2026年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社提出の期中予想(当期分)の開示が本短信に明示されていないため、期初計画との比較は「会社予想未開示」。市場予想との比較は本資料に記載なし。
- 業績の方向性:増収減益(売上高 68,866百万円、+6.7%/営業利益 5,334百万円、▲1.8%/親会社株主に帰属する当期純利益 3,381百万円、▲9.7%)。
- 注目すべき変化:受注高が84,320百万円(+29.6%)と大幅増、受注残高も116,685百万円(+15.3%)に拡大。一方、子会社施工に起因する橋梁の再製作・再架設に伴う特別損失等が利益を押し下げた点が重要。
- 今後の見通し:会社は2027年3月期予想を開示(売上高75,000百万円、営業利益4,000百万円、経常利益4,500百万円、親会社株主帰属当期純利益2,750百万円)。売上は受注・受注残高から実現可能性がある一方で、利益は品質対応などの影響で大幅減益見込み。
- 投資家への示唆:短期は受注・売上基盤は強いが、品質問題の対応コストとガバナンス・安全管理の再構築が利益回復の鍵。配当方針は維持しつつDOE導入など株主還元指標を明示。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:オリエンタル白石株式会社
- 主要事業分野:建設事業(PC土木、ニューマチックケーソン、補修補強、PC建築等)、鋼構造物事業(橋梁の設計・製作・架設等)、港湾事業(港湾・土木・建築工事)、その他(太陽光発電売電、不動産賃貸、インターネット関連)
- 代表者名:照井 満(代表取締役社長)
- 報告概要:
- 提出日:2026年5月14日
- 対象会計期間:2025年4月1日~2026年3月31日(2026年3月期:通期)
- セグメント:
- 建設事業:PC土木・ケーソン・補修補強・PC建築等(基幹)
- 鋼構造物事業:橋梁等の設計・製作・架設・補修
- 港湾事業:港湾・土木・建築工事
- その他:太陽光発電、賃貸、インターネット関連
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):138,809,400株
- 期末自己株式数:10,177,069株
- 期中平均株式数:129,144,258株
- 時価総額:–(本短信に記載なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会:2026年6月25日(開催予定)
- 配当支払開始予定日:2026年6月26日
- 有価証券報告書提出予定日:2026年6月22日
- 決算補足説明資料:作成無、決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想の有無に関する注記)
- 会社予想(当期=2026年3月期)について本短信内での期初予想の明示はなし → 会社予想未開示(よって達成率算出は省略)。
- 実績(主要項目、対前期)
- 売上高:68,866百万円(+6.7%)
- 営業利益:5,334百万円(▲1.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:3,381百万円(▲9.7%)
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:受注高の増加(建設事業を中心に受注増)が売上を押し上げた。
- 下振れ要因:企業結合関連の費用増、のれん償却、子会社施工に伴う品質問題の再製作・再架設対応による特別損失・補償金等が利益を圧迫。
- 通期への影響:
- 当期特有の品質再製作対応による費用(特別損失等)が今期利益を押下げており、同様のコストが次期にも影響する可能性があるため、利益面での回復は課題。
- 会社は既に「特別損失の計上および通期業績予想の修正に関するお知らせ」を公表しており、現在の業績には該当影響が反映されている旨の記載あり。
- 対会社予想差分(FSI 翻案):
- 会社予想が当期に関して明示されていないため、売上・営業利益・純利益の絶対差・予想比差分は「会社予想未開示」として差分計算を省略。
財務指標
- 主要財務概況(連結)
- 売上高:68,866百万円(前年 64,553百万円、+6.7%/増加額 4,312百万円)
- 売上原価:56,400百万円(前年 52,893百万円、+6.6%)
- 売上総利益:12,466百万円(前年 11,660百万円、+6.9%)
- 販管費:7,131百万円(前年 6,225百万円、+14.5%)
- 営業利益:5,334百万円(前年 5,434百万円、▲1.8%)
- 経常利益:5,539百万円(前年 5,556百万円、▲0.3%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:3,381百万円(前年 3,746百万円、▲9.7%)
- 1株当たり当期純利益(EPS):26円18銭(前年 28円30銭、▲7.5%)
- 収益性指標
- ROE:6.5%(会社記載。目安:8%以上で良好→現状は基準未達)
- ROA(単純計算:当期純利益/総資産):約4.1%(3,381/82,772→4.1%:目安5%以上で良好→現状は未達)
- 営業利益率:7.7%(5,334/68,866→7.7%。業種平均との比較はデータ無し)
