2026年3月期決算 現況と今後の展望(決算説明会資料)
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 2025年3月期からIFRS任意適用を開始し、国内既存店の好調や稼働月数増加、新機種導入・コラボ強化等で業績回復と海外展開(米国・デリシャス事業)を加速する旨を表明。
- 業績ハイライト: 売上収益 1,895.4億円(前年同期比 +7.1%)、営業利益 287.7億円(前年同期比 +9.6%)、当期利益 166.2億円(前年同期比 +7.9%)。既存店は全セグメントで前年実績超過。売上・営業利益ともに前年実績を上回る(良)。
- 戦略の方向性: 国内は既存店施策(クレーン機増台・とれすぎ〜のアイランド、コラボ、価格改定等)とDX(受付精算のセルフ化、在庫管理、シフト自動化)で収益性向上。海外は米国での出店拡大と「Round One Delicious(ジャパニーズフードホール)」で新収益源を開拓。
- 注目材料: 2027年3月期計画は売上 2,190.9億円(計画対前年 +15.6%)、営業利益 330.5億円(計画対前年 +14.9%)。設備投資420億円、営業CF696億円、株主還元計47億円(配当方針:期初計画当期利益の約25%目安、四半期配当 1株当たり4.5円の方針)。(良=成長投資、注意=大規模投資と借入負担)
- 一言評価: 成長ドライバー(既存店改善+米国展開+DX)を明確化しつつ、設備投資・リース負担が増えるフェーズ。業績は堅調だが投資とキャッシュ配分のバランスが今後の注目点。
基本情報
- 企業概要: 企業名 株式会社ラウンドワン、主要事業 クラブ運営(ボウリング、アミューズメント、カラオケ・飲食、スポッチャ等)および海外展開(米国)、代表者名 代表取締役社長 杉野 公彦
- 説明者: 発表者 代表取締役社長 杉野 公彦(発言概要: IFRS適用、国内既存店好調、DX推進、米国およびデリシャス事業の拡大、2027年計画提示)
- セグメント:
- ボウリング: 施設内ボウリング事業
- アミューズメント: クレーンゲーム等アミューズメント全般
- カラオケ・飲食: カラオケ、飲食サービス
- スポッチャ: 複合型スポーツ/遊戯施設
- その他: その他関連サービス(例:物販等)
業績サマリー
- 主要指標:
- 売上収益: 1,895.4億円(前年同期比 +7.1%) — 増収(良)
- 営業利益: 287.7億円(前年同期比 +9.6%)、営業利益率 15.2% — 増益(良)
- 税引前利益: 254.1億円(前年同期比 +10.5%) — 増
- 当期利益(純利益): 166.2億円(前年同期比 +7.9%) — 増
- 1株当たり利益(EPS): –(資料に明示なし)
- 予想との比較:
- 会社予想に対する達成率(2026年3月期 計画比→実績)
- 売上: 計画 1,887.8億円 → 実績 1,895.4億円(達成率 約100.4%) — ほぼ計画どおり(良)
- 営業利益: 計画 301.3億円 → 実績 287.7億円(達成率 約95.5%) — 計画を下回る(留意)
- 当期利益: 計画 178.3億円 → 実績 166.2億円(達成率 約93.3%) — 計画未達
- サプライズ: 営業利益は計画比で▲13.6億円の差(理由:支払手数料増等)。その他営業損益(減損・除売却損等)が計画より改善(△9.2億→△7.4億)。
- 進捗状況:
- 通期予想に対する進捗率(当期実績÷当期計画): 売上 約100.4%、営業利益 約95.5%、純利益 約93.3%(計画に概ね近いが利益はやや未達)
- 中期経営計画や年度目標に対する達成率: 中期ビジョンへ向け既存店強化・出店を継続しており進捗は良好だが、投資負担増でROIC系の改善余地あり(詳細数値は計画別項目参照)
