企業の一言説明
リベルタは、美容商品、トイレタリー商品、機能衣料品などを企画・販売する日本発のファブレス型企業です。多様なブランド展開により、ヘルス&ビューティーからライフスタイル領域まで幅広く事業を手掛けています。
総合判定
高成長期待と高リスクが混在する構造改革過渡期の企業
投資判断のための3つのキーポイント
- 美容・日用品から機能衣料品まで多角的なブランド展開で売上高は着実に成長しています。
- 営業利益は過去12カ月で増加に転じましたが、利益率は低く、配当性向は100%を超え、利益の質には課題を抱えています。
- PER・PBRは業界平均を大幅に上回り割高感が強い一方、株価の値動きは非常に大きく、高リスク・高リターンの特性を持ちます。
企業スコア
| 観点 | スコア | 判定理由 |
|---|---|---|
| 成長性 | S | 四半期売上成長率が非常に高い |
| 収益性 | D | ROE・営業利益率ともに極めて低い水準 |
| 財務健全性 | C | 自己資本比率が低く流動性や負債比率に懸念 |
| バリュエーション | D | PER、PBR共に業界平均を大幅に上回る |
※スコア凡例: S=優良 / A=良好 / B=普通 / C=やや不安 / D=懸念
注目指標サマリー
| 指標 | 値 | 業界平均比 |
|---|---|---|
| 株価 | 305.0円 | – |
| PER | 72.27倍 | 業界平均15.9倍 |
| PBR | 5.79倍 | 業界平均0.7倍 |
| 配当利回り | 0.66% | – |
| ROE | 2.92% | – |
1. 企業概要
リベルタは美容商品、家庭用品、機能衣料品などを企画・販売するファブレス企業です。主力はフットケア「Baby Foot」、機能衣料「FREEZE TECH」等のブランドで、多様な商材を百貨店、量販店、ECで展開。企画力とブランド力が競争優位性です。
2. 業界ポジション
素材・化学業界に属するものの、実質は多品種の消費財を扱うニッチな企画販売企業です。特定の分野で高い認知度を持つブランドを複数展開し、ファブレスならではの柔軟な製品開発とリスク分散を図っています。
3. 経営戦略
決算説明資料によると、中期経営計画では「ノンデスクワーカー」層に焦点を当てた機能性商品開発と用途提案型マーケティングを強化。国内外販路拡大、人事制度・教育体制整備を重視しており、為替変動リスクはヘッジや調達・販売バランスで平準化する方針です。
4. 財務分析
リベルタの財務状況を、Piotroski F-Score、収益性、財務健全性、キャッシュフローの観点から分析します。
【財務品質チェックリスト】Piotroski F-Score
| 項目 | スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 4/9 | B: 普通 |
| 収益性 | 2/3 | 純利益とROAはプラスだが営業CFはマイナス |
| 財務健全性 | 1/3 | 流動比率、D/Eレシオ、自己資本比率に懸念 |
| 効率性 | 1/3 | 営業利益率とROEが低水準だが四半期売上成長は高い |
Piotroski F-Score解説:
リベルタの総合スコアは4/9点(B: 普通)で、財務品質は全体的に健全性や効率性に改善の余地があることを示唆しています。
収益性スコアは2/3点で、純利益とROAはプラスですが、営業キャッシュフローがマイナスであるため、利益の質には懸念があります。これは、売上は上がっているものの、キャッシュを生み出す力が弱いことを意味します。
財務健全性スコアは1/3点と特に低く、流動比率が1.5未満、D/Eレシオ(負債資本倍率)が1.0を超えており、自己資本比率も20.3%と低水準であることから、財務基盤の弱さが目立ちます。
効率性スコアは1/3点であり、営業利益率やROEは低いものの、四半期ベースの売上成長率は高いため、今後の改善に期待がかかります。
【収益性】
営業利益率は直近12カ月で1.33%(ベンチマーク5%に対し低水準)と非常に低い水準にあります。ROE(実績)は2.92%(ベンチマーク10%に対し低い)、ROA(実績)は1.17%(ベンチマーク5%に対し低い)であり、企業の稼ぐ力や資本効率は業界内で課題がある状態です。
【財務健全性】
自己資本比率は20.3%と低く、財務の安定性にやや不安が残ります。流動比率は1.18倍で短期的な支払い能力は確保されていますが、より高い2.0倍以上が望ましいとされる中で、十分とは言えません。
【キャッシュフロー】
| 決算期 | フリーCF(百万円) | 営業CF(百万円) | 投資CF(百万円) | 財務CF(百万円) | 現金等残高(百万円) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023.12 | 270 | 414 | -144 | -400 | 527 |
| 2024.12 | -779 | -577 | -202 | 885 | 628 |
| 2025.12 | -395 | -305 | -90 | 570 | 799 |
直近12カ月(2025年12月期)の営業キャッシュフローはマイナス3億300万円、フリーキャッシュフローもマイナス2億6,525万円と、事業活動でキャッシュを生み出せていない状況です。これは、資金繰りにおいて何らかの課題を抱えている可能性を示唆しており、将来的な資金調達や投資計画に注意が必要です。
【利益の質】
営業CF/純利益比率は-6.59とマイナスであり、純利益に比べて営業活動によるキャッシュフローが大幅に不足しています。これは、会計上の利益と実際の資金流入に大きな乖離があることを示し、利益の質に懸念がある状態です。
