2026年6月期 第3四半期決算短信[IFRS](連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:売上収益は会社想定と概ね整合(前年同期比 +0.2%)、利益は想定より下振れ感(営業利益・当期利益とも大幅減)。会社は通期予想の修正を行っていない(下方修正:無)。
- 業績の方向性:増収減益(売上 +0.2%、営業利益 ▲53.6%、親会社帰属四半期利益 ▲60.7%)。
- 注目すべき変化:TCG事業が堅調で売上を牽引する一方、DX事業で前期の大型案件の反動により利益が大幅に低下(DXの本社費配賦後利益は前年同期比 ▲59.6%)。
- 今後の見通し:通期予想の修正はなし。通期に対する進捗は売上高71.9%、営業利益55.1%、親会社帰属当期利益51.2%で、売上は順調だが利益・キャッシュの進捗に注意が必要。
- 投資家への示唆:TCGの成長はポジティブ材料だが、DXの受注変動と営業キャッシュフローのマイナス化(営業CF:△243,317千円)を踏まえ、利益率・CF回復の見通しが重要。非継続事業・一時項目を除くNon-GAAP調整(M&A費用5百万円等)にも留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社スカラ
- 主要事業分野:DX事業(SaaS/ASP、AI等)、人材事業(体育会系等の新卒・中途採用支援)、TCG事業(トレーディングカードのリユースEC「遊々亭」運営)、インキュベーション事業(事業創出・投資・官民共創)
- 代表者名:取締役 代表執行役社長 新田 英明
- その他:中期経営計画2026-2028(5つの重点テーマ)を掲げ推進中
- 報告概要:
- 提出日:2026年5月15日
- 対象会計期間:第3四半期連結累計(2025年7月1日~2026年3月31日)
- 決算補足説明資料:作成有(同日当社サイト掲載)、決算説明会:無
- セグメント:
- DX事業:IT/AI/IoT を活用したDX推進、SaaS/ASP 提供(「i-ask」「i-search」「Webソリューション」等)
- 人材事業:体育会系を中心とした新卒・中途採用支援
- TCG事業:トレーディングカードの買取・販売、リユースEC「遊々亭」
- インキュベーション事業:M&A、自治体連携の新規事業創出、インパクト投資等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):17,768,859株(2026年6月期3Q)
- 期末自己株式数:650,014株(2026年6月期3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):17,358,007株(2026年6月期3Q)
- 今後の予定:
- 決算発表:2026年5月15日(今回)
- IRイベント:決算補足説明資料は同日掲載(決算説明会は開催なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社発表の通期予想との比較・達成率)
- 売上高:当第3四半期累計 6,334百万円 / 通期予想 8,800百万円 → 達成率 71.9%
- 営業利益:当第3四半期累計 347百万円 / 通期予想 630百万円 → 達成率 55.1%
- 親会社の所有者に帰属する当期利益:当第3四半期累計 210百万円 / 通期予想 410百万円 → 達成率 51.2%
- サプライズの要因:
- 売上はTCG事業の好調(遊々亭20周年キャンペーンなど)により前年並みを確保。
- 利益が大幅減少した主原因はDX事業で前期に大型案件があった反動により売上および利益が低下した点。
- 非継続事業の影響や一時的収益の消失も営業利益・当期利益の減少に寄与。
- 通期への影響:会社は業績予想の修正を行っておらず、売上の進捗は良好だが、営業利益進捗率55.1%・当期利益進捗率51.2%であるため、下期での利益回復が不可欠。現時点で予想達成には下期の利益回復と営業CF改善が前提。
- 対会社予想差分(通期予想との比較、短信本文の数値に基づく)
- 売上収益:当第3四半期累計 6,334百万円 vs 通期予想 8,800百万円 → 差分 △2,466百万円(▲28.0%)
- 営業利益:当第3四半期累計 347百万円 vs 通期予想 630百万円 → 差分 △283百万円(▲44.9%)
- 親会社帰属当期利益:当第3四半期累計 210百万円 vs 通期予想 410百万円 → 差分 △200百万円(▲48.8%)
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 売上収益(継続事業):6,334,732千円(前年同期 6,323,025千円、前年同期比 +0.2%)
- 営業利益(IFRS):347,546千円(前年同期 748,848千円、前年同期比 ▲53.6%)
- 税引前四半期利益:326,820千円(前年同期 722,942千円、前年同期比 ▲54.8%)
- 四半期利益(継続事業):215,327千円(前年同期 535,423千円、前年同期比 ▲59.8%※継続事業ベース)
