概要
味の素株式会社は、調味料、食品、冷凍食品、ヘルスケア製品を開発・製造・販売する総合食品会社です。調味料、冷凍食品、ヘルスケア製品を主力とし、世界各地で事業を展開しています。代表的な製品には、調味料「AJI-NO-MOTO」、冷凍食品「AJINOMOTO FRESH FROZEN」、ヘルスケア製品「amino VITAL」などがあります。
事業内容
- 調味料・食品: 調味料、栄養・加工食品、ソリューション&イングリディエンツ
- 冷凍食品: 冷凍食品
- ヘルスケア等: 医薬用・食品用アミノ酸、バイオファーマサービス&イングリディエンツ、ファンクショナルマテリアルズ（電子材料等）、その他
- その他: 飼料用アミノ酸、スポーツニュートリション、パーソナルケア素材、メディカルフード、農業サービス等
企業概要
- 企業名: 味の素株式会社
- 設立年月日: 1925年12月17日
- 代表者名: 藤江太郎
- 従業員数: 34,862人
- 市場区分: プライム（内国株式）
- 住所: 〒104-8315 東京都中央区京橋1-15-1
業界内での競争優位性や課題
味の素は世界的な調味料市場で最大手であり、特に「AJI-NO-MOTO」ブランドは非常に強力です。冷凍食品やヘルスケア製品においても高いシェアを持ち、多角化戦略により安定した収益基盤を確保しています。しかし、競争の激しい市場では新製品の開発や市場ニーズの変化への対応が課題となっています。
経営陣が掲げるビジョンや戦略
味の素は持続可能な成長を目指し、グローバルな事業拡大とイノベーションを推進しています。特にデジタル化や新製品開発に重点を置いています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野
- グローバル事業拡大: 新興市場への進出と既存市場でのシェア拡大
- イノベーション: 新製品開発と技術革新
- 持続可能性: 環境への配慮とサステナビリティ
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力
味の素の収益モデルは多角化により安定しており、調味料、食品、冷凍食品、ヘルスケア製品の各セグメントから収益を得ています。市場ニーズの変化に対応するため、新製品開発と既存製品の改良に力を入れています。
技術開発の動向や独自性
味の素は食品加工技術やヘルスケア分野での技術革新に注力しており、特にアミノ酸の研究開発に強みを持っています。
収益を牽引している製品やサービス
主力製品として「AJI-NO-MOTO」調味料、冷凍食品「AJINOMOTO FRESH FROZEN」、ヘルスケア製品「amino VITAL」が挙げられます。
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など
- EPS（会社予想）: 187.14円
- BPS（実績）: 1,529.08円
現在の株価6,400円はEPS187.14円を基準とするとPERは34.20倍と高値圏にあります。
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
直近10日間の株価を見ると、6,400円から6,439円の高値圏内で推移しており、上昇傾向にあります。
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価
- 売上高（過去12か月）: 1.5兆円
- 利益率: 6.08%
- ROE（過去12か月）: 12.50%
- ROA（過去12か月）: 5.68%
過去数年で売上高、利益率、ROE、ROAは安定しており、財務状況は良好です。
配当利回りや配当性向の分析
- 配当利回り（会社予想）: 1.25%
- 配当性向: 43.36%
安定した配当利回りと適切な配当性向を維持しています。
自社株買いなどの株主還元策
自社株買いを実施しており、株主還元に積極的です。
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）
直近10日間の株価は上昇傾向にあり、特に1月6日から1月10日の間で上昇しました。
株価への影響を与える要因など
市場環境、業績予想、新製品の発表などが株価に影響を与える要因となっています。
11. 総評
味の素は調味料、食品、冷凍食品、ヘルスケア製品を主力とする総合食品会社で、世界的な市場シェアを誇ります。持続可能な成長を目指す経営戦略と技術革新により、収益モデルは安定しています。財務状況は良好で、株主還元も積極的です。現在の株価は高値圏にあり、テクニカル分析から上昇傾向が続いています。全体的な見解として、投資対象として魅力的な企業です。
企業情報
| 銘柄コード | 2802 |
| 企業名 | 味の素 |
| URL | http://www.ajinomoto.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
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