2026年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:経常利益および当期純利益は市場外要因(電力先物の評価益)により大幅上振れ。経常利益3,150百万円(前年同期比 +339.3%)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,206百万円(前年同期比 +311.2%)。一方、営業利益は810百万円(前年同期比 ▲10.2%)で減益。
- 業績の方向性:売上増(増収)だが営業段階の採算悪化により営業利益は減少(増収減益)。
- 注目すべき変化:デリバティブ評価益2,455百万円の計上が経常・当期利益を大幅押上げ(非営業性・評価益)。発電所のメンテナンス費・灰処理費、人件費・減価償却費の増加が営業利益を圧迫。
- 今後の見通し:通期予想(変更なし)に対する進捗は売上高75.1%、営業利益57.9%と営業面の進捗が遅い。一方で当期純利益は通期予想を既に大幅超過(進捗350.2%)しており、評価益の期末以降の状況により通期見通しの達成感は変動し得る。
- 投資家への示唆:今回の利益拡大は評価益(非継続性リスク)による面が大きく、営業本業の採算動向(発電所の稼働/メンテナンス・灰処理費・固定型契約のマージン圧迫)を注視する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社エフオン
- 主要事業分野: 省エネルギー支援サービス事業、グリーンエナジー事業(発電・山林)、電力小売事業
- 代表者名: 代表取締役社長 島崎 知格
- URL: https://www.ef-on.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日: 2026年5月12日
- 対象会計期間: 2026年6月期 第3四半期累計(2025年7月1日~2026年3月31日)
- セグメント:
- 省エネルギー支援サービス事業: 省エネ関連の設備工事・支援サービス
- グリーンエナジー事業: 発電(複数発電所)、山林事業(原木生産)
- 電力小売事業: 電力の販売(市場連動型および固定単価型契約)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数: 21,635,144株
- 期中平均株式数(四半期累計): 21,155,595株
- 期末自己株式数: 479,560株
- 今後の予定:
- IRイベント: 決算説明会は「無」(開催なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想は通期:売上高19,500百万円、営業利益1,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益630百万円、予想修正なし)
- 売上高(累計): 14,659百万円 → 通期予想に対する達成率 75.1%
- 営業利益(累計): 810百万円 → 通期予想に対する達成率 57.9%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益(累計): 2,206百万円 → 通期予想に対する達成率 350.2%
- サプライズの要因:
- プラス要因: 電力先物価格の上昇に伴うデリバティブ評価益2,455百万円(営業外収益)計上が経常・当期利益を大幅押上げ。
- マイナス要因(営業面): 発電所のメンテナンス費増加、灰処理費単価上昇、山林事業での人件費・減価償却費増等により営業利益は減少。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を修正していないが、評価益は未到来期間の評価変動によるため非継続的リスクがあり、今後の先物価格動向で通期最終数値は変動し得る。
- 対会社予想差分(会社予想は通期数値が短信本文に明示されているため、累計実績との単純差分を記載)
- 売上高: 実績14,659百万円 vs 会社予想19,500百万円 → 差分 −4,841百万円(予想比率 −24.8%)
- 営業利益: 実績810百万円 vs 会社予想1,400百万円 → 差分 −590百万円(予想比率 −42.1%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 実績2,206百万円 vs 会社予想630百万円 → 差分 +1,576百万円(予想比率 +250.2%)
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 損益(第3四半期累計):
- 売上高: 14,659百万円(前年同期比 +13.4%)
- 売上原価: 13,128百万円
- 売上総利益: 1,530百万円
- 販管費: 720百万円
- 営業利益: 810百万円(前年同期比 ▲10.2%)
- 営業外収益: 2,594百万円(うちデリバティブ評価益 2,455百万円)
- 経常利益: 3,150百万円(前年同期比 +339.3%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 2,206百万円(前年同期比 +311.2%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 104.30円(前年同期 25.24円、前年同期比 +313.0%)
- 貸借対照表(第3四半期末)
- 総資産: 46,373百万円(前期末 44,576百万円)
- 純資産: 20,718百万円(前期末 18,684百万円)
- 自己資本比率: 44.7%(安定水準)
- 収益性指標(注:以下は第3四半期累計ベースの簡易算出)
- 営業利益率: 810 / 14,659 = 5.5%(業種平均と比較は個別判断が必要)
- ROE(累計ベース): 2,206 / 20,718 = 10.7%(良好: 10%以上)
- ROA(累計ベース): 2,206 / 46,373 = 4.8%(目安の5%未満)
- 進捗率分析(累計→通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率: 75.1%
- 営業利益進捗率: 57.9%
- 親会社株主に帰属する当期純利益進捗率: 350.2%(評価益の影響)
- 過去同期間との比較: 売上は増収だが営業利益は前年同期比で低下(営業採算の悪化)
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(短信注記)。個別項目より:
- 現金及び預金: 4,925百万円(前期末 5,765百万円)→ 減少840百万円
- デリバティブ債権(評価差額): 3,263百万円(前期末 215百万円)に増加(評価益反映)
- 減価償却費(累計): 1,725百万円
- フリーCF、営業CF等の金額は非開示のため算出不能
- 営業CF/純利益比率: 算出不能(営業CF非開示)
- 四半期推移(QoQ): 四半期別の詳細数値は短信に四半期単独の推移表はなく、QoQ変化率は算出不能
