2026年3月期 決算短信[IFRS](連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(当期の期中予想は短信に開示なし)、市場予想の比較指標は短信に示されておらず「上振れ/下振れ/ほぼ予想通り」の評価は差分情報がないため評価不能。ただし主要実績は会社の次期(2027年3月期)予想との比較では通期ベースで減収(▲7.8%)・コア営業利益ほぼ横ばい(▲0.9%)となった。
- 業績の方向性:売上収益は1,668,754百万円で前年同期比▲7.8%(減収)、営業利益は73,809百万円で前年同期比▲5.8%(減益)だが、親会社の所有者に帰属する当期利益は34,378百万円で前年同期比+6.6%(増益)。
- 注目すべき変化:包括利益が79,698百万円で前年同期比+129.6%と大幅増(主に為替換算差額の増加によるその他の包括利益の寄与)。またベーシック&グリーン・マテリアルズの売上減(▲1,101億円)が全体の減収に寄与。
- 今後の見通し:2027年3月期(次期)会社予想は売上収益1,900,000百万円(+13.9%)、コア営業利益105,000百万円(+5.0%)、営業利益83,000百万円(+12.5%)、親会社帰属当期利益45,000百万円(+30.9%)。前提として為替155円/$、国産ナフサ95,000円/KLを想定。
- 投資家への示唆:売上はナフサ等原料価格下落や川下需要鈍化で減少した一方、コア営業利益はほぼ維持。キャッシュ創出力は改善(営業CF増加)しており、配当維持(年間75円、株式分割後)かつ自己株式取得300億円を決議しており株主還元は強化。中長期では半導体・光学材料やライフ&ヘルス領域、ポリオレフィン事業の再編等が成長ドライバーとして挙げられる。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 三井化学株式会社
- 主要事業分野(概要): ライフ&ヘルスケア・ソリューション(ビジョンケア等)、モビリティソリューション(コンパウンド等)、ICTソリューション(半導体・光学材料等)、ベーシック&グリーン・マテリアルズ(エチレン等基盤素材)、その他
- 代表者名: 代表取締役社長 市村 聡
- その他: 2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を実施
- 報告概要:
- 提出日: 2026年5月13日
- 対象会計期間: 2026年3月期(連結:2025年4月1日~2026年3月31日、IFRS適用)
- 決算説明会資料の有無: 有(機関投資家・アナリスト向けネットカンファレンス等)
- セグメント:
- ライフ&ヘルスケア・ソリューション:ビジョンケア材料、オーラルケア材料、農業化学品 等
- モビリティソリューション:エラストマー、機能性コンパウンド、PPコンパウンド、ソリューション事業 等
- ICTソリューション:半導体・電子部品工程部材、光学材料、不織布、次世代電池材料 等
- ベーシック&グリーン・マテリアルズ:エチレン、プロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、フェノール類 等
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末、自己株式含む): 401,687,630株(2026年3月期)
- 期中平均株式数: 375,211,777株(2026年3月期)
- 時価総額: –(短信に明示なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会: 2026年6月24日
- 配当支払開始予定日: 2026年6月25日
- 決算説明会(機関向け): 2026年5月13日(ネットカンファレンス)、経営概況説明会:2026年5月27日
- 有価証券報告書提出予定日: 2026年6月22日
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 会社予想との比較(当期についての会社期初予想は短信に開示されていないため計算省略): 会社予想未開示
- 市場予想との比較: 市場予想(アナリストコンセンサス)は短信本文に明示されていないため記載なし
- サプライズの要因:
- 減収要因:ナフサ等原料価格の下落に伴う販売価格の低下、ベーシック&グリーン・マテリアルズの販売減
- 利益面:在庫評価損益の悪化(ナフサ等原料価格下落の影響)や持分法適用会社(中国でのフェノール事業)に対する減損等が営業利益を圧迫
- その他:為替差益・換算差額の増加が包括利益を押し上げた
- 通期への影響:
- 会社は次期(2027年3月期)業績予想を開示。現時点で当期業績に基づく通期予想の下方修正等の記載はなし(予想修正の有無:なし)
- 対会社予想差分(FSI earnings-analysis 翻案):
- 会社予想が当期(2026年3月期)について未開示のため、売上・営業利益・純利益それぞれの「絶対額」と「予想比率」による差分は記載省略(会社予想未開示)
財務指標
- 財務諸表(要点、単位:百万円)
- 売上収益: 1,668,754(前年1,809,164、前年同期比▲7.8%)
- コア営業利益: 100,028(前年100,957、前年同期比▲0.9%)
- 営業利益: 73,809(前年78,336、前年同期比▲5.8%)
- 税引前利益(当期): 68,608(前年71,647、前年同期比▲4.2%)
- 当期利益(連結): 46,910(前年42,629、前年同期比+10.0%)
