2026年2月期 通期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 2025年2月期第3四半期に計上された大型スポット収益の反動減で通期売上は減少したが、SaaS基盤強化と賃貸領域展開(賃料査定DX)に向けた投資を継続する。将来成長に向けたサービス開発と価格体系改定で事業基盤を強化する旨を表明。
- 業績ハイライト: 売上高 1,601 百万円(YoY ▲9.0%:悪化)、営業利益 74 百万円(YoY ▲56.0%:悪化)、当期純利益 162 百万円(YoY +28.0%:改善、主に投資有価証券売却益の影響)。
- 戦略の方向性: SaaS(Realnet)事業基盤の強化(従量課金要素の基本プランへの組込み・新価格体系移行)、賃貸データ収益化(賃料査定DX・ITANDI BB連携計画)、デジタルマーケティングの提案力平準化(専属プランニングチーム)。
- 注目材料: ①賃料査定DXのリリース(2026年3月、AIによるMER 1.6%達成) ②主力SaaSの価格改定(2026年4月移行) ③ソフトウエア償却費の大幅減少見込み(2026年以降、利益改善材料) ④今回の当期純利益増は投資有価証券譲渡による一時益が寄与。
- 一言評価: 中長期のSaaS化・データ収益化へ舵を切る段階だが、短期はスポット収益依存の反動と投資・移転費用で利益が圧迫。
基本情報
- 企業概要: 株式会社マーキュリー(東証グロース:5025) — 不動産マーケティングソリューション(Realnetプラットフォーム等)
- 主要事業分野(簡潔):
- プラットフォーム事業(Realnet:新築/中古マンション向けデータ・SaaS)
- デジタルマーケティング事業(Web広告運用、CGM広告、サイト制作)
- その他(システム受託等)
- 代表者名: 代表取締役CEO 陣 隆浩
- 説明者: 発表者(役職) — 代表取締役CEO 陣 隆浩(主要メッセージ:スポット収益反動・投資継続・価格改定・賃貸領域展開)。その他役員記載あり(代表取締役COO 大寺 利幸 等)。
- 報告期間: 対象会計期間 2026年2月期(通期)
- セグメント:
- プラットフォーム事業 — 不動産ビッグデータを活用したRealnet(新築/中古マンション向けSaaS・データダウンロード等)
- デジタルマーケティング事業 — リスティング広告、CGM広告、サイト制作等のWebマーケティング
- その他 — システム開発受託、販売代理 等
業績サマリー
- 主要指標:
- 売上高: 1,601 百万円(YoY ▲9.0%) — 減収(ネガティブ)
- 営業利益: 74 百万円(YoY ▲56.0%) — 減益(ネガティブ)
- 営業利益率: 4.6%(良否目安:低水準)
- 経常利益: 82 百万円(YoY ▲50.0%) — 減益(ネガティブ)
- 純利益: 162 百万円(YoY +28.0%) — 増益(主因は投資有価証券売却益。一過性)
- 予想との比較:
- 会社予想に対する達成率(実績÷会社予想):
- 売上高: 1,601 / 1,600 ≒ 100.1%(ほぼ計画通り)
- 営業利益: 74 / 110 ≒ 67.3%(計画未達:低い)
- 当期純利益: 162 / 85 ≒ 190.6%(大幅上振れ:一時益が寄与)
- サプライズの有無と内容: 営業利益は販売管理費(研究開発費や本社移転関連費用等)の増加で未達。一方、当期純利益は投資有価証券譲渡益で上振れ(サプライズ)。
- 進捗状況:
- 通期予想に対する進捗率(売上・営業・純): 上記の達成率参照(通期実績は期末値のため「達成率」として計算)。
- 中期経営計画や年度目標に対する達成率: –(資料に中期目標の数値による達成率の明示なし)
- 過去同時期との進捗率比較: 売上・利益は2025年から減少(前年は大型スポット収益計上)。
- セグメント別状況(2026年2月期 通期 実績)
- プラットフォーム事業: 1,006 百万円(YoY ▲19.0%) — 減収(ただし大型スポット収益を除くベースでは増収傾向)
- 新築マンション領域: 915 百万円(YoY ▲1.0%) — 概ね安定、ARPU向上で維持
- 中古マンション領域: 91 百万円(YoY ▲72.0%) — 大型スポット収益の反動による大幅減(ただし一過性要因除くと増収)
- デジタルマーケティング事業: 520 百万円(YoY +11.0%) — 増収(リスティング広告・CGMが寄与)
- リスティング広告: 456 百万円(YoY +8.0%)
- CGM広告: 37 百万円(YoY +54.0%)
