企業の一言説明

アールシーコアはログハウス・ドームハウス住宅「BESS」を展開する自然派提案型住宅市場の先駆的企業です。

総合判定

構造改革途上の高リスク・高リターン銘柄

投資判断のための3つのキーポイント

  • 独自の「BESS」ブランドによる自然派住宅市場での確固たる地位と、顧客との強いエンゲージメントが強みです。
  • 受注残高が増加傾向にあり、今後の売上回復への期待がある一方、足元では収益性の長期的な低迷と赤字計上が課題です。
  • 財務健全性は一定程度維持されているものの、株主還元(無配)は限定的であり、黒字化への具体的な進捗が重要な局面です。

企業スコア早見表

項目 スコア 判定
成長性 D 停滞・減少
収益性 D 収益性課題
財務健全性 B 普通
バリュエーション C やや割高

※スコア凡例: S=優良, A=良好, B=普通, C=やや不安, D=懸念

注目指標サマリー

指標 業界平均比
株価 330.0円
PER 業界平均10.0倍
PBR 0.65倍 業界平均0.5倍
配当利回り 0.00%
ROE -19.76%

1. 企業概要

アールシーコアは、ログハウスやドームハウスなどの自然派個性住宅「BESS」ブランドを企画・開発・販売しています。自社直販、フランチャイズ展開、別荘運営など多角的な収益モデルを有し、ログハウス建築で培った独自技術とブランド力により、市場で独自のニッチを確立しています。

2. 業界ポジション

同社は国内における自然派住宅、特にログハウス市場のパイオニアであり、その提案型住宅で確立された「BESS」ブランドは高い認知度を誇ります。競合は大手ハウスメーカーの規格住宅や一般的な工務店ですが、同社は明確なコンセプトとライフスタイル提案で差別化を図っています。

3. 経営戦略

中期経営計画では、「いのちが喜ぶ家。」という経営理念のもと、自然派住宅の提供を通じて顧客の豊かな暮らしを支援することを目指しています。直近の決算短信では、受注残高が前年比22.0%増と好調で、将来的な売上回復の兆しが見られます。タイムシェア別荘施設「フェザント」の拡大も、新規収益源として期待されています。

【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score

項目 スコア 判定
総合スコア 3/9 B: 普通(複数の改善点あり)
収益性 0/3 純利益がマイナスであり、ROAと営業利益率も低水準であるため、収益性に課題
財務健全性 3/3 流動比率は高く、有利子負債比率も健全、株式希薄化もないため、健全性は良好
効率性 0/3 営業利益率とROEが低く、四半期売上成長率もマイナスであるため、効率性に課題

Piotroski F-Scoreは3/9点と「普通」評価であり、特に収益性と効率性の面で改善が求められます。純利益がマイナスであり、ROA(総資産利益率)と営業利益率も低水準です。一方で、流動比率は高く、負債比率も低く、株式の希薄化も見られないため、財務健全性は良好と評価されました。営業キャッシュフローに関するデータが提供されていないため、その点については評価できません。

【収益性】

過去12か月の営業利益率-7.57%とマイナスであり、本業での収益創出に課題を抱えています。ROE(株主資本利益率)は-24.84%ROA(総資産利益率)は-5.97%と、いずれも株主資本や総資産を効率的に活用して利益を生み出せていない状況です。

【財務健全性】

自己資本比率は直近で36.9%、第3四半期時点では35.6%と、一定の安全水準を保っています。流動比率は直近四半期で1.78倍(178%)と、短期的な支払い能力に問題はない水準です。

【キャッシュフロー】

決算期 フリーCF(百万円) 営業CF(百万円) 投資CF(百万円) 財務CF(百万円) 現金等残高(百万円)
2023.03 -180 -539 359 239 3,199
2024.03 5,388 -269 5,657 -4,537 4,086
2025.03 -803 -870 67 -129 3,107

過去3期のキャッシュフローを見ると、営業キャッシュフローは2024年3月期も赤字、2025年3月期も大幅なマイナスとなっており、本業で資金を生み出せていない状況が続いています。フリーキャッシュフローも2025年3月期はマイナスに転じており、投資と営業活動から十分な現金を生み出せていないことが示唆されます。
直近四半期末(12/31/2025)の現金及び預金は2,540百万円です。