- 過去同時期との進捗率比較: 前年実績比(YoY)で売上 +7.1%、営業利益 +9.6% と回復基調
- セグメント別状況(2026年3月期 実績、単位:億円、YoYは前年対比)
- アミューズメント: 売上 1,142.0億円(YoY +7.6%) — 売上構成比 約60.3%(1,142.0/1,895.4) → 主力(良)
- ボウリング: 売上 312.7億円(YoY +6.4%) — 構成比 約16.5%
- カラオケ・飲食: 売上 201.3億円(YoY +8.2%) — 構成比 約10.6%
- スポッチャ: 売上 201.9億円(YoY +4.6%) — 構成比 約10.7%
- その他: 売上 37.3億円(YoY +4.5%) — 構成比 約2.0%
- 各セグメントは全体として増収。アミューズメントが最大シェアを占める(良)
業績の背景分析
- 業績概要: 稼働月数増(1,874→1,912 月数 +2.0%)や既存店好調、コラボ施策とクレーン機増設により売上が拡大。費用面では人件費・景品費・光熱費等が増加したが、アミューズリース減価償却費等の減少で相殺。その他営業損益(減損など)も前年より改善。
- 増減要因:
- 増収の主要因: 稼働月数の増加、既存店の成長、クレーンゲーム新エリア導入、積極的なコラボ・価格改定(5月に約+3%:アミューズメント除く)等。
- 増益の主要因: 売上増加による固定費吸収、アミューズリース減価償却費減少。一方で人件費・アミューズ景品費・水道光熱費の増加は利益を圧迫(留意)。
- 一時要因: 前期の減損損失が大きかった反動(2025年 減損△20.0億→2026年 減損△4.8億)でその他営業損益が改善。
- 競争環境: 国内ではアミューズメント領域での差別化(景品の魅力化、獲りやすさ重視の導入)とコラボ頻度で集客力を強めている。競合との定量比較は資料記載なし(–)。
- リスク要因: 為替前提は概ね前年並み(1ドル約150円、1元21.00円)。大規模な設備投資・出店による有利子負債増、アミューズ景品費等のコスト上振れ(FY27見通しで景品費+40%等)およびIFRS適用に伴う指標変化。
テーマ・カタリスト
- 中期計画で示された成長ドライバー(資料記載のみ):
- 既存店強化(クレーンゲーム増台、コラボキャンペーン、価格改定)
- 新業態・出店(国内の年数店舗、米国で積極出店、Round One Deliciousの北米展開)
- DX(受付精算のセルフ化、アプリ事前決済、在庫計数システム、シフト自動化)
- 魅力的なアミューズ景品の充実、とれすぎ〜のアイランド展開
- リスク・チャレンジ:
- 設備投資・リース負担の増加に伴うキャッシュフロー圧迫
- アミューズメント景品費の急増(FY27見込み +40%)等コスト動向
- IFRS適用による会計指標の見え方変化(比較可能性確保が目的だが移行期は注意)
- 周辺知識からの補完は禁止(ここでは資料記載のもののみを列挙)
注視ポイント
- 経営陣が強調した戦略の実行進捗を測る指標:
- 既存店前年対比(各セグメントの既存店成長率)
- クレーンゲーム導入店舗数(とれすぎ〜のアイランド導入進捗 4月末で73店舗導入済)
- アミューズメント景品費の増減(FY27計画で +40%想定)
- DX導入の定着度(受付セルフ化・アプリ事前決裁の利用率等) — 指標は資料記載だが具体数は未提示
- 次回決算で確認すべき論点:
- FY27上期における既存店成長の継続性とアミューズ景品費の実績差分
- Round One Delicious(北米出店)の初期ユニット利益寄与とコスト発生タイミング
- 設備投資・リース負債返済の進捗と実質有利子負債の動き
- IFRS適用後の会計影響(リース負債等)と主要KPIのトレンド
- 説明資料に記載のある変数のみから論じる(追加仮定は行わない)
