企業の一言説明
イントラストは家賃債務保証を中核とし、医療・介護費保証の育成およびIT・DX受託サービスを展開する、堅実な成長を続ける金融周辺サービス企業です。
総合判定
高い収益性と増配を継続する成長期待の金融関連企業
投資判断のための3つのキーポイント
- 10期連続増配を継続する強力な株主還元姿勢と、家賃保証事業の安定的な成長。
- 医療・介護保証やITサービス(DX支援)による新規収益の柱の確立と多角化。
- プライム市場再上場に向けたガバナンス強化と、M&Aによるシナジー創出の進展。
銘柄スコアカード
| 観点 | 評価 | 判定根拠 |
|---|---|---|
| 収益力 | S | 高いROEと高い営業利益率を維持 |
| 安全性 | S | 自己資本比率が安定し流動性も良好 |
| 成長性 | S | 3年CAGRが高水準で推移 |
| 株主還元 | S | 多年連続の増配と配当利回りが優秀 |
| 割安度 | B | PBR等の指標面で割安感は限定的 |
| 利益の質 | B | CFと会計利益の乖離を要注視 |
総合: A
注目指標サマリー
| 指標 | 値 | 業界平均比 |
|---|---|---|
| 株価 | 1,076.0円 | – |
| PER | 13.08倍 | 業界平均14.1倍 |
| PBR | 2.97倍 | 業界平均1.0倍 |
| 配当利回り | 4.60% | – |
| ROE | 23.15% | – |
企業概要
イントラストは、家賃債務保証を主力とし、医療・介護関連、養育費保証など幅広い領域でリスク保証ソリューションを提供しています。不動産管理会社や医療機関を顧客基盤とし、安定的なストック収益モデルを構築しています。近年はWeb・クラウド基盤構築や業務システム開発を行うITサービスを連結し、DX支援事業への多角化を加速させています。(148文字)
業界ポジション
国内の家賃債務保証市場において早期から参入し、大手管理会社や地方銀行との提携を通じた確固たる地盤を有しています。競合他社と比較して、DX支援や包括的な債務保証サービスを組み合わせることで、顧客のスイッチングコストを高める差別化戦略をとっています。特に少子高齢化に伴う医療・介護関連のニーズを取り込むことで、市場シェアの安定的な拡大を図っています。(146文字)
競争優位性 (Moat)
| 観点 | 評価 | 根拠 |
|---|---|---|
| ブランド・知名度 | 中程度 | 業界内での専門性と信頼度の実績 |
| スイッチングコスト | 強い | システム連携による高い顧客定着率 |
| ネットワーク効果 | 中程度 | 地方銀行との地銀モデルでの広がり |
| コスト優位 (規模の経済) | 強い | 営業利益率の高いビジネスモデル |
| 規制・特許 | 判断材料不足 | – |
経営戦略
中期経営計画では、保証事業のオーガニック成長を維持しつつ、ITサービス事業の拡大による収益構造の高度化を目指しています。キャロルシステムの完全子会社化により、グループ全体のシステム開発力を強化しました。プライム市場への再上場を目標掲げ、ガバナンスと資本効率の向上を同時並行で進める方針です。また、医療・介護保証における保険会社との協業が成長の要点です。(149文字)
収益性
売上高は前年同期比 +16.2% と順調に拡大しており、営業利益率 21.7%(過去12か月)と高い水準を維持しています。ROE は 23.15%、ROA は 14.34% と、いずれもベンチマーク(各10%、5%)を大きく上回り、資本効率は極めて良好です。
財務健全性
自己資本比率 63.1% を確保しており、金融事業としてのリスク許容度は十分です。流動比率も 245.5% と高く、短期的な支払能力についても懸念は見当たりません。
キャッシュフロー
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 営業CF | 16億9,000万円 |
| FCF | 11億4,000万円 |
営業CFは順調にプラスを維持しており、キャッシュ創出力は健在です。投資活動によるキャッシュ流出は、成長投資および子会社取得に伴うものであり、将来的な収益拡大のための前向きな支出と解釈できます。
利益の質
営業CF/純利益比率は過去数年間の平均で 0.78 と、1.0 を下回る場面がある点は「要確認」ですが、急激な悪化ではなく、成長投資との兼ね合いを注視する必要があります。
四半期進捗
2026年3月期の通期予想に対する進捗率は、売上高 86.5%、営業利益 92.2% と高い水準で推移しています。直近のセグメント別収益を見ると、主力の保証事業が全体を牽引し、着実な業績拡大が続いています。
