1. 企業情報
企業名: ぐるなび株式会社
概要: ぐるなび株式会社は、日本の飲食店向けのウェブ情報サービスを提供する企業です。PCとスマートフォンを通じてレストラン情報を提供するほか、中国のレストラン向けのインターネットベースのPR・マーケティングサポートサービスも提供しています。また、管理・アウトソーシングサービスや福利厚生サービス、食品関連の研究・情報サービス、レストランの経営・計画・運営・管理も行っています。1989年に設立され、東京に本社を置いています。
事業内容:
– ストック型サービス
– スポット型サービス
– プロモーション
– その他
市場区分: プライム（内国株式）
17業種区分: 情報通信・サービスその他
33業種区分: サービス業
Industry: Internet Content & Information
Sector: Communication Services
住所: 〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-1-2 日比谷三井タワー
代表者名: 杉原 章郎
設立年月日: 1989年10月2日
従業員数: 765人
平均年齢: 40.3歳
平均年収: 5,540千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
– 競争優位性: ぐるなびは、日本国内のレストラン情報サイトにおいて大きなシェアを持ち、業界内でのブランド認知度が高い。楽天との提携により、マーケティングや顧客獲得において優位性を持つ。
– 課題: デジタル化の進行に伴い、新興企業との競争が激化。また、収益モデルの多様化や、新型コロナウイルスの影響による業績変動リスクが課題。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
– デジタル化の推進と新規事業の開発
– グローバル市場への進出とローカライズ戦略
– 顧客体験の向上とデータ活用の強化
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
– デジタルマーケティングの強化
– データ分析を活用した顧客サービスの改善
– 海外市場での事業拡大
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
– 収益モデル: 主に飲食店からの課金収入とレストラン向けの販促支援料が主要な収益源。
– 市場ニーズの変化への適応力: デジタル化の進行により、ウェブベースの情報サービスの需要が高まっている。また、データ分析の活用による顧客ニーズの把握が重要視されている。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
– 最新の技術を活用したデータ分析ツールの開発
– 顧客体験を向上させるためのAI・機械学習の導入
収益を牽引している製品やサービス:
– 飲食店情報サイト
– レストラン向けのPR・マーケティングサービス
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
– EPS（会社予想）: (連)3.54
– BPS（実績）: 90.49
– PER（会社予想）: 72.03倍
– 現在の株価: 255.0円
株価の評価:
– EPSとBPSを用いてPERを計算すると、現在の株価に対してPERが72.03倍と高値圏であることがわかります。ただし、業界平均PERが17.0倍であることを考えると、ぐるなびの株価は割高に見えることがあります。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
– 直近10日間の株価推移を見ると、株価は251円から275円の間で変動しており、52週高値392円と比較すると高値圏にあります。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
– 売上（過去12か月）: 13.31B円
– 利益（過去12か月）: -22.96M円
– キャッシュフロー（過去12か月）: 405.9M円
– ROE（過去12か月）: 1.78%
– ROA（過去12か月）: -0.04%
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:
– 売上高は増加傾向にあり、利益は赤字が続いています。キャッシュフローは正で、ROEは上昇傾向にあります。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
– 配当利回り（会社予想）: 0.00%
– 配当性向: 0.00%
自社株買いなどの株主還元策:
– 自社株買いは行われていない。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
– 直近10日間の株価は上昇傾向にあり、特に1月7日から1月15日までの間に上昇が顕著です。
株価への影響を与える要因:
– 業績の見通しや市場環境、楽天との提携強化などが影響を与える可能性があります。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
– 全体的な見解: ぐるなびは、デジタル化が進む中、収益モデルの多様化とデータ活用の強化により、持続可能な成長が見込まれます。ただし、赤字が続いており、株価は割高に見えるため、投資判断には慎重を期す必要があります。直近の株価は高値圏にあり、上昇傾向が続いていますが、業績の改善と株価の割安性を確認した上で投資判断を行うことが推奨されます。
企業情報
| 銘柄コード | 2440 |
| 企業名 | ぐるなび |
| URL | http://www.gnavi.co.jp/company/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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