- 進捗率分析(次期予想に対する現年度実績の位置付け)
- 会社の2027年3月期予想(短信表):売上高75,000百万円、営業利益4,000百万円、当期純利益2,750百万円。
- 通期予想に対する進捗率(2026 実績 / 2027 会社予想):
- 売上高進捗率:68,866 / 75,000 = 91.8%
- 営業利益進捗率:5,334 / 4,000 = 133.4%
- 当期純利益進捗率:3,381 / 2,750 = 122.9%
- 解釈:売上は次期目標に近く到達可能性が高い一方、会社は翌期利益を大幅に保守的に見積もっている(利益減を見込む)。
- キャッシュフロー(連結)
- 営業CF:△132百万円(前年 7,803百万円 → 大幅悪化)
- 投資CF:△2,863百万円(前年 △5,211百万円 → 投資支出は縮小)
- 財務CF:△1,478百万円(前年 △2,895百万円)
- フリーCF(営業CF − 投資CF):△132 − (△2,863) = 2,731百万円のマイナスかつ営業CFがマイナスのためフリーCFは△2,995百万円(注:算式は営業CF − 投資CF → △132 − (△2,863) = +2,731。留意:キャッシュフロー表の符号に従い表現が複雑。短信値をそのまま記載)
- 現金同等物期末残高:15,403百万円(前年 19,877百万円、▲22.5%)
- 営業CF/純利益比率:営業CF(△132)/当期純利益(3,381) = 約▲3.9%(目安1.0以上で健全のため現状は低い/営業CFがマイナス)
- 財務安全性
- 総資産:82,772百万円(前年 76,808百万円、+7.8%)
- 純資産:53,191百万円(前年 51,299百万円、+3.7%)
- 自己資本比率:64.2%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 流動資産:55,845百万円、流動負債:22,123百万円 → 流動比率:約252.4%(流動性良好)
- 負債合計:29,580百万円、負債/純資産比(Debt/Equity):29,580/53,191 ≒ 55.6%
- 効率性
- セグメント別(簡易:売上高・セグメント利益は後述)
特別損益・一時的要因
- 特別利益:合計100百万円(固定資産売却益 10百万円、訴訟和解金 89百万円 等)
- 特別損失:合計877百万円(固定資産除却損 81百万円、支払補償金 774百万円、出資金評価損 1百万円 等)
- 主因の詳細:淀川橋梁改築工事に関し、連結子会社が製作した部分で要求品質を満足しない製品が発見され、橋梁の再製作・再架設を実施。その再製作・再架設にかかる補償金・関連引当金等が特別損失に計上されている。
- 一時的要因の影響:特別損失(主に支払補償金774百万円)は今回の業績減における主たる一時要因であり、継続性は特殊案件対応次第だが、当該件は経営上非常に重要な課題として会社も扱っている(安全文化の醸成を最優先課題に掲げ、再発防止・品質管理体制を強化)。
- 実質評価:特別損失を除く営業・経常ベースでは受注・売上の拡大が継続している点を考慮する必要あり。
配当
- 当期(2026年3月期)の配当実績:年間14.5円(中間7.00円、期末7.50円)/配当金総額:1,887百万円(連結)
- 配当性向(連結):55.4%(前年 51.2%)
- 次期(2027年3月期)予想:1株当たり14.5円(中間7.00円、期末7.50円)予定(短信記載)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:中期経営計画に合わせ総還元性向70%程度は維持しつつ、新たに株主資本配当率(DOE)4.0%を導入。自己株式取得実績あり(当期は取得1,000百万円)。
設備投資・研究開発
- 設備投資(投資活動による支出)
- 有形固定資産の取得による支出:2,922百万円(当期、投資CF内の数値)
- 無形固定資産の取得:347百万円
- 減価償却費(償却費):1,719百万円
- 主要投資内容:設備取得、ソフトウェア投資、連結範囲の変更に伴う子会社株式取得等(デンカリノテック等の取得関連支出)
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 受注高:84,320百万円(前年 65,085百万円、+29.6%)
- 建設事業:76,325百万円(+38.2%)
- 鋼構造物事業:4,697百万円(▲25.8%)
- 港湾事業:3,048百万円(▲6.4%)
- 受注残高:116,685百万円(前年 101,232百万円、+15.3%)
- 建設事業:106,082百万円(+22.5%)
- 鋼構造物事業:8,839百万円(▲26.4%)
- 港湾事業:1,736百万円(▲33.8%)
- 在庫(棚卸資産)
- 材料貯蔵品:687百万円(前年 650百万円、+5.7%)
- 在庫回転日の記載なし
セグメント別情報
- 建設事業
- 売上高:56,828百万円(+5.3%)
- セグメント利益(営業利益):4,725百万円(▲5.7%)
- コメント:連結子会社の寄与で売上は増加したが、新設橋梁工事等の影響で利益は減少。
- 鋼構造物事業
- 売上高:7,861百万円(+7.2%)
- セグメント利益:307百万円(+13.5%)
- 港湾事業
- 売上高:3,935百万円(+31.3%)
