2026年3月期 第3四半期 決算短信[日本基準](連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想に対する「四半期累計実績」は通期予想に対する進捗率で見ると売上は進捗良好だが、営業利益・当期純利益の進捗は低い(会社予想からの下方修正あり)。市場予想は記載なし(–)。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高は前年同期比△3.9%と微減、売上総利益は微増、営業利益は大幅減少)。
  • 注目すべき変化:販管費(人件費・販促費・広告宣伝費)が前年同期比9.1%増加し、営業利益が前年同期比△57.1%と大幅に悪化した点。
  • 今後の見通し:建築基準法改正に伴う確認審査の長期化で構造計算出荷数が期初計画を下回り、第4四半期も計画未達見込みのため、2月13日付で通期業績予想を下方修正済み(詳細は同社発表参照)。
  • 投資家への示唆:売上の下支えはあるが、利益率改善のため販管費抑制または出荷数回復が必要。進捗率(特に営業利益・純利益)が低いため通期達成には第4四半期の改善が必須。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社エヌ・シー・エヌ
    • 主要事業分野:木造耐震設計事業(SE構法等の構造設計、環境設計、省エネ計算、関連BIM/大規模木造事業等)
    • 代表者名:代表取締役社長執行役員 田鎖 郁夫
    • その他:子会社にKINO BIM(旧MAKE HOUSE)、株式会社翠豊 等
  • 報告概要:
    • 提出日:2026年2月13日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第3四半期累計(2025年4月1日~2025年12月31日)
    • 決算補足説明資料:有、決算説明会:有(個人投資家向け)
  • セグメント:
    • 報告セグメント名:「木造耐震設計事業」のみ(グループの主力事業。その他事業の重要性は乏しくセグメント別明細は省略)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):3,221,500株(2026年3月期3Q)
    • 期末自己株式数:240,049株
    • 四半期累計平均株式数:2,980,940株(2026年3月期3Q)
    • 時価総額:–(記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算発表(通期修正は2026/2/13に公表済み)
    • IRイベント:個人投資家向け説明会あり(詳細日程は別途)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社が公表した通期予想に対する累計進捗として算出)
    • 売上高:累計 6,141百万円 / 通期予想 8,616百万円 → 達成率 約71.3%
    • 営業利益:累計 89百万円 / 通期予想 194百万円 → 達成率 約45.9%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:累計 27百万円 / 通期予想 132百万円 → 達成率 約20.5%
    • (市場予想との比較:–)
  • サプライズの要因:
    • 受注・出荷面:建築基準法改正に伴う木造住宅の確認申請審査長期化でSE構法出荷数が期初計画を下回った(住宅分野の第1四半期売上停滞)。
    • 費用面:人件費・販売促進費・広告宣伝費等の販管費が前年同期比9.1%増加し利益を圧迫。
    • 特別項目:持分法適用関連会社の優先株式売却に伴う投資有価証券売却益23,567千円等で営業外収益が増加しているが、本業の採算悪化をカバーしきれず。
  • 通期への影響:
    • 第4四半期でのSE構法出荷数の回復が見込めないため、既に通期業績予想は下方修正済み。営業利益・純利益の通期達成可能性は第4四半期の改善がなければ低い。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 資産合計:6,877,633千円(前連結年度末 5,781,280千円、増加1,096,353千円)
    • 主因:現金及び預金増(+499,717千円)、売掛金増(+535,388千円)等
    • 投資有価証券は197,790千円減少(N&S開発優先株式売却等の影響)
    • 負債合計:4,609,190千円(前 3,456,599千円、増加1,152,591千円)
    • 主因:買掛金・電子記録債務の増加(買掛金 1,781,347千円、電子記録債務 1,090,284千円)
    • 純資産合計:2,268,443千円(前 2,324,680千円、減少56,237千円)
  • 収益性(当第3四半期累計:2025/4/1–2025/12/31)
    • 売上高:6,141,655千円(前年同期比△3.9%、△251,314千円)
    • 売上総利益:1,685,612千円(前年同期比+0.9%、+14,441千円)
    • 営業利益:89,200千円(前年同期比△57.1%、△118,927千円);営業利益率 1.5%(業種平均との比較注意;一般に低い)
    • 経常利益:67,969千円(前年同期比△67.3%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:27,406千円(前年同期比△70.2%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):9.19円(前年同期 31.02円)
  • 収益性指標
    • ROE:1.4%(会社公表;目安8%以上が良好 → 低い)
    • ROA:約0.4%(27,406千円/6,877,633千円 = 約0.4%;目安5%以上 → 低い)
    • 営業利益率:1.5%(低い水準)
  • 進捗率分析(通期予想に対する累計進捗)
    • 売上高進捗率:約71.3%(通常の進捗ペースと比較してやや良好)
    • 営業利益進捗率:約45.9%(低水準)
    • 純利益進捗率:約20.5%(低水準)
    • コメント:利益の進捗が著しく遅れており、第4四半期の回復が不可欠
  • キャッシュフロー
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておらず、営業CF等の数値は未提示(注記あり)。
    • 現金及び預金残高:3,168,313千円(前期末 2,668,596千円、増加)
    • フリーCF:–(未提示)
    • 営業CF/純利益比率:–(営業CF未提示のため算出不可)
  • 四半期推移(QoQ)
    • 四半期単独の詳細は開示せず(累計数値のみ)。季節性として第1四半期に住宅分野で停滞、以降回復基調と記載。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:29.0%(前期末 35.6%;目安40%以上で安定 → 低い)
    • 流動資産合計:5,576,547千円、流動負債合計:3,626,888千円 → 流動比率 約153.8%(流動比率100%以上は短期支払能力確保)
    • 負債構成:短期の買掛金・電子記録債務比率が大きい
  • 効率性
    • 減価償却費(累計):127,604千円(前期127,604千円と比較)
    • 総資産回転率等詳細は開示情報からは算出困難
  • セグメント別
    • セグメントは「木造耐震設計事業」のみで、セグメント別開示は省略