【四半期進捗】
通期予想に対する四半期ごとの進捗データは提供されていません。しかし、Quarterly Revenue Growth(前年比)が35.70%と非常に高い成長を示しており、売上高は着実に伸びています。
【バリュエーション】
PER(会社予想)は72.27倍、PBR(実績)は5.79倍であり、それぞれ業界平均PER15.9倍、業界平均PBR0.7倍と比較して非常に高い水準にあります。これは株価が利益や純資産に対して割高であることを示唆しており、市場が将来の成長に大きな期待を寄せているか、あるいは過大評価されている可能性も考慮する必要があります。
【テクニカルシグナル】
| 指標 | 状態 | 数値 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| 5日線乖離率 | – | -2.62% | 直近のモメンタム |
| 25日線乖離率 | – | +4.07% | 短期トレンドからの乖離 |
| 75日線乖離率 | – | -0.53% | 中期トレンドからの乖離 |
| 200日線乖離率 | – | -21.32% | 長期トレンドからの乖離 |
現在の株価は短期的には25日移動平均線を上回っていますが、5日線、75日線は下回っており、方向感に乏しい状況です。長期的なトレンドを示す200日移動平均線を大幅に下回っているため、株価は長期的な下降トレンドの途中にあります。MACDシグナル、RSI状況は共に中立で、明確な売買サインは出ていません。
【テクニカル】
現在の株価(305.0円)は52週安値(241.0円)からわずかに高い位置(レンジ内2.5%)にあり、52週高値(844.0円)からは大きく下落しています。3年レンジで見ても、安値圏(レンジ内1.0%)に位置しており、過去のピークからは大幅な調整局面にあることがわかります。移動平均線を見ると、5日、75日移動平均線をわずかに下回る一方で、25日移動平均線は上回っており、短期的な持ち合いの様相を呈しています。しかし、200日移動平均線を大きく下回っていることから、長期的な下降トレンドは継続中です。
【市場比較】
| 期間 | 当銘柄 | 日経平均 | 差 |
|---|---|---|---|
| 1ヶ月 | +14.66% | +13.42% | +1.24%pt |
| 3ヶ月 | +1.67% | +12.42% | -10.76%pt |
| 6ヶ月 | -83.68% | +23.08% | -106.76%pt |
| 1年 | -74.73% | +76.66% | -151.39%pt |
直近1ヶ月では日経平均をわずかに上回るパフォーマンスを見せましたが、3ヶ月、6ヶ月、1年といった中長期の期間では日経平均を大幅に下回る低迷が続いています。これは、市場全体の上昇トレンドの中で、当銘柄が独自の要因により厳しい状況にあることを示しています。
【注意事項】
⚠️ 信用買残が3,198,000株と多く、信用売残が0株であるため、将来的な売り圧力が強まる可能性に注意が必要です。
基本リスク指標
| 指標 | 値 | 判定 | ひとことメモ |
|---|---|---|---|
| 年間ボラティリティ | 320.15% | ▲注意 | 1年間で株価が非常に大きくブレる |
| 最大ドローダウン | -96.10% | ▲注意 | 過去最悪の下落率。この程度は今後も起こりうる |
| シャープレシオ | 0.76 | ○普通 | リスクを取った分だけリターンが得られているか |
リスク効率指標
| 指標 | 値 | 判定 | ひとことメモ |
|---|---|---|---|
| ソルティノレシオ | 1.05 | ○普通 | 下落リスクだけで見たリターン効率 |
| カルマーレシオ | 0.97 | ○普通 | 最大下落からの回復力 |
市場連動性
| 指標 | 値 | 判定 | ひとことメモ |
|---|---|---|---|
| 市場相関 | 0.04 | ○普通 | 日経平均の値動きとはほとんど連動しない |
| R² | 0.00 | – | 値動きのうち市場要因で説明できる割合はごくわずか |
※判定の見方: ◎良好 ○普通 △やや注意 ▲注意
【ポイント解説】
リベルタは年間ボラティリティが320.15%、最大ドローダウンが-96.10%と極めて高く、非常に大きな値動きをする銘柄です。これはハイリスク・ハイリターンの特性を示し、投資元本が大幅に減少する可能性を常に認識する必要があります。市場相関が低くR²も0.00であるため、この銘柄は日経平均のような市場全体の動きとはほとんど連動せず、独自の要因で株価が変動する傾向が非常に強いと言えます。現在のボラティリティは過去1年で低い水準(上位25%)ですが、これは絶対水準が低いというより、過去が異常に高かったため相対的に低く見えている状態です。最大ドローダウンからの回復所要日数は「未回復」であり、過去の大幅な下落からまだ立ち直り切れていません。
【投資シミュレーション】
> 仮に100万円投資した場合: 年間で±196万円程度の変動が想定されます。
> 分散投資の目安: ポートフォリオの3%程度が目安です。
> ※これらは過去データに基づく参考値であり、将来の成果を保証するものではありません。投資助言ではありません。
【事業リスク】
- 為替変動リスク: 輸入に依存する部分があるため、急激な円安は原価上昇につながり、収益を圧迫する可能性があります。
- 競争激化: 美容・健康分野は新規参入が多く、技術や価格競争が激化すると、主力商品の市場シェアや利益率に影響が出ます。
- 製品効果への批判・規制: 製品の効果が個人差に依存するため、消費者からの想定外の不満や薬機法等の規制強化が事業に影響を及ぼす可能性があります。