- 親会社所有者に帰属する当期利益: 34,378(前年32,242、前年同期比+6.6%)
- 総資産: 2,151,652(前年2,153,953)
- 親会社所有者帰属持分: 864,727(前年848,284)
- 現金及び現金同等物期末残高: 183,113(前年170,615)
- 収益性:
- 売上高: 1,668,754百万円(前年比▲7.8%)
- 営業利益: 73,809百万円(前年比▲5.8%)、営業利益率: 73,809÷1,668,754=約4.4%(コア営業利益率は100,028÷1,668,754=6.0%(短信記載値))
- 税引前利益: 68,608百万円(前年比▲4.2%)
- 純利益(親会社帰属): 34,378百万円(前年比+6.6%)
- 1株当たり利益(EPS・基本): 91.62円(前年85.28円、前年同期比+7.5%)
- 収益性指標:
- ROE(概算、親会社帰属当期利益÷平均親会社所有者帰属持分): 約4.0%(短信記載値)
- ROA(概算、当期利益÷総資産): –(短信に明示なし)
- 営業利益率: 約4.4%(業種平均との比較は業種平均値によるが、参考としてコア営業利益率6.0%は良好)
- 進捗率分析(四半期決算の場合):
- キャッシュフロー(百万円)
- 営業CF: 212,988(前年200,501、前年同期比+6.2% → 表示形式:+6.2%)
- 投資CF: △134,771(前年△165,012、投資支出減少で改善)
- 財務CF: △75,931(前年△74,437)
- フリーCF(営業CF−投資CF): 78,217百万円(=212,988−134,771)
- 営業CF/純利益比率: 212,988÷46,910=約4.5(目安1.0以上で健全)
- 現金同等物残高の推移: 170,615→183,113(増加)
- 四半期推移(QoQ): –(短信は年次開示)
- 財務安全性:
- 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率): 40.2%(安定水準、前期比+0.8pt)
- 有利子負債: 795,800百万円(期末、有利子負債比率の増減は限定的:前期比+41億円)
- Net D/Eレシオ: 0.70(前期0.73、改善)
- 流動比率等: –(短信に明示なし)
- 効率性:
- 総資産回転率や売上高営業利益率の詳細は短信記載の断片値あり(売上高減少の影響で回転率等は調整中)
- セグメント別:
- ライフ&ヘルスケア:売上収益259,076百万円、コア営業利益34,188百万円(増収・増益)
- モビリティ:売上収益515,406百万円、コア営業利益50,982百万円(減収・減益)
- ICT:売上収益279,436百万円、コア営業利益36,896百万円(増収・増益)
- ベーシック&グリーン:売上収益599,922百万円、コア営業損失△18,356百万円(減収・損益悪化)
- セグメント詳細は本文表を参照
- 財務の解説:
- 売上減は主に原料価格低下(販売価格低下)とベーシック領域の販売減が要因。コア営業利益は在庫評価の悪化や一部持分法関係の減損で抑制されたが、営業CFや現金残高は改善している。
特別損益・一時的要因
- 特別利益: 負ののれん発生益 2,585百万円(当期に計上)
- 特別損失: 減損損失 21,913百万円(前年18,515百万円、主に持分法適用会社の減損・事業構造に関するもの)、関連事業損失 3,984百万円 等
- 一時的要因の影響: 減損等の計上が営業利益を押し下げているが、その他の包括利益(為替換算差額)の増加が包括利益を大きく押し上げているため、経常的業績と包括利益の差異が拡大
- 継続性の判断: 減損は一時的要因と考えられるが、原料市況や川下需要の動向次第で業績に再発リスクあり
配当
- 配当実績と予想:
- 2026年3月期(株式分割後換算): 中間配当 37円50銭、期末配当 37円50銭、年間合計 75円00銭(株式分割前換算では中間75円、期末75円、年間150円の表記あり)
- 配当総額(連結、当期): 27,924百万円
- 配当性向(連結): 81.9%
- 親会社所有者帰属持分配当率: 3.3%(会社目標:3.0%以上)
- 特別配当の有無: なし
- 株主還元方針: 親会社所有者帰属持分配当率3.0%以上、総還元性向40%以上を目標。今回、自己株式取得300億円を決議(総還元性向は配当と自己株買いで168.5%と算出)
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 設備投資額: 162,214百万円(1,622億円、前年145,213百万円→前年比+11.7%)
- 主な投資内容: 生産設備・研究開発投資等(セグメント別資本的支出で上位はモビリティ・ベーシック領域等)
- 減価償却費: 104,744百万円(前年99,768百万円)
- 研究開発:
- R&D費用: 46,400百万円(464億円、前年458億円、前年同期比+1.3%)
- 主な研究開発テーマ(短信記載の範囲): 半導体・光学材料、AR用高屈折率樹脂ウェハ、ライフケア(診断・受託関連)、次世代電池材料 等
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 受注状況: –(短信に明示なし)
- 在庫状況:
- 棚卸資産: 414,466百万円(前年442,763百万円、減少)
- 在庫評価損益関連: ナフサ等原料価格下落に伴う在庫評価損益の悪化がコア営業利益に影響(短信本文で指摘)
セグメント別情報
- セグメント別状況(主要数値:百万円、当期/前期/増減)
