2026年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 会社予想(当期実績に対する期中の会社予想)は短信本文に明示されておらず、会社予想との比較は「会社予想未開示」。市場(アナリスト)予想も本文中に明示なし。
- 業績の方向性: 増収増益(売上高154,897百万円、前年同期比 +6.7%/営業利益19,077百万円、前年同期比 +82.0%)。
- 注目すべき変化: 親会社株主に帰属する当期純利益は16,636百万円(前年同期比 +97.8%)と大幅増。営業利益率は12.3%(前年 7.2%)へ改善。
- 今後の見通し: 2027年3月期会社予想は売上高150,000百万円(▲3.2%)、営業利益14,200百万円(▲25.6%)と保守的。為替前提は155円/USD、180円/EUR。富士チタン工業(連結子会社)神戸工場の火災損失は調査中で、影響は未確定。
- 投資家への示唆: 2026年度は中期計画の営業利益目標(190億円以上)を達成。だが来期見通しは利益減を織り込んでおり、PAN OQUELL® の承認遅延や酸化チタンの市況下落、火災影響の想定が重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 石原産業株式会社
- 主要事業分野: 有機化学事業(農薬、医薬品、動物用医薬品)、無機化学事業(酸化チタン、機能性材料、電子材料)、その他(商社、建設等)
- 代表者名: 代表取締役社長 大久保 浩
- 報告概要:
- 提出日: 2026年5月12日
- 対象会計期間: 2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日、連結)
- 決算説明会: 有(アナリスト向け)、決算補足資料作成: 有
- セグメント:
- 有機化学事業: 農薬、医薬原薬、動物用医薬品の製造・販売
- 無機化学事業: 酸化チタン、機能性材料、電子材料の製造・販売
- その他の事業: 商社業、建設業等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数: 40,383,943株(自己株式含む)
- 期末自己株式数: 2,117,170株
- 期中平均株式数: 38,263,733株
- 時価総額: –(短信本文に期末株価は明示されていないため)
- 今後の予定:
- 定時株主総会予定日: 2026年6月25日
- 配当支払開始予定日: 2026年6月26日
- 有価証券報告書提出予定日: 2026年6月24日
- 決算説明会(アナリスト向け): 実施(詳細は別途)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 売上高: 実績 154,897百万円。会社予想(当期実績に対する)は短信本文に明示されておらず「会社予想未開示」。達成率算出省略。
- 営業利益: 実績 19,077百万円。会社予想未開示。
- 純利益: 親会社株主に帰属する当期純利益 16,636百万円。会社予想未開示。
- サプライズの要因:
- 有機化学事業(農薬)が欧州・米州で販売好調(天候要因や為替が追い風)で売上・利益を押し上げたことが大きい。
- 無機化学事業では酸化チタン市況低迷の一方、電子材料・機能性色材が堅調で収益性改善。
- 営業外で為替差益(2,145百万円)計上が経常利益の押上げ要因。
- 通期への影響:
- 当期は中期計画の目標(営業利益190億円)に到達。次期(2027年3月期)は利益減の予想で、PAN OQUELL® 承認遅延や酸化チタン市況、並びに子会社火災の影響がリスク。会社は火災影響を現時点で織り込んでいない。
- 対会社予想差分(売上・営業利益・純利益):
- 会社予想未開示のため、差分計算は省略。
財務指標
- 財務諸表要点:
- 売上高: 154,897百万円(前年 145,196百万円、差額 +9,701百万円、前年同期比 +6.7%)
- 営業利益: 19,077百万円(前年 10,482百万円、差額 +8,595百万円、前年同期比 +82.0%)
- 経常利益: 21,737百万円(前年 11,392百万円、差額 +10,345百万円、前年同期比 +90.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 16,636百万円(前年 8,410百万円、差額 +8,226百万円、前年同期比 +97.8%)
- 1株当たり当期純利益(EPS): 434.78円(前年 219.98円、前年同期比 +97.8%)
- 収益性指標:
- 営業利益率: 12.3%(前年 7.2%)(改善。業種平均等は本文に明示なし)
- ROE: 13.7%(前年 7.6%)(目安: 8%以上良好 → 達成)
- ROA: 9.3%(短信記載)
- 進捗率分析(四半期決算ではないため該当項目は限定):
