2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(次期)については「未定(会社予想未開示)」のため、当期実績と会社予想の比較によるサプライズ判定は不可。市場予想との比較データは短信に記載なし。
- 業績の方向性:売上高はほぼ横ばい(±0.0%)だが、営業利益は増益(+15.0%)、経常利益は増益(+10.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益は減益(▲1.0%)。
- 注目すべき変化:包括利益が大幅増加(+52.2%)し、その他有価証券評価差額金等の改善で純資産が増加。自己資本比率は33.9%へ改善(+9.7%)。また、連結営業利益は6期ぶりに20億円台回復。
- 今後の見通し:ホルムズ海峡の事実上の封鎖等による原料調達難と原料価格急騰の影響で次期業績の予測は現時点で困難(会社は通期予想を未定と公表)。同社は生産計画・販売計画・損益計画を見直し中。
- 投資家への示唆:短期的には原料市況・調達リスクと価格転嫁(タイムラグ)が業績に与える影響が最大の論点。財務面では自己資本比率の改善・営業CFの拡大はポジティブだが、設備投資による投資CFの拡大にも注意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:東邦化学工業株式会社
- 主要事業分野:界面活性剤、樹脂、化成品、スペシャリティーケミカル等の化学製品の製造・販売(製品別に事業展開)
- 代表者名:代表取締役社長 中崎 龍雄
- 報告概要:
- 提出日:2026年5月13日
- 対象会計期間:2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日、連結)
- 決算補足説明資料:作成有(TDnetで同日開示)。決算説明会は無。
- セグメント:
- 界面活性剤:香粧原料、プラスチック用添加剤、土木建築用薬剤、紙パルプ用薬剤、農薬助剤、繊維助剤等
- 樹脂:合成樹脂、石油樹脂、樹脂エマルション、アクリレート等
- 化成品:ロジン系乳化重合剤、石油添加剤、金属加工油剤等
- スペシャリティーケミカル:溶剤、電子情報産業用微細加工用樹脂等
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末):21,350,000株
- 期末自己株式数:322,015株
- 時価総額:–(短信記載なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会開催予定日:2026年6月25日
- 配当支払開始予定日:2026年6月26日
- 有価証券報告書提出予定日:2026年6月24日
- 決算説明会:なし(補足資料はあり)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 会社予想との比較:会社予想(当期実績に対する事前予想)の短信本文記載なし → 会社予想未開示(差分計算は省略)
- 売上高:実績 53,625百万円(前年53,613百万円) 前年同期比 ±0.0%(増減額 +12百万円)
- 営業利益:実績 2,088百万円(前年1,815百万円) 前年同期比 +15.0%(増減額 +273百万円)
- 純利益(親会社株主帰属):実績 1,527百万円(前年1,543百万円) 前年同期比 ▲1.0%(減少額 ▲16百万円)
- サプライズの要因(短信本文に基づく):
- 連結子会社(東邦化学(上海))の設備稼働一時休止(建屋補強工事)や、懐集東邦化学での原料相場下落に伴う在庫評価損がセグメント利益の下押し要因。一方、当社単体は売上構成の変化で利益率改善。電子情報産業向け微細加工用樹脂の増収が寄与。
- 通期への影響:次期(2027年3月期)の業績予想は未定。ホルムズ海峡封鎖による原料調達難・価格急騰が継続すれば通期の下押し要因となる可能性が高い(会社は生産・販売・損益計画の見直しを進めている)。
- 対会社予想差分(FSI 翻案):会社予想未開示のため差分記載省略(会社予想未開示)
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 売上高:53,625百万円(前年53,613百万円) 前年同期比 ±0.0%(増減額 +12百万円)
- 売上総利益:8,585百万円(前年8,174百万円)
- 営業利益:2,088百万円(前年1,815百万円) 前年同期比 +15.0%
- 経常利益:1,931百万円(前年1,753百万円) 前年同期比 +10.2%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,527百万円(前年1,543百万円) 前年同期比 ▲1.0%