7. 市場センチメント
信用買残が3,198,000株と発行済株式数の約10%に達しており、信用売残が0であることから、将来的な株価上昇に期待する投資家が多い一方で、将来の売り圧力につながる可能性があります。
主要株主は、(株)モアが30.57%、代表の佐藤透氏が10.49%で大株主を占めています。
8. 株主還元
配当利回りは0.66%と低く、1株配当は2.00円(会社予想)です。配当性向は130.72%であり、利益を上回る配当を実施している状態です。
⚠️ 利益を超える配当を実施中。現水準の維持は困難な可能性があり、減配リスクに注意が必要です。自社株買いの状況に関するデータはありません。
SWOT分析
| 分類 | 項目 | 投資への示唆 |
|---|---|---|
| 💪 強み | 多角的ブランド展開と企画力 高い四半期売上成長率 |
新規事業機会を創出し業績を牽引する可能性がある |
| ⚠️ 弱み | 低収益性・低い財務健全性 利益の質の悪さとキャッシュフローの赤字 |
予期せぬ外部環境悪化で資金繰りが悪化するリスク |
| 🌱 機会 | ノンデスクワーカー向け製品強化 フリーズテック等の技術優位性 |
新市場開拓や競争優位確立で業績を大きく伸ばす |
| ⛔ 脅威 | 為替変動リスクと競争激化 信用買残高による将来の売り圧力 |
事業環境の変化や市場の需給悪化で株価が下落する |
この銘柄が向いている投資家
| 投資家タイプ | 相性が良い理由 |
|---|---|
| 高いリスクを許容する成長志向投資家 | 積極的な事業展開と高い売上成長率に期待できるため |
| ファブレス企業の多角化戦略を評価する投資家 | 企画力とブランド戦略で新しい価値を創造するため |
この銘柄を検討する際の注意点
- 低収益性・低財務健全性: 利益率や自己資本比率が低く、利益を伴わない売上だけでは安定成長が困難なため、収益性改善と財務基盤強化の進捗を監視すべきです。
- 高バリュエーションと高リスク: PER、PBR共に業界平均を大幅に上回る割高感と、非常に高い年間ボラティリティ、最大ドローダウンがあるため、価格変動リスクを十分に理解し、少額の投資に留めるべきです。
今後ウォッチすべき指標
| 指標 | 現状 | トリガー条件 | 注目理由 |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 1.33% | 5.0%以上への回復 | 企業の本業での稼ぐ力を示す |
| 自己資本比率 | 20.3% | 30.0%以上への改善 | 財務健全性の改善指標となる |
| 営業キャッシュフロー | -3.03億円 | 黒字化の達成 | 利益の質改善と安定性に直結 |
企業情報
| 銘柄コード | 4935 |
| 企業名 | リベルタ |
| URL | https://liberta-j.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)
将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。
現在の指標
| 株価 | 305円 |
| EPS(1株利益) | 4.22円 |
| 年間配当 | 0.66円 |
シナリオ別5年後予測
各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。
| シナリオ | 成長率 | 将来PER | 5年後株価 | 期待CAGR |
|---|---|---|---|---|
| 楽観 | 0.0% | 46.0倍 | 194円 | -8.3% |
| 標準 | 0.0% | 40.0倍 | 169円 | -10.8% |
| 悲観 | 1.0% | 34.0倍 | 151円 | -12.8% |
目標年率別の理論株価(標準シナリオ)
標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。
現在株価: 305円
| 目標年率 | 理論株価 | 判定 |
|---|---|---|
| 15% | 86円 | △ 256%割高 |
| 10% | 107円 | △ 185%割高 |
| 5% | 135円 | △ 126%割高 |
【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い
競合他社
| 企業名 | コード | 現在値(円) | 時価総額(億円) | PER(倍) | PBR(倍) | ROE(%) | 配当利回り(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| I-ne | 4933 | 1,103 | 196 | 9.81 | 1.10 | 12.1 | 1.35 |
| アクシージア | 4936 | 347 | 83 | 22.67 | 1.04 | 4.8 | 2.88 |
| コパ・コーポレーション | 7689 | 431 | 12 | – | 1.66 | 0.0 | 0.00 |
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.57)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
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なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。
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