2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社が四半期ごとのガイダンスは開示しておらず、通期予想の修正は無し(上振れ/下振れの市場比較情報は資料に記載無し)。四半期累計は会社通期予想に対し売上進捗率72.8%、営業利益進捗率73.3%と順調な進捗。
  • 業績の方向性:売上は減収(▲4.8%)だが営業利益・経常利益は増益(営業利益 +7.3%、経常利益 +10.0%)と「減収増益」。
  • 注目すべき変化:コラーゲン・ケーシング事業と皮革関連事業で売上・利益が大きく減少。コラーゲン・ケーシング事業で生産性低下による減損432百万円計上。ゼラチン関連、化粧品関連、食品その他事業は増益。
  • 今後の見通し:通期業績予想に変更は無く(通期:売上49,000百万円、営業利益3,800百万円、当期純利益2,600百万円)、第4四半期の進捗が通常通りなら達成可能性は高い。ただし原材料・物流コスト、為替、海外需要(特に中国)等のリスクは残る。
  • 投資家への示唆:コアのゼラチン・化粧品等は利益改善が見られる一方、コラーゲン・ケーシングの構造問題(多品種少量化)による減損計上が発生。セグメントごとの回復や工場稼働効率改善の進捗が注目点。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社ニッピ
    • 主要事業分野: コラーゲン・ケーシング、ゼラチン関連、化粧品関連、皮革関連、賃貸・不動産、食品その他(バイオ関連等)
    • 代表者名: 代表取締役社長 伊藤 裕子
  • 報告概要:
    • 提出日: 2026年2月10日
    • 対象会計期間: 2026年3月期 第3四半期連結累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
  • セグメント:
    • コラーゲン・ケーシング事業: 食肉用ケーシング等の製造販売
    • ゼラチン関連事業: ゼラチン、ペプタイド(医薬・食品・カプセル等)
    • 化粧品関連事業: 化粧品・健康食品(例: ニッピコラーゲン100)
    • 皮革関連事業: 革製品(アパレル、靴、ハンドル等)
    • 賃貸・不動産事業: 土地賃貸・開発活用
    • 食品その他事業: 有機穀物、輸入食材、バイオ関連製品等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数: 2,889,000株(2026年3月期3Q、自己株式含む)
    • 期中平均株式数(四半期累計): 2,864,905株
  • 今後の予定:
    • 決算発表: 当資料(第3四半期)提出済
    • IRイベント: 決算説明会の開催無(資料:無)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績:
    • 会社側の四半期ベース予想は未開示(会社予想は通期のみ開示)。したがって四半期毎の達成率比較は不可。ただし通期予想に対する累計進捗(達成率)は以下の通り。
    • 売上高進捗率: 35,674 / 49,000 = 72.8%
    • 営業利益進捗率: 2,787 / 3,800 = 73.3%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益進捗率: 1,914 / 2,600 = 73.6%
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因: ゼラチン関連事業(コストダウン・生産性改善)や化粧品関連、食品その他での利益改善。
    • 下振れ要因: コラーゲン・ケーシング事業の生産性悪化、多品種少量化、皮革関連の自動車向け需要低迷(中国市場)により売上・利益が落ち込んだこと。またコラーゲン設備の減損432百万円計上が純利益に影響。
  • 通期への影響:
    • 通期予想は修正無。第4四半期での需要回復やコスト動向次第だが、第3四半期までの進捗は通期達成に向け概ね順調。
  • 対会社予想差分(注:会社は四半期予想未開示のため、四半期実績と四半期予想の差分は省略)
    • 会社予想は通期のみ開示のため、四半期単体での「対会社予想差分」算出は行っていない。