- サイト制作: 26 百万円(YoY +17.0%)
- その他: 74 百万円(YoY +34.0%) — 主にシステム開発受託(47 百万円、YoY +65.0%)
業績の背景分析
- 業績概要: 売上・各利益がYoYで減少。主因は前期に計上された大型スポット収益の反動減と、今期の研究開発投資・本社移転に伴う一過性費用の増加。
- 増減要因:
- 増収/減収の主要因: 中古マンション領域で前期の大型ショット収益反動(▲72.0%);デジタルマーケティングは広告需要で増収(+11.0%)。
- 増益/減益の主要因: 販売管理費増(研究開発費・本社移転関連費用等)および前期のスポット収益差。なお、当期純利益は投資有価証券譲渡益で増加(非反復要因)。
- 競争環境: 資料上、同社は30年超の分譲マンションデータ蓄積で競争優位性・参入障壁を主張(網羅性・即時性・正確性)。競合比較の定量情報は資料に記載なし。
- リスク要因: スポット収益依存の変動、投資/開発費や移転費による販管費増加、解約率等のサブスク要因。資料に示された外部要因(市場のマクロ影響等)は免責事項に記載。
テーマ・カタリスト
- 中期計画で示された成長ドライバー(資料記載のみ):
- SaaS事業基盤の強化(従量課金コンテンツの基本プランへのインクルード、新価格体系移行)
- 賃貸データの収益化(賃料査定DXの推進、ITANDI BBとの連携計画)
- Web広告(デジタルマーケティング)継続成長(専属プランニングチームによる提案力平準化)
- リスク・チャレンジ(資料記載):
- 大型スポット収益の反動による業績変動
- 研究開発・移転関連の販管費増
- サブスクの解約率上昇(レベニューチャーンの管理)
- (補足)周辺知識からの補完は禁止されているため、上記は資料記載の内容に限定。
注視ポイント
- 経営陣が強調した戦略の実行進捗指標(資料にある変数のみ):
- ARPU(平均顧客単価)、MRR/ARR(ARRは2026年836 百万円、YoY +3.0%)、レベニューチャーン率(2026年0.57%、YoY +0.3pt)
- 賃料査定DXの利用状況・収益化、およびITANDI BBとの連携進捗
- SaaS価格改定後のARPU・MRR伸長
- ソフトウエア減価償却費の削減効果(2026年以降の償却費低下)
- 次回決算で確認すべき論点:
- 新価格体系移行(2026年4月)によるMRR/ARR・ARPUの実績インパクト
- 賃料査定DXの導入効果(顧客獲得、MRR化の進捗)
- 解約率(レベニューチャーン)の推移
- ソフトウエア償却費の減少が利益に与える定常的効果
- 一過性収益(投資有価証券売却など)の有無
- 説明資料に記載のある変数のみを論点にしている。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- SaaS事業基盤の強化(従量課金のインクルード化、新価格体系へ移行)
- 賃貸領域(賃貸管理会社・仲介会社)へのターゲット拡張(賃料査定DX)
- デジタルマーケティング事業の提案力組織化(専属プランニングチーム設置)
- 進行中の施策:
- 2026年3月 賃料査定DXリリース(AI:XGBoostによるMER 1.6%を達成)
- 2026年4月からのSaaS新価格体系移行(ARPU向上予定)
- 専属プランニングチームによる提案の水平展開
- セグメント別施策:
- プラットフォーム(新築): 従来高シェアを背景にARPU伸長、機能インクルードで日常業務定着・解約抑制
- プラットフォーム(中古): 新規開拓とリカーリング収益推進
- デジタルマーケティング: 提案品質の平準化による案件獲得率向上
- 新たな取り組み: 賃貸データの商用化(賃料査定DX)および外部連携(ITANDI BB)計画
将来予測と見通し
- 業績予想(2027年2月期 通期予想、会社提示)
- 売上高: 1,703 百万円(YoY +6.0%)
- 営業利益: 117 百万円(YoY +57.0%)
- 経常利益: 129 百万円(YoY +56.0%)
- 当期純利益: 79 百万円(YoY ▲51.0%)
- 予想の前提条件(資料記載):
- SaaS価格改定によるMRR/ARPU伸長
- ソフトウエア償却費の減少(費用負担の縮小)
- デジタルマーケティングはプランニングチーム効果で増収(目標YoY +7%)
- 予想の根拠と経営陣の自信度: 新価格体系・償却費減少が主要ドライバーとして示されているが、経営陣の自信度の定量的表現は資料に明示なし。
- 予想修正:
- 通期予想の修正有無: 2026年実績は概ね会社予想どおり(売上差は僅少)。資料に当期内での通期修正履歴は記載なし。
