2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想(修正無し)に対して第3四半期累計の進捗はおおむね順調(売上進捗71.0%、営業利益進捗61.1%、当期純利益進捗85.6%)。市場予想との比較情報は資料になし。結論として「ほぼ予想通り/会社予想維持」。
- 業績の方向性:増収ではなく減収(売上高24,135百万円、前年同期比△22.5%)だが、営業損失から営業黒字へ転換(営業利益55百万円、前年同期は△371百万円)。経常利益・当期純利益とも黒字を確保(経常351百万円、親会社株主帰属当期純利益154百万円、前年同期比△82.9%)。
- 注目すべき変化:橋梁事業の受注が大幅増(受注高128,422百万円相当=前年同四半期比+177.6%)/受注残が大幅増(受注残合計52,703百万円、前年同期比+27.7%)で、将来の売上原資は確保している一方、売上は工事進捗の関係で大幅減少。
- 今後の見通し:通期予想(売上34,000百万円、営業利益90百万円、当期純利益180百万円)に変更なし。第3四半期までの進捗率からは達成可能性は高めだが、営業利益率は非常に低く、コスト上昇(材料・人件費)等のリスクを注視する必要あり。
- 投資家への示唆:受注残は潤沢で売上回復の余地があるが、利益率改善が鍵。配当は通期70円予想(修正無)で、予想EPSに対する配当性向は高い(下記参照)。短期的には受注〜完成工事への進捗・材料コスト動向・工事収益性に着目。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社駒井ハルテック
- 主要事業分野:橋梁事業、鉄骨事業、インフラ環境事業(陸上風力等)、不動産賃貸、その他(印刷等)
- 代表者名:取締役社長 中村 貴任
- 上場コード:5915、上場取引所:東証
- URL:https://komaihaltec.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2026年2月13日
- 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期連結累計(2025年4月1日〜2025年12月31日)
- 決算説明資料作成の有無:無
- 決算説明会の有無:無
- セグメント:
- 橋梁事業:橋梁の鋼下部・鋼上部など設計・製作・施工
- 鉄骨事業:建築向け鋼構造物の製作・施工
- インフラ環境事業:陸上風力等の環境関連設備の製作・施工、海外インフラ関連
- 不動産事業:自社未利用地の賃貸等
- その他:印刷事業等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):4,972,709株
- 期末自己株式数:390,519株(前年同期299,589株、当期に99,000株取得)
- 期中平均株式数(四半期累計):4,658,218株
- 今後の予定:
- 決算発表:本資料(第3四半期)提出済
- IRイベント:決算説明会無し(IRイベントの予定記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較・達成率は通期予想に対する累計進捗)
- 売上高:24,135百万円(通期予想34,000百万円に対する進捗71.0%)
- 営業利益:55百万円(通期予想90百万円に対する進捗61.1%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:154百万円(通期予想180百万円に対する進捗85.6%)
- サプライズの要因:
- 売上減(△22.5%)は工事の進捗タイミングによるもので、セグメント別では橋梁・鉄骨ともに売上減。前年は投資有価証券売却益1,635百万円という特別利益があったため、前年実績との比較で見劣り。
- 営業利益は販管費増(新規事業の調査研究費等)を吸収しつつ黒字化。特別利益の前年の大型売却益不在が、損益比較の主因。
- 通期への影響:
- 会社は業績予想を据え置き。受注残(52,703百万円)が通期売上見込み(34,000百万円)をカバーしている点から売上回復・予想達成の見込みはあるが、原材料・人件費上昇や工事採算悪化が進行すると利益面で下振れリスク。
財務指標
- 損益の要点(第3四半期累計:2025/4/1〜2025/12/31、単位:百万円)
- 売上高:24,135(前年同期31,154、前年同期比△22.5%)
- 完成工事総利益:3,219(前年2,503、増加)
- 販管費:3,163(前年2,874、増加)
