2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期予想は「修正あり」。通期売上収益・調整後営業利益は上方修正、一方で買収関連費用や減損等の一時費用計上により営業利益・親会社帰属当期利益は下方修正(上振れ/下振れ混在)。
- 業績の方向性:増収増益(売上収益は前中間期比+5.2%、営業利益+15.1%、親会社帰属中間利益+21.7%)。
- 注目すべき変化:血液・細胞テクノロジーカンパニー(血漿イノベーション関連)が堅調で同セグメント売上は前年同期比+9.2%(為替影響除く+13.6%)。一方、独占販売権契約終了に伴う無形資産減損(約4,380百万円)を計上。
- 今後の見通し:通期では売上・調整後営業利益を上方修正。一時費用の影響で営業利益・当期利益は下方修正。中間期の進捗(売上約48%、営業利益約56%、親利益約57%)から見ると、発表済の修正予想達成は合理的だが、買収関連や大型借入(OrganOx買収資金)に伴うリスク監視が必要。
- 投資家への示唆:通期予想は為替追い風と事業拡大で売上・調整後営業益の上方修正。ただし、買収(Leverkusen工場、OrganOx取得)とそれに伴う一時費用・借入契約(2,400億円)や財務制限条項が短中期の財務構成に影響するため、買収関連費用と財務制約(借入条項)を注視することが重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:テルモ株式会社
- 主要事業分野:医療機器・医薬品周辺機器の開発・製造・販売(心臓血管製品、病院向けソリューション、血液・細胞関連製品等)
- 代表者名:代表取締役社長CEO 鮫島 光
- 問合せ先:経営役員CFO、CIO 萩本 仁(TEL 03-6742-8550)
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月12日(決算短信)
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結(2025年4月1日~2025年9月30日)
- 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
- 決算説明資料・説明会:あり(証券アナリスト、機関投資家向け)
- セグメント:
- 心臓血管カンパニー:インターベンショナルシステムズ等(国内外展開)
- メディカルケアソリューションズカンパニー:ホスピタルケア、ファーマシューティカルソリューション等
- 血液・細胞テクノロジーカンパニー:グローバルブラッドソリューション、血漿関連ビジネス等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む):1,480,559,680株
- 期末自己株式数:5,487,410株
- 期中平均株式数(中間期):1,474,995,240株
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
- 配当支払開始予定日(中間配当):2025年12月2日
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との達成率は通期予想に対する中間期の進捗率として表示)
- 売上収益:当中間期 534,930百万円。通期予想 1,108,000百万円に対する進捗 48.3%(達成率)。(会社は通期予想を修正)
- 営業利益:当中間期 100,983百万円。通期予想 181,500百万円に対する進捗 55.7%(達成率)
- 親会社の所有者に帰属する当期利益:当中間期 76,897百万円。通期予想 136,000百万円に対する進捗 56.5%(達成率)
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:グローバルでの医療需要拡大、米州のインターベンショナル製品および血漿イノベーション事業の拡大、為替(円安)が寄与(為替影響除く伸長率もプラス)。
- 下振れ要因:減損(無形資産の減損4,530百万円のうち約4,380百万円は米州独占販売権終了に伴うもの)、買収関連費用、一時的な損益(事業再編費用等)。
- 通期への影響:
- 通期の売上収益・調整後営業利益は上方修正されたが、営業利益・親会社帰属当期利益は買収関連費用や減損計上のため下方修正(詳細は同日公表の「通期連結業績予想の修正」参照)。中間期進捗は50%前後で、通期の達成可能性は示されているが、買収や借入の影響を踏まえた今後の一時費用発生動向に依存。
財務指標
- 財務諸表要点(百万円)
- 売上収益(中間): 534,930(前年中間 508,685、増加+26,245、+5.2%、為替影響除く+8.0%)
- 売上総利益: 292,464(前年中間 277,021、+5.6%)