- 財務安全性
- 自己資本比率: 44.7%(安定水準)
- 負債合計: 25,655百万円(長期借入金 18,880百万円)
- 流動比率(参考): 流動資産11,928 / 流動負債6,085 ≒ 196%(良好)
- 負債/純資産比: 25,655 / 20,718 ≒ 1.24倍
- 効率性: 総資産回転率等の詳細は非開示
- セグメント別概況(後述参照)
特別損益・一時的要因
- 特別利益: デリバティブ評価益 2,455百万円(営業外収益) — 電力先物の未到来期間における評価益
- 特別損失: 明示的な特別損失の計上なし
- 一時的要因の影響: 評価益は営業外の評価益であり、時点評価による変動要因が大きく継続性は不確実(将来的に逆方向に働く可能性あり)
- 継続性の判断: 評価益は市場価格に依存するため継続性は低いと判断される(短信の記載に基づく)
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当: 0.00円(第2四半期末)
- 期末配当(予想): 8.00円
- 年間配当予想: 8.00円
- 配当利回り: –(株価情報が短信に記載なし)
- 配当性向(会社予想ベース): 配当8.00円 / 1株当たり当期純利益(予想)29.78円 = 26.9%
- 特別配当の有無: 無
- 株主還元方針: 自社株買い等の記載なし(特段の記載無し)
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 設備投資額: 明示なし(短信では具体額非開示)
- 主な投資内容: 山林事業の設備・機器導入、発電所の維持管理・メンテナンス(記載あり)
- 減価償却費: 1,725百万円(累計)
- 研究開発:
- R&D費用: 明示なし(非開示)
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 受注状況: 受注高・受注残高の数値は非開示
- 在庫状況:
- 棚卸資産(貯蔵品): 1,071百万円(前期 1,037百万円)
- 山林事業原木素材生産量: 前期比 +29.6%(短信明記)
- 在庫回転日数: 非開示
セグメント別情報
- 省エネルギー支援サービス事業:
- 売上高: 897百万円(前年同期比 +547.0%)
- セグメント利益: 34百万円(前年同期比 +85.1%)
- コメント: 継続プロジェクト堅調、グループ会社への内部売上増加が寄与
- グリーンエナジー事業:
- 売上高: 12,693百万円(前年同期比 +4.7%)
- セグメント利益: 680百万円(前年同期比 ▲28.0%)
- コメント: 送電量は約2割向上する一方、メンテナンス費、灰処理費、人件費等の増加で収益を圧迫
- 電力小売事業:
- 売上高: 4,296百万円(前年同期比 +78.0%)
- セグメント利益: 171百万円(前年同期は▲7百万円の損失 → 黒字化)
- コメント: 契約電力量拡大で売上増。固定単価型契約の増加により将来の市場高騰リスクをヘッジするため一部電力先物で固定化(デリバティブ取引)
- 地域別売上: 明示なし(国内/海外比等は非開示)
競合状況や市場動向
- 市場動向: 電力市場は中東情勢等の影響で先物価格上昇。固定単価型契約の増加に伴う調達リスク(市場価格上昇時の原価上昇)に言及あり。
テーマ・カタリスト
(短信本文に明示されている内容のみ)
- 短期的な成長分野:
- 電力小売事業における契約電力量拡充(固定単価型・市場連動型の両面)
- 山林事業の原木素材生産量増加(前期比 +29.6%)
- 省エネルギー支援サービスの設備更新・グループ内工事完了による売上増
- 中長期的な成長分野:
- グリーンエナジー(グループ発電所の供給拡大)を軸とした再生可能エネルギー関連事業の拡大(短信の事業説明に基づく)
- リスク要因(短信本文に明記されたもののみ):
- 燃料調達の困難(例:エフオン新宮の燃料調達厳しさ)
- 灰処理費用単価上昇
- 発電所の計画外停止・落雷等による稼働影響
- 固定単価型販売契約の増加による市場高騰時の原価上昇リスク
- 電力先物評価の変動(評価益・評価損の発生)
注視ポイント(次四半期に向けた論点)
(PDF(短信本文)に記載のある変数のみで論じる)
- 通期予想に対する進捗率と達成可能性:
- 売上高進捗75.1%は順調だが、営業利益進捗57.9%と営業面は遅れ。営業利益のQ4での回復が必要。
- 主要KPIの前期同期比トレンド:
- 送電電力量は前期比約20%向上、山林原木生産量 +29.6%、だが利益率は低下している点を注視。
- ガイダンス前提条件の妥当性:
- 会社は通期予想を修正していないが、先物評価益(非継続的)や燃料調達コスト・灰処理費の上昇が業績に与える影響を前提にした慎重な監視が必要。
- その他留意点:
- デリバティブ評価益は未到来期間の評価であり、期末時点の市場変動で大きく変わる可能性がある(利益の源泉を適切に把握すること)。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正有無: 無(会社は通期予想を据え置き)
- 通期予想(会社発表): 売上高19,500百万円、営業利益1,400百万円、経常利益900百万円、親会社株主に帰属する当期純利益630百万円、1株当たり当期純利益29.78円
- 会社予想の前提条件: 明示的な為替・原油等の数値前提は短信に記載なし(一般的な市場動向注記あり)
- 予想の信頼性: 今回は評価益による利益押上げが大きく、評価益は変動要因のため通期の純利益見通しは先物価格動向次第で変動しやすい。営業利益の進捗が通期見通し達成の鍵。
- リスク要因(短信本文に明記のもの):
- 燃料調達問題、発電所のメンテナンス・停止リスク、灰処理費の上昇、固定単価契約に伴う市場高騰時の損失リスク、電力先物の評価変動
重要な注記
- 会計方針: 変更なし(短信注記)
- その他: 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(短信注記)。添付資料の決算説明会資料作成・開催とも「無」。
(注記)本まとめは提供された決算短信(2026年6月期 第3四半期累計)本文のみを参照して整理したものであり、投資助言を行うものではありません。数値は百万円未満切捨ての短信表記に基づく。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9514 |
| 企業名 | エフオン |
| URL | http://www.ef-on.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 電力・ガス – 電気・ガス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.65)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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