財務指標

  • 財務諸表の要点:
    • 貸借対照表(主要項目、単位:百万円)
    • 総資産: 71,539(前期末 70,172)→ +1,366
    • 流動資産合計: 28,778(前期末 27,574)→ +1,204
    • 現金及び預金: 9,375(前期末 8,933)→ +441
    • 投資有価証券: 5,890(前期末 4,789)→ +1,101
    • 純資産: 41,016(前期末 40,569)→ +446
    • 自己資本(参考): 40,205(当第3Q末)
    • 自己資本比率: 56.2%(安定水準、前期 56.8%)
    • 損益計算書(第3四半期累計、単位:百万円)
    • 売上高: 35,674(前年同四半期 37,468。差額 ▲1,794)
    • 売上原価: 25,301(前年同四半期 27,582)
    • 営業利益: 2,787(前年同四半期 2,597。差額 +190)
    • 経常利益: 2,927(前年同四半期 2,661。差額 +266)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 1,914(前年同四半期 1,882。差額 +32)
    • キャッシュフロー:
    • 第3四半期累計の連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(資料明記)。
    • 減価償却費(累計): 751百万円(前年同期 984百万円)
  • 収益性:
    • 売上高: 35,674百万円(前年比 ▲4.8%)
    • 営業利益: 2,787百万円(前年比 +7.3%)
    • 営業利益率: 2,787 / 35,674 = 7.8%(業種平均は資料に記載無し)
    • 経常利益: 2,927百万円(前年比 +10.0%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 1,914百万円(前年比 +1.7%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS): 668.25円(前年同四半期 654.57円、増加 +13.68円、前年比 +2.1%)
  • 収益性指標:
    • ROE: –(直近年間当期純利益ベースの算出に必要な情報/年度換算等の明示なし。自己資本は40,205百万円(参考))
    • ROA: –(同上)
    • 営業利益率: 7.8%(参照値)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計の進捗)
    • 通期売上高進捗率: 72.8%
    • 通期営業利益進捗率: 73.3%
    • 通期純利益進捗率: 73.6%
    • コメント: 進捗は概ね均等配分からやや上回る水準で、通期見通しに対して順調。
  • キャッシュフロー(注記)
    • 営業CF: –(非作成)
    • 投資CF: –(非作成)
    • 財務CF: –(非作成)
    • フリーCF: –(非作成)
    • 営業CF/純利益比率: –(データ無し)
    • 現金同等物残高: 現金及び預金 9,375百万円(前期末比 +441百万円)
  • 四半期推移(QoQ)
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率: 56.2%(安定水準、目安40%以上で安定)
    • 負債合計: 30,522百万円(前期末 29,603)→ 増加
    • 流動負債合計: 15,630百万円(前期末 14,692)→ 増加
    • 短期借入金: 5,117百万円(前期末 4,412)→ 増加
  • 効率性:
    • 減価償却費の減少(984 → 751百万円)が確認されるが、総資産回転率等の詳細は資料に明示なし
  • セグメント別(第3四半期累計)
    • コラーゲン・ケーシング: 売上 6,779百万円(▲3.9%)、セグメント利益 456百万円(▲48.4%)
    • ゼラチン関連: 売上 9,320百万円(▲6.4%)、セグメント利益 1,755百万円(+58.2%)
    • 化粧品関連: 売上 6,245百万円(+8.0%)、セグメント利益 783百万円(+29.1%)
    • 皮革関連: 売上 4,456百万円(▲21.2%)、セグメント利益 96百万円(▲50.3%)
    • 賃貸・不動産: 売上 794百万円(▲0.5%)、セグメント利益 621百万円(▲1.4%)
    • 食品その他: 売上 8,077百万円(▲1.7%)、セグメント利益 505百万円(+9.7%)

特別損益・一時的要因

  • 特別損失: 減損損失 432百万円(コラーゲン・ケーシング事業、富士宮工場の一部不採算製造設備の整理)
  • 特別利益: 投資有価証券売却益 71百万円 等(小額)
  • 一時的要因の影響: 減損432百万円は第3四半期の純利益に影響。営業利益自体は引き続き増益であり、減損は一時的措置の性格が強い。
  • 継続性の判断: 減損は当該設備の撤退に伴う一時的計上。将来的な追加減損の有無は事業改善の見込み次第。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当(第2四半期末): 0.00円(2026年3月期 中間:0.00円)
    • 期末配当(予定): 633.00円(通期予想に含む)
    • 年間配当予想: 633.00円(前期実績 600.00円)
    • 配当利回り: –(株価情報は資料に記載無し)
    • 配当性向: –(通期予想純利益ベースでの計算可能だが、資料では明示されていない)
  • 特別配当の有無: 無
  • 株主還元方針: 直近公表の配当予想から修正無し。自己株式取得(当期自己株式取得590百万円)あり(資本政策上の還元姿勢の一端)。

設備投資・研究開発

  • 設備投資:
    • 明示的な当期設備投資額は資料に記載無し(–)
    • 減価償却費: 751百万円(第3四半期累計、前年同期 984百万円)
    • 主な投資内容: 一部不採算製造設備の整理・撤去(コラーゲン・ケーシング事業、減損対象)
  • 研究開発:
    • R&D費用: 明示無し(–)
    • 主なテーマ(記載があれば): 高付加価値商品の開発(資料に言及あり)

受注・在庫状況(該当する業種の場合)

  • 受注状況: 受注高/受注残高に関する記載無し(–)
  • 在庫状況:
    • 商品及び製品(棚卸資産): 7,734百万円(前期末 8,053百万円、変動 ▲319百万円、▲4.0%)
    • 仕掛品: 660百万円(前期末 723百万円)
    • 在庫回転日数: 記載無し(–)