- 調整後営業利益: 114,401(前年中間 103,984、+10.0%)
- 営業利益: 100,983(前年中間 87,716、+15.1%) 営業利益率 = 100,983 / 534,930 = 18.9%
- 税引前中間利益: 101,212(前年中間 85,140、+18.9%)
- 親会社の所有者に帰属する中間利益: 76,897(前年中間 63,204、+21.7%)EPS(中間)= 52.13円(前年 42.57円)
- 資産合計: 1,894,821(前連結年度末 1,828,393、増加664億円)
- 資本合計: 1,437,536(前連結年度末 1,368,535、増加690億円)
- 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率に類する指標): 75.9%(安定水準。前期 74.8%)
- 収益性指標(暫定、年率換算ベースの概算)
- 推定年率ROE(中間利益×2 ÷ 親資本期末):(76,897×2) / 1,437,536 ≒ 10.7%(目安:10%以上で優良水準)
- 推定年率ROA(中間利益×2 ÷ 総資産):(76,897×2) / 1,894,821 ≒ 8.1%(目安:5%以上で良好)
- 調整後営業利益率:114,401 / 534,930 = 21.4%
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗率:48.3%(通常の中間進捗としては標準~前倒し寄り)
- 調整後営業利益進捗率:51.7%
- 営業利益進捗率:55.7%
- 親会社帰属当期利益進捗率:56.5%
- コメント:利益の進捗が売上よりやや高く、上期での採算改善が示されている。
- キャッシュフロー(百万円)
- 営業CF:101,987(前年中間 100,898、+1,088)
- 投資CF:△71,008(前年中間 △38,840、△32,168。主に有形固定資産取得355億、ドイツ工場取得263億、無形資産取得65億)
- 財務CF:△37,951(前年中間 △65,398、+27,446。主に長期借入金返済の減少、配当支払192億)
- フリーCF(営業CF − 投資CF):101,987 − 71,008 = 30,979百万円(プラス)
- 現金及び現金同等物残高:217,155(前年中間 194,916、増加22,239。ただし10/29にOrganOx買収資金等で借入・支出あり)
- 営業CF/純利益比率:101,987 / 76,897 ≒ 1.33(1.0以上で健全)
- 四半期(QoQ)・季節性:
- 四半期別内訳は明記なし。中間期で利益率改善が確認され、上期に比重がある構成。
- 財務安全性:
- 自己資本比率(親会社所有者帰属持分比率)75.9%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 社債及び借入金(期末、百万円):流動 59,988 + 非流動 99,885 = 159,873
- 単純なネット・キャッシュ(期末現金−有利子負債)=217,155 − 159,873 = +57,282百万円(中間期末時点ではネットキャッシュ)
- 但し、期後にOrganOx買収(約15億USD)に伴い2025/10/29に2,400億円の借入実行があるため、報告書作成後に財務負担が大きく変化している点に注意。
- 効率性・セグメント別:セグメント別の調整後営業利益は心臓血管87,016、メディカル13,530、血液・細胞15,623(合計116,169、調整後114,401に相当)。血液・細胞の伸長が顕著。
特別損益・一時的要因
- 特別損失・一時的要因:
- 減損損失:4,530百万円(主に米州の独占販売権契約終了に伴う無形資産の減損約4,380百万円)
- 一時的な損益合計:△3,369百万円(当中間期;事業再編費用△1,344、買収関連費用△1,176、製薬向けプロジェクト中止に伴う損失補償+3,684等を含む)
- 一時要因の影響:営業利益・当期利益の下振れ要因として通期見通しに反映。調整後営業利益は買収償却や一時損益を除外した管理指標。
- 継続性の判断:買収関連費用等は一過性の可能性が高いが、買収による統合コストやプロジェクト中止補償等は短中期で継続して発生する可能性あり。
配当
- 中間配当:15円(2026年3月期中間)
- 期末配当(予想):15円
- 年間配当予想:30円(直近公表予想から修正なし)
- 配当性向(会社予想ベース):年間配当30円/予想EPS92.20円 = 約32.5%
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:自己株式取得は継続的に行っているが大幅な特別還元の開示なし(詳細は個別開示参照)。
