2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期業績予想に対する修正は無し。ただし第3四半期累計の業績は通期修正後予想に対して損失が拡大(会社公表の修正後予想未達/実績悪化)。
  • 業績の方向性:売上は増収、利益は大幅減益(増収・減益)。売上高は1,794,140千円(前年同期比 +7.0%)、営業損失は520,975千円(前年同期は152,817千円の営業損失)。
  • 注目すべき変化:コスメ事業は新ブランド投入で売上が拡大(コスメ売上 +16.3%)した一方、販売費先行投資や新製品立ち上がり遅延で粗利・利益を圧迫。ビューティ&ウエルネス事業は新商品発売遅延で売上大幅減(▲20.0%)。AI・テクノロジー事業も主要受注の遅延で計画を下回る。
  • 今後の見通し:通期予想(修正無)に対する進捗は売上で約 +63.2%(進捗良好だが利益面は目標未達、営業損失は通期予想を超過)。会社は事業構造改革計画を策定中と表明。
  • 投資家への示唆:売上成長は見られるが収益性が悪化しており、次四半期以降は(1)コスト効率化と販促投資の効果、(2)主要受注の回復・新商品立ち上がりの実行性、(3)事業ポートフォリオ見直しの中身が重要なチェックポイント。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: パス株式会社
    • 主要事業分野: コスメ、ビューティ&ウエルネス、再生医療関連、サスティナブル(微細藻類など)、AI・テクノロジー、マーケット・エクスパンション、インベストメント等
    • 代表者名: 代表取締役CEO 松尾 孝之
    • URL: https://www.pathway.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日: 2026年2月13日
    • 対象会計期間: 2025年4月1日~2025年12月31日(2026年3月期 第3四半期累計)
  • セグメント:
    • コスメ事業: 自社ブランド化粧品の開発・販売(Ex:BEAUTE、NOWL等)
    • ビューティ&ウエルネス事業: 自社製品(健康・補助具等)販売
    • 再生医療関連事業: 細胞培養加工施設運営、OEM等
    • サスティナブル事業: 微細藻類培養、海産資源(カギケノリ等)事業、環境機器販売
    • AI・テクノロジー事業: 検査装置、ロボット等(子会社化による参入)
    • マーケット・エクスパンション事業: VTuber/ライブ配信、イベント等
    • インベストメント事業: 不動産収益、暗号資産投資 等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む): 78,195,036株(2026年3月期3Q)
    • 期中平均株式数(四半期累計): 75,944,171株(2026年3月期3Q)
  • 今後の予定:
    • 決算発表: 決算短信(今回)公表済み、補足資料あり(決算説明会は開催無し)
    • IRイベント: 決算補足説明資料作成あり(説明会無)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想は「修正無」)
    • 売上高: 1,794,140千円(会社通期予想 2,840,000千円に対する進捗 +63.2%)
    • 営業利益: 営業損失 520,975千円(通期予想 営業損失 △483,000千円に対する進捗 +107.9%:損失が予想を上回る)
    • 純利益: 親会社株主に帰属する四半期純損失 519,370千円(通期予想 △499,000千円に対する進捗 +104.1%:損失が予想を上回る)
  • サプライズの要因:
    • コスメ事業:新ブランドNOWLの販売促進費等の先行投資が増加し、売上増ながら損益分岐点に達しなかった。
    • ビューティ&ウエルネス:戦略商品の発売遅延による販売機会損失、粗利率低下。
    • AI・テクノロジー:主要顧客からの受注が大幅遅延し、計画未達。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想に修正無しだが、第3四半期累計の損失拡大を踏まえ事業構造改革を策定中。現状では通期で利益改善が必須で、達成可能性は不確実。
  • 対会社予想差分(会社予想が開示されているため差分を提示)
    • (注)会社が公表している通期予想(百万円)を基準に進捗を示す(通期予想は修正無)