- 次期(2027年3月期)会社予想(通期): 売上高150,000百万円(▲3.2%)、営業利益14,200百万円(▲25.6%)、経常利益13,300百万円(▲38.8%)、当期純利益9,100百万円(▲45.3%)。現時点で2026実績から見ると来期は保守的な見通し。
- キャッシュフロー:
- 営業CF: 17,259百万円(前年 18,332百万円、差額 ▲1,073百万円、前年比 ▲5.9%)—税引前当期純利益などは増加するも売上債権増等でCFは減少。
- 投資CF: ▲10,009百万円(前年 ▲11,412百万円、改善 +1,403百万円)—固定資産取得が主。
- 財務CF: ▲3,816百万円(前年 ▲2,337百万円、差額 ▲1,479百万円)—配当支払増(▲4,412百万円)等。
- フリーCF(営業CF − 投資CF): 7,250百万円(17,259 − 10,009)
- 営業CF/純利益比率: 17,259 / 16,636 ≒ 1.04(目安 1.0以上で健全 → 概ね健全)
- 現金同等物残高: 29,424百万円(前年 24,948百万円、増加 +4,476百万円)
- 四半期推移(QoQ): 四半期別データの詳細は短信本文に四半期比較数値の明示なしのため省略。
- 財務安全性:
- 総資産: 240,408百万円(前年 225,097百万円、増加 +15,311百万円、前年比 +6.8%)
- 純資産: 129,178百万円(前年 114,448百万円、増加 +14,730百万円)
- 自己資本比率: 53.7%(前年 50.8%)(目安: 40%以上で安定 → 安定水準)
- 有利子負債関連: 債務償還年数 4.3年、インタレスト・カバレッジ・レシオ 20.5倍(短信記載)
- 効率性:
特別損益・一時的要因
- 特別利益: 投資有価証券売却益 19百万円
- 特別損失: 固定資産処分損 780百万円、減損損失 382百万円、工場閉鎖損失 364百万円、合計 1,526百万円
- 一時的要因の影響: 工場閉鎖損失等が特別損失の主要因。特別損失を除いても営業利益ベースで増益。
- 継続性の判断: 減損や工場閉鎖損失は一時的要因と見られるが、富士チタン工業の火災(2026年4月19日発生)は継続的影響が発生する可能性があり調査中。
配当
- 配当実績(2026年3月期):
- 中間配当: 30円
- 期末配当: 90円
- 年間配当: 120円(前期比 +35円増配)
- 配当金総額: 4,644百万円
- 配当性向(連結): 27.6%
- 純資産配当率(DOE): 3.8%
- 次期(2027年3月期、予想):
- 中間配当: 50円(予想)
- 期末配当: 80円(予想)
- 年間配当予想: 130円(会社見込。連結配当性向目標は中期計画で40%)
- 会社は中期計画期間中DOE下限3%を下限に配当実施の方針
- 特別配当: なし
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 有形固定資産及び無形固定資産の増加額(連結): 11,730百万円(当期、連結)
- 固定資産取得による支出(キャッシュフロー上): 11,769百万円
- 減価償却費: 4,855百万円(連結、当期)
- 研究開発:
- 記載事項: 動物用医薬品 PANOQUELL® の完全承認遅延に伴い研究開発費増加見込み(次期見通しに言及あり)
受注・在庫状況(該当情報のみ)
- 在庫状況:
- 棚卸資産(商品・仕掛品・原材料等合計): 前期合計 82,864百万円 → 当期合計 80,179百万円(差額 ▲2,685百万円、前年同期比 ▲3.2% 程度、短信では「棚卸資産が26億円減少」と明記)
- 在庫の質: 商品及び製品は減少、原材料は増加(明細は貸借対照表参照)
セグメント別情報
- セグメント別売上・利益(連結、当期=2026年3月期/前期=2025年3月期)
- 有機化学事業: 売上高 82,619百万円(前期 67,771百万円、差額 +14,848百万円、前年同期比 +21.9%)、セグメント利益 18,330百万円(前期 12,434百万円、前年同期比 +47.4%)
- 無機化学事業: 売上高 68,247百万円(前期 73,249百万円、差額 ▲5,002百万円、前年同期比 ▲6.8%)、セグメント利益 4,972百万円(前期 1,597百万円、増益)
- その他の事業: 売上高 4,030百万円(前期 4,175百万円、前年同期比 ▲3.5%)、セグメント利益 630百万円(前期 752百万円、減益)
- セグメント戦略・動向(短信本文記載分):
- 有機化学: 農薬の欧州・米州・アジア販売拡大、動物用医薬品・医薬原薬拡販
- 無機化学: 機能性材料・電子材料拡販、酸化チタンの製品ポートフォリオ転換と生産構造改革
- 地域別売上(当期):
- 日本 59,646百万円、アジア 31,178百万円、米州 28,941百万円、欧州 33,979百万円、その他 1,152百万円