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資CF内訳):有形固定資産取得による支出 35,455百万円(前年中間 31,697百万円、増加)
- 減価償却費:42,847百万円(前年中間 41,848百万円)
- 無形資産取得:6,476百万円
- 研究開発費:明確な別計上額の記載なし(–)。R&Dは販売費及び一般管理費に含まれると思われるが詳細は別資料参照。
受注・在庫状況(該当情報)
- 棚卸資産:311,911百万円(前期末 294,385、増加17,526百万円、+5.9%)
- 受注高/受注残高:記載なし(–)
- 在庫回転日数:記載なし(–)
セグメント別情報
- 売上収益(中間、百万円)
- 心臓血管カンパニー:322,053(前年中間 306,264、+5.2%、為替除く+8.3%)
- メディカルケアソリューションズ:105,639(前年中間 104,278、+1.3%、為替除く+1.9%)
- 血液・細胞テクノロジー:107,074(前年中間 98,009、+9.2%、為替除く+13.6%)
- セグメント利益(調整後営業利益、百万円)
- 心臓血管:87,016
- メディカルケア:13,530
- 血液・細胞:15,623
- 合計:116,169(調整項目等を差し引き後、連結で114,401)
- 地域別売上(中間、百万円)
- 米州:207,061(前年 190,592、+8.6%、為替除く+14.7%)
- 欧州:112,247(前年 104,008、+7.9%、為替除く+6.3%)
- 中国:45,113(前年 44,562、+1.2%、為替除く+5.1%)
- アジア他:60,736(前年 62,705、△3.1%、為替除く+1.7%)
- 日本:109,770(前年 106,817、+2.8%)
- 備考:血漿イノベーション(北米)やインターベンショナル製品が主要成長ドライバー。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画との具体的整合性・KPIの進捗は本短信に明確記載なし(–)。ただしグローバルCDMO拠点拡充やOrganOx買収は中長期成長の戦略的投資に該当。
競合状況や市場動向
- 同業比較の定量的データは記載なし(–)。コメントとしては、医療需要の拡大と血漿/CDMO分野の強化が競争力向上要因と示唆されている。
今後の見通し
- 業績予想(通期:2025/4/1~2026/3/31、百万円)
- 売上収益:1,108,000(前年比+6.9%)
- 調整後営業利益:221,500(+8.9%) ← 上方修正
- 営業利益:181,500(+15.1%) ← 下方修正反映(買収関連費用・一時損失等)
- 親会社の所有者に帰属する当期利益:136,000(+16.3%) ← 下方修正あり
- 前提為替レート:1USD=148円、1EUR=169円
- 予想の信頼性:会社は通期予想を修正しており、上期の進捗は概ね順調。ただし買収(OrganOx)関連の費用・借入条件・連結後の統合費用等が今後の実績に影響を与える可能性あり。
- リスク要因:
- 買収関連リスク(統合コスト、のれん・減損リスク)
- 為替変動(期初想定より円安でプラスとなったが逆回転リスクあり)
- 規制対応コスト(MDR対応等)や主要顧客プロジェクトの中止・契約見直しリスク
- 借入に係る財務制限条項(2,400億円借入の契約条項に「資本合計維持」や格付条件あり)
重要な注記
- 会計方針の変更:なし
- 連結範囲の変更:当中間期における重要な変更なしだが、報告期間後にOrganOxを完全子会社化(取得日 2025/10/29)および10/29に2,400億円の借入実行あり。OrganOx買収対価は約15億USDで、取得に伴う会計処理は未完了(買収後に連結)。
- 財務制限条項:借入契約には資本合計を一定比率(75%以上)に維持する旨、及び格付維持(R&IでBBB-以上)等の条項あり。これは今後の財務管理で注視が必要。
以上。–(不明な項目は「–」で記載しました)
(注)本資料は開示資料の要約であり、投資助言を目的とするものではありません。詳細な数値や補足は原資料(会社公表資料)をご参照ください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4543 |
| 企業名 | テルモ |
| URL | http://www.terumo.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 精密機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.12)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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