- EPS(1株当たり当期純利益):72.65円(前年73.42円) 前年同期比 ▲1.1%
- 1株当たり純資産:1,142.84円(前年998.18円) 前年同期比 +14.5%
- 自己資本比率:33.9%(前年30.9%) 前年同期比 +9.7%(改善傾向、ただし40%未満)
- 収益性指標
- 営業利益率:3.9%(前年3.4%) 前年同期比 +14.7%(営業利益率は上昇)
- ROE:–(短信に明示なし)
- ROA:–(短信に明示なし)
- 進捗率分析(四半期決算ではないため該当項目は短信に明記なし)
- キャッシュフロー
- 営業CF:4,400百万円(前年3,296百万円) 前年同期比 +33.5%(増加額 +1,104百万円) — 増加要因:税金等調整前当期純利益・減価償却費・売上債権の減少等
- 投資CF:▲4,598百万円(前年▲2,550百万円) 前年同期比 ▲80.4%(支出増:▲2,048百万円、主に有形固定資産取得4,391百万円)
- 財務CF:▲421百万円(前年▲1,861百万円) 前年同期比 +77.4%(支出減:改善、短期/長期借入の純増等が影響)
- フリーCF(営業CF−投資CF):4,400 − 4,598 = ▲198百万円(当期)
- 営業CF/純利益比率:営業CF 4,400 / 税引前当期純利益ベース2,076 ≒ 2.12(1.0以上で健全)
- 現金同等物期末残高:5,148百万円(前年5,704百万円) 前年同期比 ▲9.7%(減少額 ▲556百万円)
- 四半期推移(QoQ):短信は年次データ中心のため、QoQの記載なし
- 財務安全性
- 自己資本比率:33.9%(改善、目安の40%には届かず)
- 流動比率・負債比率:短信に明示なし(流動資産合計35,891百万円、流動負債合計23,390百万円のため簡易流動比率 ≒ 153.5%)
- 効率性:総資産は70,824百万円へ増加(+4.4%)、総資産回転率等の詳細は短信に明示なし
- セグメント別(売上高・営業利益:前年同期比)
- 界面活性剤:売上高 25,460百万円(▲3.2%)、セグメント利益 791百万円(+7.3%)
- 樹脂:売上高 4,831百万円(+0.3%)、セグメント利益 98百万円(+5.4%)
- 化成品:売上高 6,566百万円(▲0.1%)、セグメント利益 302百万円(+282.3%)
- スペシャリティーケミカル:売上高 16,558百万円(+5.0%)、セグメント利益 789百万円(▲17.3%)
- 財務の解説(短信に基づく要約)
- 総資産増は固定資産(有形固定資産・投資その他の資産)の増加が主因。純資産増(利益剰余金の増加・その他包括利益の増加)により自己資本比率は改善。営業CFは増加する一方、設備投資により投資CFが拡大しフリーCFはややマイナス。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:投資有価証券売却益 240百万円(当期)
- 特別損失:固定資産廃棄損 95百万円(当期)、懐集東邦化学における在庫評価損(原料相場下落による)を短信本文で指摘(該当金額は注記・本文参照)
- 一時的要因の影響:子会社の設備停止や在庫評価損が営業利益に影響。一時的要因を除いた場合でも、製品構成や原料価格の影響で地域・製品ごとに差が見られる。
- 継続性の判断:在庫評価損は原料相場の変動に依存するため、継続性は市況次第。設備増設関係の稼働調整は短期的要因だが、容量増強は中長期的には収益寄与の可能性あり。
配当
- 配当実績と予想:
- 期末配当(2026年3月期):22.00円(1株当たり、既に公表)
- 年間配当(連結):22.00円(前年合計20.00円) 前年同期比 +10.0%(増額 +2.00円)
- 配当金総額:462百万円(前年420百万円)
- 配当性向(連結):30.3%(前年27.2%)
- 次期配当:未定(業績予想が可能になり次第公表)
- 特別配当の有無:なし
- 株主還元方針:配当充実と内部留保のバランス(内部留保は研究開発・設備投資・財務体質強化に充当)
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 有形固定資産の取得による支出:4,391百万円(当期、前年2,846百万円) 前年同期比 大幅増(設備投資拡大)
- 減価償却費:2,805百万円(当期)
- 主な内容:連結子会社(上海)の加圧反応設備増設に伴う建屋補強等(稼働休止を伴う)
- 研究開発:
- R&D費用:短信に明示なし(–)