    • 売上高: 実績 1,794,140千円;通期予想 2,840,000千円との差分 計算は進捗で表現(差分=△1,045,860千円未達:通期比 -36.8%)
    • 営業利益: 実績 △520,975千円、通期予想 △483,000千円、差分 △37,975千円(実績は予想より損失幅が大きい)
    • 純利益: 実績 △519,370千円、通期予想 △499,000千円、差分 △20,370千円(実績は予想より損失幅が大きい)
    • (注)会社予想の各項目は通期ベース。ここでの差分は第3四半期累計実績と通期予想の比較による進捗・乖離を示す。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 総資産: 3,521,312千円(前連結会計年度末 3,252,288千円、増 +269,024千円)
    • 純資産合計: 2,417,850千円(前連結会計年度末 2,474,877千円、減 △57,027千円)
    • 自己資本(株主資本合計): 2,402,373千円
    • 負債合計: 1,103,462千円(前期末 777,410千円、増 +326,051千円、主因:社債 462,500千円計上)
  • 収益性(当第3四半期累計)
    • 売上高: 1,794,140千円(前年同期比 +7.0%、増加額 +117,230千円)
    • 営業利益: 営業損失 △520,975千円(前年同期は営業損失 △152,817千円、増損額 △368,158千円、前年同期比 ▲240.9%)
    • 営業利益率: △520,975 / 1,794,140 = ▲29.0%(営業利益率 ▲29.0%:業種比は低水準)
    • 経常利益: 経常損失 △525,337千円(前年同期は △173,875千円、前年同期比 ▲202.2%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 四半期純損失 △519,370千円(前年同期 △194,419千円、前年同期比 ▲167.2%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS): △6.84円(前年同期 △3.21円、前年同期比 ▲113.0%)
  • 収益性指標
    • ROE(簡易): △519,370 / 2,402,373 = ▲21.6%(▲21.6%:目安8%以上が良好→現状は悪化)
    • ROA(簡易): △519,370 / 3,521,312 = ▲14.8%(▲14.8%:目安5%以上で良好→現状は悪化)
    • 営業利益率: ▲29.0%(業種平均と比較して大幅に低下)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 通期売上高進捗率: 1,794,140 / 2,840,000 = +63.2%
    • 通期営業利益進捗率: △520,975 / △483,000 = +107.9%(損失が通期想定を上回る)
    • 通期純利益進捗率: △519,370 / △499,000 = +104.1%(損失が通期想定を上回る)
    • コメント: 売上は概ね通期見通しの進捗だが、利益面で既に通期想定を超える損失が出ており、下期での回復が不可欠。
  • キャッシュフロー
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書: 当第3四半期連結累計期間に係るCF計算書は作成していない(会社開示)。従って直近営業CF等は開示無し(–)。
    • 参考(前連結会計年度): 営業活動によるCFは △538,514千円(前年度実績)
    • 現金同等物残高等: 現金及び預金 137,202千円(期末)
  • 四半期推移(QoQ)
    • 前四半期との明示的比較は資料内に季節別QoQ数値が無いため記載不可(–)。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率: 68.2%(前連結会計年度末 75.5% → 68.2%(安定水準))
    • 流動負債: 442,212千円、流動比率(流動資産1,463,932 / 流動負債442,212)= 331.2%(良好目安)
    • 負債比率: 負債合計 1,103,462千円に対し自己資本 2,402,373千円 → 負債/自己資本 ≈ 45.9%(管理可能範囲)
  • 効率性
    • 減価償却費(当第3四半期累計): 44,621千円(前期比増)
    • のれん償却額: 45,848千円
  • セグメント別(詳細は後掲)

