2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側は通期見通しを修正(公表あり)。四半期累計(第3四半期累計)は会社予想に対して大きな下振れは見られず、売上はほぼ計画進捗だが営業利益は減少(会社予想との比較は下記「決算サプライズ分析」参照)。市場予想は提示なし(–)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高:前年同期比+1.0%、営業利益:同△25.1%)。
- 注目すべき変化:ヘルスケア(高粗利製品)の売上減少およびテープ事業における原材料高騰で売上原価が上昇し、営業利益が大きく低下。第3四半期に本社・東京オフィス移転に伴う特別損失77百万円計上。
- 今後の見通し:通期予想は修正済み(通期:売上5,000億円→50,000百万円、営業利益2,200百万円等)。第3四半期累計で売上進捗は約75.5%、営業利益進捗は約80.0%、純利益進捗は約90.4%と、純利益は通期達成に近い水準。ただし原材料価格動向やヘルスケア需要(インバウンド等)の不確実性が残るため、達成可能性は下振れリスクあり。
- 投資家への示唆:売上は堅調だが収益性が低下しており、テープ事業の原材料コスト動向とヘルスケア領域の高粗利製品販売回復が今後の業績回復の鍵。配当方針は据え置き(通期予想:年間40円、修正なし)。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:ニチバン株式会社
- 主要事業分野:メディカル事業(救急絆創膏、医療材料等)およびテープ事業(セロテープ®、産業用テープ等)。EC/国内流通/グローバル販売を含む。
- 代表者名:代表取締役社長 高津 敏明
- 上場取引所/コード:東証/4218
- URL:https://www.nichiban.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月10日
- 対象会計期間:2025年4月1日~2025年12月31日(2026年3月期 第3四半期累計、連結)
- 決算説明会:無、補足資料:無
- セグメント:
- 報告セグメント:メディカル事業、テープ事業
- 各フィールド:ヘルスケア、EC、ステーショナリー、医療材、工業品、グローバル(各フィールドは上記セグメントに紐づく)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む):20,738,006株(第3Q)
- 期中平均株式数(累計):20,357,463株(第3Q累計)
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料が当該発表(業績予想の修正に関するお知らせあり)
- 株主総会/IRイベント:–(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社通期予想との進捗)
- 売上高:第3四半期累計 37,753百万円。通期会社予想50,000百万円に対する進捗率 75.5%(9か月での進捗としては概ね計画どおり)。
- 営業利益:第3四半期累計 1,761百万円。通期会社予想2,200百万円に対する進捗率 80.0%(進捗は高いが前年同期比では大幅減益)。
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,266百万円。通期会社予想1,400百万円に対する進捗率 90.4%(高い進捗)。
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:売上面は工業品フィールド(「たばねらTMテープ」価格改定等)や一部ECでの販促強化により増収。
- 下振れ要因:ヘルスケア分野の高粗利製品の売上減、テープ事業の原材料価格高騰に伴う売上原価増加、ならびに本社移転費用77百万円の特別損失計上。
- 通期への影響:通期予想は修正済み(公表あり)。第3四半期累計の進捗は純利益ベースでは高く、営業利益・売上もおおむね計画内。ただし原材料費動向やヘルスケアの需要回復に左右されるため、下振れリスクに注意。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:68,086百万円(2025/12/31)← 前期末67,603百万円(増加4,82百万円)
- 純資産:43,765百万円(同)← 前期末43,187百万円(増加5,577百万円)
- 自己資本比率:64.3%(安定水準、前期63.9%)
- 現金及び預金:13,161百万円(前期14,663百万円、△1,502百万円)
- 受取手形及び売掛金:10,219百万円(前期8,962百万円、増加)
- 棚卸資産:5,677百万円(前期5,629百万円、増加)
- 収益性(第3四半期累計 → 単位:百万円、前年同期比は資料記載どおり)
- 売上高:37,753(+1.0%/前年37,384、増加額 369百万)
- 売上総利益:11,303(前年11,522、△1.9%)
- 営業利益:1,761(△25.1%/前年2,351)→ 営業利益率 4.66%(前年 6.29%)
- 経常利益:1,899(△21.8%/前年2,427)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,266(△24.2%/前年1,671)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):62.23円(前年82.14円、△19.91円)
- 収益性指標(簡易算出、累計ベース)
- ROE(累計ベース:四半期純利益 / 自己資本)=1,266 / 43,765 = 2.89%(9か月ベース)。年率換算で約3.85%(目安:8%以上が良好 → 低水準)。
- ROA(累計ベース)=1,266 / 68,086 = 1.86%(9か月ベース)。年率換算で約2.48%(目安:5%以上が良好 → 低水準)。
- 営業利益率:4.66%(業種平均との比較は資料外だが前年から低下)。
- 進捗率分析(第3四半期累計 / 通期会社予想)
- 売上高進捗率:75.5%(通常は9/12=75%が目安 → ほぼ想定ペース)
- 営業利益進捗率:80.0%(想定ペースよりやや上)
- 純利益進捗率:90.4%(想定を上回る進捗)
- 過去同期間との比較:売上は微増だが利益面の低下が顕著(原価上昇が影響)
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(資料注記)。
- 現金及び預金残高:13,161百万円(前期末14,663百万円、減少1,502百万円)
