2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想(未修正)に対して第3四半期累計実績は概ね上振れの進捗(売上高進捗良好、利益は進捗が遅い)。特段の予想修正は無し。
- 業績の方向性:増収増益(売上高21,299百万円、前年同期比+9.2%、営業利益1,651百万円、同+16.0%)。ただし親会社株主に帰属する四半期純利益は919百万円(同△4.8%)で減少(前年の投資有価証券売却益102百万円の反動)。
- 注目すべき変化:センサ事業が売上・利益ともに好調(売上6,699百円、+12.4%、セグメント利益1,480百円、+43.1%)。一方、計装システムは売上増だが個別案件の利益率悪化でセグメント利益が減少(売上6,924百円、+22.0%、利益590百円、△19.5%)。受注高は全セグメントで増加(受注合計22,096百円、+12.1%)。
- 今後の見通し:通期予想(売上30,000百円、営業利益2,900百円)に変更なし。第3四半期累計時点の進捗は売上は71.0%と良好だが、営業利益進捗は56.9%と遅れ。期末に売上・利益が集中する季節性があるため通期達成の可否は第4四半期の案件収益性に依存。
- 投資家への示唆(助言ではなく観察点):(1)計装システムの案件採算性改善の有無を注視、(2)受注高は増加しておりQ4の収益化ペースを確認、(3)前年の一時利益(有価証券売却益)が無いため純利益の比較に注意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社チノー(Chino Corporation)
- 主要事業分野:計測制御機器、計装システム、センサの開発・製造・販売および修理・サービス等
- 代表者名:代表取締役社長執行役員 豊田 三喜男
- 上場市場・コード:東証、6850
- URL:https://www.chino.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月10日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
- 決算説明会:補足資料作成あり、決算説明会開催は無し
- セグメント:
- 計測制御機器(計測・制御機器の製造・販売)
- 計装システム(評価試験装置等のシステム提供、大型案件あり)
- センサ(温度センサ等の製造・販売)
- その他(修理・サービス等)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む):18,520,232株
- 期末自己株式数:1,595,592株
- 期中平均株式数(四半期累計):17,005,922株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料(第3四半期)提出済み
- 株主総会 / IRイベント:–(本資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想は通期予想の比較)
- 売上高:21,299百万円(通期予想30,000百円に対する進捗率 71.0%)
- 営業利益:1,651百万円(通期予想2,900百円に対する進捗率 56.9%)
- 純利益(親会社株主):919百万円(通期予想2,000百円に対する進捗率 46.0%)
- サプライズの要因:
- 売上は想定より堅調(特にセンサ・計装システムの受注・売上寄与)。
- 営業利益はセンサ部門の寄与で増益だが、計装システムの一部個別案件で利益率が想定より悪化したことが利益面の上振れ余地を限定。
- 親会社株主に帰属する純利益は前年に計上した投資有価証券売却益(102百万円)がなく、前年対比で減少。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。売上は進捗良いものの、利益進捗が遅い点から第4四半期での案件採算性回復が重要。通期達成の鍵はQ4の収益確保と計装システム案件の採算改善。
財務指標
(単位:百万円、前年同期比は%で表記)
- 収益性(第3四半期累計:2025/4/1–2025/12/31)
- 売上高:21,299(+9.2%/前期19,498、増加額1,801)
- 営業利益:1,651(+16.0%/前期1,423) 営業利益率:7.8%(1,651/21,299、前期7.3%)
- 経常利益:1,729(+9.3%/前期1,582)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:919(△4.8%/前期966)
- 1株当たり四半期純利益(潜在株式調整後):54.08円(株式分割後算定)
- 財政状態(2025/12/31時点)
- 総資産:38,792(前連結会計年度末37,765、+1,027)
- 純資産:25,383(前期25,033、+350)
- 自己資本(資料注記):22,331
- 自己資本比率:57.6%(安定水準)
- 現金及び預金:8,504(前期8,127、+377)
- 有利子負債:長期借入金増加等により固定負債が増加(長期借入金2,641、前期969)
- ROE / ROA(参考、累計期間ベース)
- ROE(単純):919 / 22,331 = 約4.12%(9ヶ月累計ベース、目安:8%以上が良好 → 低め)
- ROA(単純):919 / 38,792 = 約2.37%(9ヶ月累計ベース、目安:5%以上が良好 → 低め)
- 注記:上記は第3四半期累計利益を期中の自己資本・総資産で割った単純算出値。通期比較とは性格が異なるため参考値。
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:71.0%(通常、3Q累計で70%台は良好。ただし期末集中の傾向あり)
- 営業利益進捗率:56.9%(売上に比べ利益進捗は遅れ)
- 純利益進捗率:46.0%(前年の一時利益の反動で低め)
- 過去同期間との比較:進捗は売上中心に改善、利益は計装系案件影響で遅れ
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記)。
- 減価償却費(累計):662百万円(前期660百万円)