特別損益・一時的要因

  • 特別利益(合計 5,656千円)
    • 固定資産売却益 1,542千円
    • 債務免除益 737千円
    • 新株予約権戻入益 3,376千円
  • 特別損失(合計 194千円)
    • 減損損失 194千円
  • 一時的要因の影響:
    • 特別損益は小幅で業績悪化の主因は事業収益性悪化(販促先行投資、発売遅延、受注遅延)であり、一時的要因除外後でも構造的課題が残る。
  • 継続性の判断:
    • 特別損益自体は継続性は低いが、販促費・販売機会喪失等は中期的に影響し得る。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当: 0.00円(2026年3月期 第2四半期末 0.00円)
    • 期末配当(予想): 0.00円
    • 年間配当予想: 0.00円(会社予想から修正無し)
  • 特別配当の有無: 無
  • 株主還元方針: 自社株買い等の開示無し(但し自己資本強化のため新株予約権行使等により資本金増加実績あり)

設備投資・研究開発

  • 設備投資:
    • 固定資産合計の増加: +345,349千円(前連結会計年度末比、建設仮勘定の増加 224,712千円が主因)
    • 減価償却費: 44,621千円(当第3四半期累計)
    • 主な投資内容: 兵庫県尼崎市の細胞培養加工施設新設(稼働開始)、建設仮勘定増加(工事進捗)、関係会社株式取得等
  • 研究開発:
    • R&D費用の明示的金額: 開示無し(–)
    • 主な研究開発テーマ(記載あり): 微細藻類高濃度培養、チノリモ等の研究、再生医療関連の共同研究、カギケノリの陸上養殖実証実験

受注・在庫状況(該当)

  • 受注状況:
    • 主要受注に関する記載: AI事業・検査装置等の主要顧客からの受注が大幅に遅延(受注進捗遅延が業績悪化要因として明記)
    • 受注高/受注残高の数値開示: 無(–)
  • 在庫状況:
    • 棚卸資産(商品及び製品): 675,049千円(前連結会計年度末 751,925千円、減少額 △76,876千円、前年同期比 ▲10.2%)
    • 在庫回転日数等の開示: 無(–)
    • 在庫の質: 商品・製品中心で減少。詳細内訳は開示の項目参照。

セグメント別情報

(数値は当第3四半期累計、金額は千円)

  • コスメ事業
    • 売上高: 727,509千円(前年同期比 +16.3%、増額 +102,005千円)
    • セグメント損益: 営業損失 161,806千円(前年同期 営業損失 26,300千円 → 損失拡大)
    • コメント: 新ブランドNOWL投入で売上増、だが販売費の先行投資で採算悪化
  • ビューティ&ウエルネス事業
    • 売上高: 627,998千円(前年同期比 ▲20.0%、減額 △156,797千円)
    • セグメント損益: 営業損失 65,748千円(前年同期は営業利益 31,705千円 → 大幅悪化)
    • コメント: 新製品発売遅延で販売機会喪失、販管費増(D2C関連費用等)
  • 再生医療関連事業
    • 売上高: 362,412千円(前年同期比 +38.9%、増額 +101,416千円)
    • セグメント損益: 営業損失 25,522千円(前年同期 営業損失 26,052千円 → 横ばい)
    • コメント: OEM受注が好調で売上拡大。新施設稼働開始。
  • サスティナブル事業
    • 売上高: 2,291千円(前年同期比 ▲33.0%、減額 △1,171千円)
    • セグメント損益: 営業損失 49,895千円(前年同期 営業損失 44,110千円 → 損失拡大)
    • コメント: 研究進展はあるが商品化・売上寄与は未だ限定的。環境機器の納期遅延で売上繰延。
  • マーケット・エクスパンション事業
    • 売上高: 1,583千円(前年同期は計上無し)
    • セグメント損益: 営業損失 29,617千円(前年同期 営業損失 1,663千円)
    • コメント: 事業立ち上げ期、イベント事業の進捗遅延で収益化未達
  • インベストメント事業
    • 売上高: 29,999千円(前年同期比 +1,296.2%(※前期 2,150千円))
    • セグメント損益: 営業利益 28,280千円(前年同期 2,150千円 → 増益)
    • コメント: 不動産収益が中心。暗号資産投資を開始(暗号資産関連損益は営業外で計上)
  • AI・テクノロジー事業
    • 売上高: 42,343千円(当期より事業計上、前年同期比較なし)
    • セグメント損益: 営業損失 99,478千円
    • コメント: 事業立ち上げ段階、受注遅延で想定を下回る