- 営業利益:55(前年△371)
- 経常利益:351(前年△93)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:154(前年907、前年同期比△82.9%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):33.25円(前年194.24円)
- 収益性指標(計算値)
- 営業利益率:0.23%(55 / 24,135)(目安:業種平均に比べ低い)
- ROE(参考、期中平均資本で算出):約0.47%(154 / 約32,792.5)(目安:8%以上が良好 → 非常に低い)
- ROA(参考、資産平均ベース):約0.23%(154 / 約67,030.5)(目安:5%以上が良好 → 低い)
- 進捗率分析(通期予想に対する累計進捗)
- 売上高進捗率:71.0%(24,135 / 34,000)
- 営業利益進捗率:61.1%(55 / 90)
- 当期純利益進捗率:85.6%(154 / 180)
- 解説:売上進捗は高めで通期達成可能性はあるが、営業利益率が低く、利益面は薄いバッファで推移。
- 貸借対照表(主要項目、単位:百万円)
- 総資産:64,737(前期末69,324、△4,587)
- 流動資産:35,500(前期末43,863、△8,363)
- 現金預金:8,263(前期末10,317、△2,054)
- 受取手形・完成工事未収入金及び契約資産:23,021(前期末28,640、△5,619)
- 有形固定資産合計:17,804(前期末17,411、+393)
- 投資有価証券:10,952(前期末7,519、+3,433)
- 負債合計:30,978(前期末37,497、△6,519)
- 純資産合計:33,759(前期末31,826、+1,933)
- 自己資本比率:52.1%(安定水準。前年45.9%から改善)
- 流動比率・流動性
- 流動比率(流動資産 / 流動負債):35,500 / 14,719 = 241.2%(良好、100%超は一般に安全)
- 借入・資本構成
- 短期借入金:2,117(前期末4,856、減少)
- 長期借入金:7,739(前期末9,160、減少)
- 社債(固定負債項):1,950(前期末2,900、減少)
- 解説:有利子負債は期中に減少。利払費用も減少(支払利息:97→134→前年134→当期97)。
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は添付されておらず詳細は非開示。ただし現金預金は前期末比で減少(10,317→8,263、△2,054)。
- フリーCF等は未記載のため算出不可(–)。
- 債務安全性
- 自己資本比率52.1%(安定水準)
- 負債合計/資産合計比率:約47.9%
- セグメント別(売上高・受注・受注残の要点、単位:百万円)
- 橋梁事業:売上9,424(△23.6%)、受注高12,842(+177.6%)、受注残27,806(+97.2%)
- 鉄骨事業:売上14,279(△22.4%)、受注高9,564(△45.8%)、受注残24,726(△6.7%)
- インフラ環境事業:売上29(+38.9%)、受注高138(+363.7%)、受注残169(△75.1%)
- 不動産:売上305(ほぼ横ばい)
- 財務の解説:
- 受注残が増加しており今後の売上原資は確保。ただし売上実現は工程進捗に依存し、短期の利益率は低い。投資有価証券評価増によりその他包括利益が押し上げられ純資産は増加。
特別損益・一時的要因
- 当第3四半期累計の特別利益:506百万円(主に補助金収入等)、前年は投資有価証券売却益1,635百万円が計上されていた(前年の比較を下押しする要因)。
- 特別損失:651百万円(固定資産圧縮損等)
- 一時的要因の影響:前年に比べ大きな投資有価証券売却益が無いため、前年との比較で当期純利益は大きく減少して見える。一時的要因を除いた営業ベースでは売上減・販管費増で利益は圧迫されている。
- 継続性の判断:補助金は案件依存、一時的売却益は非継続性。受注高・受注残は継続的な収益源となるが、採算性の継続管理が必要。
配当
- 配当実績・予想:
- 中間配当:35.00円(2026年3月期 中間)
- 期末配当(予想):35.00円
- 年間配当予想:70.00円(直近公表から修正無し)
- 前年(2025年3月期)は合計80円(期末45円のうち10円が特別配当)
- 配当利回り:株価情報が資料に無く算出不可(–)