【利益の質】

営業CFがマイナス、純利益もマイナスであるため、営業CF/純利益比率の算出は困難ですが、本業で創出されるキャッシュが不足していることから、利益の質は健全とは言えません。

【四半期進捗】

2026年3月期第3四半期までの売上高は7,977百万円で、通期予想(11,700百万円)に対し68.2%の進捗です。営業損失は△381百万円、通期予想(△420百万円)に対し約90.7%の損失を進捗しており、純損失は△315百万円、通期予想(△560百万円)に対し約56.3%の損失を進捗しています。損失の進捗率が高いことは、通期での損失額が予想に近い水準に達していることを示唆しており、予想以上の損失拡大には注意が必要です。

【バリュエーション】

同社は赤字予想のためPERを算出できません。PBRは0.65倍であり、業界平均の0.5倍と比較するとやや割高感があります。バリュエーション分析による目標株価は253円と、現在の株価より低い水準です。

【テクニカルシグナル】

指標 状態 数値 解釈
MACD 中立 MACD値: -3.46 / シグナルライン: -3.76 短期トレンド方向を示す
RSI 中立 43.1% 70以上=過熱、30以下=売られすぎ
5日線乖離率 +0.43% 直近のモメンタム
25日線乖離率 -0.75% 短期トレンドからの乖離
75日線乖離率 -5.56% 中期トレンドからの乖離
200日線乖離率 -14.24% 長期トレンドからの乖離

MACDは中立状態であり、明確な売買シグナルは出ていません。RSIも43.1%と中立圏にあり、相場の過熱感や売られすぎ感は現状で確認されません。

【テクニカル】

現在の株価は330.0円であり、52週高値の860.00円に対しては大幅に低い位置にあり、52週安値の320.00円に近づいています。株価は5日移動平均線をわずかに上回っているものの、25日、75日、200日移動平均線を下回っており、短期から長期にわたる下降トレンドが継続していることが示唆されます。

【市場比較】

期間 当銘柄 日経平均
1ヶ月 -1.79% +10.83% -12.62%pt
3ヶ月 -10.81% +9.53% -20.34%pt
6ヶ月 -15.60% +24.68% -40.29%pt
1年 +15.38% +76.19% -60.81%pt

アールシーコアの株価パフォーマンスは、日経平均に対して全ての期間で大幅に下回っています。特に直近1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月ではマイナスリターンとなっており、市場全体の強い上昇トレンドから取り残されている状況です。

【注意事項】

⚠️ 信用買残が236,300株に対して信用売残が0株であり、信用倍率が極めて高いため、将来の売り圧力に注意が必要です。

基本リスク指標

指標 判定 ひとことメモ
ベータ値 0.19 ○普通 市場平均より値動きが小さい
年間ボラティリティ 43.65% △やや注意 1年間でどれくらい価格がブレるか
最大ドローダウン -54.37% ▲注意 過去最悪の下落率。この程度は今後も起こりうる
シャープレシオ 0.49 △やや注意 リスクを取った分だけリターンが得られているか

リスク効率指標

指標 判定 ひとことメモ
ソルティノレシオ -0.09 ▲注意 下落リスクだけで見たリターン効率
カルマーレシオ -0.05 ▲注意 最大下落からの回復力

市場連動性

指標 判定 ひとことメモ
市場相関 0.17 ○普通 日経平均とどれだけ連動するか
0.03 値動きのうち市場要因で説明できる割合

【ポイント解説】

同銘柄のベータ値は0.19と低く、市場全体の変動にあまり連動しない独自の値動きをする特徴があります。しかし、年間ボラティリティは43.65%と高めで、株価の変動幅は大きくなる傾向があります。過去の最大ドローダウンは-54.37%と非常に大きく、同程度の株価下落リスクは考慮に入れるべきです。シャープレシオ、ソルティノレシオ、カルマーレシオはいずれも低い値を示しており、リスクに見合うリターンが十分に得られていない、または下落リスクへの対応が不十分である可能性を示唆しています。現在のボラティリティは過去1年で「低」水準にありますが、過去の大きな下落から回復しきれていない状況です。

【投資シミュレーション】

> 仮に100万円投資した場合: 年間で±44万円程度の変動が想定されます。
> 分散投資の目安: ポートフォリオの3%程度が目安です。
> ※これらは過去データに基づく参考値であり、将来の成果を保証するものではありません。投資助言ではありません。