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画の明示的数値目標の開示: 本短信には具体的KPI数値の記載なし(–)
  • 会社コメント: 収益構造に深刻な課題を認識し、事業ポートフォリオ見直し・低収益構造の抜本改革を実施予定。再生医療・AI・サスティナブル等を成長の柱に位置付けているが、具体的な目標・数値は未開示。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較: 開示無し(–)
  • 市場動向(短信本文記載分): 労働力不足を背景にDX・自動化投資が増加、国内は内需主導でプラス成長転換。ただし国際貿易の不透明感や地政学リスクあり。

テーマ・カタリスト

(短信本文に明示されている項目のみ)

  • 短期的成長分野:
    • コスメ分野での新ブランド『NOWL』発売(第1弾レチノCアロマ クレンジング等)
    • 再生医療関連のOEM受注(細胞培養加工施設稼働)
    • インベストメント事業での不動産収益(河津町資産)と暗号資産運用開始
  • 中長期的成長分野:
    • 再生医療関連事業の細胞培養加工事業拡大とコスメ事業とのシナジー
    • サスティナブル事業(微細藻類、高濃度培養、Kaginowaプロジェクトでの陸上養殖実証)
    • AI・テクノロジー事業(検査装置・ロボット等による市場拡大)
  • リスク要因(短信本文に明記されたもののみ):
    • 商品発売遅延・受注遅延による販売機会喪失
    • 販売費先行投資が採算に達しないリスク
    • 環境機器(バイオコンポスター等)メーカー側の納期遅延
    • 継続的な赤字・キャッシュ・フロー悪化による継続性への懸念(会社は対策中)

注視ポイント(次四半期に向けた論点、短信記載の変数のみ)

  • 通期予想に対する進捗率と達成可能性
    • 売上は通期の +63.2% と進捗良好だが、営業損失の累計は通期想定を既に上回っており(営業損失進捗 +107.9%)、下期での利益改善策の具体性が重要。
  • 主要KPIの前期同期比トレンド(記載あるもの)
    • コスメ売上 +16.3%だが販管費先行で損益悪化。ビューティ事業売上は▲20.0%で回復が必要。
  • ガイダンス前提条件の妥当性
    • 会社は通期予想を修正していないが、第3四半期累計の損失拡大を受けて事業構造改革を策定中。会社想定(新商品立上げや受注回復)への期待が下期に実現できるかが妥当性の鍵。
  • その他留意点(短信内の事象)
    • 主要顧客の受注遅延、製造元の納期遅延、販促費配分の効果遅延など、外的・内的要因が既に業績に影響。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(会社公表、修正無し): 売上高 2,840,000千円(前年同期比 +26.0%)、営業損失 △483,000千円、経常損失 △495,000千円、親会社株主に帰属する当期純損失 △499,000千円、1株当たり当期純利益 △6.57円
    • 会社予想の前提条件(短信参照): 新商品販促効果、主要受注の回復、事業構造改革の実施等が前提
  • 予想の信頼性:
    • 第3四半期累計の実績は通期予想に対して利益面で既に乖離が生じているため、下期での修正回復が必要。会社は事業構造改革を掲げているが、具体的な数値計画は未開示のため達成可否は不確実。
  • リスク要因(短信に記載のもの)
    • 新製品の立ち上がり遅延、主要顧客受注遅延、製造納期遅延(外注先)、販促投資が採算に寄与しない可能性、暗号資産運用の評価損リスク等。

重要な注記

  • 会計方針: 当該四半期における会計方針の変更等は無し(開示)
  • 継続企業の前提に関する注記:
    • 会社は前連結会計年度及び当第3四半期累計で巨額の損失・営業CFマイナスを計上しており、「継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象」が存在すると認められる状況だったが、会社は複数の対策(事業ポートフォリオ見直し、低収益事業改革、財務強化等)を講じており、現時点で「継続企業の前提に重要な不確実性は認められない」と判断している(短信記載の内容を要約)。
  • その他:
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(開示)。欠如する項目については注意。

(注)本まとめは提供された決算短信の記載に基づく要約・整理であり、投資助言・推奨を目的とするものではありません。不明な項目は「–」としています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3840
企業名 パス
URL http://www.pathway.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.55)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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