- セグメント利益:241百万円(+306.9%)
- その他
- 売上高:241百万円(▲8.2%)
- セグメント利益:58百万円(▲32.3%)
- セグメント資産(当連結年度末)
- 建設事業資産:68,793百万円、鋼構造物事業資産:11,955百万円、港湾事業資産:6,000百万円
- 地域別売上:国内/海外比等の詳細は短信に記載なし
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2026-2028)での主な数値目標(短信記載)
- 最終年度(2029年3月期)目標:売上高800億円、売上総利益率19.5%、営業利益68億円、ROE 8%以上
- 今回の実績・次期見通しとの関係:受注基盤は拡大しており売上目標の伸長は見込みやすいが、利益率改善(売上総利益率・営業利益率)およびROE改善は品質対応コストの影響で短期的には課題。
- KPI達成状況:受注高・受注残高は中期目標に資する増加。ただし安全・品質に関するKPI(事故/品質問題の回避)は現状重要課題として計上されている。
競合状況や市場動向
- 市場動向(短信に基づく記載)
- 国内:公共投資は補正予算等で堅調に推移見込み(国の補正で公共事業関係費増)。
- 海外:インフラ需要は成長が期待されるが、サプライチェーンや資機材価格等の影響を注視する必要あり。
テーマ・カタリスト
(短信本文に明示されたもののみ列挙)
- 短期的な成長分野
- 公共投資関連の大型工事(高速道路更新、橋梁工事等)の受注拡大
- 港湾事業の自社船団運用による収益安定化
- 中長期的な成長分野
- 中期経営計画での海外展開・環境関連事業への取組み
- インフラメンテナンス(補修補強)分野の拡充(デンカリノテックの連結化による技術強化)
- リスク要因(短信本文に明記されたもののみ)
- 施工品質問題に伴う再製作・再架設対応とその損失(既発生の支払補償金等)
- 為替・資材価格・労務・地政学的リスク(短信で注記)
注視ポイント
(PDF(短信本文)に記載の変数のみでの論点)
- 通期予想に対する進捗率と達成可能性
- 売上高進捗:91.8%(68,866/75,000)→ 受注残高・受注高の増加から売上目標は実現見込みが高い。
- 利益進捗:営業利益133.4%(5,334/4,000)・当期純利益122.9%(3,381/2,750)→ 会社は翌期の利益見通しを保守的に見積もっている。利益面では品質対応費用や追加コストの見通しが重要。
- 主要KPIの前期同期比トレンド
- 受注高 +29.6%、受注残高 +15.3%(ポジティブ)
- 営業利益率は若干低下(前年 8.4%→当期 7.7%)※短信の営業利益率数値参照
- ガイダンス前提条件の妥当性
- 会社は中期計画で売上総利益率・営業利益目標を示しているが、短信では為替や原材料価格の明確な数値前提は示されていない → 前提の妥当性確認は今後の開示を要確認。
- その他注視点
- 品質再製作対応の費用発生状況および再発防止策(安全文化の醸成、品質管理体制の強化)の進捗。
今後の見通し
- 業績予想(会社公表)
- 2027年3月期(会社短信表):売上高75,000百万円(+8.9%)、営業利益4,000百万円(▲25.0%)、経常利益4,500百万円(▲18.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,750百万円(▲18.7%)、EPS 21.29円。
- 備考:本文の「今後の見通し」欄では売上高750億円、営業利益43億円、経常利益49億円、当期純利益30億円とも記載されており(数値差異あり)、短信内で複数の表現が存在する点に留意。
- 予想の信頼性
- 会社は当該見通しに際し品質対応の影響を明記しており、利益を保守的に見積もっている様子。過去の予想達成傾向について短信に明確な定量評価はない。
- リスク要因(短信に明記されたもの)
- 施工品質問題の影響継続、資機材価格・労務費の変動、地政学リスク・為替変動等が業績に影響を与える可能性。
- 修正の有無
- 当期中に「特別損失の計上および通期業績予想の修正に関するお知らせ」を公表済(2026年3月17日)。最新の通期見通しは上記のとおり会社が提示。
重要な注記
- 会計方針:当連結会計年度において企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前連結会計年度の数値はその確定内容を反映している(短信注記)。
- 連結範囲の変更:当期に新規連結子会社(株式会社デンカリノテック等)を追加、株式会社菊政・株式会社菊政工務店は吸収合併により除外等の連結範囲変更あり。
- 監査:決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外である旨の注記あり。
- 不明項目は「–」と記載している。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 1786 |
| 企業名 | オリエンタル白石 |
| URL | http://www.orsc.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.55)」によって自動生成されました。
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