1. 企業情報
企業名: 東亜建設工業株式会社
概要: 東亜建設工業は日本の建設およびエンジニアリングサービスを提供する企業です。海上土木、土木、建築工事、不動産開発、PFI事業、建設機械の製造・販売及び修理などを事業としています。1908年に設立され、東京に本社を置いています。
設立年月日: 1920年1月23日
代表者名: 早川 毅
従業員数: 2,040人
業種: 建設・資材
市場区分: プライム（内国株式）
証券コード: 1885
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内でのポジション: 東亜建設工業は日本の建設業界において、特に海上土木分野で高いシェアを持ち、海外事業にも積極的に展開しています。
競争優位性: 豊富な経験と技術力、海外事業への進出、公共投資の堅調な需要を活かした事業展開が競争優位性となっています。
課題: 業界全体の物価上昇や原材料価格の上昇、為替変動による影響に注意を払う必要があり、これらのリスクへの対策が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン: 持続可能な成長と安定した収益を目指す経営方針を掲げています。
中期経営計画: 2023～2025年度の計画では、海外事業の拡大、設備投資の強化、新規事業の開発などが含まれています。
重点分野: 土木・建築工事、不動産開発、海外事業の拡大、PFI事業、建設機械の製造・販売及び修理などが重点分野となっています。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: 建設業界における受注型収益モデルを採用しており、長期プロジェクトや大型案件による収益を得ています。
市場ニーズへの適応力: 公共投資の堅調な需要や防災・減災対策、防衛力強化に伴うインフラ整備に対応しており、市場ニーズへの適応力が高いと言える。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: 技術革新により効率的な建設プロセスの開発に注力しています。
主力製品/サービス: 土木・建築工事、海上土木、不動産開発、PFI事業、建設機械などが主力製品となっています。
6. 株価の評価
EPS（会社予想）: 134.91
BPS（実績）: 1,239.79
PER（会社予想）: 8.84倍
PBR（実績）: 0.96倍
現在の株価との比較では、PBRが低いことから割安な水準にあると評価できます。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は1190円から1222円の間で変動しており、1192円の終値を付けています。
高値圏/安値圏: 50日移動平均線が1141.98円、200日移動平均線が1037.65円であり、現在の株価は200日移動平均線を上回っており、高値圏に位置していると言える。
8. 財務諸表分析
売上高: 過去12か月で303.49B円
利益率: 営業利益率 9.87%、ROE 13.55%、ROA 4.59%
キャッシュフロー: 営業活動によるキャッシュフロー △9,936百万円、投資活動によるキャッシュフロー △330百万円、財務活動によるキャッシュフロー △7,923百万円
過去数年比較: 売上高、利益率は増加傾向にあり、財務状態は健全です。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 4.53%
年間配当予想: 108.00円
配当性向: 25.22%
自社株買い: 自己株式保有数は8,639,340株と報告されています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価変動: 直近10日間の株価は上昇傾向にあり、投資家の関心も高まっています。
影響要因: 公共投資の堅調な需要や海外事業の拡大が株価に影響を与える主要要因となっています。
11. 総評
東亜建設工業は日本の建設業界において高い競争力を持ち、特に海上土木分野で優位性を持っています。中期経営計画では海外事業の拡大や新規事業の開発に力を入れており、持続可能な成長を目指しています。財務状態は健全で、株価も高値圏に位置しており、投資家の関心も高まっています。ただし、物価上昇や原材料価格の上昇、為替変動によるリスクには注意が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 1885 |
| 企業名 | 東亜建設工業 |
| URL | http://www.toa-const.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
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