バリュエーション
PER 13.08倍は、業界平均 14.1倍と比較して割安水準にあります。一方で PBR 2.97倍は平均を上回っており、成長性と資本効率が市場から高く評価されていることがわかります。
テクニカル分析
| 指標 | 状態 | 数値 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| MACD | 中立 | -6.99 / -4.74 | 短期トレンド方向を示す |
| RSI | 中立 | 37.7% | 70以上=過熱、30以下=売られすぎ |
| 5日線乖離率 | – | -2.75% | 直近のモメンタム |
| 25日線乖離率 | – | -3.95% | 短期トレンドからの乖離 |
| 75日線乖離率 | – | -5.36% | 中期トレンドからの乖離 |
| 200日線乖離率 | – | -1.84% | 長期トレンドからの乖離 |
テクニカルシグナルは現時点で特段の買い強気・売り強気を示しておらず、方向感の定まらない調整局面と言えます。株価は各移動平均線を下回る位置にあり、短期的な上値の重さが意識されます。52週高値圏からの戻り待ちの需給が解消されるかどうかが焦点です。
市場比較
| 期間 | 当銘柄 | 日経平均 | 差 |
|---|---|---|---|
| 1ヶ月 | ▲4.36% | +7.63% | ▲11.99%pt |
| 3ヶ月 | ▲8.58% | +7.90% | ▲16.48%pt |
| 6ヶ月 | +4.16% | +21.12% | ▲16.96%pt |
| 1年 | +26.44% | +66.84% | ▲40.40%pt |
足元のリターンは日経平均に対してアンダーパフォーム傾向ですが、通年ではプラスを確保しています。
基本リスク指標
| 指標 | 値 | 判定 | ひとことメモ |
|---|---|---|---|
| 年間ボラティリティ | 27.80% | ○ | 1年間でどれくらい価格がブレるか |
| 最大ドローダウン | ▲31.31% | △ | 過去最悪の下落率。この程度は今後も起こりうる |
| シャープレシオ | ▲0.37 | ▲ | リスクを取った分だけリターンが得られているか |
リスク効率指標
| 指標 | 値 | 判定 | ひとことメモ |
|---|---|---|---|
| ソルティノレシオ | 0.83 | ○ | 下落リスクだけで見たリターン効率 |
| カルマーレシオ | 0.55 | ○ | 最大下落からの回復力 |
市場連動性
| 指標 | 値 | 判定 | ひとことメモ |
|---|---|---|---|
| 市場相関 | 0.47 | ◎ | 日経平均とどれだけ連動するか |
| R² | 0.22 | – | 値動きのうち市場要因で説明できる割合 |
リスクについては、市場相関が中程度であり、独自の値動きをしにくい一方でマクロ環境の影響も受けます。現在のボラティリティは過去1年で低位水準にあり、急激な荒れは抑えられている状況です。
投資シミュレーション
> 仮に100万円投資した場合: 年間で±27万円程度の変動が想定されます。
> 分散投資の目安: ポートフォリオの4%程度が目安です。
> ※これらは過去データに基づく参考値であり、将来の成果を保証するものではありません。投資助言ではありません。
事業リスク
- 不動産市場の着工戸数減少が家賃保証契約の伸びに直結する可能性。
- M&Aに伴うPMIの遅滞およびIT人材獲得に伴う販管費の増加。
- 規制緩和や民法改正による保証スキームへの法的影響。
信用取引状況
信用倍率は 4.14倍であり、売り残に対して買い残が積み上がっています。需給面ではやや買いが優勢であり、上値が重くなる可能性がある需給バランスです。
主要株主構成
| 株主名 | 保有割合 |
|---|---|
| プレステージ・インターナショナル(シンガポール) | 56.8% |
| 桑原豊 | 3.67% |
| 榊原三郎 | 2.43% |
株主還元
配当利回りは 4.60% と非常に高く、配当性向も 48.7% と適切な管理水準です。10期連続増配という実績が示す通り、積極的な還元方針を維持しており、持続性は高いと判断されます。
カタリスト整理
| 上昇要因 | 下落要因 | |
|---|---|---|
| 短期 (〜3ヶ月) | 業績好調によるさらなる増配の可能性 | 信用倍率の高止まりによる需給圧迫 |
| 中長期 (〜2 年) | プライム市場再上場の進展と認知度向上 | 賃貸住宅市場の調整による保証契約減 |