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 既存店の売上改善(機器導入、コラボ、景品構成見直し、価格改定)
- DXによる業務効率化と顧客体験向上(セルフ受付、アプリ事前決済、AI活用)
- 出店戦略:国内は年間数店舗、米国で積極出店、デリシャス事業で高付加価値飲食を展開
- 資本配分:成長投資と既存店舗更新に重点(FY27 設備投資 420億円)
- 進行中の施策:
- 「とれすぎ〜のアイランド」順次導入(2026年2月開始、4月末時点で73店舗導入済)
- アミューズ新機種『StarHorseParty』を全店導入(2026年3月末完了)
- 受付精算機、スタッフ端末、シフト自動作成システム導入、在庫計数スマホによる棚卸導入
- セグメント別施策:
- アミューズメント: 景品構成の見直し、クレーンゲーム増設
- ボウリング/カラオケ: リモートレッスン等キャンペーン(KIDS向け)で需要喚起
- その他(デリシャス): 北米での小規模高付加価値ユニット展開(投資額 約140万ドル/店舗、想定年間売上 約300万ドル/店)
- 新たな取り組み:
- Round One Delicious(ジャパニーズフードホール)を米国主要都市で展開(2027年3月期以降開業開始予定)
- 米国店舗にフードホール併設の新型フォーマット導入
将来予測と見通し
- 業績予想(2027年3月期 計画、IFRS、単位:億円)
- 売上収益 2,190.9億円(計画対前年 +15.6%)
- 営業利益 330.5億円(計画対前年 +14.9%)、営業利益率 15.1%
- 税引前利益 274.5億円、当期利益 182.6億円
- 予想の前提条件: 為替は概ね前年と同水準(1ドル約150円、1元21.00円)、既存店成長、5月の値上げ反映、出店計画と稼働月数増を織り込む
- 予想の根拠と経営陣の自信度: 既存店成長・値上げ・新エリア展開等を根拠とし、国内中心の成長を想定。米国は開示を限定(自信はあるが米国開示は控えめ)
- 予想修正:
- 通期予想の修正有無: 2026年3月期実績は一部計画未達(営業利益▲13.6億円差)だが、FY27は増収増益計画で修正は資料内に記載なし(当該年の新計画提示)
- 修正の主要ドライバー: 国内既存店成長、価格改定、AM景品費等の費用動向
- 中長期計画とKPI進捗:
- 中期は既存店強化+積極出店(国内少数、米国複数)で成長を目標化。FY27で営業利益 330.5億円目標。ROE/ROIC等はIFRS適用で計算式見直しの上、ROEは高水準を維持する計画(資料の過去実績参照)。
- 売上目標: FY27 売上 2,190.9億円(現状進捗は計画提示段階)
- 利益目標: FY27 営業利益 330.5億円(現状は計画)
- その他KPI: 配当性向目安 約25%(当期計画基準)
- 予想の信頼性: 過去の実績と比較して計画はやや積極的(大規模投資・出店を織り込む)。FY26は営業利益で計画未達のため、実行力と費用管理が鍵。
- マクロ経済の影響: 為替前提は据え置き。インフレ・光熱費上昇や景品原価の変動が利益に与える影響が大きい(資料記載)。
配当と株主還元
- 配当方針: 期初計画の当期利益のおおむね25%前後を目安に配当(資料記載)。四半期配当として1株当たり4.5円を実施予定(2026年3月期末配当は4.5円)。
- 配当実績:
- 中間配当、期末配当、年間配当の金額: 2026年3月期末配当は 4.5円(期全体の金額は資料に明確数値なし)
- 前年との比較(増配/減配/維持): 詳細な前年配当額の記載なし(–)
- 配当利回り、配当性向: 配当性向の目安 約25%(計画ベース、利回りは株価依存のため資料外)
- 特別配当: なしの旨(資料に特記事項なし)
- その他株主還元: FY27計画で自社株買い等の明示はなく、株主還元内訳に株主還元 47億円(配当含)を計上
製品やサービス