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 受注状況:受注高・受注残高の記載なし(–)
- 在庫状況:
- 商品及び製品:12,563百万円(前年12,636百万円) 前年同期比 ▲0.6%(▲73百万円)
- 原材料及び貯蔵品:3,901百万円(前年4,048百万円) 前年同期比 ▲3.6%(▲146百万円)
- 短期的には在庫の評価・構成変化が発生(在庫評価損の発生が一部子会社で確認)
セグメント別情報
- セグメント別売上高・利益(前期比)
- 界面活性剤:売上 25,460百万円(▲3.2%)、利益 791百万円(+7.3%)
- 樹脂:売上 4,831百万円(+0.3%)、利益 98百万円(+5.4%)
- 化成品:売上 6,566百万円(▲0.1%)、利益 302百万円(+282.3%)
- スペシャリティーケミカル:売上 16,558百万円(+5.0%)、利益 789百万円(▲17.3%)
- 地域別売上(短信記載):日本中心、アジアの比率も有(詳細はセグメント表参照)
- セグメント戦略:短信では商品別での販売動向(電子情報産業向けなど)の回復・弱含みを説明。各セグメントで販売先・用途別に増減が混在。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:短信に中期計画の進捗数値は記載なし(会計基準等の選択は日本基準を継続適用)
- KPI達成状況:短信に明示なし(–)
競合状況や市場動向
- 市場動向(短信記載):
- 半導体市況の回復により半導体向け製品は堅調。
- 石油化学製品は中国の過剰生産・輸出拡大で厳しい環境が継続。
- ホルムズ海峡事案に伴う原料供給・価格の不安定化が短中期のリスク要因。
- 競合他社との比較:短信に同業他社比較は記載なし(–)
テーマ・カタリスト
(短信本文に明示されている事項のみ)
- 短期的な成長分野:電子情報産業向け微細加工用樹脂の販売回復(第3四半期以降復調、通期増収)。
- 中長期的な成長分野:連結子会社の設備増設(上海での加圧反応設備増設)による将来的な生産能力拡大(建屋補強工事の実施は短期的には稼働停止を伴う)。
- リスク要因:原料調達難・原料価格急騰(ホルムズ海峡封鎖の影響)、中国の石油化学製品の供給過剰、為替動向(為替換算調整勘定が増加している点は影響あり)。
注視ポイント
- 通期予想に対する進捗率と達成可能性:次期通期予想は未定のため進捗率は評価不能。短信で示される主要変数は「原料価格・調達状況」「販売計画の見直し」「価格転嫁の進捗」で、これらの見通しが明確化した時点で通期見通しを開示するとしている。
- 主要KPIの前期同期比トレンド(短信記載のみ):営業利益率は改善(3.9%、前年3.4%)、営業CFは増加、投資CFは拡大(設備投資増)。
- ガイダンス前提条件の妥当性:次期見通しが未定のためガイダンス前提は提示なし。短信中の前提としては「原料の調達状況・価格転嫁」を前提条件に計画を見直す旨の言及あり。
- その他留意点:上海での設備増設に伴う一時的稼働停止や、懐集東邦化学での在庫評価損が短期業績に影響。設備投資の回収タイミングと価格転嫁の実行が要監視ポイント。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正有無:2027年3月期の連結業績予想は「未定(合理的に算定困難のため未定)」と表明。従って現時点で修正の提示なし。
- 次期予想(発表されている場合):未定
- 会社予想の前提条件(短信に明示されているもの):原料の調達状況、原料価格の動向および売価への価格転嫁状況(為替等も影響)。
- 予想の信頼性:短信には過去の予想達成傾向のコメントは限定的(業績予想は当該前提に依存し達成を約束するものではない旨)。
- リスク要因(短信に明示されているもの):為替変動、原料調達・価格変動、中東情勢の影響、中国の需給動向など。
重要な注記
- 会計方針:会計基準等の改正に伴う会計方針の変更はなし。会計上の見積りの変更・修正再表示もなし。日本基準を継続適用。
- その他:決算短信は監査対象外、決算補足説明資料はTDnetで開示。重要な後発事象は短信に該当なし。
(不明な項目は — と表記しました。)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4409 |
| 企業名 | 東邦化学工業 |
| URL | http://www.toho-chem.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.50)」によって自動生成されました。
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