企業の一言説明

ベースフードは、完全栄養の主食「パン・パスタ」等を開発・販売する、D2C(消費者直接取引)主導のフードテック企業です。

総合判定

構造改革の過渡期にある高成長期待銘柄

投資判断のための3つのキーポイント

  • 原価低減と固定費削減の進展: AI活用による効率化や広告費抑制により、営業利益が黒字転換を達成しました。
  • 成長戦略の多角化: 主力商品のリニューアルを軸としたLTV(顧客生涯価値)向上に加え、コンビニ卸や海外販路の拡充を推進しています。
  • 高い需給的リスク: 信用倍率が20.2倍と高水準であり、需給バランスの悪化と高いボラティリティに対する注意が必要です。

銘柄スコアカード

観点 評価 判定根拠
収益力 B ROE 21.9%と高水準だが利益率は発展途上のため
安全性 B 自己資本比率 33.8%で財務改善が継続中であるため
成長性 A 売上高CAGR 15.5%と高い成長潜在力を有するため
株主還元 D 現時点では配当・自社株買いの実施がないため
割安度 D PBRが11.9倍と割高感があり評価困難なため
利益の質 B 利益の大部分がキャッシュで裏付けられているため

総合: B

注目指標サマリー

指標 業界平均比
株価 302.0円
PER —倍 業界平均40.9倍
PBR 11.90倍 業界平均5.0倍
配当利回り 0.00%
ROE 21.92%

企業概要

ベースフードは、2016年の設立以来、「主食をイノベーションし、健康をあたりまえにする」をミッションに掲げています。手軽に栄養バランスを整えられる「完全栄養の主食」という高付加価値な製品群を展開し、自社ECサイトを核としたD2Cモデルで急速にシェアを拡大してきました。食の効率性に対する消費者のニーズを捉えた技術的独自性が同社の成長の源泉です。

業界ポジション

国内の食料品業界、特にウェルネスフーズ市場において先駆的な地位を築いています。競合には大手食品メーカーの健康志向食品が存在しますが、ベースフードはデジタルデータを活用した顧客との直接的なつながりと、特化したコンセプトによる強いブランド想起に強みを持っています。一方で、スーパーやコンビニなどの卸チャネルでの棚の確保や、競合品の安価な類似商品との差別化が継続的な課題です。

競争優位性 (Moat)

観点 評価 根拠
ブランド・知名度 強い 累積会員数100万人の規模と専業ブランドとしての認知度
スイッチングコスト 中程度 定期購入モデルによる継続性と習慣化の促進
ネットワーク効果 判断材料不足
コスト優位 (規模の経済) 中程度 製造工程の最適化とAI導入によるコスト削減の取組
規制・特許 中程度 SBIR補助金獲得実績など技術開発能力への外部評価

経営戦略

中期成長戦略においては、国内でのLTV最大化、OMO(オンラインとオフラインの併合)による販路拡大、および海外市場の開拓を3本柱としています。特に、主力商品の「おいしさ」を徹底的に追求するリニューアルにより、既存顧客の定着を図る方針です。決算説明資料では、AI活用による外注費や人件費の削減を強調し、筋肉質なコスト構造への変革を推進しています。また、SBIR補助金を活用した研究開発により、技術的差別化の深化を目指します。経営陣は、短期的利益よりも適切な成長投資との両立を重視しつつ、黒字化以降の安定的な事業基盤構築を最優先としています。

収益性

営業利益率は 4.67%、ROEは 21.94%、ROAは 3.46%であり、資本効率は高い一方で収益性の安定が課題です。

財務健全性

自己資本比率は 33.77%、流動比率は 1.27であり、事業拡大フェーズにある企業として許容範囲の健全性です。

キャッシュフロー

期間 営業CF FCF
2026年2月期 255百万円 16百万円

営業キャッシュフローはプラスで推移しており、本業によるキャッシュ創出能力は備わっています。投資CFとのバランスを注視する必要があります。

利益の質

営業CF/純利益比率は 0.97であり、会計上の利益に対してキャッシュの裏付けが一定程度確保されています。

四半期進捗

2026年2月期通期の売上高は 151.9億円で前期比 ▲0.3%、営業利益は 2.1億円で前期比 +59.3%となりました。利益面で大幅な改善が見られたものの、売上成長は踊り場を迎えています。

バリュエーション

PERは算出不可、PBRは 11.90倍と、成長期待を強く織り込んだ株価水準にあります。業種平均比較では割高感が強く、実力値への回帰には継続的な業績拡大が必要です。

テクニカル分析

指標 状態 数値 解釈
MACD 中立 -4.58 / -5.29 短期トレンド方向を示す
RSI 中立 43.0 70以上=過熱、30以下=売られすぎ
5日線乖離率 +0.13% 直近のモメンタム
25日線乖離率 -1.40% 短期トレンドからの乖離
75日線乖離率 -8.17% 中期トレンドからの乖離
200日線乖離率 -18.46% 長期トレンドからの乖離

株価は長期移動平均線を下回っており、依然として調整局面が続いています。足元では5日線上を回復し短期的な底値固めを模索する展開となっています。

市場比較

期間 当銘柄 日経平均
1ヶ月 -4.13% +11.07% -15.20%pt
3ヶ月 -17.03% +15.72% -32.75%pt
6ヶ月 -10.12% +36.19% -46.31%pt
1年 -34.49% +75.69% -110.18%pt