SWOT分析
| 分類 | 項目 | 投資への示唆 |
|---|---|---|
| 💪 強み | 家賃保証のシェアとブランド力 高い営業利益率のモデル |
収益基盤が安定しており成長を持続させる |
| ⚠️ 弱み | ITサービス事業の規模の小ささ CFと純利益の乖離 |
本業以外の収益割合拡大を注視が必要 |
| 🌱 機会 | 医療・介護分野への拡大余地 ITサービス・DX領域連携 |
第2の成長柱が株価の底上げに直結する |
| ⛔ 脅威 | 金利上昇と住宅市況の悪化 中東情勢等のマクロ要因 |
外部環境悪化に伴う滞納リスクを監視する |
この銘柄が向いている投資家
| 投資家タイプ | 相性が良い理由 |
|---|---|
| インカムゲインを狙う長期投資家 | 連続増配実績が高く、高い利回りを期待できるため。 |
| 金融周辺事業の成長性を重視する投資家 | 保証×DXという成長市場での競争優位が明確なため。 |
この銘柄を検討する際の注意点
- 需給バランス: 信用買残が多いため、相場全体の調整局面では売り圧力を受けやすい傾向にあります。
- 成長投資経費: DX支援事業等の拡大に伴う人件費増が一時的に利益を圧迫する可能性を考慮する必要があります。
今後ウォッチすべき指標
| 指標 | 現状 | トリガー条件 | 注目理由 |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 22.5% | 20%以上維持 | 収益効率の維持確認 |
| 信用倍率 | 4.14倍 | 3倍以下への低下 | 需給の改善傾向を見る |
| 配当性向 | 48.7% | 60%以下維持 | 還元の持続性判断 |
企業情報
| 銘柄コード | 7191 |
| 企業名 | イントラスト |
| URL | http://www.entrust-inc.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 金融(除く銀行) – その他金融業 |
バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)
将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。
現在の指標
| 株価 | 1,076円 |
| EPS(1株利益) | 82.24円 |
| 年間配当 | 4.60円 |
シナリオ別5年後予測
各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。
| シナリオ | 成長率 | 将来PER | 5年後株価 | 期待CAGR |
|---|---|---|---|---|
| 楽観 | 11.7% | 15.0倍 | 2,154円 | 15.2% |
| 標準 | 9.0% | 13.1倍 | 1,657円 | 9.4% |
| 悲観 | 5.4% | 11.1倍 | 1,190円 | 2.5% |
目標年率別の理論株価(標準シナリオ)
標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。
現在株価: 1,076円
| 目標年率 | 理論株価 | 判定 |
|---|---|---|
| 15% | 839円 | △ 28%割高 |
| 10% | 1,047円 | △ 3%割高 |
| 5% | 1,322円 | ○ 19%割安 |
【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い
競合他社
| 企業名 | コード | 現在値(円) | 時価総額(億円) | PER(倍) | PBR(倍) | ROE(%) | 配当利回り(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ジェイリース | 7187 | 1,336 | 240 | 9.67 | 3.22 | 39.8 | 4.11 |
| Casa | 7196 | 747 | 86 | 45.27 | 1.02 | 2.8 | 2.67 |
| あんしん保証 | 7183 | 257 | 46 | 20.07 | 1.71 | 7.2 | 1.16 |
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.2.6)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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