- 親会社に帰属する四半期利益:210,026千円(前年同期 534,798千円、前年同期比 ▲60.7%)
- 1株当たり四半期利益(基本、IFRS):12.10円(前年同期 30.81円、前年同期比 ▲60.7%)
- 収益性指標
- 売上高:6,334百万円(前年同期比 +0.2%)
- 営業利益:347百万円(前年同期比 ▲53.6%)
- 営業利益率:347 / 6,334 = 5.5%(営業利益率 5.5%)
- 経常(税引前)利益:326.8百万円(前年同期比 ▲54.8%)
- 純利益(親会社帰属):210.0百万円(前年同期比 ▲60.7%)
- EPS(通期予想ベースの基本1株当たり当期利益):会社通期予想EPS 23.62円(通期予想ベース)
- 収益性指標(ROE/ROA)
- ROE(会社通期予想ベース):410百万円 / 4,652.869百万円 = 約8.8%(目安:8%以上で良好)※通期予想当期利益ベースで算出
- ROA(会社通期予想ベース):410百万円 / 9,449.053百万円 = 約4.3%(目安:5%以上で良好)
- 注記:上記は「通期予想当期利益」を分子に用いた参考値
- 進捗率分析(当第3四半期累計 vs 会社通期予想)
- 売上高進捗率:71.9%
- 営業利益進捗率:55.1%
- 親会社帰属当期利益進捗率:51.2%
- 過去同期間との比較:売上はほぼ横ばいだが、利益・利益率は大幅悪化(前年同期比)
- キャッシュフロー
- 営業CF:△243,317千円(前期同期間 476,985千円 → 前年同期比 ▲151.0%)
- 投資CF:110,370千円(前期同期間 102,255千円 → 前年同期比 +7.9%)
- 財務CF:△732,545千円(前期同期間 △2,581,732千円)
- フリーCF(営業CF – 投資CF):△353,687千円(前期同期間 +374,730千円 → 前年同期比 ▲194.5%)
- 営業CF/純利益比率(目安1.0以上):営業CF △243,317 / 継続事業からの四半期利益 215,327 = △1.13(1.0未満、マイナス)
- 現金同等物残高(期末):3,721,687千円(前連結会計年度末 4,586,809千円 → 減少 △865,122千円、▲18.9%)
- 四半期推移(QoQ):当短信に明示された前期(直近四半期)単独のQoQ推移は記載なし(–)。
- 財務安全性
- 資産合計:9,449,053千円
- 資本合計:4,689,966千円
- 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率):49.2%(安定水準、目安:40%以上で安定)
- 流動比率:流動資産 5,436,341 / 流動負債 3,254,596 = 約167.1%(流動性は良好)
- 負債合計:4,759,086千円(負債/資産比率約50.3%)
- 効率性
- 総資産回転率:売上収益 6,334,732 / 資産合計 9,449,053 = 約0.67回
- 売上高営業利益率の低下が顕著(前年同期比で営業利益率悪化)
- セグメント別(主要数値、前年同期比)
- DX事業:売上収益 3,350百万円(前年同期比 ▲8.2%)、セグメント利益(本社費配賦後)301百万円(前年同期比 ▲59.6%)
- 人材事業:売上収益 833百万円(前年同期比 +9.1%)、セグメント利益(本社費配賦後)124百万円(前年同期比 +7.4%)
- TCG事業:売上収益 1,998百万円(前年同期比 +15.3%)、セグメント利益(本社費配賦後)245百万円(前年同期比 +7.2%)
- インキュベーション事業:売上収益 154百万円(前年同期比 ▲14.2%)、セグメント損益(本社費配賦後)△40百万円(改善)
- 財務の解説(要旨)
- 総資産は前期末比で減少(主因:現金同等物の減少等)。
- 資本は自己株式取得および配当支払等で減少。
- 営業CFが大幅マイナスになっており、キャッシュ面での注意が必要。
特別損益・一時的要因
- 特別利益:前期に子会社売却や事業整理益が計上されていた(前期は子会社株式売却益や事業整理益が大きく寄与)。
- 特別損失:当第3四半期累計では合同会社SCLキャピタルの清算等に伴う非継続事業の影響(非継続事業からの四半期損益:当期 △94千円)。
- 一時的要因の影響:非継続事業の寄与が減少しており、これが前年同期比で利益の大幅減少の一因。
- 継続性の判断:非継続事業の損益は継続的要因ではなく、Non-GAAPでは除外調整を実施(M&A費用5百万円をNon-GAAPで控除)。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(第2四半期末):8.50円(2026年6月期)
- 期末配当(予想):8.50円
- 年間配当予想:17.00円(直近期の配当予想から修正なし)
- 配当利回り:株価情報未記載のため算出不可(–)
- 配当性向(会社予想ベース):配当 17.00円 / 会社通期予想EPS 23.62円 = 約72.0%(高めの還元水準)
- 特別配当:無
- 株主還元方針:自己株式の取得実績あり(当期に自己株式取得 87,000千円実施)
設備投資・研究開発