- 減価償却費(累計):2,137百万円(前年2,350百万円)
- 投資CF/財務CFの詳細:資料に記載なし(本社移転支出等の影響で現金は減少との説明あり)
- フリーCF等は算出不可(情報不足)。
- 四半期推移(QoQ)
- 四半期ごとの詳細は資料に限定的記載。季節性の影響について明確記載なし。
- 財務安全性
- 自己資本比率:64.3%(安定水準。目安:40%以上で安定 → 良好)
- 負債合計:24,320百万円(ほぼ前期水準)
- 流動負債に1年内返済予定の長期借入金2,000百万円を振替(流動化)しており、短期流動性管理の確認が必要。
- 効率性
- 総資産回転率等の詳細は算出可能だが、売上規模と総資産から見ると回転性は特段高くない(詳細算出には当期純利益の年間化等が必要)。
- セグメント別(第3四半期累計)
- メディカル事業:売上 18,825百万円(前年同期比+0.1%)、セグメント利益 4,812百万円(前年同期比△7.4%)
- テープ事業:売上 18,928百万円(前年同期比+1.8%)、セグメント利益 595百万円(前年同期比△2.9%)
- 調整(全社費用等)で営業利益と一致(調整額△3,646百万円)
特別損益・一時的要因
- 特別損失:本社移転費用 77百万円(賃料・引越・廃棄等、一過性費用として計上)
- 前年同期間は医薬品工場関連の減損損失53百万円計上(当期は該当なし)
- 一時的要因の影響:一時費用は限定的(77百万円)で、営業利益減少の主因は継続的要因(原材料高・製品ミックス悪化)。
- 継続性の判断:原材料高騰は継続リスク。移転費用は一時要因。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:年間合計 35.00円(期末35.00円)
- 2026年3月期(予想):年間合計 40.00円(期末40.00円、修正なし)
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当性向:通期会社予想ベースでの配当性向は(配当総額/当期純利益)= (40円×発行済株数)/1,400百万円 → 詳細は株価・発行株式数を考慮して算出必要(資料内明示なし)。
- 株主還元方針:特別配当・自社株買いの記載なし。
設備投資・研究開発
- 設備投資額:資料に明確な通期/累計投資額の記載なし(本社移転に伴う固定資産取得あり。詳細は–)。
- 減価償却費:2,137百万円(第3Q累計、前年2,350百万円)
- R&D費用:資料記載なし(–)。開発中断による減損は前期に計上されたが当期は該当なし。
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 受注状況:資料記載なし(–)
- 在庫状況:
- 棚卸資産(商品及び製品等):商品及び製品 5,677百万円(前期5,629百万円、増加)、仕掛品・原材料も増加。
- 在庫回転日数等:資料記載なし(–)
セグメント別情報(要点)
- メディカル事業:
- 売上 18,825百万円(+0.1%)、セグメント利益 4,812百万円(△7.4%)
- ヘルスケア:暖冬やインバウンド減少等で一部製品売上が減少。医療材はワクチン接種関連製品等が下支え。
- グローバル:販売代理店の在庫調整で売上は減少したが韓国での新商品寄与あり。
- テープ事業:
- 売上 18,928百万円(+1.8%)、セグメント利益 595百万円(△2.9%)
- 工業品:環境配慮型製品や価格改定の効果で増収。
- グローバル:一部地域(欧州)で市況低迷の影響あり。
- 地域別:国内・海外ともに明記あり(海外グローバルフィールドは増減が混在)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:「CREATION 2026」(2024年度~)を推進中。重点テーマは「事業ポートフォリオの再構築」「グローバル企業化」「人的資本経営」。
- 進捗:グローバル拠点の機能拡充や成長事業への資源配分を継続。売上のグローバル比率30%(2030年度目標)に向け取り組み中だが、短期的には利益改善が優先課題。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内では暖冬・インバウンド回復の遅れ、EC市場のプラットフォーム障害や購買行動変化、米国通商政策等の影響で販売環境は不安定。
- 競合比較:同業他社との相対位置付けは資料に明記なし(–)。高機能製品・環境配慮製品などで差別化を図っている。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)会社予想(修正後):売上高 50,000百万円(+1.1%)、営業利益 2,200百万円(△15.0%)、経常利益 2,300百万円(△14.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益 1,400百万円(△28.6%)、1株当たり当期純利益 68.77円。
- 予想修正:有(2026年2月10日付「業績予想の修正に関するお知らせ」参照)
- 会社予想の前提:為替・原材料等の前提明細は別資料参照(本短信内詳細なし)。
- 予想の信頼性:第3四半期累計の進捗は純利益で高いが、原材料価格や販売環境の変動が通期達成に影響する可能性あり。過去の予想達成傾向は資料に明示なし(–)。
- リスク要因:原材料価格高騰、インバウンド回復遅延、販売代理店の在庫調整、為替、市場競争激化、規制等。
重要な注記
- 会計方針:主要な変更なし。ただし四半期連結財務諸表作成に特有の会計処理の適用あり(注記参照)。
- その他:四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない旨の注記あり。第3四半期における本社及び東京オフィス移転の一時費用77百万円を特別損失として計上。
(注記)
- 不明項目は「–」と表示しています。
- 本資料は提供された決算短信に基づく整理であり、投資助言は行っておりません。数字は百万円単位で記載。前年同期比は資料記載の%に従っています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4218 |
| 企業名 | ニチバン |
| URL | http://www.nichiban.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.8)」によって自動生成されました。
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