【事業リスク】

  • 消費マインドの低迷: 住宅購入は景気変動の影響を受けやすく、今後の消費マインドの動向は業績に直結します。
  • 資材価格の高騰: 木材など建築資材価格の変動は、売上高総利益率に直接影響を及ぼし、収益を圧迫する可能性があります。
  • 金利動向: 長期金利の上昇は住宅ローン金利に波及し、顧客の購入意欲を減退させる要因となり得ます。

7. 市場センチメント

信用買残が236,300株に対し、信用売残は0株であるため、信用倍率はデータ上0.00倍と表示されています(実際は無限大に近い状態)。これにより、将来的に信用取引の買い残が整理される際の売り圧力には注意が必要です。ニュース動向は全体的に「ポジティブ」とされており、自然派住宅やタイムシェア施設の拡大に期待が集まっています。

主要株主構成

  • 日本カストディ銀行(信託E口)
  • 安田周世
  • 二木渉

8. 株主還元

同社の配当利回りは0.00%、一株配当も0.00円と、現在無配です。赤字が続いているため、配当性向も0.0%です。2022年3月期の配当を最後に、以降は実施されていません。今後の配当は、安定的な黒字化が実現するまで期待しにくい状況です。
⚠️ 利益を超える配当は実施していませんが、利益が出ていないため、現水準で配当がない状況は当面続く可能性があります。

SWOT分析

強み

  • 「BESS」ブランドによる自然派住宅の確立された市場ポジションと顧客ロイヤルティ。
  • 受注残高が増加しており、将来の売上回復への期待材料がある。

弱み

  • 長期にわたる売上高の減少と営業赤字が続き、収益性に課題がある。
  • 無配継続であり、株主還元への意識が低いと投資家に受け取られる可能性がある。

機会

  • 自然志向の高まりによる健康・環境配慮型住宅への需要増加。
  • タイムシェア別荘施設「フェザント」など、新たな事業モデルの拡大。

脅威

  • 住宅市場の競争激化と資材価格の高騰によるコスト上昇圧力。
  • 金利上昇による住宅ローン負担増が、顧客の購買意欲を抑制する可能性。

この銘柄が向いている投資家

  • 独自のブランド価値とニッチ市場に将来性を感じる長期視点の投資家
  • 高いリスクを取っても、事業再生と成長による高いリターンを狙いたい投資家

この銘柄を検討する際の注意点

  • 長引く赤字からの脱却と安定的な収益確保の具体的な戦略とその実行状況。
  • 信用買残の多さが将来的な株価の重しとなる可能性。

今後ウォッチすべき指標

  • 営業利益率: マイナスからの脱却、安定的な黒字化(目標: 5%以上への回復)。
  • 受注高・受注残高: 受注残高の継続的な成長と、それが売上高に結びつく期間と進捗。
  • 純利益またはEPS(一株利益): 赤字からの脱却と、安定的なプラス計上(目標: EPSプラス転換)。
  • 自己資本比率: 経営の安定性を維持するための健全な水準(目標: 30%以上を維持)。

10. 企業スコア

  • 成長性: D 過去の売上高は減少傾向にあり、直近四半期売上高成長率もマイナスであるため、成長性には懸念があります。
  • 収益性: D 営業利益率、ROE、ROAがすべてマイナスであり、収益創出力が著しく低い状態です。
  • 財務健全性: B 自己資本比率は30%台を維持し、流動比率も健全な水準ですが、F-Scoreが「普通」評価であるため、一部改善の余地があります。
  • バリュエーション: C PBRは業界平均よりもやや高く、赤字のためPERは算出できません。バリュエーション指標から見ると割高感があります。

企業情報

銘柄コード 7837
企業名 アールシーコア
URL http://www.rccore.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – その他製品

競合他社

企業名 コード 現在値(円) 時価総額(億円) PER(倍) PBR(倍) ROE(%) 配当利回り(%)
土屋ホールディングス 1840 237 61 23.46 0.49 1.9 4.21
ハウスフリーダム 8996 1,031 42 6.22 1.02 17.6 5.33
ジェイホールディングス 2721 122 12 10.58 -151.8 0.00

関連情報

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.38)」によって自動生成されました。

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By ジニー

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