2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期会社予想との修正はなし(前回公表の業績予想からの修正無し)。四半期累計では営業損失は拡大したが、特別利益(事業譲渡益1,073百万円)の計上により四半期純利益は606百万円(前年同期は四半期純損失132百万円)と大幅な上振れ。
  • 業績の方向性:増収減益ではなく「減収(売上▲18.8%)・営業損失拡大」だが、一時的要因で当期純利益は黒字化(特別利益による)。
  • 注目すべき変化:前年同期比で売上高が1,359百万円(▲18.8%)に減少。営業損失は▲323.8百万円(前年▲81.5百万円)と悪化。一方で特別利益(事業譲渡益1,073.1百万円)で最終利益が大幅改善。自己資本は増加し自己資本比率は70.7%(前期末61.3%)へ改善。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上2,500百万円、営業利益210百万円、当期純利益990百万円)は現時点で修正なし。第3四半期累計の進捗(売上進捗54.4%、当期純利益進捗61.2%)は売上面は概ね通期ペースだが、営業利益は累計で大幅赤字のため、営業改善か追加の特別利益がないと営業利益目標達成は厳しい。
  • 投資家への示唆:財務基盤は増資と債務圧縮で改善。だが営業採算性(営業利益率)は悪化しており、今回の黒字化は一時的要因によるもの。今後は営業面の回復(お墓・葬祭の件数・単価)と債務返済計画の実行状況、特別利益の再現可能性、現金創出力(CF)に注目。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社ニチリョク(証券コード 7578)
    • 主要事業分野:お墓事業(屋外墓地・納骨堂の募集販売・管理等)、葬祭事業(葬儀の受注・施工等)
    • 代表者名:代表取締役社長 渡邊 将志
    • 開示形態:非連結決算
  • 報告概要:
    • 提出日:2026年2月13日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日、非連結)
  • セグメント:
    • お墓事業(屋外墓地):一般墓、樹木葬等の募集販売・改造増設の受託
    • お墓事業(納骨堂):駅近の集合型納骨堂の募集代行・販売
    • 葬祭事業:葬儀プランの企画・受注・施工(「本堂葬儀」等の新プラン含む)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式):17,393,505株(自己株式 9,665株を含む)
    • 期中平均株式数(四半期累計):17,081,391株
  • 今後の予定:
    • 決算発表:本資料が第3四半期短信(発表済:2026/2/13)
    • IRイベント/決算説明会:決算補足資料作成の有無 記載なし(–)
    • その他:子会社設立決議(2026/1/20)→「株式会社クリーンソリューションズ(仮称)」を2026年3月設立予定(抗菌塗料販売・施工事業、出資比率100%)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較は「通期予想に修正なし」のため、進捗率で示す)
    • 売上高:第3四半期累計 1,359百万円。通期予想 2,500百万円に対する進捗率 54.4%(概ね想定ペース)。前年同期比 ▲18.8%。
    • 営業利益:第3四半期累計 営業損失▲323.8百万円。通期予想 営業利益210百万円に対する進捗はマイナス(累計で大幅悪化)→営業面の立て直しが必要。
    • 純利益:第3四半期累計 当期純利益606.5百万円。通期予想 当期純利益990百万円に対する進捗率 61.2%。(ただし一時的な事業譲渡益が主因)
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:事業譲渡益1,073.1百万円の計上(特別利益)が最終利益を大きく押し上げたため、四半期純利益が黒字化。
    • 下振れ要因:主力の屋外墓地・葬祭の売上減少(来園客減や単価低下、一日葬比率上昇等)により営業採算が悪化。全社費用の配賦(調整額)が大きい点も営業損失の要因。
  • 通期への影響:
    • 会社は11月14日公表の業績予想を据え置き。通期純利益目標は特別利益を前提にしている可能性があるため、営業利益目標210百万円の達成は現状の累計赤字を考慮すると容易ではない。今後の営業回復または追加の特別利益・費用削減が必要。

財務指標(主要数値:単位=百万円、%は前年同期比)

  • 損益(第3四半期累計:2025/4/1~2025/12/31)
    • 売上高:1,359百万円(前年同期 1,674百万円、▲18.8%)
    • 売上総利益:932百万円(前年 1,178百万円、▲20.9%)
    • 販管費:1,256百万円(前年 1,259百万円、ほぼ横ばい)
    • 営業利益:▲323.8百万円(前年 ▲81.5百万円、悪化)
    • 経常利益:▲357.6百万円(前年 ▲106.0百万円、悪化)
    • 四半期純利益:606.5百万円(前年 △132.6百万円 → 黒字転換)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):35.51円(前年同期 8.27円)
  • 財政状態(2025年12月31日)
    • 総資産:7,561百万円(前期末 7,476百万円、+1.1%)
    • 純資産:5,343百万円(前期末 4,586百万円、+16.7%)
    • 自己資本比率:70.7%(前期末 61.3% → 安定水準)
  • 収益性指標(参考、Q3累計ベース)
    • ROE(自己資本に対する当期純利益比):約11.3%(606 / 5,342 ×100)(目安:10%以上で優良)※Q3累計ベースの単純計算
    • ROA(総資産利益率):約8.0%(606 / 7,561 ×100)(目安:5%以上で良好)
    • 営業利益率:▲23.8%(営業損失/売上高、前年は約▲4.9%)→ 営業採算性は悪化
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:54.4%(1,359 / 2,500)
    • 営業利益進捗率:計算不能(累計で▲323.8百万円、通期目標210百万円):現時点では目標達成困難のリスク
    • 純利益進捗率:61.2%(606.5 / 990)※事業譲渡益が寄与
  • キャッシュ・フロー
    • 現金及び預金:419,235千円(前期末 107,064千円、増加312,171千円)→ 手元現金は改善
    • 備考:長期借入金の期中構成(1年内返済予定の長期借入金が減少等)により流動負債は減少
  • 四半期推移(QoQや季節性)
    • セグメント説明で「件数の変動」「一日葬比率の上昇」「来苑者数の若干減少」など季節・需要要因が言及されているが、明確なQoQ数値は別表参照(本短信は累計開示)。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率70.7%(安定水準)
    • 負債合計 2,218百万円(前期末 2,890百万円、▲672百万円の減少)→ 危機時の借入調整等で負債圧縮が進行

