2026年10月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は通期予想の修正を行っておらず、今回の第1四半期決算も会社予想からの修正なし(ほぼ予想どおり)。ただし前年同期との比較では利益の大幅減少が見られる(前年比で営業利益・純利益とも下振れ)。
- 業績の方向性:売上高は減収(7,356百万円、△6.1%)、営業利益は減益(236.9百万円、△35.0%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は大幅減(230.8百万円、△72.7%)。
- 注目すべき変化:前年同期に計上された補助金800百万円(特別利益)が前期に影響し、これの反動で親会社株主に帰属する四半期純利益が大幅に減少している(特別項目の有無が業績差の主因)。
- 今後の見通し:通期予想(売上35,000百万円、営業利益2,100百万円、当期純利益1,500百万円)に対して第1四半期の進捗は売上約21.0%、営業利益約11.3%、純利益約15.4%。営業利益の進捗が遅い点は注意が必要だが、会社は現時点で予想修正を行っていない。
- 投資家への示唆:第1四半期の純利益大幅減は主に前期の一時的補助金の反動によるため、単純比較での悪化は過度の悲観を招かない。ただし、セグメント別では機械製品事業の業績悪化(受注・設備投資の落ち込み反映)が顕著で、通期での利益回復には事業別の需給改善が必要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:萩原工業株式会社
- 主要事業分野:合成樹脂加工製品事業(農業資材、ブルーシート、人工芝原糸、粘着原反、ラミクロス、コンクリート補強繊維など)および機械製品事業(スリッター等の製造・販売、押出関連機器)
- 代表者名:代表取締役社長 浅野 和志
- 報告概要:
- 提出日:2026年3月9日
- 対象会計期間:2026年10月期 第1四半期連結累計期間(2025年11月1日~2026年1月31日)
- 決算説明会:無(決算補足説明資料は作成・開示有)
- セグメント:
- 合成樹脂加工製品事業:農業資材、ブルーシート、人工芝原糸、ラミクロス、コンクリート補強繊維等
- 機械製品事業:紙・フィルム等用スリッター、押出関連機器等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):14,897,600株
- 期中平均株式数(四半期累計):14,062,541株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 通期業績予想の修正:直近修正は無し(2025年12月8日公表の予想からの変更なし)
- 株主総会・IRイベント等:–(記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較・達成率は通期予想に対する進捗率を示す)
- 売上高:7,356百万円(前年同期比△6.1%)、通期予想35,000百万円に対する進捗率 21.0%
- 営業利益:236.9百万円(前年同期比△35.0%)、通期予想2,100百万円に対する進捗率 11.3%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:230.8百万円(前年同期比△72.7%)、通期予想1,500百万円に対する進捗率 15.4%
- サプライズの要因:
- 主因は「前年同期に計上された補助金800百万円(笠岡工場建設に伴う交付決定)による一時的特別利益」の反動。前年の純利益が一時的に膨らんだため、前年対比で大幅な減少に見える。
- 事業別では機械製品事業の売上・利益が大きく減少(受注・設備投資の落ち込みを反映)。合成樹脂加工製品事業は一部製品は堅調も、建築・土木向け等の需要減少や海外での価格競争が影響。
- 為替(円安)や海外生産品の収益悪化、米国子会社の初期赤字も利益を圧迫。
- 通期への影響:
- 会社は現時点で通期予想の修正を行っていない。第1四半期の進捗(特に営業利益11.3%)は通期目標達成に対する注意点を示すが、一時要因(補助金の反動)が大きいため通期見通しの妥当性は事業動向の回復如何による。
財務指標
- 貸借対照表(要点、単位:百万円)
- 総資産:42,792(前期末 42,734、+57)
- 純資産:31,057(前期末 30,965、+91)
- 自己資本比率:72.4%(安定水準。前期 72.3%)
- 現金及び預金:4,506(前期末 5,857、減少)
- 棚卸資産(商品・仕掛・原材料合計)は増加(在庫の積み増しを示唆)
- 長期借入金:2,623(前期末 2,813、減少)
- 損益計算書(第1四半期累計、単位:千円)
- 売上高:7,356,637千円(前年同四半期 7,837,310千円、△6.1%、△480,673千円)
- 売上総利益:1,889,040千円(前年 2,109,420千円、△10.4%)
- 販管費:1,652,062千円(前年 1,744,966千円、△5.3%)
- 営業利益:236,978千円(前年 364,453千円、△35.0%)
- 経常利益:388,888千円(前年 472,615千円、△17.7%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:230,803千円(前年 844,538千円、△72.7%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):16.41円(前年 60.74円)
- 収益性指標(概算、年換算での目安)
- 営業利益率(第1四半期):236.978 / 7,356.637 = 約3.22%(前年同期 約4.65%)— 減少
- 推定ROE(単純年率換算):(四半期純利益230.8×4)/ 自己資本30,982 ≒ 約3.0%(目安:8%以上で良好 → 低い)
- 推定ROA(単純年率換算):(四半期純利益年換算923)/ 総資産42,792 ≒ 約2.2%(目安:5%以上で良好 → 低い)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期の進捗)
