1. 企業情報
- 企業名: 赤阪鐵工所
- 設立年月日: 1934年12月26日
- 所在地: 東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル
- 事業内容: 舶用ディーゼルエンジン及び関連機器の設計、製造、販売、修理を行う。主に船舶用エンジンを中心に、産業機器、騒音・振動技術、環境保護機器なども手掛けている。三菱重工業との連携も行っている。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 競争優位性: 舶用ディーゼルエンジンの専門メーカーとして、特に小型・省エネ型エンジンに強みを持つ。競合他社と比較して、ニッチな市場での技術力が評価されている。
- 課題: 舶用エンジン市場は競争が激しく、価格競争や原材料費の高騰が影響している。また、国際的な環境規制の強化も影響を与えている。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営ビジョン: 環境に配慮した製品の開発を進め、持続可能な成長を目指す。
- 中期経営計画: 舶用エンジンの省エネ化を進めるとともに、非舶用分野の育成を図る。特に、修理部品や環境保護機器の市場拡大を目指している。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 舶用エンジンの販売に加え、部品や修理サービスからの収益も重要。市場ニーズの変化に応じた製品開発が求められている。
- 適応力: 環境規制への対応や新技術の導入により、競争力を維持している。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発: 環境に配慮した低排出エンジンや、電子制御システムの開発に注力。
- 主力製品: 舶用ディーゼルエンジン、エンジン監視装置、環境保護機器などが収益を牽引している。
6. 株価の評価
- 現在の株価: 1,924.0円
- PER: 73.35倍（業界平均10.7倍に対して高い）
- PBR: 0.29倍（業界平均0.7倍に対して低い）
- EPS: 26.23円
7. テクニカル分析
- 株価推移: 現在の株価は年初来高値（2,764円）から大きく下落しており、安値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 7,934百万円
- 営業利益: -12.575百万円（利益率が低下）
- 純利益: 37.346百万円（前年同期比で改善）
- ROE: 0.43%
- 自己資本比率: 64.8%（安定した財務基盤）
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 予想配当利回りは不明だが、過去の実績では30円の配当を行っている。
- 配当性向: 38.25%（安定した配当政策を維持）
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価変動: 最近の株価は安定しており、取引量も少ないため、投資家の関心は低い可能性がある。
11. 総評
赤阪鐵工所は、舶用ディーゼルエンジンに特化した企業であり、環境への配慮を強化しつつ、非舶用分野の育成を目指している。現在の株価は業界平均に比べて高いPERを示しているが、安定した自己資本比率と改善傾向にある純利益が評価されるポイントである。今後の業績改善に期待が寄せられるが、競争の激しい市場環境においては慎重な判断が求められる。
企業情報
| 銘柄コード | 6022 |
| 企業名 | 赤阪鐵工所 |
| URL | http://www.akasaka-diesel.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
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