1. 企業情報
企業名: 大本組 (Ohmoto Gumi Co., Ltd.)
概要:
大本組は日本の建設会社で、土木および建築サービスを提供しています。主な事業は土木工事、建築工事、鉄骨造、コンクリート造、電気工事、配管工事、内装工事、造園、解体工事などです。また、土木工事、不動産開発、技術開発、建設コンサルタント業務も行っています。1907年に設立され、本社は岡山にあります。
事業内容:
- 建築: 56%
- 土木: 44%
市場区分: スタンダード（内国株式）
17業種区分: 建設・資材
33業種区分: 建設業
住所: 〒107-8514 東京都港区南青山5-9-15 青山OHMOTOビル
代表者名: 三宅 啓一
設立年月日: 1937年12月19日
従業員数: 不明
平均年齢: 45.2歳
平均年収: 9,060千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題について:
大本組は土木主体の中堅ゼネコンであり、岡山を地盤に全国展開を行っています。無人化施工技術に強みを持ち、土木から建築へシフトする戦略を掲げています。競争上の課題としては、新興企業や大手ゼネコンとの競争が挙げられます。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
経営陣は土木から建築へシフトする戦略を掲げ、岡山を地盤に全国展開を進めています。無人化施工技術に力を入れ、新たな成長分野を開拓しています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
- 土木から建築へのシフト
- 無人化施工技術の開発と導入
- 全国展開による市場拡大
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力など:
大本組の事業モデルは建設業に依存しており、市場ニーズの変化に適応する能力は高いと言える。特に無人化施工技術の開発は、将来の収益モデルの持続可能性に寄与すると予想される。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
無人化施工技術に強みを持ち、この技術革新により競争力を高めている。
収益を牽引している製品やサービス:
土木および建築サービスが主力であり、特に無人化施工技術が新たな成長分野として期待される。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など:
- EPS（会社予想）: 108.41
- BPS（実績）: 4,716.42
- 株価: 2,150.0円
- PER（会社予想）: 19.83倍
現在の株価はBPSと比較すると割高に見えるが、EPS予想に基づくPERは適正水準と言える。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
- 50日移動平均線: 2,118.62円
- 200日移動平均線: 2,233.33円
- 直近10日間の株価は2,146円から2,197円の間で推移しており、50日移動平均線より上にあるため、株価は高値圏にあると言える。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高（過去12か月）: 81,730百万円
- 利益率（過去12か月）: 1.96%
- ROE（過去12か月）: 3.31%
- ROA（過去12か月）: 0.95%
- キャッシュフロー（過去12か月）: -1,320百万円
財務指標は健全であり、ROE、ROAともに業界平均を上回る。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 3.49%
- 配当性向: 52.36%
- 自社株買いなどの株主還元策: 自社株買いを行っており、株主還元に積極的である。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
直近10日間の株価は2,146円から2,197円の間で推移しており、上昇傾向にある。
株価への影響を与える要因など:
業績の好調さ、技術革新による新たな成長分野、株主還元への関心などが株価への影響を与える要因である。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
大本組は土木から建築へシフトする戦略を掲げ、無人化施工技術に強みを持つ建設会社である。財務面では健全であり、ROE、ROAともに業界平均を上回る。株価は高値圏にあり、技術革新による新たな成長分野と株主還元への関心が高まる中、投資家からの関心も高まっている。全体的に、成長性と安定性を兼ね備えた企業と評価できる。
企業情報
| 銘柄コード | 1793 |
| 企業名 | 大本組 |
| URL | http://www.ohmoto.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
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