2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 要点(3–5点)
    • 業績総括:2026年3月期(連結)売上高56,474百万円(前期比+13.4%)、営業利益5,805百万円(+18.6%)、経常利益6,157百万円(+16.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益4,995百万円(+25.8%)。増収増益。
    • 決算サプライズ:会社予想・市場予想との比較は資料内に記載なしのため評価不可(–)。ただし特別利益(負ののれん・有価証券売却益・助成金等)で約455百万円計上しており一時要因での上振れ要素あり。
    • セグメントの変化:主力の電子材料・産業用構造材料が大幅に伸長(電子材料売上35,883百円 +14.0%、産業用構造材料13,731百円 +29.3%)。ディスプレイ材料は落ち込み(3,973百円 △19.1%)。
    • 今後の見通し:2027年3月期は会社予想で売上613億円(+8.5%)、営業利益59億円(+1.6%)、経常利益57億円(△7.4%)、当期純利益40億円(△19.9%)と増収だが利益は減益見込み。地政学リスクやエネルギー価格高騰等を想定。
    • 投資家への示唆:増収・収益性改善が継続している一方、設備投資(有形固定資産取得)拡大と短期借入増でキャッシュ・借入構成に変化あり。特別利益を除いた収益力(セグメント別トレンド)と投資(米国子会社設立、工場取得予定)継続が注目点。

基本情報

  • 企業概要
    • 企業名:株式会社有沢製作所(ARISAWA)
    • 主要事業分野:電子材料、産業用構造材料、電気絶縁材料、ディスプレイ材料等の製造・販売(フレキシブル/リジット配線板用材料、FRP圧力容器、航空機用ハニカムパネル、ガラスクロス等)
    • 代表者:代表取締役社長 有沢 悠太
    • 上場市場・コード:東証 5208
    • URL: https://www.arisawa.co.jp/
  • 報告概要
    • 決算発表日:2026年4月30日(決算短信提出日)
    • 対象会計期間:2025年4月1日〜2026年3月31日(通期、連結)
    • 決算説明会資料:作成あり(アナリスト向け説明会あり)
  • セグメント(報告セグメント)
    • 電子材料事業:フレキシブル/リジット配線板用材料等
    • 産業用構造材料事業:FRP圧力容器、航空機用ハニカムパネル、プリプレグ等
    • 電気絶縁材料事業:ガラスクロス、ガラステープ、プリプレグ等
    • ディスプレイ材料事業:3D表示フィルター、偏光利用部材等
  • 発行済株式
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):33,603,924株(2026年3月期)
    • 期中平均株式数:33,178,357株(2026年3月期)
    • 自己株式数(期末):827,640株
    • 時価総額:–(期末株価情報は資料に記載なしのため–)
  • 今後の予定
    • 定時株主総会:2026年6月18日(予定)
    • 配当支払開始日:2026年6月19日(予定)
    • 有価証券報告書提出予定日:2026年6月17日

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績
    • 売上高:56,474百万円(実績、前期比+13.4%)
    • 営業利益:5,805百万円(実績、前期比+18.6%)
    • 純利益(親会社株主帰属):4,995百万円(実績、前期比+25.8%)
  • サプライズの要因
    • 主因:電子材料(スマートフォン、半導体向け)と産業用構造材料(航空機ハニカム、水処理FRP容器)の需要増加等による増収効果および収益改善。
    • 一時要因:特別利益約455百万円(投資有価証券売却益107百万円、負ののれん発生益169百万円、助成金164百万円等)を計上。これらは一時的な上振れ要因。
  • 通期への影響
    • 特別利益を除く実質業績は引き続き主力セグメントの需要に依存。会社は次期(2027年3月期)で売上増を見込むが利益は減益予想(設備投資や費用増、想定為替・地政学リスク等を織り込む)。したがって次期予想の着地は投資進捗と市場需要に依存。

財務指標(主要項目)

  • 要旨(連結、百万円)
    • 売上高:56,474(+13.4%)
    • 営業利益:5,805(+18.6%) 営業利益率:10.3%(前期9.8%)
    • 経常利益:6,157(+16.9%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:4,995(+25.8%)
    • 1株当たり当期純利益(EPS):150.57円(前期119.49円)
  • 収益性指標(資料記載)
    • ROE(自己資本当期純利益率):10.1%(目安:8%以上で良好 → 良好)
    • ROA(総資産経常利益率):8.1%(目安:5%以上で良好 → 良好)
    • 営業利益率:10.3%(業種平均との比較は資料外だが十分高水準)
  • 進捗率分析(四半期進捗は該当資料に分期毎目標がないため一部のみ)
  • キャッシュフロー(連結、千円→概数百万円)
    • 営業CF:3,144百万円(前期4,548百万円 → 減少。売上増だが売上債権増大で回収が先行)
    • 投資CF:△7,091百万円(前期△2,076百万円 → 支出増。主に有形固定資産取得67億93百万円)
    • 財務CF:1,748百万円(前期△4,086百万円 → 短期借入増等で資金調達)
    • フリーCF(営業CF−投資CF):約△3,947百万円(営業CFが投資CFを下回りマイナス)
    • 現金同等物期末残高:14,880百万円(前期16,371百万円、約1,490百万円減少)
    • 営業CF/純利益比率:営業CF3,144 ÷ 税引前当期純利益6,579 ≒ 0.48(目安1.0以上で健全 → 今期は1未満、売上債権増加等で留意)
  • 財務安全性
    • 総資産:81,039百万円(前期71,737百万円)
    • 純資産:50,688百万円(前期48,559百万円)
    • 自己資本比率:62.5%(前期67.7% → 低下したが依然として安定水準、目安40%以上で安定)
    • 有利子負債の変化:短期借入金が増加(4,926 → 10,989百万円)等で負債増加。インタレスト・カバレッジ・レシオ17.3倍(良好)、キャッシュ・フロー対有利子負債比率4.9年
  • 効率性
    • 総資産回転率等の詳細は資料に記載なし(–)。売上増で資産効率は改善傾向と考えられるが、売上債権・在庫の増加で営業CFに圧力。

