2026年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社側の当期(2026年3月期)通期予想との比較値(決算短信内の当期目標)は開示されておらず、外部市場予想との比較情報も未提供のため「会社予想差異:–」。ただし、主要業績は前年を上回る上振れ決算(前年実績比で増収増益)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高+9.3%、営業利益+16.1%、経常利益+17.3%、親会社株主に帰属する当期純利益+6.3%)。過去最高を更新。
  • 注目すべき変化:セグメントでは「エネルギー」「インダストリー」が牽引。半導体は営業利益が大きく減少(価格競争・原材料高・EV向け需要減が原因)。営業利益率は改善(10.5%→11.1%)。自己資本比率は上昇(52.7%→56.9%)。
  • 今後の見通し:2027年3月期の会社予想は売上高1,275,000百万円(+3.9%)、営業利益142,500百万円(+4.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益105,000百万円(+7.1%)。通期見通しは為替前提(150円/US$, 175円/EUR, 21.9円/RMB)。決算発表時点で通期予想の修正はなし。
  • 投資家への示唆:収益改善は主にプラント・システムやITソリューションなど受注の大口案件による。一方で半導体(特に車載向け)や素材価格の上昇、投資有価証券関連の特殊益/損失が業績に影響。配当性向は約30%水準で増配(年間200円)としており、株主還元は継続方針。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:富士電機株式会社
    • 主要事業分野:エネルギー(発電プラント、受変電設備、蓄電システム等)、インダストリー(インバータ・モータ・FA、ITソリューション等)、半導体(産業用/自動車用パワー半導体)、食品流通(自販機・店舗機器)等
    • 代表者名:代表取締役会長CEO 北澤 通宏
    • URL:https://www.fujielectric.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2026年4月28日(決算短信)
    • 対象会計期間:連結 2025年4月1日~2026年3月31日(通期)
    • 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け、補足資料作成あり)
  • セグメント:
    • エネルギー:発電設備、蓄電・電力システム、電機盤、電気工事 等
    • インダストリー:インバータ、モータ、FAシステム、ITソリューション 等
    • 半導体:産業用・自動車用パワー半導体
    • 食品流通:自販機、店舗設備機器 等
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数(期末、自己株式含む):149,296,991株
    • 期末自己株式数:1,900,322株
    • 期中平均株式数:147,374,983株
    • 時価総額:–(決算短信内に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会(予定):2026年6月24日
    • 配当支払開始予定日:2026年6月9日(期末配当)
    • 有価証券報告書提出予定日:2026年6月19日
    • IR/説明会:決算説明会あり(機関向け)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(当期=2026年3月期 実績)
    • 売上高:1,227,595百万円(前年1,123,407百万円、+9.3%)
    • 会社予想との比較(達成率):–(当期会社予想の提示なし)
    • 営業利益:136,620百万円(前年117,646百万円、+16.1%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:98,030百万円(前年92,239百万円、+6.3%)
  • サプライズの要因(上振れ/下振れの主な理由)
    • 上振れ要因:エネルギー(プラント・システム、蓄電、大口案件)、インダストリー(ITソリューションの大口案件等)が牽引し売上・利益を押し上げた。営業利益率改善。
    • 下振れ要因/マイナス影響:半導体(電装向けパワー半導体の需要減・価格競争)、原材料(銀・銅等)高騰、人的投資増加、食品流通の一部需要減や前期の特需反動。
    • 特別項目:投資有価証券売却益は前年(16,644百万円)と比べ減少(4,127百万円)。当期は固定資産売却益や一部減損(2,947百万円)等が発生。
  • 通期への影響:
    • 2027年3月期は通期予想を提示(売上1,275,000百円、営業利益142,500百円、純利益105,000百円)。決算時点で予想修正なし。
    • エネルギー需要やデータセンター等の設備投資が続く見込みだが、半導体分野の需要変動・原材料価格・為替が実績達成の主要リスク。

財務指標(要点)

(全て金額は百万円、前年同期比は決算短信記載の値)