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:事業譲渡益 1,073,059千円(1,073.1百万円)を計上(第3四半期累計での主因)。
  • 特別損失:該当なし(本期間は特別損失計上なし)。
  • 一時的要因の影響:四半期純利益の黒字化はほぼこの事業譲渡益によるため、営業ベースの収益力とは切り離して評価する必要あり。
  • 継続性の判断:事業譲渡益は一時的な項目のため、今後継続的に発生するとは期待しにくい。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 中間配当:0.00円
    • 期末配当(予想):0.00円(通期合計 0.00円)
    • 配当性向・配当利回り:–(配当ないため該当なし)
  • 特別配当:なし
  • 株主還元方針:自己株式の期末保有あり(自己株式数 9,665株)。自社株買い等の開示はなし。

設備投資・研究開発

  • 設備投資額:四半期累計で明確な設備投資額の記載なし(該当項目は –)。
  • 減価償却費:40,244千円(当第3四半期累計、前年同期 53,246千円)
  • 研究開発費:明確記載なし(–)

受注・在庫状況(該当業種の開示事項)

  • 受注状況:個別の受注高・受注残高の数値記載なし(但し「受注件数」は葬祭事業で堅調、ラステル売却影響ありと説明)。
  • 在庫(棚卸資産):原材料及び貯蔵品 50,473千円(前期 47,426千円、増加)

セグメント別情報

  • 売上高(第3四半期累計、千円ベース):
    • お墓事業(屋外墓地):437,064千円(437百万円、前年同期比▲22.1%)
    • お墓事業(納骨堂):115,859千円(115.9百万円、前年同期比▲2.9%)
    • 葬祭事業:806,794千円(806.8百万円、前年同期比▲18.8%)
    • 計:1,359,717千円
  • セグメント利益(第3四半期累計):
    • 屋外墓地:△20,108千円(赤字)
    • 納骨堂:△41,471千円(赤字)
    • 葬祭事業:236,462千円(黒字)
    • セグメント合計利益:174,882千円、これに全社費用等の調整額△498,709千円があり、営業損失▲323,826千円に連結
  • セグメント戦略:屋外墓地は高価格帯取り込みや共同開発で販売力強化、納骨堂は駅近利便性とデジタルサイネージ等付加価値提供、葬祭は「本堂葬儀」など高付加価値メニュー展開。ただし契約件数・単価の動向が業績に直結。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:開示資料内では「第二の創業期」と位置づけ、重点施策(コスト削減、営業力強化、外部連携強化)を遂行中。
  • KPI達成状況:営業利益の改善が主要KPIと思われるが、現状は未達(営業損失が拡大)。財務基盤の強化(自己資本比率向上)は進展。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:来園者数や葬儀に対する消費者の価値観変化、樹木葬や墓じまいニーズの増加を認識。死亡者数の増加は追い風だが、低価格プラン比率の上昇で単価低下の課題あり。
  • 競合比較:同業他社との相対比較データは本短信に記載なし(–)。

今後の見通し

  • 業績予想(通期:2025/4/1~2026/3/31、会社公表値)
    • 売上高:2,500百万円(前期比 +11.5%)
    • 営業利益:210百万円
    • 経常利益:120百万円
    • 当期純利益:990百万円(EPS 57.71円)
    • 予想修正:直近公表の予想からの修正はなし(11/14公表の内容を据え置き)
    • 前提条件:予想の前提(為替・原材料等)の明示は添付資料P3参照(本短信では要旨のみ)
  • 予想の信頼性:当期純利益目標は事業譲渡益等の特別利益が含まれる可能性が高く、営業収益力のみでの達成は現状難しいため、予想は特別項目の有無に依存するリスクあり。過去は新型コロナ禍で業績悪化→金融機関と返済猶予等の対応を行った経緯あり。
  • リスク要因:
    • 来苑者数・受注件数や施行単価の下振れ
    • 納骨堂販売進捗の不確実性(過去に債務保証履行等の影響)
    • 金利・借入のリファイナンス、金融機関の支援継続
    • 地政学リスクや景気動向

重要な注記

  • 会計方針の変更等:会計基準等の改正に伴う会計方針の変更等の特記はなし(注記ありだが重要な修正表示は該当なし)。
  • 継続企業の前提:過去に継続企業に関する重要な疑義が生じた事象があったが、現在は経営施策と金融機関との協議により「重要な不確実性は認められない」と判断している(監査法人の期中レビューでも異常なしの結論)。
  • 独立監査人レビュー:監査法人ハイビスカスによる期中レビューにおいて、四半期財務諸表に重要な点での不適正は認められなかった。

(注記)

  • 本要約は開示資料(2026年3月期 第3四半期決算短信〔非連結〕)に基づき作成しています。
  • 金額は資料に合わせ「百万円(千円単位の表記は原資料参照)」で記載。四半期キャッシュ・フローの詳細は作成されていないため主要CFは記載できません(–)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7578
企業名 ニチリョク
URL http://www.nichiryoku.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 小売 – 小売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.8)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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