日経平均と比較して一貫して相対パフォーマンスが低調であり、市場全体のモメンタムに乗り切れていない現状を示しています。

注意事項

⚠️ 信用倍率が20.2倍と高水準、将来の売り圧力に注意

基本リスク指標

指標 判定 ひとことメモ
ベータ値 -0.19 ◎良好 市場全体の影響を受けにくい
年間ボラティリティ 65.25% ▲注意 非常に高い価格のブレ
最大ドローダウン -64.17% ▲注意 過去の最大下落幅
シャープレシオ 0.66 ○普通 リスクへのリターンは十分とは言えない

リスク効率指標

指標 判定 ひとことメモ
ソルティノレシオ -0.01 ▲注意 下落局面でのリターン効率に課題
カルマーレシオ 0.00 ▲注意 最大下落時からのリターン回復力が極めて弱い

市場連動性

指標 判定 ひとことメモ
市場相関 0.21 ○普通 市場の動きとは独立性が高め
0.05 株価変動要因の大部分は固有のファクター

ポイント解説

本銘柄は市場との相関が低く、特有の値動きを示す一方、ボラティリティは極めて高く維持されています。過去の最大ドローダウンが -64.17% と大きく、現在の株価水準でも慎重なリスク管理が求められる局面です。

投資シミュレーション

仮に100万円投資した場合: 年間で±65万円程度の変動が想定されます。
分散投資の目安: ポートフォリオの 3%程度が目安です。
※これらは過去データに基づく参考値であり、将来の成果を保証するものではありません。投資助言ではありません。

事業リスク

  • コンビニエンスストアなどの卸チャネルにおける棚位置変更が業績に短期的なマイナス影響を及ぼす可能性があります。
  • SBIR補助金の獲得状況や入金タイミングに不確実性があり、営業外収益が計画を大きく下回るリスクがあります。
  • 広告費相場の急激な上昇が、マーケティング効率の低下と赤字転落を招く可能性があります。

市場センチメント

信用倍率が20.24倍と非常に高く、信用買い残が積み上がっています。株価上昇時に「戻り売り」圧力がかかりやすい構造であり、需給改善には信用整理の時間が必要です。

主要株主構成

株主名 保有割合
橋本舜 31.79%
立花証券 25.83%
MBFアクセラレーション 6.74%
牧寛之 6.39%
自社(自己株口) 2.48%

株主還元

配当および自社株買いは実施されていません。今後の業績拡大に伴い配当政策の検討が期待されますが、現状では配当利回り・配当性向共に0.0%です。

カタリスト整理

上昇要因 下落要因
短期 (〜3ヶ月) チョコレートリニューアルの効果発現 コンビニ棚配置変更による売上減
中長期 (〜2 年) 海外進出の加速とLTV向上成功 SBIR補助金の未達・遅延

SWOT分析

分類 項目 投資への示唆
💪 強み 健康食品のコンセプト
直接購買の顧客基盤
高いブランドロイヤリティが成長を支える
⚠️ 弱み 卸売チャネルの不安定さ
高いバリュエーション
業績成長が鈍化すると株価へ大きな影響が出る
🌱 機会 海外販路の拡大
AIによるコスト削減
市場拡大で既存顧客の売上が底上げされるか監視
⛔ 脅威 広告費のインフレ
信用需給の悪化
短期的な売り圧力と利益を圧迫するコストを監視

この銘柄が向いている投資家

投資家タイプ 相性が良い理由
ハイリスク容認のグロース投資家 高ボラティリティでのキャピタルゲインを追えるため
健康・フードテック成長性に賭ける投資家 基盤技術がある企業の成長を長期で注視できるため

この銘柄を検討する際の注意点

  • 信用需給の過熱化: 信用倍率が極めて高く、整理が進むまで株価の上値が重くなる可能性があるためです。
  • ボラティリティの高さ: 値動きが激しいため、短期間で大きな損失が発生するリスクを許容する必要があるためです。

今後ウォッチすべき指標

指標 現状 トリガー条件 注目理由
営業利益率 1.43% 3.0%以上への上昇 構造的な利益改善を確認するため
信用倍率 20.24倍 10倍以下への低下 需給バランスの改善を確認するため
定期購入者数 23.5万人 30万人突破 成長力の再加速を示す指標のため

企業情報

銘柄コード 2936
企業名 ベースフード
URL https://basefood.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 食品 – 食料品

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 302円
EPS(1株利益) 4.89円
年間配当 0.00円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 0.0% 47.0倍 230円 -5.3%
標準 0.0% 40.9倍 200円 -7.9%
悲観 1.0% 34.8倍 179円 -10.0%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 302円

目標年率 理論株価 判定
15% 99円 △ 204%割高
10% 124円 △ 143%割高
5% 157円 △ 93%割高

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

競合他社

企業名 コード 現在値(円) 時価総額(億円) PER(倍) PBR(倍) ROE(%) 配当利回り(%)
オイシックス・ラ・大地 3182 1,473 544 12.95 1.87 15.3 1.08
シルバーライフ 9262 728 79 9.82 1.10 11.6 2.47
ファンデリー 3137 201 26 21.61 8.63 40.8 0.00

関連情報

証券会社


このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.2.16)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。

By ジニー

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。