セグメント別情報

  • セグメント別状況(要旨、第3四半期累計)
    • コラーゲン・ケーシング: 売上 6,779百万円(▲3.9%)、セグメント利益 456百万円(▲48.4%)。多品種少量化で生産効率低下。富士宮工場で減損432百万円計上。北米は好調、アジアは価格競争で減収。
    • ゼラチン関連: 売上 9,320百万円(▲6.4%)、セグメント利益 1,755百万円(+58.2%)。原料価格安定、原料見直し・生産性改善でコストダウン。
    • 化粧品関連: 売上 6,245百万円(+8.0%)、セグメント利益 783百万円(+29.1%)。固定客の定着(ニッピコラーゲン100)。
    • 皮革関連: 売上 4,456百万円(▲21.2%)、セグメント利益 96百万円(▲50.3%)。自動車向けの需要冷え込み(中国)で減収減益。
    • 賃貸・不動産: 売上 794百万円(▲0.5%)、セグメント利益 621百万円(▲1.4%)。土地の有効活用を推進。
    • 食品その他: 売上 8,077百万円(▲1.7%)、セグメント利益 505百万円(+9.7%)。バイオ関連等が堅調。
  • 地域別売上: 明示無し(国内/海外比率の詳細は記載無し)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 資料内に特定の中期計画の数値進捗は記載無し(高付加価値商品の開発や生産性向上への取り組み言及のみ)。
  • KPI達成状況: 表示されたKPIは無し(–)

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較: 資料内に同業他社との直接比較データは無し(–)
  • 市場動向: 原材料価格や物流・人件費の上昇、米国関税政策の不確実性、日中関係悪化によるインバウンド需要鈍化懸念、為替の不安定化がリスクとして挙げられている。

テーマ・カタリスト

(短信本文に明示されている内容のみ)

  • 短期的な成長分野:
    • ゼラチン関連(コストダウン・生産性改善による収益性改善)
    • 化粧品関連(ニッピコラーゲン100の固定客化)
    • バイオ関連製品(国内外製薬会社・研究機関向け)
  • 中長期的な成長分野:
    • 高付加価値商品の開発、生産性向上
    • 土地賃貸・不動産の有効活用(東京都足立区・大阪市の活用)
  • リスク要因(短信本文に明記されたもののみ):
    • 原材料価格、物流・人件費の上昇
    • 米国の関税政策による不確実性
    • 日中関係悪化によるインバウンド需要の鈍化
    • 為替の不安定化
    • コラーゲン・ケーシング事業の多品種少量化による生産性低下

注視ポイント

  • 通期予想に対する進捗率と達成可能性
    • 売上進捗72.8%、営業利益73.3%、純利益73.6%:第4四半期の季節性やコスト動向次第で通期達成は概ね可能と判断される(会社は通期予想を据え置き)。
  • 主要KPIの前期同期比トレンド
    • セグメント別ではゼラチン・化粧品・食品その他が増益、コラーゲン・皮革が減益。コラーゲンの生産効率改善が重要指標。
  • ガイダンス前提条件の妥当性
    • 会社は通期予想の前提(為替や原材料前提等)を添付資料で示しているが、短信本文中での具体前提値の記載は別添(3ページ)参照を案内。原材料や為替の不利変動が継続すると下振れリスク。
  • 第3四半期の一時項目(減損432百万円)の影響範囲と、同様の一時損失発生リスク

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年3月期)連結業績予想(2025年4月1日~2026年3月31日、単位:百万円)
    • 売上高: 49,000(対前期増減率 ▲0.3% → 表記: ▲0.3%)
    • 営業利益: 3,800(対前期増減率 +4.8% → 表記: +4.8%)
    • 経常利益: 3,800(対前期増減率 +5.1% → 表記: +5.1%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 2,600(対前期増減率 +5.8% → 表記: +5.8%)
    • 1株当たり当期純利益: 904.11円
    • 通期予想の修正有無: 直近公表値から修正無し
    • 会社予想の前提条件: 添付資料(別項)に前提値あり(為替等)。短信本文は前提条件の詳細参照を案内。
  • 予想の信頼性:
    • 会社は通期予想を維持。第3四半期累計の進捗は通期見通し達成に整合的。ただし原材料・物流費や為替、市場需要の変動によるリスクは残る。
  • リスク要因(短信本文に明記されたもの):
    • 為替変動、原材料価格上昇、物流・人件費上昇、米国関税政策、日中関係悪化による需要低下等。

重要な注記

  • 会計方針: 会計方針の変更・見積りの変更・修正再表示は無し(短信明記)。
  • その他: 第3四半期累計四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない旨の注記あり。コラーゲン・ケーシング事業での固定資産減損432百万円の計上。

(注)不明な項目は–で記載しています。本資料の要約は短信本文の記載に基づく整理であり、投資助言や推奨を意図するものではありません。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7932
企業名 ニッピ
URL http://www.nippi-inc.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – その他製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.48)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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