- 製品: 主要機器はクレーンゲーム(新エリア「とれすぎ〜のアイランド」)、メダルゲーム『StarHorseParty』等。新機種導入で回転率向上を狙う。
- サービス: ボウリング、アミューズメント、カラオケ・飲食、スポッチャ。KIDS向けリモートレッスンなど施策実施。
- 協業・提携: 各種アーティスト・アニメとの月間30件前後のコラボキャンペーンを実施(コラボ景品・パック等で集客)。
- 成長ドライバー: クレーンゲームの平均設置台数増、コラボ件数増、価格改定、DXでの業務効率化および顧客体験改善。
Q&Aハイライト
- 注目の質問と回答: Q&Aの詳細は資料に記載なし(–)。
- 経営陣の姿勢: 積極的な成長投資とDX・海外展開に前向き。説明は概ね透明だが米国関連の詳細開示は制約あり(米国証券法上の理由で具体的計画策定根拠は限定)。
- 未回答事項: 米国事業の詳細な計画根拠(収益見込み等)は限定的にしか開示されていない点は次回以降の確認事項。
経営陣のトーン分析
- 自信度: 全体として「強気〜中立」のトーン。既存店の好調とDX・出店投資で成長を示す姿勢。
- 表現の変化: IFRS適用以降、財務情報の比較可能性向上を強調。米国関連は慎重な表現(開示制約あり)。
- 重視している話題: 既存店成長、アミューズメント景品の魅力化、DX投資、海外出店(米国・デリシャス)。
- 回避している話題: 米国の具体的計画根拠の詳細(法的理由により開示控え)や短期的なキャッシュリスクの定量開示は限定的。
投資判断のポイント
- ポジティブ要因:
- 既存店全セグメントで増収、営業利益・純利益とも増加
- DX・機器導入・コラボによる集客強化の具体施策
- 海外(米国)での店舗展開と新業態(Delicious)で中長期の成長機会
- 配当方針として当期利益の約25%を目安に株主還元を明示
- ネガティブ要因:
- 設備投資およびリース債務等の増加でキャッシュアウトフローが大きい(FY27 設備投資420億、リース関連負担)
- アミューズメント景品費等コスト増(FY27計画で +40%など)による利益圧迫リスク
- IFRS適用に伴う会計上の変動・指標比較の一時的不整合
- 不確実性: 米国事業(Delicious含む)の初期収益性と投資回収、景品費等の市場価格変動、為替変動の影響
- 注目すべきカタリスト: 四半期ごとの既存店売上動向、DX導入のKPI、公表される米国出店初期ユニットの業績、四半期配当の継続性
重要な注記
- 会計方針: 2025年3月期連結決算よりIFRSを任意適用(本資料はIFRS基準で記載。2024年3月期以前の実績数値は日本基準)。
- リスク要因: 資料中に記載のとおり、有利子負債・リース債務の存在、景品費等の上振れリスク、米国事業の開示制約等。
- その他: IR方針(サイレンス期間)について言及あり。お問い合わせ先は管理本部(資料末尾参照)。
(注)数値についての良し悪し目安:
- 売上増加 +7.1% は良(需要回復・施策効果)。
- 営業利益増加 +9.6% は良だが計画比では▲4.5%の未達(課題)。
- FY27計画の大幅投資(設備投資420億)と有利子負債返済等(合計大きなキャッシュ支出)は、成長の源泉である一方で短期的なキャッシュ管理が重要。
以上。必要があれば各数値の算出根拠(比率計算など)や特定スライドの抜粋整理を追加します。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4680 |
| 企業名 | ラウンドワン |
| URL | http://www.round1.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.60)」によって自動生成されました。
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