- ライフ&ヘルスケア・ソリューション: 売上収益259,076(前期251,677、増減 +4.2%(短信値))、コア営業利益34,188(ほぼ横ばい)
- モビリティソリューション: 売上収益515,406(前期555,111、減少)、コア営業利益50,982(前期55,116、減少)
- ICTソリューション: 売上収益279,436(前期277,597、増加)、コア営業利益36,896(前期26,728、増加)
- ベーシック&グリーン・マテリアルズ: 売上収益599,922(前期710,042、大幅減)、コア営業損失△18,356(悪化)
- セグメント戦略(短信の記載): ライフ領域はビジョンケア強化(SDCの機能強化、米国拠点移転)、メディカル領域はDNAチップ研究所の子会社化、モビリティは地域連携強化・営業提携、ICTは半導体需要回復に対応した開発強化、ベーシックは事業再編・設備集約(事業統合や停止計画)
- 地域別売上(短信値):
- 日本: 804,069百万円(前年873,241)
- 中国: 188,776百万円(前年223,279)
- アジア(その他): 266,959百万円
- アメリカ: 259,874百万円(米国分191,105百万円)
- ヨーロッパ: 136,488百万円
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 「VISION 2030」に基づく事業転換・成長投資を継続(短信に記載)
- KPI達成状況: セグメント別コア営業利益や成長領域の売上は拡大傾向(ICT、ライフ領域)だが、ベーシック領域の業績低下が足元で課題
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: –(短信に具体比較データなし)
- 市場動向(短信記載): 川下需要の鈍化によるナフサクラッカー稼働率低下、半導体市場の回復はICTセグメントの追い風、中東情勢の不安定化が原料・物流リスクを高める
テーマ・カタリスト
(短信本文に明示されている項目のみ)
- 短期的な成長分野:
- ビジョンケア材料(SDCの拠点移転と機能強化)
- 半導体・光学材料、ICTフィルム・シート(需要回復)
- 農業化学品(販売堅調)
- 中長期的な成長分野:
- メディカル領域(DNAチップ研究所の完全子会社化による診断・受託事業拡大)
- 複合材料(モビリティ領域で地域連携強化)
- ポリオレフィン事業の統合による規模・競争力強化(住友化学との事業統合等)
- リスク要因(短信本文に明示されたもののみ):
- 中東情勢の不安定化(エネルギー供給・国際物流の不透明化)
- 川下需要の鈍化によるナフサクラッカー稼働率低下
- 原料価格変動(ナフサ等)による在庫評価損益への影響
- 米国の通商政策や米国アルミ工場火災等、外部要因による需要変動
注視ポイント
(短信本文に記載のある変数のみで論じる)
- 通期予想に対する進捗率と達成可能性:
- 当期は通期(期末)開示のため四半期進捗率該当なし。次期(2027年3月期)予想と比較すると、会社は回復を織り込み売上・利益の回復を見込むが、前提(為替155円/$、国産ナフサ95,000円/KL)に依存。
- 主要KPIの前期同期比トレンド:
- コア営業利益はほぼ横ばい(▲0.9%)で成長領域が下支え、ベーシック領域が減益寄与。
- ガイダンス前提条件の妥当性:
- 会社の次期前提:為替155円/$、国産ナフサ95,000円/KL(短信に明記)。これら前提の変化が収益に直接影響を与えるため注視が必要。
- その他論点(短信記載の変数のみ):
- 在庫評価損益、持分法投資の業績(中国フェノール事業等)の取り扱い、自己株式取得300億円の実行状況
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(2027年3月期、会社予想): 売上収益1,900,000百万円(+13.9%)、コア営業利益105,000百万円(+5.0%)、営業利益83,000百万円(+12.5%)、親会社所有者に帰属する当期利益45,000百万円(+30.9%)、基本的1株当たり当期利益124.48円
- 前提条件: 為替155円/$、国産ナフサ価格95,000円/KL
- 予想修正の有無: 当該短信における当期の予想修正はなし(次期見通しを開示)
- 予想の信頼性:
- 会社は業績予想に関して不確実性を明示(外部要因で実績が大きく変動する可能性を警告)。過去の予想達成傾向についての詳細記載は短信に明示なし(–)。
- リスク要因(短信本文に明記のもの):
- 為替、原材料価格(ナフサ)、中東情勢、川下需要動向、特定地域の生産トラブルやOEMの減産など
重要な注記
- 会計方針: 会計方針の変更なし(IFRS適用の継続、変更なし)
- その他: 2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割実施(期末発行済株式数等は分割済みと仮定して表示)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4183 |
| 企業名 | 三井化学 |
| URL | http://jp.mitsuichem.com |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.52)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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