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(Vision 2030 StageⅡ、2024–2026)目標:
- 連結営業利益 190億円以上(想定売上高 1,600億円以上)、ROE 10%以上
- 進捗状況:
- 2026年実績: 売上高 1,548億円、営業利益 190億円 → 中期目標の営業利益は達成(営業利益率改善によりROEも向上)
- 連結配当性向目標 40%(最終年度目標)。当期は27.6%であり、最終年度目標には未達だが配当は増配(年間120円)。
競合状況や市場動向
- 市場動向(短信本文に明示されている事項のみ):
- 世界経済は地域差あるが緩やかな回復。米国の通商政策や中東情勢の緊迫化が不確実性要因。
- 酸化チタン市場: 建築用途中心の需要低迷、安価な中国製品の流入で市況低迷が継続。
- 有機化学(農薬)分野は欧州での天候要因等により販売が拡大。
テーマ・カタリスト
(短信本文に明示されている内容のみ)
- 短期的な成長分野:
- 有機化学(農薬)の欧州・米州・アジアでの販売拡大、成長戦略剤の伸長
- 電子材料・機能性色材の国内外需要の堅調推移
- 中長期的な成長分野:
- 中期経営計画「Vision 2030 StageⅡ」に基づく機能性材料ドメインへの転換、グローバル化の加速、研究・技術開発力強化
- 動物用医薬品 PANOQUELL® のグローバル展開(米国での承認・拡販)
- リスク要因(短信本文に明記されたもののみ):
- 米国の通商政策、中東情勢の緊迫化による需給・価格・金融市場への影響
- 酸化チタン市況の低迷と中国製品の流入
- PANOQUELL® の完全承認遅延による研究開発費増加
- 連結子会社(富士チタン工業)神戸工場の火災による損失(調査中)
注視ポイント
(短信本文に記載のある変数のみで論じる)
- 通期予想に対する進捗率と達成可能性:
- 当期(2026)は中期計画の営業利益目標を達成。だが次期(2027)会社予想は売上・利益とも減額見込みのため、来期はより保守的な業績管理が必要。
- 主要KPIの前期同期比トレンド:
- 売上高 +6.7%、営業利益 +82.0%、当期純利益 +97.8%、EPS +97.8%、自己資本比率 53.7%(改善)—改善トレンドが鮮明。
- ガイダンス前提条件の妥当性:
- 為替前提: 155円/USD、180円/EUR(短信明示)。中東情勢の影響は現状見込まず、影響が大きい場合は速やかに開示すると明記。
- その他注視点:
- 富士チタン工業神戸工場の火災の調査結果と業績インパクトの開示(未確定)が今後の重要変数。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2027年3月期(会社予想・連結): 売上高 150,000百万円(▲3.2%)、営業利益 14,200百万円(▲25.6%)、経常利益 13,300百万円(▲38.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益 9,100百万円(▲45.3%)、1株当たり当期純利益 237.82円。短信では第2四半期累計見通しも提示(第2四半期累計: 売上72,000百万円、営業利益1,300百万円等)。
- 会社予想の前提: 為替 155円/USD、180円/EUR。中東情勢緊迫化の影響は織り込んでいない。
- 予想の信頼性:
- 当社は中期計画で数値目標を提示しており、過去年度は計画達成への取り組みを継続している旨の記載あり。来期は特に承認遅延・火災影響・酸化チタン市況が不確実要因。
- リスク要因(短信記載):
- 為替変動、原材料価格の上昇、中東情勢、製品ごとの需要変動、承認遅延、工場事故等。
重要な注記
- 会計方針: 会計基準の変更・見積りの変更・修正再表示は「無」と明記。
- 連結範囲の変更: ISK BIOSCIENCES INDIA PVT. LTD. を新規連結(期首から連結範囲に含める)。
- 重要な後発事象: 2026年4月19日に富士チタン工業(連結子会社)神戸工場で火災発生。人的被害なし、排ガス設備被災で操業停止中。損失額は現時点で合理的算定困難、調査中。
(注)不明な項目は「–」で記載しました。提供情報は決算短信本文に基づいてまとめています。投資判断を目的とした助言は行っていません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4028 |
| 企業名 | 石原産業 |
| URL | http://www.iskweb.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.73)」によって自動生成されました。
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