:過去の業績変動は受注需要サイクルや減損処理で変動しているため、短期的見通しは受注・導入タイミングに依存。
- リスク要因:
- 医療・介護分野の制度改定や報酬改定の内容(加算の有無・範囲)
- 主要顧客の導入タイミング(需要の集中・反動)
- 投資有価証券の価格変動や個別資産の減損リスク
- 人材確保・処遇改善によるコスト増
重要な注記
- 会計方針:会計方針の変更なし。連結範囲の重要な変更あり(新規1社:株式会社プレカルを連結子会社化)。
- 監査:決算短信は公認会計士/監査法人の監査対象外。
- その他:決算説明資料・説明会あり。将来見通しの前提・留意事項は添付資料参照。
(注記)
- 数字は決算短信記載の数値を基に記載(単位:百万円)。比較や割合は資料の表示と照合。
- 不明項目・市場予想等は“–”で表示。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4820 |
| 企業名 | イーエムシステムズ |
| URL | http://www.emsystems.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.7)」によって自動生成されました。
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