- 配当性向(会社予想ベース):配当70円 / 予想EPS38.52円 = 約181.7%(100%超で高い。持続性の観点で注視が必要)
- 株主還元方針:自己株式取得(2025年11月に99,000株取得、取得額約1億8,400万円)を実施。特別配当は現時点で無し。
設備投資・研究開発
- 設備投資:資料に詳細な設備投資額の記載なし(–)
- 減価償却費:当第3四半期累計で1,227百万円(前年699百万円、増加)
- 研究開発(R&D):新規事業に係る調査研究費を販管費で計上との記載ありが、金額明細は非開示(–)
受注・在庫状況(該当)
- 受注高(第3四半期累計):22,546百万円(前年22,286百万円、+1.2%)
- 橋梁:12,842(構成比57.0%)
- 鉄骨:9,564(構成比42.4%)
- 受注残(2025/12/31):52,703百万円(前期末41,287、+27.7%)
- 橋梁受注残27,806百万円(+97.2%)
- 鉄骨受注残24,726百万円(△6.7%)
- 在庫等(材料貯蔵品):1,075百万円(ほぼ横ばい)
- 解説:受注残は大幅増で売上回復の余地あり(受注残 > 通期売上見込み)。ただし受注〜売上化のタイミングと採算性が重要。
セグメント別情報
- 橋梁事業:
- 売上9,424百万円(前年12,336百万円、△23.6%)
- 受注高12,842百万円(前年4,625百万円、+177.6%)
- 受注残27,806百万円(前年14,100百万円、+97.2%)
- コメント:受注は大幅増。今後の売上寄与期待。
- 鉄骨事業:
- 売上14,279百万円(前年18,399百万円、△22.4%)
- 受注高9,564百万円(前年17,631百万円、△45.8%)
- 受注残24,726百万円(前年26,503百万円、△6.7%)
- コメント:受注が鈍化。売上も減少し採算管理が鍵。
- インフラ環境事業:
- 売上29百万円(小規模だが前年より増加)、受注高138百万円(増加)
- 不動産・その他:売上は小規模で安定的。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画に関する記載:特記事項なし(–)
- KPI達成状況:受注残増加は中長期の売上原資確保という点で整合的。ただし利益率改善に向けたKPIの記載は無し。
競合状況や市場動向
- 市場環境(会社コメント):橋梁・鉄骨とも発注量は前年同四半期を下回る地域・案件があり、材料費高止まりや人件費上昇がリスク。円安・国内設備投資の回復期待はプラス要因。
- 競合比較:個別同業他社との比較データは資料に無し(–)
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期業績予想(変更無し):売上34,000百万円(△16.2%)、営業利益90百万円(△68.8%)、経常利益310百万円(△51.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益180百万円(△85.9%)、1株当たり当期純利益38.52円
- 前提条件:特段の為替・原油など前提の詳細記載なし(–)
- 予想の信頼性:第3四半期の進捗率(売上71%、利益進捗は利益側でやや余裕が小さい)が示す通り達成可能性はあるが、利益率は低く、原材料・人件費の上振れで利益が減るリスクあり。
- リスク要因:材料価格高止まり、人手不足による工数増、工事採算の悪化、為替変動、政府・公共工事の発注動向、海外政治リスク(中国との関係等)。
重要な注記
- 会計方針の変更・修正再表示:該当無し
- 自己株式取得:2025年11月14日に99,000株取得(ToSTNeT-3)、取得額約1.84億円。期末自己株式は390,519株。
- キャッシュ・フロー計算書:第3四半期累計のCF計算書は作成していないため詳細は非開示。
- その他:直近公表の業績予想からの修正は無し。監査法人による四半期レビューは無。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5915 |
| 企業名 | 駒井ハルテック |
| URL | http://www.komaihaltec.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 金属製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.22)」によって自動生成されました。
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