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:
    • 投資有価証券売却益:23,567千円(N&S開発の優先株式売却による)
    • 受取配当金:8,939千円
  • 特別損失:
    • 固定資産除却損:63千円
  • 一時的要因の影響:
    • 売却益等は一時的寄与であり、継続的な収益源とは見做しにくい(実質業績は販管費増加と出荷数低迷が主因)。
  • 継続性の判断:
    • 投資有価証券売却益は再発性低(一時的)。構造計算需要の増減は法改正の運用次第で変動する可能性あり。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期:期末29.00円(年間合計29.00円)
    • 2026年3月期(予想):期末31.00円(年間合計31.00円、修正なし)
    • 配当利回り:–(株価情報がないため算出不可)
    • 配当性向:–(通期予想純利益・配当性向算出のために追加情報必要)
  • 特別配当の有無:なし
  • 株主還元方針:自社株式保有あり(自己株式数 240,049株)。自社株買い等の追加施策は記載なし。

設備投資・研究開発

  • 設備投資額:–(明細記載なし)
  • 減価償却費:127,604千円(当第3四半期累計)
  • 研究開発費(R&D):–(金額の記載なし)
  • 主な投資・開発:BIMソリューション(KINO BIM)や大断面集成材加工(翠豊)の事業推進が記載されているが、投資額は不明。

受注・在庫状況(該当)

  • 受注状況:
    • SE構法出荷数(累計):650棟(前年同期比△7.7%)
    • 構造計算出荷数(先行指数):686棟(前年同期比△6.3%)
    • 非住宅向け構造計算出荷数(SE含む):189棟(前年同期比+6.2%)
  • 在庫状況:
    • 商品:41,978千円(前年同期 24,622千円, 増)
    • 仕掛品:334,761千円(前年同期 156,561千円, 増)
    • 在庫の増加は工事案件の進捗や受注・引渡のタイミング影響と推定

セグメント別情報

  • セグメント別状況:報告セグメントは「木造耐震設計事業」のみ。セグメント別詳細は省略。
  • 主な事業詳細(本文記載から)
    • 住宅分野:SE構法出荷数減少により売上3,562百万円(前年同期比△3.2%)
    • 大規模木造(非住宅):売上2,159百万円(前年同期比△9.8%)だが、構造計算出荷数は増(+6.2%合計)
    • 環境設計:省エネ計算書出荷数増(3,359件、前年同期比+37.7%)、売上314百万円(+42.5%)
    • 子会社(KINO BIM, 翠豊等)は概ね計画どおりまたは増収(KINO BIM売上+7.7%)
  • 地域別売上:–(詳細なし)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:記載なし(特定中期計画との整合性は明示されていない)
  • KPI達成状況:SE構法出荷数等が重要指標だが、住宅分野で計画を下回り中期目標への影響が懸念される

競合状況や市場動向

  • 市場動向:
    • 建築基準法改正により木造住宅の省エネルギー性能確保が義務化。構造計算ニーズは長期的には増加見込みだが、当面は確認審査の長期化による出荷・着工停滞が影響。
  • 競合比較:同業他社との比較データは開示なし(–)

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年3月期)会社予想(修正後):売上8,616百万円(+6.1%)、営業利益194百万円(+9.1%)、経常利益214百万円(△26.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益132百万円(△31.6%)、EPS 44.47円
    • 予想修正:あり(2026/2/13公表、下方修正)
    • 会社予想の前提:住宅分野での構造計算需要回復や登録施工店の集客回復等(詳細前提は同社発表参照)
  • 予想の信頼性:第3四半期までの実績では営業・純利益の進捗が低く、第4四半期の改善が前提となるため達成には不確実性あり
  • リスク要因:
    • 確認審査の更なる長期化、金利上昇やインフレによる景況感悪化、登録施工店の集客低下、原材料・外注費の上昇、為替等(同社注記に類似項目あり)

重要な注記

  • 会計方針:重要な会計方針の変更なし。四半期連結財務諸表作成に特有の会計処理適用あり(税金等は実効税率見積りベース等)。
  • その他重要事項:
    • 2025年12月12日に持分法適用関連会社N&S開発の優先株式を売却(議決権比率に変動なし)。この売却により投資有価証券売却益を計上。
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7057
企業名 エヌ・シー・エヌ
URL https://www.ncn-se.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.16)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By シャーロット

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。