1. 企業情報
- 企業名: 神戸製鋼所
- 設立年月日: 1911年6月28日
- 所在地: 〒651-8585 神戸市中央区脇浜海岸通2-2-4
- 事業内容: 神戸製鋼所は、鉄鋼、アルミ、機械、電力など多岐にわたる事業を展開しており、特に自動車向けの鉄鋼製品に強みを持つ。主な製品には、高強度鋼板、アルミニウム、鋳造・鍛造品、建設機械、電力供給などが含まれる。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内ポジション: 鉄鋼業界で高炉国内3位の地位を持ち、特に自動車向けの製品比率が高い。
- 競争優位性: 幅広い製品ラインと技術力、長年の業界経験が競争優位性を支えている。
- 課題: 世界的な鉄鋼需要の変動や環境規制の厳格化が影響を与える可能性がある。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化すること。
- 中期経営計画: 環境に配慮した製品開発や新技術の導入を進める計画がある。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 鉄鋼製品を中心に、機械や電力事業からも収益を上げている。
- 市場ニーズへの適応: 自動車産業の電動化に対応した新製品の開発を進めている。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 高強度鋼や軽量化素材の開発に注力。
- 主力製品: 自動車向けの高強度鋼板、アルミニウム製品、建設機械などが収益を牽引している。
6. 株価の評価
- 現在の株価: 1,552.5円
- PER: 5.11倍（予想）
- PBR: 0.55倍（実績）
- EPS: 304.02円（予想）
- BPS: 2,806.13円（実績）
- 業界平均PER: 8.0倍、業界平均PBR: 0.6倍
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近の株価は1,552.5円で、年初来高値2,186円、年初来安値1,444円。
- 現在の株価圏: 現在の株価は安値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 2,543,142百万円（過去12か月）
- 純利益: 109,552百万円（過去12か月）
- ROE: 11.12%
- 自己資本比率: 36.2%
- キャッシュフロー: 営業キャッシュフロー57.28百万円（過去12か月）
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 5.80%
- 配当性向: 41.42%
- 自社株買い: 情報なし。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近変動: 株価は直近で安定しているが、過去の高値からは下落傾向にある。
- 影響要因: 世界的な鉄鋼需要や原材料価格の変動が影響を与えている。
11. 総評
神戸製鋼所は、鉄鋼業界での強固な地位を持ち、多様な事業展開を行っている。特に自動車向けの製品に強みがあり、持続可能な社会に向けた取り組みを進めている。しかし、環境規制や市場の変動に対するリスクも存在する。現在の株価は安値圏にあり、PERやPBRは業界平均を下回っているため、投資家にとっては注目の企業と言える。
企業情報
| 銘柄コード | 5406 |
| 企業名 | 神戸製鋼所 |
| URL | http://www.kobelco.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 鉄鋼・非鉄 – 鉄鋼 |
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