- 現金増加(現金及び預金 +377百万円)
- フリーCF等の詳細は未開示(四半期CFなしのため–)
- 四半期(QoQ)・季節性
- 同社は期末に売上・利益が集中する傾向あり。第3四半期累計のみではQ4依存度が高い点に留意。
- 財務安全性・効率性
- 自己資本比率57.6%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 流動負債は減少、固定負債(長期借入金)増加により負債構成が変化
- 在庫(棚卸資産)は増加(前期合計約10,068 → 10,458、増加額約390百万円)
- 総資産回転率等の詳細は資料に限定的情報のため–(売上/総資産=21,299/38,792=0.55 回/年相当)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:当期は投資有価証券売却益0(前年同期は102百万円計上)
- 特別損失:小額(固定資産処分損等6百万円)
- 一時的要因の影響:前年の有価証券売却益がなく、純利益比較で減少。営業段階の業績は増益であり、特別項目を除く実質は改善傾向。
- 継続性の判断:特別利益は一時的(継続性低い)。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(第2四半期末):25.00円(表示は株式分割前の金額が混在。注記あり)
- 期末配当(予想):30.00円(2026年3月期予想、分割後表記)
- 年間配当合計:会社予想では「―」表記(中間25 + 期末30の記載だが表記の扱いに注記あり)
- 配当利回り:–(株価情報不足のため算出不可)
- 配当性向:–(通期予想純利益2,000百万円ベースで計算可能だが資料上の取扱注意のため明示は控える)
- 自社株買い:2025年11月12日に自己株式取得を決議(自己株式取得の影響を通期EPS等で考慮)。
設備投資・研究開発
- 設備投資額:資料に四半期累計の設備投資金額の明示なし(–)
- 減価償却費:662百万円(当第3四半期累計)
- 研究開発費:761百万円(第3四半期累計、前期820百万円、対売上比 約3.6%)
- 主な投資/開発テーマ:資料に詳細なテーマ記載なし(ループソリューション高度化を推進中との記載あり)
受注・在庫状況(該当)
- 受注状況:
- 受注高合計:22,096百万円(+12.1%/前期19,713、増加額2,382)
- セグメント別受注増:計測制御機器+3.6%、計装システム+14.8%、センサ+18.7%、その他+9.7%
- 在庫状況:
- 商品及び製品 931、仕掛品 4,392、原材料等 5,135(合計約10,458百万円、前年同期比 +390百万円)
- 在庫回転日数等は記載なし
セグメント別情報
- 売上高(第3四半期累計)
- 計測制御機器:6,889(△3.1%)
- 計装システム:6,924(+22.0%)
- センサ:6,699(+12.4%)
- その他:785(+4.6%)
- セグメント利益(営業利益)
- 計測制御機器:1,052(+0.5%)
- 計装システム:590(△19.5%) — 大型・個別案件の利益率悪化が影響
- センサ:1,480(+43.1%) — 増収が利益拡大に直結
- その他:200(+29.9%)
- 地域別売上(第3四半期累計)
- 日本:16,047(+6.8%)
- アジア:4,736(+16.8%)
- 北米:307(+13.5%)
- 欧州:154(+35.0%)
- その他:52(+58.2%)
- セグメント戦略の言及:
- 中期経営計画(2021–2026)の下で「ループソリューション」の高度化を推進。センサ・計装等を軸に製品・サービス差別化を図る。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2021–2026年度)の5年目で顧客価値創造・連携・共創体制を強化中。
- 第3四半期の実績はセンサの好調等で概ね整合。計装システムの採算性改善が中期目標達成に向けた注目点。
競合状況や市場動向
- 市場動向:世界的地政学リスク、中国の成長鈍化、米国政策の不確実性などにより短期の不透明性があるが、製造業の設備投資は堅調な面がある。脱炭素化の流れは中長期継続の見込みで関連投資が期待される。
- 競合比較:資料に他社比較は無し(–)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(修正無し):売上30,000百円(+2.3%)、営業利益2,900百円(+0.7%)、経常利益3,050百円(+0.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,000百円(+0.4%)、1株当たり当期純利益117.96円
- 会社は自己株式取得の影響等を考慮したEPS算出を実施済み
- 予想の信頼性:通期売上は第3Q時点で71%進捗と良好だが、利益進捗に遅れがあるため第4Qの採算性が成否を左右する。過去の通期達成傾向は資料中に明示なし(–)。
- リスク要因:
- 個別大型案件の採算悪化リスク(計装システム)
- 世界経済・顧客設備投資の変動(中国、米国政策等)
- 為替・原材料価格等(資料に具体前提は記載なし)
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有(詳細は添付資料参照)
- 監査(期中レビュー):任意の期中レビューを受け、レビュー報告書において重要な疑義は指摘されていない。
(注)不明な項目は「–」で記載しています。上記は決算短信の記載内容に基づく整理・解説であり、投資助言を目的とするものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6850 |
| 企業名 | チノー |
| URL | http://www.chino.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.16)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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