- 売上高進捗率:21.0%(通期35,000に対し)
- 営業利益進捗率:11.3%
- 純利益進捗率:15.4%
- コメント:売上は線形(25%)を下回るが大きくは乖離していない。営業利益の進捗が遅い点は警戒材料。
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていない(注記あり)。ただし主な変動項目として減価償却費は523,420千円(前年 476,792千円)で増加。現金及び預金は前期末比で約1,351百万円減少。
- 四半期推移(QoQ):–(直近四半期のみの開示のためQoQは算出不可)
- 財務安全性:
- 自己資本比率72.4%(安定水準)
- 流動負債合計 7,962百万円、流動資産合計 21,134百万円 → 流動比率は良好(流動資産/流動負債 ≒ 265%)
- 負債合計 11,735百万円に対し自己資本 31,057百万円 → 財務は保守的
特別損益・一時的要因
- 前年同四半期(2025年1月期)に補助金収入800,000千円(800百万円)を特別利益として計上しており、これが前年同期比での純利益大幅減の主要因。
- 当期は投資有価証券売却益1,101千円を特別利益で計上。
- 実質的業績評価:特別利益を除くベースでは前年との差は縮小するが、営業利益自体も減少しており構造的な収益性低下(機械事業の受注減や海外の価格競争)が見られる。
- 継続性:補助金は一時的要因であり継続性は低い。
配当
- 配当実績と予想(1株当たり)
- 2025年10月期(実績):中間 30円、期末 35円、合計 65円
- 2026年10月期(予想):中間 35円、期末 40円、合計 75円(直近発表から修正なし)
- 配当性向(予想ベース):年間配当75円、会社予想EPS(通期)107.40円 → 配当性向 ≒ 69.8%(高い水準)
- 特別配当:無し
- 自社株買い等:–(記載なし)
設備投資・研究開発
- 設備投資額:–(記載なし)
- 減価償却費:523,420千円(第1四半期、前年 476,792千円)
- 研究開発費(R&D):–(記載なし)
受注・在庫状況(該当情報)
- 受注高・受注残:–(記載なし)
- 在庫状況:
- 商品及び製品:2,872,947千円(前期 2,662,124千円、増加)
- 仕掛品:3,243,635千円(前期 2,636,687千円、増加)
- 原材料及び貯蔵品:1,749,901千円(前期 1,505,623千円、増加)
- コメント:棚卸資産が総じて増加しており、在庫の積み上がりを示唆(季節性や受注減の影響の可能性あり)。
セグメント別情報
- セグメント構成:合成樹脂加工製品事業、機械製品事業
- 当第1四半期(2025/11/1~2026/1/31)
- 合成樹脂加工製品事業
- 売上高:6,462,673千円(前年比 △0.4%)
- セグメント利益(営業利益相当):191,148千円(前年比 △32.0%)
- コメント:農業資材向け原糸は好調。だが建築・土木向けブルーシート等は低迷、海外では物価高等で需要縮小や価格競争の影響。
- 機械製品事業
- 売上高:893,963千円(前年比 △33.7%)
- セグメント利益:45,829千円(前年比 △45.1%)
- コメント:紙・フィルム用スリッターの受注・売上が落ち、リサイクル関連需要も端境期で減収。技術譲渡で進める金属箔スリッターは受注進捗あり。
- 地域別(外部売上高)
- 日本:5,406,467千円
- アジア:686,260千円
- 北米:408,304千円
- 南米:476,973千円
- 欧州:123,664千円
- オセアニア:242,326千円
- アフリカ:12,640千円
中長期計画との整合性
- コメント:合成樹脂分野の高付加価値品や環境関連・海外市場への注力は継続方針として掲げられている。
競合状況や市場動向
- 市場環境:国内は雇用・所得環境の緩やかな回復だが、米国通商政策や物価上昇、インバウンドの変動等で下振れリスクあり。人手不足も影響。
- 競合・リスク:海外での価格競争、ウクライナ情勢等が需要に影響。機械製品は顧客の設備投資減少が顕在化。
今後の見通し
- 業績予想(会社公表)
- 第2四半期累計(~第2Q):売上17,100百万円(+4.3%)、営業利益1,000百万円(+11.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益750百万円(△38.1%)
- 通期:売上35,000百円(+9.6%)、営業利益2,100百万円(+43.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,500百万円(△16.4%)
- 直近公表の業績予想からの修正:無し
- 会社予想の前提:特段の為替前提等の詳細は本短信に明記なし(前提は会社の公表資料参照)
- リスク要因:為替変動、原材料価格、海外市場・地政学リスク、顧客設備投資動向(特に機械製品事業)
重要な注記
- 会計方針の変更・会計上の見積りの変更:無し
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有(詳細は添付資料)
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていない(注記あり)
- 監査:四半期連結財務諸表に対する監査(レビュー)は無し
(注)不明な項目は「–」と表記しています。本まとめは公表された決算短信の内容に基づく事実整理であり、投資助言を目的とするものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7856 |
| 企業名 | 萩原工業 |
| URL | http://www.hagihara.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – その他製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.37)」によって自動生成されました。
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