  • 財務諸表要点(連結)
    • 売上高:1,227,595(+104,188、+9.3%)
    • 営業利益:136,620(+18,974、+16.1%)
    • 経常利益:139,310(+20,551、+17.3%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:98,030(+5,791、+6.3%)
    • 総資産:1,406,669(+94,494)
    • 純資産:842,936(+112,278)
    • 自己資本比率:56.9%(前期52.7% → 安定水準)
  • 収益性・一株当たり
    • 1株当たり当期純利益(EPS):665.18円(前期642.69円、+3.5%)
    • 1株当たり純資産(BPS):5,428.63円(前期4,695.56円)
    • ROE(自己資本当期純利益率):13.1%(前期14.3%) → 目安:8%以上は良好(13.1%は良好)
    • ROA(総資産経常利益率):10.2%(前期9.2%) → 目安:5%以上は良好(10.2%は良好)
    • 営業利益率:11.1%(前期10.5%) → 業種平均は事業により異なるが改善傾向
  • 進捗率分析(四半期ベースではなく通期決算)
    • 通期目標(2027年)に対する進捗:当期実績→次期見通しの比較は参考値。2027予想は売上+3.9%、営業利益+4.3%と慎重な増益見込み。
  • キャッシュフロー
    • 営業CF:123,562(百万円)(前年144,920。減少=214億円減:主に売上債権・棚卸増)
    • 投資CF:△72,608(百万円)(前年△63,384。設備投資や貸付増が影響)
    • 財務CF:△48,174(百万円)(前年△86,246。配当支払・リース債務返済等)
    • フリーCF(営業ー投資):約50,954百万円(連結短信は「510億円」表記)→ 前期815億円→減少(資金流入減)
    • 現金及び現金同等物期末残高:69,873百万円(前期62,675百万円)
    • 営業CF/純利益比率:123,562 / 101,421 ≈ 1.22(1.0以上で健全)
  • 四半期推移(QoQ):四半期別データは決算短信抜粋内に四半期進捗表はなし(–)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率56.9%(安定水準、目安40%以上で安定)
    • 有利子負債残高:891億円(前期比△158億円、ネット有利子負債192億円→改善)
    • D/Eレシオ:0.1倍(低水準、財務レバレッジ小さい)
  • 効率性
    • 総資産回転率や詳細の推移は記載量の都合で省略(重要指標は総資産増加に対して収益性改善)
  • セグメント別(連結:百万円)
    • エネルギー:売上385,260(百万円)→前期比約111.2%、営業利益59,506(百万円、+232)※牽引セグメント
    • インダストリー:売上464,353、営業利益44,383(百万円)
    • 半導体:売上234,253(ほぼ横ばい)、営業利益23,520(百万円、大幅減)
    • 食品流通:売上105,573、営業利益13,132(百万円)
    • セグメント情報詳細は「セグメント別表」を参照

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:投資有価証券売却益 4,127百万円、固定資産売却益 1,456百万円 等(合計 5,584百万円)
    • 前期に比べ投資有価証券売却益は大幅減(前期16,644百万円→当期4,127百万円)
  • 特別損失:減損損失 2,947百万円、固定資産処分損 1,347百万円 等(合計 4,802百万円)
  • 一時的要因の影響:特別益・損失の差し引きで純粋営業ベースの増益(営業利益+16.1%)が主因。特別項目は当期純利益の増減に寄与しているため、除外して評価する必要あり。
  • 継続性の判断:投資有価証券売却益は継続性が低く、固定資産の減損は事業構成や案件によるため一時的要因と整理。

配当

  • 当期(2026年3月期)実績:
    • 中間配当:91円/株
    • 期末配当:109円/株(予定)
    • 年間配当:200円/株
    • 配当性向(連結):30.1%
    • 配当利回り:–(株価情報が別途必要)
  • 次期(2027年3月期)予想:
    • 中間配当(予想):107円/株
    • 期末配当:未定(現時点で未発表)
  • 株主還元方針:配当は安定的かつ継続的に実施、内部留保とバランスを取りつつ配当実施。自己株式取得枠(後述)も機動的な還元策として位置付け。
  • 自社株買い(後発事象):取締役会決議で自己株式取得枠を設定(上限:2,500千株、取得総額上限21,000百万円、取得期間2026/5/1〜2027/3/31、市場買付予定)。