特別損益・一時的要因

  • 特別利益:455,012千円(約455百万円)内訳:投資有価証券売却益107百万円、負ののれん発生益168.95百万円、助成金収入164.02百万円等。負ののれんは子会社(有限会社有沢建興)株式取得によるもの(負ののれんは特別利益でセグメント利益には含まず)。
  • 特別損失:33,474千円(約33百万円)主に固定資産除却等。
  • 一時的要因の影響:特別利益の計上は当期純利益を押し上げる要因であるため、継続性のない項目を除いたベースでの業績評価が必要。
  • 継続性:負ののれんや有価証券売却益、助成金は一時的で継続性は低い。

配当

  • 配当実績(連結)
    • 2026年3月期:中間配当44円、期末配当78円、年間合計122円、配当総額4,027百万円、配当性向(連結)81.0%、純資産配当率8.1%
    • 備考:期末配当は当初53円から78円に増額修正(増配)して公表。
    • 2027年3月期(会社予想):中間49円、期末49円、年間98円(配当性向想定80.3%)
  • 特別配当:なし
  • 株主還元方針:高配当継続の姿勢。自己株式の取得は小規模実施あり(期中・期末の自己株式増減あり)。

設備投資・研究開発

  • 設備投資(有形固定資産取得)
    • 2026年3月期:6,793百万円(前期2,210百万円 → 大幅増) 主な内容:工場・設備取得(米国での工場取得予定含む)
    • 減価償却費:2,465百万円(前期2,122百万円)
  • 研究開発
    • R&D費用の明細は決算短信に明記なし → R&D費:–(記載があれば補足)
    • 主な開発テーマ:資料記載なし(–)

受注・在庫状況(該当情報がある項目)

  • 在庫状況
    • 商品及び製品:5,774百万円(前期6,117百円)
    • 仕掛品:3,024百万円(前期2,741百万円)
    • 原材料及び貯蔵品:6,817百万円(前期5,748百万円)
    • 棚卸資産増減(CF項目):在庫の増加は営業CFにマイナスの影響(棚卸資産の増減額は▲796,646千円=増加)

セグメント別情報

  • 売上高構成(当連結会計年度、百万円)
    • 電子材料:35,882(構成比:約63.5%) 前期比+14.0% セグメント利益3,559百円(+24.7%)
    • 産業用構造材料:13,731(約24.3%) 前期比+29.3% セグメント利益2,901百円(+64.7%)
    • 電気絶縁材料:2,546(約4.5%) 前期比+3.7% セグメント利益264百円(+55.5%)
    • ディスプレイ材料:3,974(約7.0%) 前期比△19.1% セグメント利益834百円(△51.8%)
  • セグメント戦略・所見
    • 電子材料:スマートフォンや半導体向け需要増で拡大。主力セグメントで収益の牽引役。
    • 産業用構造材料:航空機用ハニカム、FRP圧力容器が好調で高い伸び率。今後も大型案件の有無で業績変動あり。
    • ディスプレイ材料:市場縮小が利益圧迫要因。代替分野へのシフト等が中長期課題。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料に明示的な中期数値目標は記載なし → 進捗判断はセグメント別成長と設備投資(米国進出)を合わせて検討する必要あり。
  • KPI達成状況:ROE10.1%、営業利益率10.3%は収益性向上の成果と見えるが、投資による財務構造の変化を注視。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:同業他社との相対評価は資料に記載なし(–)。電子材料分野は半導体・スマホ需要の影響を受けやすく、特殊材料の技術力が差別化要因。
  • 市場動向:米中等の地政学リスク、原材料・エネルギー価格の高騰をリスク要因として挙げている。

今後の見通し(会社予想・リスク)

  • 2027年3月期(会社予想、連結)
    • 売上高:61,300百万円(+8.5%)
    • 営業利益:5,900百万円(+1.6%)
    • 経常利益:5,700百万円(△7.4%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:4,000百万円(△19.9%)
    • 前提・要因:地政学リスク、エネルギー価格、為替影響等を織り込む。
  • 予想の信頼性:一時的要因が当期に寄与している点、設備投資増(資金調達の比率)を踏まえ、達成可能性は需要動向と投資実行に左右される。過去の予想達成傾向は資料に限定的記載(保守的/楽観的の判断は–)。
  • リスク要因:為替変動、原材料・エネルギー価格上昇、主要顧客の需要変動、海外(米国)事業展開に伴う初期投資・稼働リスク等。

重要な注記

  • 会計方針の変更:なし(注記より)
  • 重要な後発事象:米国子会社設立(Arisawa Manufacturing America Inc.、資本金4,500千USD、出資比率100%、設立日2026/2/25、出資払込完了2026/4/16)。米国で工場取得予定(電子材料・産業用構造材料の現地展開が目的)。
  • その他:期中に有限会社有沢建興の株式取得により負ののれん発生益(168.95百万円)計上。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5208
企業名 有沢製作所
URL http://www.arisawa.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.40)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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