- 修正前後の比較(売上・営業・純): –(資料に過去修正の詳細はなし)
- 主なドライバー: SaaS収益の増加、償却費減少
- 中長期計画とKPI進捗:
- 中期経営計画の進捗状況と目標達成の可能性: 資料は成長戦略・KPI(ARR/ARPU/解約率)を示すが、中期数値目標とその進捗率の明示はなし(→)。
- 売上高目標・利益目標等(定量目標の新規提示は資料に一部計画値のみ)
- 予想の信頼性: 過去はスポット収益により変動しているため、短期的な変動要因の存在を資料で明示。
配当と株主還元
- 配当方針: 資料に明確な配当方針の詳細記載なし。
- 配当実績:
- 中間配当、期末配当、年間配当の金額: –(資料未記載)
- 特別配当: 資料に記載なし(–)
- その他株主還元: 自社株買い等の記載なし(–)
製品やサービス
- 製品:
- Realnet マンションサマリ(市場調査・分析SaaS、月額20万円〜) — 新築マンション領域向け
- マンションサーチ(スマホ向けサービス、月額2,000円)
- マンションダウンロードサービス(パンフレット等の従量ダウンロード、290円〜)
- 賃料査定DX(賃貸領域向け、2026年3月リリース) — AI(XGBoost)でMER 1.6%達成(2026年3月時点)
- サービス(提供エリア/顧客層): 新築マンション(首都圏・東海・関西)、居住用賃貸(全国)等
- 協業・提携: 賃料査定DXでGA technologiesグループのイタンジ株式会社が運営する「ITANDI BB」との連携計画(資料記載)
- 成長ドライバー(製品側): SaaS機能の充実と利用定着、賃貸データの拡張による新市場獲得、CGM広告等のデジタル広告強化
Q&Aハイライト
- 注目の質問と回答: Q&Aセッション詳細は資料に記載なし(–)
- 経営陣の姿勢: 資料からは、短期の反動を認めつつもSaaS基盤強化・賃貸領域拡大など中長期投資を重視するスタンスが示される(やや成長志向)。
- 未回答事項: 実際のQ&A記録は資料に無し(–)
経営陣のトーン分析
- 自信度: 中立〜やや強気 — 現状の減収減益は認めつつ、価格改定・新サービス・償却費低下で回復を見込む姿勢。
- 表現の変化: 前期の好調(スポット収益)からの反動を説明しつつ、投資と価格改定で構造改善する旨を強調(前回比の詳細比較は資料に未記載)。
- 重視している話題: SaaS基盤強化(ARPU向上)、賃貸データの収益化、デジタルマーケティングの提案力強化。
- 回避している話題: 詳細な中期数値目標の開示や配当方針の明確化は控えめ。
投資判断のポイント
- ポジティブ要因:
- 長年蓄積した不動産ビッグデータによる競争優位性(参入障壁)
- SaaS化・新価格体系でARPU/MRR/ARRの拡大見込み(ARR 836 百万円、YoY +3.0%)
- ソフトウエア償却費の大幅減少見込み(2026年以降、利益改善期待)
- 賃貸領域への拡張(賃料査定DX)と外部連携計画(ITANDI BB)
- ネガティブ要因:
- 前期の大型スポット収益反動依存による業績変動(中古領域のYoY▲72.0%が示す通り)
- 研究開発費・本社移転等の販管費増による短期利益圧迫
- サブスクの解約率上昇リスク(レベニューチャーンは微増:YoY +0.3pt)
- 当期純利益の増加は一時的要因(投資有価証券売却)である点
- 不確実性: SaaS価格改定後の顧客反応(解約/ARPU上昇のバランス)、賃料査定DXの収益化スピード、外部経済環境の変動
- 注目すべきカタリスト: SaaS新価格体系の経済効果(MRR/ARPU/ARR)、賃料査定DXの導入・ITANDI連携、次期決算での償却費減少の実績反映
重要な注記
- 会計方針: ソフトウエア(無形固定資産)の償却進行により勘定残高が減少、償却費見込みが2026年以降大幅減少と記載。
- リスク要因(特記事項): 大型スポット収益の影響、投資有価証券売却等一時要因が業績を歪める可能性。
(不明な項目は「–」としています。なお、本まとめは提供資料の内容に基づく整理であり、投資助言を目的としたものではありません。)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5025 |
| 企業名 | マーキュリー |
| URL | https://mcury.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.74)」によって自動生成されました。
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