設備投資・研究開発

  • 設備投資:
    • 2026年3月期:567億円(前期852億円、減少)。内リース取得等:3億円。
    • 主な投資内容:国内工場の生産能力増強(変圧器・開閉装置、電機盤・電源盤)、SiCパワー半導体関連の設備投資など。
    • 減価償却費:553億円(前期526億円)
  • 研究開発:
    • R&D費用:389億円(対売上比率3.2%)。前年378億円(3.4%)。継続的な投資で技術基盤を保持。
    • 主なテーマ(記載):SiCパワー半導体等成長分野への投資、デジタル技術活用による生産性向上。

受注・在庫状況(該当情報)

  • 受注高・受注残は決算短信抜粋に詳細な数値開示なし(–)。
  • 棚卸資産(期末):商品及び製品 98,282百万円、仕掛品 59,797百万円、原材料等 98,994百万円。棚卸資産増加が営業CF減少の一因。
  • 在庫回転日数等:–(記載なし)

セグメント別情報(要約)

  • エネルギー:売上増・営業利益大幅増。発電プラント(特に水力)、蓄電システム、大口受注が寄与。設備工事を編入しシステム事業強化。2026→2027見通し:売上3,964億→4,550億(+14.8%)、営業利益595億→710億(+19.3%)。
  • インダストリー:売上・営業利益増。ITソリューションや計測機器、鉄鋼向け需要が好調。2027見通しはほぼ横ばい売上(4,650億→4,540億マイナス)、営業益は増加見込み(444億→480億)。
  • 半導体:売上はほぼ横ばいだが営業利益が大幅減(製品ミックス、価格競争、原材料高)。2027見通しでは更に縮小見込み(売上2,374億→2,250億、営業利益235億→130億)。
  • 食品流通:自販機向けは国内需要の弱さ。店舗設備は改善。2027見通しで増収増益(1,080億→1,150億、営業利益131億→140億)。
  • 地域別:海外売上高は増加(アジア等で伸長)。詳細は短信の地域別表参照。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画「熱く、高く、そして優しく2026」(最終年度2026年度)における「収益力強化」「成長戦略推進」「経営基盤強化」の方針に沿って、当期は収益と資本基盤を強化した実績。最終年度の成果としては売上・利益とも過去最高を更新。
  • KPI達成状況:ROE・利益率は改善または高水準を維持。半導体の構造的課題は計画達成のリスク要因。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:同業他社との比較は本資料に記載なし(–)。ただし、半導体分野はグローバル競争が激化、価格競争の影響を受ける旨を開示。
  • 市場動向:GX(脱炭素)投資、データセンター需要、産業の省エネ・電化に伴う設備投資が追い風。一方で原材料高(銀・銅等)、米国通商政策などマクロリスクが存在。

今後の見通し

  • 業績予想(2027年3月期 通期、連結)
    • 売上高:1,275,000百万円(+3.9%)
    • 営業利益:142,500百万円(+4.3%)
    • 経常利益:143,000百万円(+2.6%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:105,000百万円(+7.1%)
    • 前提為替レート:150円/US$, 175円/EUR, 21.9円/RMB
  • 予想の信頼性:過去の実績では投資有価証券売却益等一時項目のばらつきがあり、会社は慎重見積もりを示す傾向。外部リスク(為替・原材料・需要変動)が大きい分野あり。
  • リスク要因:原材料価格高騰、半導体(特にEV向け)需要の悪化、為替変動、国内外の設備投資動向、受注案件の採算性。

重要な注記

  • 会計方針:日本基準を採用。連結の表示方法変更(電子記録債権の独立表示等)あり。のれんは5年または10年で均等償却。収益認識は5ステップ方式で実施。
  • 自己株式取得(重要な後発事象):取締役会で自己株式取得枠設定(上限2,500千株、取得総額上限21,000百万円、取得期間2026/5/1~2027/3/31)。目的は資本効率向上と機動的な資本政策。

(注記)

  • 不明項目や開示のない値は「–」と記載しました。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6504
企業名 富士電機
URL http://www.fujielectric.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.40)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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