- 設備投資:
- 有形固定資産の取得による支出(当第3四半期累計):105,557千円(前期 71,420千円 → 増加)
- 減価償却費:257,784千円(当第3四半期累計)
- 研究開発:
- 無形資産の取得による支出(当第3四半期累計):25,105千円(前期 16,590千円)
- 主な投資内容:国策事業や将来成長を見据えた先行投資(インキュベーション、DX関連)と明記
受注・在庫状況(該当する業種の場合)
- 受注状況:受注高・受注残高の数値は短信本文に明示なし(–)
- 在庫状況:
- 棚卸資産(期末):415,810千円(前連結会計年度末 392,981千円 → 増加 +22,829千円、+5.8%)
- 在庫回転日数:記載なし(–)
- 在庫の質:詳細内訳(仕掛品・製品・原材料)は短信に限定的記載
セグメント別情報
- セグメント別状況(要旨・前年同期比は該当箇所参照)
- DX事業:売上減少・利益大幅減(大型一時案件の前期比反動)。月額ストック収益シフト中。
- 人材事業:採用支援サービス堅調、売上・利益ともに増加(新卒イベント等順調)。
- TCG事業:流通好調、販促施策で売上・粗利ともに増加(創業以来3月は最高の売上高と売上総利益)。
- インキュベーション事業:売上減少だが営業損失は改善。
- 地域別売上:短信に明示なし(–)
- 為替影響:短信に前提としての外貨前提や影響の個別額は記載なし(–)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:2026-2028を公表済み。5つの重点テーマを掲げ、DX・共創・インキュベーション強化等を推進。
- KPI達成状況:短信本文には個別KPIの数値的進捗は限定的(–)。事業ごとの定性的進捗は記載あり(例:TCGの成長、DXの事業構造転換等)。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:短信に具体的な同業他社比較は記載なし(–)
- 市場動向:国内景気は緩やか回復傾向だが国際情勢・資源価格の高騰等で先行き不透明と記載(短信本文より)。
テーマ・カタリスト
(短信本文に明示されている事項のみ)
- 短期的な成長分野:
- TCG事業の販促・ロイヤル化施策(遊々亭20周年キャンペーンで新規集客・売上増)
- 人材事業の採用支援(体育会系・女子学生特化)で堅調な需要
- 中長期的な成長分野:
- DX事業のSaaS/ASP/AI活用によるストック型収益への転換
- インキュベーション事業におけるインパクトファンド運用や官民共創型アクセラレーション(ソーシャルX等)
- リスク要因(短信本文に明記されたもの):
- 米国の政策動向や国際情勢の不安定化、資源価格高騰等による先行き不透明性
- DX事業における大型案件の受注変動(収益の季節性・変動性)
- 非継続事業の売却等による一時的損益の変動
注視ポイント
(次四半期に向けた論点、短信本文に記載の変数のみ)
- 通期予想に対する進捗率と達成可能性:売上進捗71.9%と良好だが、営業利益進捗55.1%、当期利益進捗51.2%のため、下期での利益率回復が必要。
- 主要KPIの前期同期比トレンド:DX事業の売上・利益は前年同期比で減少(売上 ▲8.2%、本社費配賦後利益 ▲59.6%)、TCG・人材は増加。
- ガイダンス前提条件の妥当性:短信内に為替・原材料等の具体前提は記載がない(–)。
- キャッシュ動向:営業CFがマイナス(△243,317千円)であり、フリーCFもマイナス。下期での営業CF改善策と資金繰りに注視。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正有無:直近公表の通期連結業績予想(売上 8,800百万円、営業利益 630百万円、親会社帰属当期利益 410百万円)に変更は無し。
- 次期予想:短信に次期(来期)予想の開示なし(–)。
- 会社予想の前提条件:為替レートや原油価格等の具体数値は短信に明示なし(–)。
- 予想の信頼性:会社は予想未修正。一方、利益・営業CFの現状から下期での利益回復やキャッシュ改善が達成の鍵となる。
- リスク要因:為替・原材料価格の変動、DX事業の受注回復の可否、非継続事業の影響及び一時項目の有無。
重要な注記
- 会計方針:当第3四半期連結累計期間における会計方針の変更なし。
- その他:連結範囲の重要な変更なし(当期中に合同会社SCLキャピタルの清算完了による非継続事業への組替あり)。重要な後発事象はなし。
(注)
- 本資料は提供された決算短信の記載内容に基づいて要約したものであり、投資助言を目的とするものではありません。
- 数値は原資料(決算短信)に基づく。記載のない項目は “–” としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4845 |
| 企業名 | スカラ |
| URL | http://scalagrp.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.1.73)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。